大学生のころ、同じく大学生で法科に通う友人と町をぶらぶらしている時、横断歩道で赤信号だったので(車は来ないが)私が立ち止まっていると、友人が「何してるんだ。さっさと渡ろうぜ」と言った。当時の私は「赤信号なら渡らないのが当然」という考えだったので、驚いて、「お前、法科のくせに信号無視するのか」と言うと、「車も来ないのになぜ渡らない。法律のために人がいるんじゃなくて人のために法律があるんだ」と言った。
この「人のために法律がある」という言葉は、今でも心に残っている。
(以下引用)
この「人のために法律がある」という言葉は、今でも心に残っている。
(以下引用)
井上陽水が昔、大麻で逮捕されたあとの記者会見で「法律に違反したことをお詫びします」と言ったのは絶妙の釈明だったと思う。悪いことをしたからお詫びしたのとはニュアンスが違う。法律に違反したことをお詫びしたのだ。
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