るいネットさんのサイトより
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=311398
<転載開始>
日本がロシアに対して、ドルに代わり円決済を提案。

「何故、アメリカに反旗を翻す行動に出たのか」の1つの推論として、下記を紹介させて頂きます。少し長いのですが非常に的を得た重要な推論なので全文紹介します。


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We are all one(リンクより)

国際協力銀行の前田匡史代表取締役が「ロシアに対しドルに代り円での決済を提案している」と発言!
数日前のニュースではありますが、極めて重要なニュースではないかと思いますので、掲載しておきます。

※日本 ロシアに対しドルに代り円での決済を提案(スプートニク)
分かる人にはわかると思いますが、これはかなり驚くべきニュースです。貿易の決済をこれまでの基軸通貨「米ドル」以外の通貨にすることは、米金融マフィアが最も嫌がることだからです。イラクの独裁者だったフセイン大統領がイラク戦争で殺された大きな理由の一つが、「自国の石油輸出の取引を、米ドル建てからユーロ建てに変えようとした」という事が挙げられます。主要な産油国の一つであるイラクがそれを実行し、他の国まで追随するようなことがあれば、米ドルの基軸通貨としての地位は危うくなり、それでなくても倒産寸前のアメリカ財政は完全にアウトだからです。その米金融マフィアが最も嫌がることを、日本の側から言い出した??…米国に完全に植民地支配されたこれまでの日本の常識ではあり得ないことです。
※ニュース本文より引用
金曜日、国際協力銀行の前田 匡史(マエダ・タダシ)代表取締役は、東方経済フォーラムで発言し「日本は、ビジネス上のリスクを最低限に抑えるために、米ドルに代り日本円を決済の際に使うことを、ロシア側に提案している」と述べた。
前田代表取締役は、フォーラム枠内で行われた円卓会議「ロ日対話」で「我々は、ロシアの全てのパートナーに対し、追加外貨として日本円を用いる可能性を検討するよう提案している」と述べた。

一方ロシア対外経済銀行(VEB)のアンドレイ・サペリン第一副頭取は、同じ「ロ日対話」円卓会議の中で「そうした考え方がすでに検討されている」ことを示唆し「我々はすでに、自分のパートナー達と共に、第三者の影響から投資の安全を守れるような手段(インストルメント)を検討中だ」と明らかにした。


国際協力銀行の前田匡史という人物がどういう人なのかわからなかったので、色々と検索してみました。あまり情報が無いのですが、このブログに経歴などが出ていますね。東大法学部卒、国際協力銀行執行役員、アメリカ駐在歴有り、現在は内閣官房参与と、絵に描いたようなエリートです。気になるのは2012年に書かれたこの記事の中では「『属国』日本が展開する原発輸出とその司令塔・前田匡史」と評されていることです。

※ブログ本文より引用
 前田氏は、「福島原発の事故はあったが、それで輸出を中断するのは責任ある行動とは言えない。日本が輸出しなくても、他国が日本に代わって輸出することになる。そして、日本がこれまでよりもより安全な原発を輸出すればよい」という述べています。実は、この発言は、リチャード・アーミテージ氏とジョセフ・ナイ氏が2012年8月15日に発表した「アーミテージ・ナイリポート」の内容と同じなのです。彼らもまた、原子力に関して、日本に「責任ある」行動を求めています。

この3年前の前田氏の言動を見る限り、完全に米金融マフィアの走狗ですね。発言内容が「リチャード・アーミテージ氏とジョセフ・ナイ氏が2012年8月15日に発表した『アーミテージ・ナイリポート』の内容と同じ」とありますので、今そのレポートのとおりに安保法案をゴリ押ししている安倍政権と全く同じパターンです。

その人物が3年後の今、米金融マフィアが最もいやがることを「やるぞ」と宣言しているのです。これは一体どういうことでしょうか?この3年の間に前田氏にどんな変化が起きたのか?

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続く

ついに日本のエリート層が米金融マフィアに反逆の狼煙を上げた!?・・・②
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=311399
日本がロシアに対して、ドルに代わり円決済を提案。

「何故、アメリカに反旗を翻す行動に出たのか」の1つの推論として、下記を紹介させて頂きます。少し長いのですが非常に的を得た重要な推論なので全文紹介します。

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We are all one(リンクより)

これは全くの僕の推測ですが、先に当ブログでも「世界同時恐慌は既に始まっている!?世界中で株の乱高下が進行中。この秋からリーマン・ショックをはるかに超える恐慌になるという予測もあり」の記事の中で述べたとおり、多くの経済の専門家がこの秋から世界的な大恐慌、金融崩壊が起こる可能性が高いと予測しています。これは単なる恐慌ではなく、金融マフィアが築いてきた「資本主義」という、胴元である金融マフィア自身が永遠に勝ちつづける賭場の崩壊を意味しているのです。従って、金融マフィアにぶら下がって自分の社会的地位、権益を得てきた「虎の威を借る狐」の日本のエリート層も、ついに米金融マフィアに見切りをつけ、裏切り始めた…ということかもしれません。

もしそうなら、いよいよ世界的金融崩壊の流れは本物だと思います。当ブログでは、「日本が米国の植民地支配から脱出するためには、アジアが団結するしかない。とりわけロシア、中国、日本ががっちり手を組めば、唯一のスーパーパワーと言われた米国に対抗し得る」とも指摘してきましたが、この国際協力銀行の代表取締役である前田氏も同じように考え、「今がその最適の時」と決断してこうした行動に出たのかもしれません。本当に頭のいいエリートは、既に米金融マフィアの没落を「避けられないもの」と見切っているのかもしれませんね。とすれば、未だに言いなりに安保法案を通そうとしている安倍政権は、世界情勢が全く見えていない完全なアホということになります。

このニュースは極めて重要で、あるいは将来歴史に残る事件の始まりかもしれませんので、今後も注視していこうと思います。

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