堪忍袋の緒が切れた、というところだろう。まあ、容疑者(すでに自白しているようだから犯人と言っていいと思うが)が、どういう人柄かは知らないが、私が同じ立場でも、同じことをしたかもしれない。
老人介護というのができる人を私は尊敬する。そして、介護の仕事の苦労によるストレスから来たこういう犯罪については、被害者よりもむしろ加害者に同情する。
被害者家族については、老人ホームに入れた時点で「精神的な姥捨て」をしたようなものだと私は考えているので、まったく同情しない。私が家族なら、「厄介な存在が消えてほっとした」気持ちが必ずあると思う。それを口にすると世間の袋叩きに遭うから、みんな言わないだけだろう。
私自身は、自力で生きられなくなったらさっさと死にたい。
早く、手軽に安楽死できるような法制度ができてほしいものである。
(以下引用)
「入浴拒否、度々され」…元職員が動機を供述
川崎市幸区の老人ホームで2014年11~12月、入所者3人が転落死した事件で、最初に死亡した男性(当時87歳)に対する殺人容疑で逮捕された元職員今井隼人容疑者(23)が「介助するなかで度々入浴を拒否され、煩わしいと思っていた」と供述していることが20日、捜査関係者への取材で分かった。
神奈川県警は、今井容疑者が男性への入浴介助を繰り返すうちに、いらだちを募らせたことが動機のひとつになった可能性があるとみて、慎重に調べている。
男性は身の回りのことを一人で行うのが困難となる「要介護3」だった。今井容疑者はこれまでの調べに対し、「男性を入浴させる際に度々拒否された」と供述し、転落死した14年11月の数か月前から「煩わしいと感じていた」と話しているという。

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