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専門家(僧侶)の知的レベルの低さ

ナカムラクリニック記事の一部である。
「因果応報がこの世の摂理」とは、どういう仏教宗派の教えなのだ? 中村氏の質問にまともに答えていない。明白な詐欺説法である。こんなのは本来のブッダの教えでも何でもないだろう。

(以下引用)

当院を受診された、とある僧侶がこんな話をした。
「仏教の教えるところでは、善因善果、悪因悪果、因果応報がこの世の摂理です。ひらたくいうと、『いつか必ず自分に返ってくる』ということです。いいことであれ、悪いことであれ、人はその報いを必ず受けます。分かりやすいでしょう?」
ああそうですか、で済ませてもよかったのだけど、僧侶の話を聞ける機会は多くはない。そこで、こんな質問をしてみた。
いや、でも本当に世の中、そんなに分かりやすいんですか?好き放題、悪行の限りを尽くし、不法に富を得て、それで幸せな老後を過ごし、一生を終えた。そういう人もたくさんいると思います。
というか、東京大空襲とか原爆投下で何万人という市民を殺して、戦後には日本の労働力が生み出す莫大な富を吸い上げてボロ儲けしているアメリカの金融マフィアの人たちに、悪因悪果の摂理が機能しているかというと、そういう印象は受けないんだけど。世界観や宗教観が違えば、下るべき天罰も下らないということですか?
僧侶はほほえんで、
「今生で償いがなされなければ、来世での報いが待っています。前世で人を殺せば、今世で殺されるかもしれない。それがカルマです」
前世で一人殺せば、今世で誰かに殺されて、それで収支トントン。自分の命で以って前世での殺人を償う。そういう仕組みだとして、しかし、たとえば広島の原爆で14万人が死んだ。そんな途方もない悪因を、いったいどんな悪果が埋め合わせてくれるというんですか?
言ってしまってから、すぐに反省した。患者として来てくれた人にぶつける質問ではない。

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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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