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目を閉じて生きる方が賢いのか

「大摩邇」から転載。
フクシマについて書く(語る)時にいつも気にかかるのが、この点である。つまり、自分は真の当事者でもないくせに、勝手な批評や批判をしていいのか、という疑問だ。もちろんフクシマのことは全国民的、いや、全世界的問題であり、あらゆる人が自分の意見を述べてよいはずだが、現地に実際に住んでいる人たちの気持ちを踏みにじるような言論を自分はしていないだろうか、といつも気にかかってはいる。そうした「自由に議論できない空気」というものが、日本の政治や社会を偏狭なものにしてきたのではあるが、断固としてそういう「空気」を切り捨てることもできない。難しいところである。
記事中盤にある「ある一人のご婦人」の言葉は、まさしく庶民の現実を表している。


「本当にもう、
ありとあらゆるものに化学物質が含まれていて、
正直言って、私のような生活に困窮している人間には
とても太刀打ちできません。」


これは食品の放射能汚染についても言えることだ。我々には逃げる術は無いのである。フクシマの汚染水で汚染された魚と、汚染されていない魚の区別などできない。農作物も同様だ。魚だけなら、「今後、魚は一切食わない」と決断することもできるが、カマボコなどの煉り物や鰹節など、魚を原料にしたものはたくさんある。農作物については言うまでもないだろう。
こうなると、最初から放射能など気にしなかった人間の方が、結果的には賢い行動(というより無行動)だったとも言える。


「片目の人間の国では両目の人間が異常である」



(以下引用)




2013年09月05日20:08

カテゴリ『光軍の戦士たち』世の中

ある一人の御婦人の悲痛な叫び!


光軍の戦士達さんのサイトより
http://ameblo.jp/64152966/entry-11607073491.html
<転載開始>
ある一人の御婦人の悲痛な叫び!  





管理人

最初、この記事は「癒し」に関するものにしようと
ずっと、色んな動画を探し回っていました。
ところが、ある時から、つい2週間ほど前の私の記事
にコメントをいただいたある一人の御婦人の方からの
メッセージが、ずっと気になっていました。
実は、2週間くらいずっと頭から離れませんでした。

その時のコメントがいつだったか分からなかったもの
ですから、他の記事も過去に遡って調べていた時に
気づいたのですが、読者の方から寄せられたコメント
には、ほとんど返信させていただいているのですが、
どうも、うっかりして返信されていないものが、
幾つも散見されて、初めて気づきました。
この場をお借りして、謹んでお詫び申し上げます。
大変申し訳ありませんでした m(_ _ )m
他意はありません。
多忙の為に失念したものです。
以後、気をつけますので、どうかご容赦下さい。

さて、本題に戻ります。
御婦人の方からのコメントを全文掲載します。
但し、記事の題名と御婦人のお名前は匿名扱いと
させていただきます。

以下 ↓

        $wantonのブログ



■ありがとうございます☆

いつもたくさんの有用な情報をありがとうございます。

ポリソルベートのことは最近になって、
大摩邇さん経由で知りましたが、本当にもう、
ありとあらゆるものに化学物質が含まれていて、
正直言って、私のような生活に困窮している人間には
とても太刀打ちできません。

よくあちこちで、
『まだこんなものを使っているの?』とか、
『いつまでも東北から脱出しない人は頭がおかしい』と
言った類いのコメントを見かけますが、
非常に心無い言葉だと思います。

京都の綾部で、食養の観点から自然とともに生きて
おられる若杉友子さんが、放射能から逃げることばかりに
目を向けるのではなく、放射能に負けないカラダ作りを、
とおっしゃって、玄米などの黒焼きや塩を使った方法を
公開してらっしゃいます。

東北から避難できない方たちと、高価な質のよいものを
買えない私などは、ある意味、同じ立場だと感じています。

東北の人々が一斉に関東以西に引っ越したらどうなるのでしょうか。
受け皿はあるのでしょうか。
またそうして出来た人口密集地が狙われて、
さらなる地震などに見舞われたら…

そう考えると、とくに食の場合、
避けることでしか対応できないのでしたら、
残念ながら私の場合、選択の余地はありません。

大摩邇さんはじめ、こちらのようなサイトで勉強をしつつ、
出来る範囲で少しでも良いものを選び、でも、たくさんの困難に
負けないカラダ作りに役立ちそうな情報を集めている最中です。

子供たちのためにも、この世界の本質を見極め、
うんと賢くならなければ、と思っています。
これからもよろしくお願いします。
ありがとうございました☆

<引用終わり>



管理人

心にズキっと来るコメントをいただきました。
これは大変むつかしい問題です。
確かに、避難しなさいと連日、何十ものツイートを
この私自身が目にしています。
ただ、これは大変デリケートな問題ですから、
極めて慎重にすべき事だと思っています。

中には、悩みぬいて自殺をされたり、自殺まで考えたり
しておられる方々もおられる訳です。
国そのものが、避難に対しては全く否定的な立場です。
それどころか、避難・疎開・移住した人々を呼び戻す
帰還運動まで進めているのが実情です。
国が避難に対して全く消極的かつ否定的な現状の中では、
一個人だけにその責務を問うのは酷な気がしてなりません。

各地方においても不況の嵐が吹き荒れています。
現地の住民でさえ、就職活動に四苦八苦している有様です。
例え、避難したとしても直ぐに生活の困窮が待ち受けています。
そんな簡単な話では無いのです。
放射能汚染地域に止まり、被爆していつか発症するのを
覚悟してあきらめて生きるのか・・・
避難して、
生活困窮の果てに生活保護を受ける羽目になるのか・・・
しかし、その生活保護さえも今の御時勢、簡単にはいかないでしょう。

自分は避難出来たのだから、あなたたちも避難すべきだと
発言するのもある意味、暴論に感じます。
人には、様々な事情や境遇といったものがあります。
自分の思い込みや価値観を人に押し付けるのも善し悪しです。

価値観の人への押し付けは、最も嫌われる行為です。
今の宗教が忌み嫌われる最大の原因も実はこれにあります。
ただ、勘違いしないで欲しいのは、避難しないほうが良いと
云っている訳ではありません。
その伝え方に、
本人の存在意義が問われると申し上げている訳です。
本当に当事者の方々の立場に立って真剣に考えているか
どうかといった事が、まさに問われている訳です。

その伝え方というのは、単調なものでは駄目なんです。
幾つもの事情により避難したくとも出来ない人のことも
考えて、初めて御相手に伝わるものだと思うのです。
中には、非常にきつい論調でまくし立てる方がおられます。
まして、気の毒な被災地の方々を罵倒するなんてのは、
決して許されない論外の行為です。
そこには、一片の愛も感じられません。

実は、私自身がある人達から煙たがられています。
定期的に、放射能から身を護る術を記事にしているからです。
余計な事はするなということらしい。
避難すればいいんだってことらしいです。
この立場の相違のご判断は、読者の皆さんにおまかせします。

人に何かを伝えたいという気持ちも良心から出たもので、
私も大変良く理解出来るのですが、とどのつまり・・・
その伝え方が大きな分かれ道になるのだろうと思います。

私の立場は、はっきりしています。
福島の方々は、出来れば避難したほうが良いと思います。
ただ、避難先の生活まで考えた時に苦悩する訳です。
福島の近隣県は、いわば、黒かグレ-ゾ-ン・・・
この地域にも私の読者の方々は、たくさんおられます。
お相手の立場に立って考えた時に、軽々しくは云えないのです。

ですから・・・
事情によって、避難出来ない方のことも当然考えながら、
放射能対策の記事も今日まで、たくさん書いて来た訳です。
結局、最後に判断するのは、その方の決断しかないのです。
少なくとも、自分の思いや価値観を相手に押し付けたとしても
よい事は何もありません。
結局は、嫌われて話さえも聞いてもらえなくなります。

一番腹が立つのは、やはり、国の姿勢です。
福島棄民政策を堂々と推し進め、同時に、近隣各県の
被爆対策も放棄しています。
それどころか、モニタリングポストの数値さえも改竄して
ウソの低い数値を発表しています。
結局のところ、全ては個人責任として押し付けられている
のが真相です。
この極めて重大な問題を個人の責任に転嫁するのは、
決して許されない国家的重大犯罪だとかんがえます。

そういった中で、国民同士が罵りあい争うのは、
本当に悲しい出来事に思えます。
今の日本国は、ホロコースト推進大量殺人国家と断言しても
良いと思います。
今回、コメントをしてくれた御婦人の方は、ご自身の
どうにもならない胸の裂けるような想いを深い悲しみと共に
打ち明けてくれたものと思います。
こんな言葉を言わせる国家が、一体どこにあるというのか!

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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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