忍者ブログ

夢とは何か

  1. まあ、同じようなことを何度も書いているので、またかと思われそうだが、夢は寝てから見るものだ。子供の、将来に対する希望を「夢」という言葉で表すのは(あるいは、「希望」という言葉で表すのも、「(実現が)希な望み」なのだから、そうなのだが)、「夢」は実現しなくて当然だ、というのを含意しているのではないかwww
    小田嶋師が書いているように、普通の人間の幸福は毎日の生活の中にあるのであり、「夢を見る」のは楽しいが、ある種の現実逃避なのである。まさか大人たちは子供に「夢を持て」と言うことで「現実逃避しろ」と言っているわけではあるまい。(実際には「夢」は資本主義の「競争原理」と結びついているのであり、子供は将来への夢を持つことで競争社会に自ら参加していくことになる。その好例が「アメリカンドリーム」である。)


    (以下引用)





    小田嶋隆 @tako_ashi 3時間前
  1. むしろ「夢を持っていない人間は不幸だ」「夢のない人生は不毛だ」という強迫が若い人たちを苦しめている。だから、「夢なんかなくても大丈夫。夢を見るのはどっちかといえばバカな人たちなんだから、別に君が無理してそっち側の人間になる必要はないぞ」と言ってあげるのが大人の役割だと思う。
  1. オレらが子供の頃は、おとなは仕方なく働いているものだと思っていた。自分が大人になったら仕方なく働くんだろうとも思っていた。で、実際に多くの人間は仕方なく働くことになるわけだけど、別にそれがとりたてて不幸なわけでもない。何がいけないんだ? どうして夢なんか見させようとするんだ?
  1. 「13歳のハローワーク」や「キッザニア」は、子供たちに「職業を通じて夢を実現する」生き方を強要しているのではないか。職業生活がそのまま夢の実現であるみたいな人間がいないとは言わないが、そういう人間は変態です。普通の人間の幸福は、単純に日々を生きていくことの中にあるものだと思う。





拍手

PR

この記事にコメントする

Name
Title
Mail
URL
Comment
Pass
Pictgram
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
13
14 19
28 29 30

カテゴリー

最新CM

プロフィール

HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

ブログ内検索

アーカイブ

カウンター

アクセス解析