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山本太郎には「大衆心理アドバイザー」が必要

「大衆心理学」と言うか、世間一般の人がふつうどのように思うか、ということへの洞察は社会改善を考える人間にとっては一番大事なことであり、たとえばヒトラーはその政治的悪行のために評判は最悪だが、大衆心理への洞察力は古今無双だろう。ある意味では「シオン長老の議定書(ユダヤプロトコル)」の完璧な実行者だ。ヒトラーが実はユダヤ人だったという説があるのも、このあたりに原因があるのかもしれない。

というのは前置きで、下のツィートでの竹熊健太郎の指摘はまったく正しいと思う。さすがに編集者としても有能な竹熊氏の指摘である。
私がいくら山本太郎の賛同者であっても、書店でこの本を見つけてカウンターに持っていく勇気はない。あまりにみっともない外観と題名の本である。
本の外観というのは、「他人に自分を見せるお洒落」なのである。汚いボロを着た垢だらけの人間に初対面で惚れる、あるいは近づきたいと思う女性はあまりいないだろうwww
もともと山本太郎を馬鹿にしている馬鹿が世間には多い。彼の芸能界への登場時を覚えていて、今でも彼を「メロリンキュー」(私はその当時を知らないので意味不明だが)と嘲笑するネット民は多い。また、彼が高校中退(学歴は「中卒」となる)であることを馬鹿にする連中も多い。
山本太郎をその程度しか知らない世間の人間が、この本の表紙を見てどう思うか。牛の胴体に山本太郎の顔がくっついているわけで、つまり、「自分は牛程度の知能の人間です」と言っているようなものではないか。しかも題名が「僕にもできた! 国会議員」では、中卒の芸能人でも国会議員になれたことを自慢している本か、と思うのがほとんどではないか。
大衆は、ほとんど感覚で判断するのである。
中味が何ひとつ理解できなくても、東大教授か助教授だかの書いた難しそうな本が売れていると聞けば、自分もその本を買って電車の中で広げ、格好をつけるものだ。そうしてベストセラーになったりする。
つまり、「人にウケたい(重んじられたい)なら、ウケる外観を作る必要がある」わけで、上級国民がカネのかかる服装をするのも、その威力を知っているからである。
その意味では下の本は完全に落第である。

(以下引用)




は今年出した著作「僕にもできた国会議員」が売れてないと嘆いているが、ひとつには表紙デザインのセンスに問題があると思う。またブルー系の表紙は売れないというジンクスがある出版社も知っている。






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