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イスラム差別発言とユダヤ差別発言

ニューズウィーク日本版から転載。
こういうニュースに対しては、「ではユダヤ差別的発言も許されるのか」と問うのがいい。ほんの数年前にはほんのわずかなユダヤ批判の発言をしただけでドイツの大臣が罷免された出来事があったはずだ。イスラムに対しては許される「表現の自由」がなぜユダヤに対しては許されないのかを考えれば、欧州におけるユダヤ支配の事実が見えるはずだ。
ついでながら、オランダという国は、欧州におけるユダヤの一大拠点である。また、欧州王族の中でも重要な位置を占めていると私は推測している。つまり、王族とユダヤ金融家の根城である。


(以下引用)


オランダ
イスラム差別発言は表現の自由か
Geert Wilders Acquitted of Hate Speech Against Muslims

差別に寛容な判決で、第3の勢力を率いる極右政党のイスラム差別や移民排斥に拍車がかかりかねない

2011年06月24日(金)15時56分
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右傾化社会 ウィルダースを支持するデモも(1月20日、アムステルダム) United Photos-Reuters

 イスラム教の聖典コーランを「ファシズム的」と呼び、アドルフ・ヒトラーの著作『我が闘争』になぞらえたことで、オランダの極右政党・自由党党首ヘールト・ウィルダースは、数限りない殺人予告を受けてきた。だがウィルダースにとってイスラム教を非難することは表現の自由であり、自分自身の権利の行使に過ぎない。そしてその訴えがついに認められた。オランダ・アムステルダム地裁が23日、彼の発言はイスラム教徒に対する憎悪を煽ってはいないという判決を下したのだ。

 裁判長は、ウィルダースが製作した17分の短編映画『フィトナ』は「憎悪に満ちて」いて「ショッキング」ではあるが、表現の自由の範囲と認められると述べた。ウィルダースはこの映画でコーランが信者の憎しみを煽っているとして91年の米同時多発テロと結びつけている。

 殺害予告のせいで、47歳のウィルダースは24時間体制の護衛生活を送っている。髪をブロンドに染めた彼は反移民政策を標榜する自由党を率い、今ではオランダ国会で3番目に大きな勢力を誇っている。ウィルダースは反イスラム・反移民に関してオランダで最も活発に発言する人物だ。

 英BBCによれば、ウィルダースは彼の言うところの「イスラム教の脅威」への批判を今後も続けるらしい。「イスラム教批判が合法だというのは良い知らせだ」と、彼は言う。「(イスラム批判は)必要だ。私たちの社会のイスラム化は大きな問題で、自由に対する脅威となっている。そして私はこう発言することを許されている」

差別を煽っているのは事実上の副首相
 ロイター通信は判決でウィルダースの政治的影響力が強まり、緊張が高まる可能性があると報じている。彼は移民の数の削減や、イスラム教徒が顔を覆うベールやブルカを禁じる案についてすでに政府の譲歩を勝ち取っている。

「彼の政治的見解は法律で認められ、彼の政治的な発言は合法化された」と、アムステルダムにあるフリー大学の政治学者アンドレ・クローウェルは言う。「彼の政治力は増した。与党にとっては国会運営に不可欠な勢力だ。政権に入らなくても、実質的には副首相のような存在だ」

 マイノリティー団体は、この問題を国連人権委員会に持ち込もうとしている。オランダがマイノリティーを差別から守ることに失敗した、と主張する予定だ。

(GlobalPost.com特約)

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