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2015年不思議の世界(2月10日追記あり)

すでにあちこちのブログで取り上げられた「エコノミスト」の「2015世界はこうなる」の表紙について、私も少し考察してみる。
まず、一番明瞭に思えることだのに、誰も言っていない(と思う)のだが、右上の擬人化された地球の絵は、向かって右側の鼻の高い青白い顔が西側諸国、左側の鼻の低い黄色い顔が東側諸国を表しているのは間違いないだろう。そして、西側諸国の顔が東側諸国の顔を睨んで、苦々しい顔をしてるのは、これも明らかに西側の衰退と東側の繁栄を表していると思う。
面白いのは、画面の中心部分を占める人物群像(明確に東側と西側に、顔色で区別されている。西側はゾンビ的な青白さで、「西側は実は既に死んだも同然」という自嘲がここにはあるのだろう。)の中で、中国の習主席やミャンマーのアウンサンスーチーは青白い顔、つまり「西側の人物」として描かれていることだ。これも「陰謀実在論者」なら、納得できる話だろう。中国のあの異常な発展は西側の後押しあってのものだったはずだ。
習の後ろにいてオバマを見ているスナイパー風の男は、アジア人の茶色い顔で描かれているが、顔貌は安倍総理に似ている。だが、「西側」には入れてもらえないようだ。(笑)なぜスナイパー風なのかと言えば、彼の右翼性が西側から警戒されている、ということか。つまり、オバマにとって、彼はスナイパー的人物と見られている、ということだろうか。プーチンは「西側」の青白い顔色で描かれているが、サングラスで目を隠している。つまり、西側にその本心を見せていない、ということの象徴だろう。
その他、「シンガポール」と書かれているらしい幕を持ったアジア人とか、良く見えないが「青白い顔色」らしく見えるISIS兵士などが人物像として描かれている。仮に青白い顔色で描かれているなら、これはかなり大胆な告白、世界への嘲弄であるが、そこまで冒険的な表現をするかどうか。シンガポール(かどうかは分からない)が今年何か、世界的に重要な意味を持つのかもしれないが、今の段階では推測もできない。しかし、わざわざ字幕を持たせるくらいだから、大きな意味はあると思う。
これらの人物群以外に描かれたものは、「不思議の国のアリス」中のキャラクターとか、「ハメルンの笛吹き」とか原爆とかロケットなどがあるが、一番分かりづらいのが、「スパイダーマン」の意味だろう。2015年が「不思議の国」的な混沌状態(実は、数学的な論理性と整合性が裏にある)になるというのがこの表紙絵にアリスの絵を書き込んだ理由だろうし、ハメルンの笛吹き的な「偽旗作戦」が人々を破滅の方向に向かわせる、というのは既に「シャーリー・エブド」事件などで実現している。だが、スパイダーマンが大きく描かれた意味は分からない。
ネットで拾った画像だと、拡大しても良く見えない細部があるので、今のところ私にできる分析はこれくらいである。私の居住地区は書店などすらない「陸の孤島」なので、「エコノミスト」を買うのもなかなか難しいのである。後は、その雑誌を手元にお持ちの方に分析はお任せしたい。

(追記)人物群の最後列でISIS兵士(これが厳密には最後列か)の前にいる、両手を上げ、白いマスクをして警察官風の帽子をかぶったアジア人の男も目立つが、これは何者か、まったく分からない。しかし、その頭上(左手の上)にある四枚のプロペラを持った奇妙な物体は「ドローンヘリ」というものらしい。先ほど、気まぐれで買った日刊ゲンダイ記事でそれが分かった。その記事は、このエコノミスト表紙の話とはまったく無関係に、「双葉電子工業」の持つラジコン機器技術が世界的に注目されている、という株式投資関連の記事である。そこに載っていたドローンヘリの写真が、まさしくこのエコノミスト表紙の絵と同じであったのである。この表紙には経済関連の事物は少ないから、これはドローン(ラジコンの小型飛行機やヘリ)が、今年中に軍事的に用いられる、ということではないかと私は推測する。まあ、そうでないにしても、アマゾンがドローンヘリを使った配達を実現しそうだ、という話もあるから、株をやる人は双葉電子工業を買っておくのもいいだろう。私のような貧乏人には無縁の話だが。
しかし、早朝に書いたブログ記事と関連する記事(それも滅多にあるような内容ではない。)のある新聞を偶然にその日のうちに買うというのは、これこそシンクロニシティというものだろう。(私は新聞を取っていないし、プロ野球のシーズンが終わってからはスポーツ紙すら買っていない。新聞を買うのは、二、三か月ぶりであった。)


(2月9日追記)「播州武侯祠偏照院」記載の「日本は世界の最先端」記事中に「安倍らしき人物」の拡大画像があったので、私の上記文を少し訂正する。その拡大画像で見ると、安倍のマスクはスナイパーのスコープではなく、「ヴァーチャルリアリティ」を見させる器具のようだ。つまり、安部は現実を見ずに仮想現実のみを見ている阿呆、と嘲笑しているわけである。
なお、以前掲載してあったエコノミスト表紙写真がいつのまにか削除されていた。後で、再掲載できるかどうか試してみる。こんなところにまでネット検閲は及んでいたようだ。
なお、この画像で向かって右後ろにいるISIS兵士は、やはり「青白い顔」、つまり、西側の人間として描かれていた。(笑)図々しいというか、大胆なものである。



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