まだ生煮えの思考なので、こちらのブログで書きながら考察するのだが、「神戸だいすき」ブログにジョージ・ソロスがナチ党員だったという記事があり、それを読んで思ったのが、「ナチス=絶対悪」という思考が世界中の善男善女を洗脳してはいないか、ということだ。いや、私もナチスのやったユダヤ人(だけでなく共産党員や流浪民や身体障碍者などの)虐殺というのは非道な行為だと思うのだが、「ユダヤ人虐殺」だけが特に残虐な戦時犯罪として延々と言われ続けることに疑問を感じるわけだ。
特に、「ナチスが悪い」と決めつけることで、ナチスに協力した一般人の大半の罪がなぜか許されているということが私には非常に不思議なのである。明白にナチスを支援した大企業のオーナーなどが罪に問われたという話は私は寡聞にして聞いたことがない。
先に、「神戸だいすき」記事を転載して、その後で考察を続ける。念のために先に言っておくが、私はジョージ・ソロスという人間が大嫌いであり、今でも世紀の大犯罪者だと思っているが、彼がナチス党員(おそらく幹部か)だったことで、彼の現在の犯罪性が特に意味を持つとは思わないのである。それは、あの戦争での日本の軍部の人間がすべて「戦争犯罪者」だったのか、というのと同じ話だ。ナチスを批判するのと、日本軍を批判するのと、いったいどこがどう違うのか。ついでに言えば、現在のネオナチは本家ナチスより悪質で愚劣だ、というのが私の意見だ。
(以下引用)
あきれたね、正真正銘じゃないの!
ウクライナを操ってるのは、ソロスなんでしょ。
で、アメリカをナチズムに染めたのも、、つまりは、ソロスなわけね。
クリントンとか、大ブッシュとか、
それが、選民思想で、人種差別をして、ロシア人を根絶やしにしようとか、黒人はア処分しろとか言ってる張本人たちじゃないの。
なにが、プーチンが戦争犯罪人よ、聞いてあきれるわ。
(考察)
言うまでもないが、私は上記記事での「神戸だいすき」さんの発言をすべて否定しているわけではない。
なにが、プーチンが戦争犯罪人よ、聞いてあきれるわ。などは、まったく同感だ。私が問題にしているのは問答無用の「ナチス批判」思想によって我々の思考が完全に鋳型にはまっていて、それが世界支配層の支配を容易にしているのではないか、ということだ。世界支配層はたいていがユダヤ人だろうから、彼ら超富豪への批判が少しでもユダヤ人批判と見做されれば、即座に「お前はナチスなのか」とされ、批判者が著名人なら社会的に抹殺されるわけである。私が常に彼らを「ユダ金」と書いてきたのも、それへの反発もある。無名の弱小ブログだから言いたいことが言えるわけだ。
実を言えば、私はナチスとヒトラーにかなり同情的なのである。と言うのは、第一次大戦での莫大な賠償金支払いで経済的に貧窮のどん底に落ちたドイツ経済を立て直し、あっと言う間に再び欧州の一流国家にしたのがヒトラーであり「国家社会主義」政党であるナチスだったからだ。だからこそドイツ国民はナチスを熱狂的に支持したのである。
ところが、第二次大戦で敗北すると、ドイツ国民は手のひらを返して「ヒトラーは悪者、ナチスは犯罪組織!」の大合唱で、それを支持して政権に就けた自分たちの罪は知らんぷりである。これこそ、本当の恥知らずではないか。処刑されたナチス党員たちのほうに私ははるかに同情する。
これは日本でもイタリアでも同じことだ。いったい「戦争犯罪」とは何なのか。そしてそれは国家指導者たちだけの責任なのか。
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