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金に汚染された心の人々

今日の「つむじ風」ブログに載っていた池田整治氏(元自衛隊将官)の文章は、多くの人に読まれるべき内容を持っているので、転載する。ただし、引用部分以外の民族起源論などは私から見るとあまりに主観的すぎ、空想的すぎて、そのために引用部分の真実性まで懐疑的に見られてしまう可能性があるので、勝手に前後をカットして引用する。

(以下引用)

池田整治氏(元自衛隊将官)の言説はオモシロイ!-転載


私は、自衛官現役時代に意を決して『マインドコントロール』 (ビジネス社)を出版しました。その中で、世界の真実を見るポイントとして、その人がどの「グループ」に入っていて、さらに「お金」が最終的にどこに集まるのかを見ること、と指摘しておきました。
 即ち:
 ①決して表に出ることなく、世界を裏から動かしている真の支配者グループ
 ②真の支配者グループから直接指示を受け、表の世界で実際に動く権力者グループ
 ③真の支配者を知らず、表の権力者のために働く(または働かされる)グループ
 ④上記の構造など一切知らない普通の人々(いわゆる働き蜂・世論を形成)
 ⑤上記の構造を熟知した上で意識向上し、世界をよくする為に活動する人たち(有意の人)

 要するに、「お金」の力で人の「心を支配」する態勢を「世界金融支配体制」と言います。3.11フクシマのお陰で、その馬脚があらわれた事象を二つ紹介します。
 一つは、北海道知事高橋はるみ氏の泊原発運転再開容認です。
 泊には一つの哀しい物語があります。
 泊出身の素敵な女性が東京で素晴らしい男性とめぐり逢い婚約。人生の幸せの最高潮の時、未来の旦那様のご両親からある日呼び出されました。そして、「婚約を解消してほしい…」との突然の申し入れ。ビックリして何故?と聞くと、「貴女は素晴らしい女性だけど、私たちは哀しい孫を見たくないの…」。つまりご両親は、放射能で遺伝子が傷つき、奇形児が生まれることを心配したのです。
 この意味は、よくわかります。1994年の第一次北朝鮮危機の時に、警察からの要望で自衛官として唯一勉強会に参加。特に北朝鮮コマンドの原発攻撃に対処するために、実際に敦賀や玄海の原発に現地調査に行きました。そして安全なはずの原発の実態を見て愕然としました。
 原発は運転を開始すると、100万kw級1基で1秒70tの水で常時核燃料を冷却しなければなりません。その為の海水取り込み用モーターの電源を切ると「メルトダウン」が始まることがわかりました。
 また原発は80kmのパイプのお化けであり、高圧の熱水で2センチの肉厚のパイプも20年で摩耗し、穴が開きます。しかも高放射能で、点検もできない場所があります。
 つまり、老朽化とともに必ず放射能が漏れます。本来原子力潜水艦のエンジンであった原発は、間違っても地震の多発する日本列島に置いてはならなかったのです。3.11フクシマも震度6弱の地震でそのパイプが破損して、ここからも「メルトダウン」が始まったのです。
 津波は、「想定外」というまやかし言葉とともに、引き続き原発を推進するための為政者たちによって犯人にされたのです。
 列島の豊かな自然は、地震と台風の賜でもあるのです。なぜなら地震は、常に新しい「土」を造成する時の陣痛とも言えるからです。これに台風等の豊穣な水が土壌中の微生物を豊かにして、古来より照葉樹林や四季折々豊かな作物をつくることができてきたのです。この基盤があったから、世界唯一の自然と共生する土の縄文文明が発達したのです。
 要するに、津波原因説は典型的なマインドコントロールです。地震直後に、実はフクシマの全職員がバスで一時避難しています。彼らは、「実態」を熟知していたのです。そういう原発の「真実」がこれまで一切、国民にもましてや地元住民にも知らされてこなかったのです。

 もっとも現地記者も地震直後から東京に引き上げています。③グループの彼らは、本当の情報を自分たちの命のためにだけ使い、住民には隠して被曝させたのです。世界の常識なら、これは「刑事事件」として、キチンと訴えるべきものだと私は思います。


 ただし、真実は伝えなくとも原発のトラブルは存在する限り続いてきました。その都度「住民説明会」が行われました。
 その日の泊でもちょっとしたトラブルの説明会が行われ、北電側が一方的に安全だとの説明、シャンシャンで終わるはずでした。

 しかしこの時は、上記の婚約破棄の悲話が村に届いていました。真実は、現代では女性の口コミ情報で流れるのです。この時の会合には、後ろに村の女子中学生・高校生が呼ばれるともなく集まっていました。

 その子どもたちが説明会終了後、「お父さん、お母さん、なんでこんなモノ、村につくったの!」「私たち結婚できるの? 子ども産めるの!」と口々に叫んだのです。この子どもたちの魂からの叫びに、大人は誰も答えることができませんでした。

 高橋県知事など日本の政治家等は、私のいうグループ分けの③に入ります。政治家・官僚・メディアなど、日本の権力者グループです。彼らは、選挙や公では、「住民のため」「国民のため」と言いますが、実際は彼らの「スポンサー」、「自己の利益」のために活動します。
 高橋知事のスポンサーは北電取締役です。今回の決定も、住民の命・健康よりも、北電の利益のために働いたわけです。


 もう一つは建設中の瀬戸内海・上関原発問題です。
 もし、これが稼働すると、1秒70tの吸水時より7度上がった温水高塩素等汚染「海流」が、常時4km先の海洋生物多様海域のある祝島を直撃します。祝島ばかりか、内海のような瀬戸内海も時間とともに汚染されます。そうでなくとも豊後水道には、プルサーマルMox燃料を使った伊方原発がすでに稼働しています。間近の海の中には、活断層があることもわかっています。南海地震で、伊方もフクシマ状態になる恐れがあります。
 こういう状況の中で、3.11フクシマ直後に上関町では町長選挙が行われ、なんと推進派が勝利したのです。その理由が「明快」です。「原発の補助金もらわんと、町はやっていけない」。原発を受け容れると固定資産税や中電による多大な寄付金等で年数十億円の収入が入ります。もっとも固定資産税は公共施設の建設等にしか使えず、しかも期間限定。立派な施設の人件費等維持費は町の負担となり、やがて財政破綻となります。すると、「もう一基」が繰り返されることになります。これを「原発麻薬」といいます。いずれにせよ、お金のために、④の人たちの良心が売られ、「自然」と「健康」そして「未来の命」が失われていくわけです。
 3.11フクシマ以降の放射能汚染問題一つとっても、政府等は国民に真実を知らせず、自分たちの「利権」守りに汲々としています。国民の命を無視して、党利党略、まだエゴで生きています。

 典型的な利権を一つ紹介します。
 3.11フクシマ以降、ある外国籍の日本人が、体内の放射能を排除する優れたキレート剤をわざわざ持ってきてくれました。これに対応した有力政治家は、「俺がこれの利権を持つことになった。お前がそれを認め、さらに義捐金を出すなら、これを日本で使ってもいい」…
 その利権が1%で、日本で100億円売り上げがあれば、その政治家のところに未来永劫1億円入る計算になります。これが「利権」の意味なのです。
 原発、医療、ゼネコン、石油等々、日本にはどれだけの「利権」があるのか、④の普通の人には想像もつきません。
 ただハッキリしているのは、日本でこの利権ができたのは、明治維新以降、為政者たちが江戸時代の誠実で人情溢れる社会構造を壊して、エゴの資本主義を導入してからだということはハッキリわかっています。
 私が、人情溢れる江戸社会に学ぼう、本来の日本に帰ろうという意味はこういう意味もあるのです。

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