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「ビッグバン説」の怪しさ

我々は、あまりに明白なものはかえって目に入らない(意識に上らない)性質があるようだ。忙しい現代だと、自分の家族の顔さえ注意して見ない人間は多いのではないか。
と言うのは前置きで、私が「ビッグバン説」を信じていないことは何度も書いてきたが、その疑問の根拠は書いてこなかった。だが、下のロシアの科学者が(相対性理論批判の論文の中で)言うように、「何が」爆発したのかというあまりに明白な疑問、起こって当然の疑問は私の頭の中には浮かばなかったのである。
ビッグバン以前には宇宙は存在しない、つまり「何物も存在しなかった」わけだから、そこに突然、爆発が起こるとしたら、その爆発したとされるものは何なのかwww
なお、私は引用した論文を読んだわけではなく、単に漠然と眺めて、その中で興味を惹いた「ビッグバン否定論」の部分を抜き出しただけである。

(以下引用)

 概して言えば,ビッグバン(大爆発)理論は大きな疑惑を抱かせる。何が,どこに向か って,いつ爆発したのかというありふれた疑問(何しろ,空間も時間も物質*も存在しなか ったのだから)の他に,ブラックホールに関する一般相対性理論の結論(限界速度である 光速度は超えられないという結論)はどうするのかという疑問が生じる。何しろ,宇宙は, 83 第 2 章 一般相対性理論の基礎 ゼロ時点においては(さらに,ゼロ時点においてだけでなく,ある長さの時間にわたって) ブラックホールでなければならなかったのだから。一般相対性理論が課す条件はどうする のか? 何しろ,ブラックホール内における収縮といった比喩的記述の代わりに,今や, 我々はあらゆる場所における膨張を実験的に観測しているのだから。どうやら,検証不可 能なものをでっち上げるのがよっぽど面白いにちがいない(ただし,そんなものは科学と 呼ぶに値しない)。 次の原理的な問題に進もう

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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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