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ブログ中断の挨拶と「梅ちゃん」感想まとめ

この頃は毎日2回投稿して、そのうち1回は「梅ちゃん先生」感想になっていたが、今日はしばらくお別れする挨拶である。と言っても、ただの夏休みだ。しばらく田舎に帰るので、ブログも中断されると思う。まあ、パソコンは持って帰るつもりだが、うまく接続されるかどうか。下手をしたら数週間の中断になるかもしれない。
と言うわけで、ブログ更新が途絶えていても、死んだり刑務所に入ったりしているわけでは(多分)ないので、ご心配なく。
挨拶だけでは素気ないので、例によって「梅ちゃん先生」感想を少し書いておく。
まあ、「梅ちゃん先生」は面白かった。通常の意味では最低、最悪のドラマだが、「悪口を言う楽しみ」「他人の悪口を聞く(読む)楽しむ」をこれほど与えてくれるドラマは稀有だろう。
「2ちゃんねる」に生息する連中の気持ちが少し分かった気がする。あれも他人の悪口を言う快感、自分の知性を誇る快感、自虐の快感という病的神経の解放の場だと私は思っている。つまり、私もそういう現代人の一人であるようだ。仙人などとはおこがましい、と少し反省している。

で、「梅ちゃん先生」批判コメントを読んでいて気がついたことを少し書く。
1)松岡先生、大好評だったこと。:コメントの中に松岡の退場を悲しむ声、再登場を期待する声が非常に多いのが目についた。これは日本人の健全さの現れだろう。つまり、真面目、誠実、素朴、思いやりという性格は多くの人に好まれるということだ。簡単に言えばジェームス・スチュアートのキャラクターである。このキャラクターはハリウッドからも日本のテレビドラマや映画からも長い間姿を消していたが、その久しぶりの復活が松岡というキャラだったのである。で、このキャラはほとんど全国民的な共感を得たのだが、ところが制作陣はそういう宝箱を掘り当てながら、それをあっさり捨て去るという愚行をした。そこからこのドラマの転落が始まり、批判が急上昇したのである。
2)南果歩(梅母)が異常なほど嫌われていること。:主人公の梅ちゃん、こと堀北マキ(漢字は知らん)も嫌われているが、それよりもコメントでの梅母嫌悪の声は驚くほど多い。なぜなのか、男性である私には理解できないのだが、女性からはとにかく嫌われているようだ。私はこういう「可愛いお母さん」は好きなのだけどね。色白であることまで文句を言われて「白塗り母」とか悪口の言われ放題で可哀相なほどだ。祖母役の倍賞美津子も大不評で、どちらにも共通しているのは「男に好かれそうな女は女に嫌われる」ということかと思う。べつに彼女たちのせいではなく、脚本と演出のせいなのだが、半分は彼女たちの容姿のせいでもあると私は睨んでいる。倍賞さんなど、あの年にしては色気がありすぎだから、女性に憎まれたのではないか。前の朝ドラの主人公は、少なくとも男好きのする女優ではないから女性には大好評だったのかと思う。あのドラマを評価する男は、ドラマを評価しているのであって、主演女優を女として好き、というわけではないだろう。はっきり言ってブスだしね。女はブスな女優を好む、というのは定説だ。まあ、オードリー・ヘップバーンやマリリン・モンローのレベルになると女優というよりは美女の象徴だから、女も彼女たちを好きだと言えるようになるわけだ。男だってイケメン男優は嫌いだろう、と言うかもしれないが、少なくとも私はそうでもない。まあ、私はルーファス・シーウェルやルパート・エヴェレット、仲代達矢、若手なら城田優などをいい顔だと思う人間だから、そういうのはイケメンではない、というなら話は別だ。ジャニーズ系の軽薄な顔は大嫌いである。
3)視聴者のドラマを見る目は鋭く厳しいこと。:世間の人間は、政治的にはB層が多いかもしれないが、それは教育とマスコミによる洗脳の結果であって、知性的には優れた人間が多い。むしろ社会の上にいる人間たちよりも、無名の庶民の中にこそ知的に優れた人間が、ごく普通に隠れ住んでいるのではないか。

以上である。

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酔生夢人
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男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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