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特殊B層の自覚

朗報である。推奨中止の理由は副作用の事例が多発している事にあるが、ネット上での子宮頸がんワクチンへの批判も中止理由の一つにはなっているかと思う。これをきっかけに、医療専門家もWHOなどの権威を盲信し、盲従するのではなく、自分の判断で行動するようになってほしいものである。

専門家なるものも、ある意味では官僚と同様、「教科書」だけを頭に詰め込んだ「特殊B層」(知識層に属するB層を私が今命名したw)にすぎないことを自覚するべきだろう。もちろん、医療界だけではなく、科学界、法曹界、教育界その他、権威的な分野はたいてい「昔からの定説」「今支配的な学説」「古株の重鎮の言動」などで支配されていると私は推測している。つまり、「自分の頭で考える人間」は専門家ほど少ない、と私は思っている。こうした人間を「特殊B層」と私は言っているのである。
一番の問題は、彼らが自分をB層だとまったく考えていないことだろう。彼らは自分の知的レベルに自信があるから、自分が間違っている時でも、それが分からない。そして彼らが社会をリードするから、社会はいつまでも誤った方向に進む。戦後68年間の日本、いや、明治維新以降の日本は、彼ら特殊B層が作った社会だと言っていい。それは3.11という歴史的災害や2009年の民主党革命によっても変わらなかったのだ。
もちろん、専門家のすべてがそうなのではないのだが、マス(塊)としての特殊B層は、それほど頭がいいとは私には思えない。東大を一番で出たと自称する片山さつきなどの程度の低さを見れば、そう思いたくなるのも無理はないだろう。いや、東大批判ではなく、本題に戻ろう。医学関係や科学関係でさまざまな奇妙な「定説」や無根拠な慣習がはびこる様(そしてそれが世間に流す害悪)を見れば、専門家の人々には「もう少し広い視野と誠実さを持て」、と言いたくなる。ソクラテスの「無知の知」ではないが、何より、「自分はそれほど頭が良くない」という自覚を持つことが一番大事なのではないだろうか。謙虚さというものや、自分は学ぶべきだという自覚は、幾つになっても、どんな地位にあっても必要なことだと思う。


(以下引用)


子宮頸がんワクチン、検討会「一時的に接種推奨控える」
朝日新聞デジタル 6月14日(金)19時29分配信

子宮頸(けい)がんワクチンの勧奨見合わせを受け、厚生労働省が医療機関向けに作成したリーフレット
 【森本未紀】子宮頸(けい)がんワクチンの接種後に長期的な痛みやしびれを訴える人が相次いでいるため、厚生労働省の検討会は14日、一時的に接種の推奨を控えるとの意見をまとめた。これを受け、厚労省は自治体に通知を出す。定期接種は中止しないものの、自治体に接種対象者に案内を出さないよう求める。

 定期接種のワクチンで推奨を控えるのは異例。接種対象者は希望すれば、これまでどおり無料で受けられるが、医療機関は接種者に対し、推奨していないことを説明する。

 検討会では、ワクチン接種後に体に痛みが出るなどの健康被害43例について議論した。委員からは「患者に何が起きたのか調査が必要」との声が相次いだ。同省は秋以降、16の大学病院で、痛みなどの症状と予防接種との因果関係の有無を調べ、積極的な接種を推奨すべきか結論を出す。

 検討会の桃井真里子座長は「中止ではないので、打たないとの判断もできるし、打ちたい人は今まで通り打てる。ワクチン自体の安全性に大きな問題があるということではない」と話した。

 このワクチンは、4月から小学6年~高校1年の女子を対象に原則無料で受けられる定期接種になっている。ごく一部で重い副作用も報告されている。副作用が出た場合は、予防接種法に基づき、国が因果関係を認定すれば市町村から医療費などが給付される。
朝日新聞社




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