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庶民と庶民が憎み合う世界

「阿修羅」記事の中から、観念的発言ではなく実体験による記事を投稿する点で私が高く評価するash8氏の記事を転載する。小林多喜二の『蟹工船』がそのまま現代によみがえったかのようである。このように殺伐とした労働現場と搾取の実体があることを為政者たちはどう考えるのだろうか。

(以下引用)


現在の労働環境-c
http://www.asyura2.com/10/idletalk39/msg/253.html
投稿者 asy8 日時 2011 年 2 月 28 日 23:35:43: 3ati27iqg4fYY


2011年2月28日、工場の食堂で昼食を食べていたところ、若い工員から、「死ね。」「殺すぞ。」などと言われた。実は、朝の始業時間前にも私は食堂に行ったが、その時には、高齢者から「ぶち殺すぞ」と言われた。ここは食堂の奥にトイレがあるのだ。それでどうしても通行しなければならない。食堂以外でも食事をする人はいるが、どこも一杯なのである。驚いたのは私がまったく知らない連中なのに、その連中は、食事をしながら脅迫行為を続けたのである。その群れは、5人程度で、すぐ横のグループだった。私の背後にも別のグループがいて、それぞれ口々に非常に恐ろしい事を次々と述べた。やたらに言っていたのは、「空気が読めないな。」とか、「KY]とかをキチガイのように繰り返していた。例の有名なKY信者である。KY信仰はかなり普及しており、空気を読む事を強制する流れがある。空気信仰は根深いものであり、いまや絶対的な熱烈な信仰の対象となっている。こういう連中は、神や仏は信じないが、空気の力だけは強く信じている。そして空気こそが唯一絶対的なものであるとしている。そして偉大なる空気様を崇拝し拝まない者は裏切り者として徹底的に攻撃するのだ。しかし、実のところ、その空気というのは、こういう連中が勝手に作り出しているもので、自分の都合がいいように変更する。この連中が、正社員なのかどうかは不明だ。毎日配達される弁当を食べていた。それもかなり高価な弁当のようであるから正社員かもしれない。実はこの会社では、正社員も一斉にまとめて解雇した。それで外部から非正規労働者を雇い入れている。外国人も多い。驚くべきことは、休日は、基本的に土曜、日曜、祝日となっているが、実際は、日曜日以外は休みはないということだ。それどころか、最近はまったく日曜日も休みはないという。そして毎日、3時間程度の残業がある。ただし、土曜日とか、日曜日には、1時間程度の残業か、逆に短いときもある。休日出勤しても、労働時間が短いと、まったく割に合わない。それからここは盗難事件が多発しており、ロッカーの金品が奪われる事件が頻繁に発生しているという。ところがそれなのに、なぜか、ロッカーの鍵は渡されていない。つまり誰でもロッカーを開けることができる。休日もないし、毎日3時間の残業という事は、完全な労働基準法違反だ。たとえ割増賃金を支給していても労働基準法違反である。その後、別な人物から、「明日から来るなよ」と脅迫された。これは2階の同じ作業現場の男であり、見知らぬ人物だ。ここではこういう脅迫行為が毎日行われている。非常に恐ろしいところだ。前科がある者がいるのだろう。もちろんすべての人がそういう対応ではなく、普通以上に健全な人もいる。しかし、どんな普通の人間でも、まったく休日も無しで、毎日3時間も残業をしていたら、発狂するだろう。それは仕方のないことである。それからここの作業現場は、きちんとした配分がされておらず、非常にいい加減である。つまりまったく労働管理体制ができていない。幹部はまず現場に出てこないし、すべて現場任せである。ノルマは非常に厳しいものである。ここは恐ろしい無法地帯である。

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