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亀井静香の民主党上層部批判

yomiurionlineより転載。
私が亀井静香が好きなのは、彼が「あらまほしき政治家」像を体現しているからである。つまり、「正義感がある」「信念がある」「勇気がある」「国民の立場に立っている」「私欲が少ない」「頭がいい」「弁が立つ」などの美点を持っていることで、それらの長所に比べれば「顔が悪い」などは些細な欠点だ。私は自分がハンサムに生まれてしまったせいで、顔と中味は一致しないという事実を長い間受け入れることができなかったが、今は、不細工な顔でも味のある顔があり、ハンサムでも性格の悪さを表している顔もあることがわかり、その判別もできるようになってきた。前原などは、まあ整った顔と言えるが、その性格の悪さは顔からも明らかだ。しかし、顔での判断には人生経験がいるし、誤りも多いので、とりあえず、政治家を見るときは、最初は顔を無視して、その言動だけで見るのがいい。
亀井静香の話になると、なぜか顔の話にしかならないのは不思議である。彼としても不本意だろう。だが、私は彼の大フアンなのである。政界における名優で、黒沢映画で言えば志村喬か、といったところだ。
こうしたすぐれた人材がまだいるのは、日本にとっての幸福である。
下記記事における亀井の言葉は、今の民主党の上層部が「自分の利益しか頭にない連中」であることを如実にあらわしている。国民のことなどカケラも頭にないのである。だからこそ、亀井の怒りの言葉があるのだ。



(以下引用)



亀井代表「民主党はアナーキーになっている」



. 国民新党の亀井代表は6日、菅首相と首相官邸で会談し、松本龍前復興担当相の辞任と後任人事に関し、民主党の安住淳国会対策委員長が首相を批判していることについて、岡田幹事長に注意するよう求めた。


 亀井氏は会談後、記者団に「民主党執行部が首相の人事権にまで要求するようなことを平気で言っているような状況は、あまりにも目に余る。これでは政権が成り立たない」と怒りをあらわにした。

 亀井氏は会談に先立つ記者会見でも「安住氏は(自分が偉いと)勘違いしているんじゃないか。国対委員長と相談した組閣なんて、自民党だってやったことがない」と安住氏を名指しで批判した。さらに、党執行部が首相を公然と批判する民主党の現状について、「アナーキー(無秩序)になっている。極左の内ゲバより程度が悪い」と皮肉った。

(2011年7月6日19時36分 読売新聞)

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