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ネトウヨと「暴力衝動」

「若者はなぜネトウヨ化するか」の冒頭に書いたのが次の文章である。

そこで、「若者はなぜ右翼的になるのか」ということを考察したいのだが、これは商売右翼とは異なる、「かぶれ現象」だというのが当座の結論だ。青春期に起こりやすい一種の精神病だと言ってもいい。問題は、これが病気だとは本人はまったく思わないし、むしろ自分の優秀さ、優越性の現れだ、と思い込むことである。「周りはみんな馬鹿で、自分は賢いから周囲とは逆の思想を持つ」というのが大前提であるわけだ。その「周囲」というのが、大人であり、マスコミである。


こういうように単純化すると、物事が明確になる。で、それでは「なぜ若者でなくても、ネトウヨ化するか」という問題を考えてみたい。まあ、原則は同じだ。「俺は(私は)他の人間より賢い」と思いたい気持ちが根底にある。しかし、それはすべての人間に共通しているわけで、必ずしもネトウヨ化する人間だけの話ではない。
そこで、ネットで散見する著名人のネトウヨや、彼らがリツィートするネトウヨのツィートを見ると、ある特徴がある。
それは、ネトウヨ傾向のある人間は、漫画家だと「戦争物の漫画を描いている」「暴力性の高い漫画を描いている」「エロ漫画を描いている」確率が非常に高いこと、そして、ネトウヨ傾向のある女性はかなりの確率で「男性的な、威張った口調で文章を書く」ことである。
ネトウヨとは、平和憲法を批判する人間、平和主義を幻想とし、戦争(あるいは軍隊の存在)を肯定する人間である確率も高いのだが、左翼でも軍隊の存在自体は肯定する例が多いから、軍隊の存在自体が悪で、戦争の原因だ、という私のような「絶対平和主義者」は頭がお花畑だとしか思われないだろう。
まあ、概してネトウヨは時の政府に迎合するのが最大のレゾンデートル(存在意義)だと見ていい。つまり、事大主義者だ。新コロ騒動の中では、新コロ詐欺の首謀者たち(DS)が強大な権力なので、その前衛として活動する。つまり、PCR検査を拡大しろ、新コロワクチンを接種しろ、マスクをしろ、三密する奴は非国民だ、と騒ぐ手合いだ。かえって、政府や官僚組織の方が(新コロが詐欺だと知っているから)新コロ騒動では事態を静観していて、新コロ狂信者たちからその煮え切らない態度を批判されている。まあ、新コロ詐欺で高齢者や貧乏人が大量殺処分されるのは政府にも官僚にも結構な話なので、新コロワクチン接種はいずれ満遍なく実施され、場合によっては強制的に接種されるだろう。
話が逸れた。ネトウヨの話である。右翼的人間がしばしば「暴力肯定」者であるのはなぜか。もちろん、戦争という最大の暴力を肯定するわけだ。そして、「暴力の否定、対話による解決」は偽善であり、ナンセンスだ、と考える。
暴力や性欲は人間性の自然であり、その発揮は(たとえそれがレイプのような手段であっても)或る程度許容される、と考える人間がいる。いや、許容されなくても、「それが在る以上は、それが在る世界としてこの世界を認識するのが現実的な行き方である」と考えるのだろうが、その考えはしばしば「暴力の肯定」「暴力的性交の肯定」になる。
要するに、私は「戦争肯定論者とは暴力肯定主義者だ」という当たり前の話をしている。そして、それがネトウヨの最大の特徴なのである。ただし、それが頭の中でだけであれば、どんな暴力を想像してもいいのだが、それがネトウヨとして社会的な発言をすると、非常にマズい影響を社会に与えるのである。極端に言えば、戦争肯定論者が社会の大多数になれば、「民主主義的に言って」その社会は戦争にまっしぐらに進むことになるのは理の当然だからだ。
だから、我々は自らの内なる暴力の衝動や性欲の衝動にブレーキをかけないと「人間らしい社会」が崩れるのである。まあ、性欲の場合は、夫婦や恋人同士なら話は別だが、暴力の衝動だけはどうしても犯罪以外にはなりようがない。そしてそれは戦争という国家犯罪になる時、最大の悲惨を生むのである。

先に書いた、

そして、ネトウヨ傾向のある女性はかなりの確率で「男性的な、威張った口調で文章を書く」ことである。

というのが、暗示的だと思わないだろうか。つまり、女性のネトウヨとは、権力への欲望であり、それは暴力の能力を最大限に得たいという潜在意識の発露だと私は思っている。








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