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老年と壮心

「世に倦む日々」氏がNOTEに発言の場を移した最初の記事の末尾だが、「老キ(たぶん、キと読むと思うが、パソコンで出て来ない。「麒麟」の「麒」とは違うようだし、麒麟は馬小屋にはいないだろう。つまり、馬の意味か。)」の意味が分からなくて戸惑ったが、下の写真を見て、これが曹操の詩の中の言葉だと知った。その詩がなかなか面白い。もちろん、独断での解釈だが、だいたいこんな意味だろうか。

 亀は長寿だが

神亀は長寿だが、いつかは死ぬ
龍は霧に乗って飛ぶが、いつかは土灰となる
老馬は馬小屋に伏せるが、その志は千里にある
烈士は生涯の暮方にも、壮心は止まない
満つる時と収縮の時の如何はただ天命にあるだけではない(自分次第だ)
そして、(自ら)喜びを養うことの幸福は生涯あるだろう

最後の一行はかなり恣意的な訳だが、「怡」の意味が漢和字典だと「よろこび、楽しむ」らしいので「養怡」の解釈が難しい。そこで「自ら」の冗語(文章を冗長化する無駄な言葉)を入れたわけだ。「自分で自分の喜びを養う」精神と言うか、知恵は、万人に通じる人生訓としてかなり有益なアドバイスなのではないか。



この新環境が、志は千里を駆ける老騏の馬小屋だと、前向きに。


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酔生夢人
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男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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