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熱中症という呼称を日射病に戻せ

3.11の後くらいから、夏場になるとマスコミが異常に熱中症を話題などにすることが多くなった。今年など、私の住むところ(京都郊外)では今だに朝晩は寒くて、熱い風呂が恋しいくらいだが、マスコミは早くも熱中症の話題を出してきている。実際、5月19日~25日の1週間で熱中症で病院に搬送された人が291人いたのかもしれないが、それはお年寄りなどが野良仕事をしていてうっかり長時間直射日光に当たって熱中症になったものではないか。つまり、昔の言い方をすれば「日射病」である。
ところが、最近の「熱中症」関連のニュースでは、「熱中症は怖いから、暑い時には我慢せずにクーラーをつけましょう」という方向に話を持っていっているように思える。つまり、「熱中症は室内で起こるもの」という印象を作っている。もちろん、室内でも起こるだろう。だが、ほとんどの熱中症は屋外で起こっているのではないか。気温がまだ30度を超えない今の時期に、全国で291人も室内で熱中症にかかったとは私には思えない。
なぜ熱中症キャンペーンというのがあるのかと言えば、「熱中症には、クーラーを使え」「原発はだから必要なのです」という暗示、あるいはステマのように私には思えるのである。
あまりに邪推が過ぎると言われそうだが、原発村のやることは、その程度ならなまやさしいと言えるほどであり、下手に原発反対活動をしたら社会的生命どころか、実際に生命すら失いかねないとすら私は思っている。これは、私の好むある勇敢なコラムニストが、原発問題に関してだけは用心深く、どちらかと言えば原発村寄りの発言(「美味しんぼ」批判など)に終始していることからも分かる。マスコミに生きる人間にとっては、反原発派であることは、いつでも容易にマスコミ界から抹殺される、ということであろう。今、マスコミ界で反原発的発言をしている希少な人々が、やがて身辺のスキャンダルによって社会的生命を奪われることも想像できる。「美味しんぼ」の雁屋哲氏が歯に衣着せぬ原発批判ができるのも、生活拠点がオーストラリアであるからだろう。
話を元に戻す。「熱中症」の大半が野外で起こるという私の考えが正しいなら、少なくとも野外での熱中症には「日射病」という昔の呼称を使うのがいい、と私は思うのである。それによって、直射日光の下に長時間いることの危険性が多くの人の常識となるだろうから。



(以下引用)





もう、熱中症のハナシですか?
まだ5月だというのにすごいね。
冷夏ってうそか???


■フジテレビ 05/27 21:40
熱中症による救急搬送者 19~25日までの1週間で全国291人
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00269418.html

熱中症により、病院に救急搬送された人は、5月19日から25日までの1週間で、全国で291人だったことがわかった。総務省消防庁によると、5月19日から25日までの1週間で、熱中症により、救急搬送された人は、全国で291人で、そのうち重症が3人だった。
搬送時に亡くなった人はいなかったという。
年齢別では、65歳以上の高齢者が145人で、全体の半分近くを占めた。
都道府県別では、埼玉の24人が最も多く、続いて、愛知と岡山が21人だった。
発表は、2014年初めてで、昨年より1週間早く集計を開始したことについて、消防庁は「ゴールデンウイーク明けから、熱中症と思われる症状の方が見受けられたため」としている。





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