大学入試センター試験で出されたアニメ「ムーミン」に関する問題に疑問の声が寄せられていることについて、大学入試センターは16日、読売新聞の取材に対し「設問として支障はなかったものと考える」との見解を文書で示した。
13日に行われた地理Bの問題(配点3点)は、過去に日本で放映された「ムーミン」と「小さなバイキングビッケ」のアニメと二つの異なる外国語の言葉を示し、フィンランドを舞台にしたアニメとフィンランド語の組み合わせを選ぶもの。ビッケはノルウェーが舞台として、「ムーミン」を正答としていた。
ムーミンはフィンランド人作家の原作だが、スウェーデン語で書かれ、舞台がどこの国かは明確にされていない。そのため、同センターに対して「出題ミスではないか」との指摘が出ていた。