49:革(沢火革)【×○○ ○×○】「変革、革命」
革(の卦)は、誠(公明正大な意図)からの改革や革命であれば、大いに通り、貞固な状態となり、利がある。不祥事があってもその後悔もいずれ無くなる。
*「元亨利貞」の「元」をここでは「大いに」と読んだが、「基本的に」と解釈してもいい。つまり、改革や革命の意図が100%達成されなくても、基本的には達成される、ということだ。卦辞の中に「己日」という意味不明の言葉があるが、無駄な解釈はしない。先達諸氏も無理やりな解釈をしているだけである。昔は「己、巳、已」の3字に区別は無かったという説に従うなら「己日乃孚」は、「已日乃孚」の誤記というか、解釈ミスで、「(改革・革命の)已(や)みぬる日、孚(まこと)あらば」と読むのがいいのではないか。まあ、前言に相違して無駄な解釈をしてしまった。
50:鼎(火風鼎)【○×○ ○○×】「かなえ、賢者を養う」*「鼎」の字は「てい」と読む。
鼎(の卦は)基本的に通る。
*まったく素っ気ない卦辞だが、占う者が占う意図というか、知りたいことは、自分の願望が通るか通らないかだけだから、これでいいわけだ。もちろん「元亨」を「元(おお)いに亨(とお)る」と読んでもいい。そのほうが気分はいいだろうwww 「鼎」は言うまでもなく、「かなえ」である。「鼎の軽重を問う」の鼎だ。煮炊きする道具らしいが、神事に用いたようだ。上卦が火で、下卦が風(木)なので、火の中に薪を入れて煮炊きすることから、煮炊きに使う鼎が卦の象徴になったわけである。また、上卦が離で文明を表し、下卦が巽で、賢者に従順に従う意味にもなる。巽は「尊」と同音である。つまり、文明なる者(賢者)を尊重するさまだ。仲間のうちの賢い者を尊重し、従うとよい、という趣旨とも取れる。
51:震(震為雷)【××○ ××○】「地震、雷、戒懼の時」
震(の卦)は通る。雷が鳴った時のように最初は驚くが、後ではそれが笑い話になる。つまり、大山鳴動して鼠一匹にすぎない。ただし、恐れて身を慎むことは大事であり、勇敢ぶって軽率にふるまうべきではない。
*上卦も雷、下卦も雷である。雷は、音が物凄いのに比して、実際の被害は少ないが、被害が無いわけではない。雷に打たれないのは幸運な偶然でしかないのである。そのように、強大な存在に対して恐れ慎むのは社会生活の基本だろう。必要も無いのにヤクザや警官に喧嘩を売るのは馬鹿である。何しろ、相手はドスやピストルを持っている。
52:艮(艮為山)【○×× ○××】「止まる」*「艮」の字は「ごん」と読む。
艮(の卦)は止まる意味で、艱難を前にとどまるのだから咎はない。つまり、その先に険阻な山(艱難)があり、今は止まるべき時である。
*山また山の険難続きだが、登山家はわざわざその山に登るのだから、好運不運は考え方次第である。一般人なら、何も苦労して険難な山に登る必要はない。高い地位に上るのも同じようなものである。その苦労を知らない人が、その権力や豪華な服や美女の恋人を見て羨望する。あれは、高い山に登った、その苦労の代償なのである。もっとも、ヘリコプターで山頂に上る二世三世もいるwww 彖伝に言う、「艮は止なり。時止まれば止まり、時行けば行く。動静その時を失わざれば、その道光明なり」と。
革(の卦)は、誠(公明正大な意図)からの改革や革命であれば、大いに通り、貞固な状態となり、利がある。不祥事があってもその後悔もいずれ無くなる。
*「元亨利貞」の「元」をここでは「大いに」と読んだが、「基本的に」と解釈してもいい。つまり、改革や革命の意図が100%達成されなくても、基本的には達成される、ということだ。卦辞の中に「己日」という意味不明の言葉があるが、無駄な解釈はしない。先達諸氏も無理やりな解釈をしているだけである。昔は「己、巳、已」の3字に区別は無かったという説に従うなら「己日乃孚」は、「已日乃孚」の誤記というか、解釈ミスで、「(改革・革命の)已(や)みぬる日、孚(まこと)あらば」と読むのがいいのではないか。まあ、前言に相違して無駄な解釈をしてしまった。
50:鼎(火風鼎)【○×○ ○○×】「かなえ、賢者を養う」*「鼎」の字は「てい」と読む。
鼎(の卦は)基本的に通る。
*まったく素っ気ない卦辞だが、占う者が占う意図というか、知りたいことは、自分の願望が通るか通らないかだけだから、これでいいわけだ。もちろん「元亨」を「元(おお)いに亨(とお)る」と読んでもいい。そのほうが気分はいいだろうwww 「鼎」は言うまでもなく、「かなえ」である。「鼎の軽重を問う」の鼎だ。煮炊きする道具らしいが、神事に用いたようだ。上卦が火で、下卦が風(木)なので、火の中に薪を入れて煮炊きすることから、煮炊きに使う鼎が卦の象徴になったわけである。また、上卦が離で文明を表し、下卦が巽で、賢者に従順に従う意味にもなる。巽は「尊」と同音である。つまり、文明なる者(賢者)を尊重するさまだ。仲間のうちの賢い者を尊重し、従うとよい、という趣旨とも取れる。
51:震(震為雷)【××○ ××○】「地震、雷、戒懼の時」
震(の卦)は通る。雷が鳴った時のように最初は驚くが、後ではそれが笑い話になる。つまり、大山鳴動して鼠一匹にすぎない。ただし、恐れて身を慎むことは大事であり、勇敢ぶって軽率にふるまうべきではない。
*上卦も雷、下卦も雷である。雷は、音が物凄いのに比して、実際の被害は少ないが、被害が無いわけではない。雷に打たれないのは幸運な偶然でしかないのである。そのように、強大な存在に対して恐れ慎むのは社会生活の基本だろう。必要も無いのにヤクザや警官に喧嘩を売るのは馬鹿である。何しろ、相手はドスやピストルを持っている。
52:艮(艮為山)【○×× ○××】「止まる」*「艮」の字は「ごん」と読む。
艮(の卦)は止まる意味で、艱難を前にとどまるのだから咎はない。つまり、その先に険阻な山(艱難)があり、今は止まるべき時である。
*山また山の険難続きだが、登山家はわざわざその山に登るのだから、好運不運は考え方次第である。一般人なら、何も苦労して険難な山に登る必要はない。高い地位に上るのも同じようなものである。その苦労を知らない人が、その権力や豪華な服や美女の恋人を見て羨望する。あれは、高い山に登った、その苦労の代償なのである。もっとも、ヘリコプターで山頂に上る二世三世もいるwww 彖伝に言う、「艮は止なり。時止まれば止まり、時行けば行く。動静その時を失わざれば、その道光明なり」と。
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