NHK大河ドラマ「いだてん」の視聴率が悪い理由だが、記事コメントがなかなか的確なので転載する。私も
東京オリンピックの大金使った無駄なコマーシャルとしか思っていない。ので、最初からまったく見ていない。見ている人の評価は高いようだが、面白いと思っているから見続けているわけで、それは当たり前のことだ。問題は、異常な低視聴率の理由は何か、ということだが、それは、「東京オリンピックを招致したことへの国民全体の批判」である、というのが正解だろう。フクシマ(現在は年金問題)その他をそっちのけにして、一部の人間たちだけの利益のために膨大なムダ金を使うことへの批判である。つまり、この低視聴率は「政治批判」であり、「東京オリンピックそのものへの批判」なのである。
なお、純粋にテレビ番組としての問題を言えば、主役たちに華が無い。見たいと思う顔ではない、ということである。中村勘九郎も阿部サダヲも悪い役者ではないが、テレビ画面で見たい顔ではない。その逆に、無名役者を使っても、「おっ」と視聴者に思わせ、見続けたいと思うこともある。次代のスターはそうして出てくる。(顔の美醜を問題にしているわけではない。オーラの問題である。大河ドラマで主役を張れる役者に必要なのはオーラである。たとえば私は三国連太郎にはオーラを感じるが、佐藤浩市にはオーラを感じない。昔のTBSの大作歴史ドラマ「関ヶ原」では、主役の加藤剛より脇役の高橋幸治にオーラを感じた。)

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