「晴耕雨読」から転載。
中沢けいとは、作家の中沢けいだろうと思うが、権力に阿(おもね)らない発言をしたのは立派だ。マスコミに関わる商売は無数にあり、作家などもそうだから、彼らは普通は政治的発言をためらうものだ。
以前は、政治的発言の多い左翼的思想の作家も沢山いたのだが、いつのまにか、そういう作家はマスコミの片隅に追いやられてしまった。もちろん、マスコミの協力無しでは本の売れ行きも芳しくないだろう。まあ、左翼思想そのものが不人気ではあるのだろうが、かと言って国を挙げて右翼路線まっしぐら、というのも気味が悪い。
三島由紀夫は右翼的な作家だが、彼は作家に必要なのは「反時代的精神」だ、と言っていた。つまり、時流というものに、常に「ノー」と言う姿勢だ。これは作家だけではなく、あらゆる人間が心の底に持っておくべきものだろう。別の言い方をすれば、懐疑精神と批判精神である。ただし、一般庶民などがそれを表明するかどうかは別問題である。あなたが「反時代的」な政治的意見を表明すれば、すぐに周囲から孤立することは当然の話であるのだから。
作家には、反時代的な作品を書いてもそれが未来において評価される、という可能性がある。それこそが、作家の真の栄光だろう。
例によって、引用した記事とは無関係な前置きになったが、引用記事は解説不要だろう。
安倍総理やその取り巻きは右翼好きだろうから、かつての軍歌を今回の記事タイトルにした。
「治にいて乱を忘れず」というのが為政者必須の心がけであり、土日祝日には戦争も自然災害も起こらないと決め込んで呆けているような人物は総理をやめなさい、ということだ。
(以下引用)
2014/2/21
「わかっていながら何もしないからみんな怒っているのです。首相の資質、というよりも人として間違っている」 憲法・軍備・安全保障
中沢けい氏のツイートより。
阪神大震災の時に旧首相官邸にはチャンネル式のアナグロテレビしかなくって、自衛隊が上空から撮影した映像を受け取れなかったという反省で、新しい首相官邸には災害対策専門のお部屋を作ったはずなのに、歴代1位の記録的積雪災害にそれを活用した形跡がない。
15日は未明から午前にかけては雪が降っていたけれども、15日午後はヘリコプターが飛べないほどの強風だったかしら?
> そこが論点じゃない。災害時対応としてどうかと問うている。
「内閣総理大臣たる私人としての安倍晋三が何でオリンピック見ながら天ぷらを食べちゃいけないのか、言ってる意味があまりよくわからない」#菅官房長官 #天ぷら辞任 http://t.co/f0TpGcFIR5
14日の段階で甲府の降雪は50センチと予想されていたが、15日午前には100センチを超えていた。
予想の倍の降雪量があったわけで、この段階で甚大な被害を考えることができたはず。
それができていなかったことを問われているわけで。
情報収集にあたる必要があったでしょう。
>泉田裕彦 豪雪対策を担当する国の機関の方々が視察にいらっしゃいました。現在、除雪応援隊を派遣していますが、このような事態は現在の財政制度等で直接的には想定されていません。雪国の状況の説明に併せて、広域応援に対する国の制度改善を要望しました。
> もちろん官邸自ら情報収集にあたるのは当然として、何もしなくても官邸に情報が集まらないはずが無いような。どこかで止まってしまうんですかね?だとしたら末期的
そこが不思議なところなのですよ。
危機感がないと、集めた情報を集約して規模を測ることができないことがあります。
たとえば県知事が作業服を着ても作業するわけではないのですが、その服装が危機感の共有を生み出すということはあります。
> 官房長官マジですかぁ。意味が分からないって。菅官房長官としては首相をかばうよりほかに仕方がないのでしょうけれども、ネットのサポターと同じことを言っているのには苦笑させられます。
2月15日6時53分配信の時事の記事「関東甲信、記録的大雪=甲府1メートル超、東北も警戒―低気圧北上、交通混乱続く」 → http://t.co/8WyOY7GpyZ
この時点で「1894年の観測開始以来最多を記録し、1998年1月の従来記録49センチの2倍を超えた」と
前日の14日に各省庁を集めた対策会議の想定を超える規模の積雪があったことが判明していたわけで、15日午前になんらかの対策会議を首相を含めるかたちで開いていれば、以後は金メダリストと電話で話そうが、天婦羅を食べようがいっこうにかまわないというものだ
2月15日は首相は公邸にいて、午後2時には羽生選手と電話、記者団の取材を受けている。
2時54分に富ヶ谷の私邸に入り、それから16日5時31分に会食のため私邸を出るまでずっと私邸で過ごしていた。
15日日暮れ頃には山梨選出の複数の国会議員が切迫したツイートを打っている
16日13時の内閣府で対策会議は開かれることが決まったのも、国会議員のツイートで流れた。
16日13時の内閣府での対策会議には首相は出席していない。
対策会議の内容を伝える書類(PDF)には「第一報」とある。
つまりこれが実際の積雪があってからの最初の会議
仮に16日13時の内閣府対策会議に首相がいれば、まだ話は別だけど、午後5時49分、東京・赤坂の天ぷら料理店「楽亭」着。
支援者らと会食。
午後7時50分、同所発。
午後8時5分、私邸着。
ということになったのでみんな怒ってます。
羽生選手と電話で話た段階から怒ってた人もいる。
> おはようございます。そのとおりです。わかっていながら何もしないからみんな怒っているのです。首相としての資質が欠けている、というよりも、人として間違っていると思います。
鈍すぎ。
> 危機管理能力以前の問題ですね。大震災の時に安倍が首相でなくてよかったと思います。
困りましたね。
いつなんどきなにがおきるかわからないのに。
> 土日は災害もテロも原発事故も発生しないと思っているようです。首相、都知事、埼玉県知事は。
> 秩父が雪害の緊急事態の最中、上田知事は秩父市長からの自衛隊による救助要請を断りクイズ大会に出場。昨年の優勝チームが雪害で出場不能になった結果の優勝に喜んでいる。「埼玉クイズ王、県職員チーム「SKT48」が圧勝V」 http://t.co/0ZYF1adFqB
むむむ。
首相もだけど、埼玉県知事もか
↓> 僕も最近、この共同代表と同じ印象を持っていた。今の首相は、思想云々以前に、どうも「首相として当然持っているべき知識」を根本的に欠いてるんじゃないか。【「憲法の基本学んでね」 弁護士有志が首相に“教科書”贈る】 http://t.co/kqpWNkacqY
中沢けいとは、作家の中沢けいだろうと思うが、権力に阿(おもね)らない発言をしたのは立派だ。マスコミに関わる商売は無数にあり、作家などもそうだから、彼らは普通は政治的発言をためらうものだ。
以前は、政治的発言の多い左翼的思想の作家も沢山いたのだが、いつのまにか、そういう作家はマスコミの片隅に追いやられてしまった。もちろん、マスコミの協力無しでは本の売れ行きも芳しくないだろう。まあ、左翼思想そのものが不人気ではあるのだろうが、かと言って国を挙げて右翼路線まっしぐら、というのも気味が悪い。
三島由紀夫は右翼的な作家だが、彼は作家に必要なのは「反時代的精神」だ、と言っていた。つまり、時流というものに、常に「ノー」と言う姿勢だ。これは作家だけではなく、あらゆる人間が心の底に持っておくべきものだろう。別の言い方をすれば、懐疑精神と批判精神である。ただし、一般庶民などがそれを表明するかどうかは別問題である。あなたが「反時代的」な政治的意見を表明すれば、すぐに周囲から孤立することは当然の話であるのだから。
作家には、反時代的な作品を書いてもそれが未来において評価される、という可能性がある。それこそが、作家の真の栄光だろう。
例によって、引用した記事とは無関係な前置きになったが、引用記事は解説不要だろう。
安倍総理やその取り巻きは右翼好きだろうから、かつての軍歌を今回の記事タイトルにした。
「治にいて乱を忘れず」というのが為政者必須の心がけであり、土日祝日には戦争も自然災害も起こらないと決め込んで呆けているような人物は総理をやめなさい、ということだ。
(以下引用)
2014/2/21
「わかっていながら何もしないからみんな怒っているのです。首相の資質、というよりも人として間違っている」 憲法・軍備・安全保障
中沢けい氏のツイートより。
阪神大震災の時に旧首相官邸にはチャンネル式のアナグロテレビしかなくって、自衛隊が上空から撮影した映像を受け取れなかったという反省で、新しい首相官邸には災害対策専門のお部屋を作ったはずなのに、歴代1位の記録的積雪災害にそれを活用した形跡がない。
15日は未明から午前にかけては雪が降っていたけれども、15日午後はヘリコプターが飛べないほどの強風だったかしら?
> そこが論点じゃない。災害時対応としてどうかと問うている。
「内閣総理大臣たる私人としての安倍晋三が何でオリンピック見ながら天ぷらを食べちゃいけないのか、言ってる意味があまりよくわからない」#菅官房長官 #天ぷら辞任 http://t.co/f0TpGcFIR5
14日の段階で甲府の降雪は50センチと予想されていたが、15日午前には100センチを超えていた。
予想の倍の降雪量があったわけで、この段階で甚大な被害を考えることができたはず。
それができていなかったことを問われているわけで。
情報収集にあたる必要があったでしょう。
>泉田裕彦 豪雪対策を担当する国の機関の方々が視察にいらっしゃいました。現在、除雪応援隊を派遣していますが、このような事態は現在の財政制度等で直接的には想定されていません。雪国の状況の説明に併せて、広域応援に対する国の制度改善を要望しました。
> もちろん官邸自ら情報収集にあたるのは当然として、何もしなくても官邸に情報が集まらないはずが無いような。どこかで止まってしまうんですかね?だとしたら末期的
そこが不思議なところなのですよ。
危機感がないと、集めた情報を集約して規模を測ることができないことがあります。
たとえば県知事が作業服を着ても作業するわけではないのですが、その服装が危機感の共有を生み出すということはあります。
> 官房長官マジですかぁ。意味が分からないって。菅官房長官としては首相をかばうよりほかに仕方がないのでしょうけれども、ネットのサポターと同じことを言っているのには苦笑させられます。
2月15日6時53分配信の時事の記事「関東甲信、記録的大雪=甲府1メートル超、東北も警戒―低気圧北上、交通混乱続く」 → http://t.co/8WyOY7GpyZ
この時点で「1894年の観測開始以来最多を記録し、1998年1月の従来記録49センチの2倍を超えた」と
前日の14日に各省庁を集めた対策会議の想定を超える規模の積雪があったことが判明していたわけで、15日午前になんらかの対策会議を首相を含めるかたちで開いていれば、以後は金メダリストと電話で話そうが、天婦羅を食べようがいっこうにかまわないというものだ
2月15日は首相は公邸にいて、午後2時には羽生選手と電話、記者団の取材を受けている。
2時54分に富ヶ谷の私邸に入り、それから16日5時31分に会食のため私邸を出るまでずっと私邸で過ごしていた。
15日日暮れ頃には山梨選出の複数の国会議員が切迫したツイートを打っている
16日13時の内閣府で対策会議は開かれることが決まったのも、国会議員のツイートで流れた。
16日13時の内閣府での対策会議には首相は出席していない。
対策会議の内容を伝える書類(PDF)には「第一報」とある。
つまりこれが実際の積雪があってからの最初の会議
仮に16日13時の内閣府対策会議に首相がいれば、まだ話は別だけど、午後5時49分、東京・赤坂の天ぷら料理店「楽亭」着。
支援者らと会食。
午後7時50分、同所発。
午後8時5分、私邸着。
ということになったのでみんな怒ってます。
羽生選手と電話で話た段階から怒ってた人もいる。
> おはようございます。そのとおりです。わかっていながら何もしないからみんな怒っているのです。首相としての資質が欠けている、というよりも、人として間違っていると思います。
鈍すぎ。
> 危機管理能力以前の問題ですね。大震災の時に安倍が首相でなくてよかったと思います。
困りましたね。
いつなんどきなにがおきるかわからないのに。
> 土日は災害もテロも原発事故も発生しないと思っているようです。首相、都知事、埼玉県知事は。
> 秩父が雪害の緊急事態の最中、上田知事は秩父市長からの自衛隊による救助要請を断りクイズ大会に出場。昨年の優勝チームが雪害で出場不能になった結果の優勝に喜んでいる。「埼玉クイズ王、県職員チーム「SKT48」が圧勝V」 http://t.co/0ZYF1adFqB
むむむ。
首相もだけど、埼玉県知事もか
↓> 僕も最近、この共同代表と同じ印象を持っていた。今の首相は、思想云々以前に、どうも「首相として当然持っているべき知識」を根本的に欠いてるんじゃないか。【「憲法の基本学んでね」 弁護士有志が首相に“教科書”贈る】 http://t.co/kqpWNkacqY
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