忍者ブログ

母性神話への反逆

「私お母さんだから」について前に少し考察したためか、ふと「乳ぜり泣く子を捨てっちまおか」という中七下五(実際は下七。調子から言って「すてちまおか」より「すてっちまおか」あるいは「すてちまおうか」が良い。)の俳句を思い出したが、その上五が思い出せない。ということは、上五は他の部分との関連として「動かない」ものではないのかなあ、と思って調べると、「短夜や」であるらしい。「夏の夜や」でも別に構わない気がする。その方が、赤ん坊の泣き声にいらいらする感じがもっと出るのではないか。「短夜」というのは雅やかなイメージが付きすぎているような感じがする。
で、まあ、自分の赤ん坊を「捨てっちまおか」と考えるというのは、いわば母性神話への反逆宣言みたいなもので、この俳句が発表された当時、さぞ衝撃だっただろうな、と思う。
なお、「すてっちまおか」を漢文風に書いた意図は、作者の一種の自己防衛だったのではないか。つまり、「須らく捨つべしや」と読めて意味は分かっても、俳句としてどう読むのかは不明なわけで、この作品を批判しにくくなるわけである。



(以下引用)



こういう俳句に出会いました。 「短夜や乳ぜり泣く児を須可捨焉乎」 (竹下し...


  • はてブ



  • 知恵コレ


アバター



ID非公開さん


2005/8/2408:57:31



こういう俳句に出会いました。

「短夜や乳ぜり泣く児を須可捨焉乎」
竹下しづの女)

これは何と読むのでしょうか。どんな意味でしょうか。お教え下さい。

閲覧数:
1,277
回答数:
3

違反報告


ベストアンサーに選ばれた回答


アバター



ID非公開さん


2005/8/2409:03:08



ひゃー!
おもしろい俳句ですね。

「みじかよや ちちぜりなくこを
すてちまおか」

ただでさえ、暑く寝苦しい夏の夜に
お乳を欲しがって泣く子がうるさいので
捨ててしまおうか!という
母親の心情を詠んだものらしいです。
http://www.bekkoame.ne.jp/~hujino/001/ha-izumiryouko.html






拍手

PR

この記事にコメントする

Name
Title
Mail
URL
Comment
Pass
Pictgram
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
13
14 19
26 27
28 29 30

カテゴリー

最新CM

プロフィール

HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

ブログ内検索

アーカイブ

カウンター

アクセス解析