このブログを読んでくださっている皆さんへのクリスマス・プレゼントである。 この前から、今後の世界のキーワードは「ほんの少しの優しさを」あるいは「ほんの少しだけでいい」ということにしようと勝手に決めているのだが、これは昔聞いたオーティス・レディングの「Try a little tenderness」が私の深層心理の中から浮かび上がってきたのだろう、というわけでその歌をユーチューブから拾って転載する。 最初にCMが入っているのがウザいが、ステージ版よりレコード版の方がこの歌に関しては優れているので、レコード版と思われるこの動画にした。 ディケンズの『クリスマス・カロル』も、いわば「ほんの少しの優しさで世界は変わるよ」、という話と読めないこともない。クリスマスは、世界中がそうした優しさに包まれる日だと考えれば、無神論者でも大いにクリスマスを祝っていい。 なお、後でもう一つ動画を追加する予定である。
「小さな」「少しの」つながりで、バート・バカラックの「Pray a little prayer for you」がうまく使われた「My best friend's wedding」中の私の好きな場面を、同じくユーチューブから拾って転載する。この映画は音楽の使い方が実に私好みで、楽しい映画であった。ジェローム・カーンの「今宵のあなた」が出てきた時には、驚いたものである。まあ、主人公の女の自己中ぶりがうんざり、という人も多いだろうが、そういう話なのだから、これでジュリア・ロバーツを嫌っては可哀想である。なお、ネタバレだが、ジュリア・ロバーツとダンスをしている男は、実はホモであり、彼女とは友情関係なのである。彼女の暴走を引き止め、救う役柄だ。ここでも「少しの優しさ」がすべてを救うということである。 もしもクリスマスに見る映画に迷っているなら、ディズニーの実写・アニメ融合映画の『魔法にかけられて』などがお勧めである。あの中の公園での楽しい群舞シーンだけでも、見る価値はある。もちろん、全体に楽しい映画であり、クリスマスは感動映画か楽しい映画に限る。