栃木県足利市の足利大付属高(旧足利工大付属高)で昨年6月、男子バレーボール部の男性コーチ(66)(昨年12月に退職)が当時2年生の男子生徒に体罰を加えたとして、栃木県警は2日、元コーチを傷害容疑で宇都宮地検足利支部に書類送検した。
また、同じ生徒に暴力をふるったとして、同級生の部員2人を別の暴行容疑で書類送検した。
県警や同校などによると、元コーチは昨年6月下旬、校内で生徒を正座させ、胸を数回蹴るなどしてけがをさせた疑い。同校の調べに「生徒が部内で禁止された女子マネジャーとの交際をしていることを知り、かっとなった」と説明している。部員2人は同3月頃、寮で生徒を蹴るなどした疑い。
同部は全国大会で優勝経験がある。元コーチらの書類送検について、同校は「再発防止に向けて決意を新たにしなければいけない」としている。