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シリアでの「国境なき医師団」病院への攻撃のこと

「スプートニク」より転載。
私は前々から、赤十字が作られたのは諜報活動の便宜のためだ、というのを持論にしているが、多くのNGOやNPOが、実は西側政府の活動を支援する目的で行動している、というのは現代の常識だろう。その魁(先駆け)が赤十字、というわけである。
とにかく、美辞麗句を並べて嘘をつくのが連中(とは誰か、言わずもがなだろう)の常套手段だが、言葉をそのままに信じる子供や、子供の頭脳のまま大人になった連中(かつての私もそうだ。今は中学生レベルにはなっていると思うww)は、連中の言葉や看板に簡単に騙される。まあ、「国境なき医師団」の、下で働いている医者や看護師は本気で人道的目的のために働いているだろうが、その背後で諜報活動が行われていても不思議ではない、どころか、それが無いとしたら、その方が不思議だろう。
だからと言って、病院を吹っ飛ばしていい、とは、下で働く医者や看護師たちのことを思えば言いたくはないが、吹っ飛ばす側の言い分も一応は聞く必要はあるだろう。
そもそも、戦場だからと言って、政府の許可も得ずに病院を作っていい、ということにはならない。それが正当化されるなら、「戦場ではあらゆる無法行為が許される」とならないか。「人道的な目的のため」という看板があれば法規に違反してもいい、ということは法の大原則に反しているだろう。
シリアの国連大使が、「フランスの諜報機関」とはっきりと指摘しているのは、明白な証拠があるからだ、と私には思える。
そもそも、なぜ「国境なき医師団」がシリアで活動しているのか。その医師団が救助し介抱する対象が誰か、と言えば、「反政府軍」兵士に決まっている。シリア軍兵士はシリア軍の医師が救助するに決まっているからだ。ならば、政府から見れば、「国境なき医師団」は反政府軍の一味と当然看做されるのではないか。その背後にフランスほかの欧米政府がいることを、この国連大使の言葉は示しているわけだ。

まあ、病院を攻撃したのがどこの国か、ということすら「藪の中」状態であるから、外野からこの問題を論じるのは、「我、刷毛の影もて馬車(馬の、だったか)の影を掃く御者の影を見たり」でしかないのだが。


(以下引用)


シリア国連大使「『国境なき医師団』の病院は、仏諜報機関の支部」

© AFP 2016/ Nasir WAQIF
中東
短縮 URL
31449271

シリアのジャアファリ国連大使は、同国北西部での所謂『病院』攻撃事件に関連して、次のような声明を発表した―


「ロケット砲の攻撃を受けたイドッリブの所謂『病院』は、シリア政府との何の事前協議もなく、国際組織『国境なき医師団』により作られたもので、シリアにおけるフランスの諜報機関の支部である。現在彼らは、自分達がしてきた事の結果を、完全に感じている。」

先に国際組織「国境なき医師団」は、シリア北西部のイドッリブにある病院が、攻撃により破壊されたと伝え、少なくとも患者5人、医療関係者や警備員が犠牲になったと発表した。



なお「国境なき医師団」のスポークスマンらは、病院を攻撃したのは、アサド大統領に忠実な部隊だと主張している。またトルコのダウトオール首相は「病院には、ロシア製のロケット弾が命中した」と述べた。


一方シリアのハッダド駐ロシア大使は「病院は、米空軍により破壊された」と述べているが、米国のライス国家安全保障問題担当大統領補佐官は「米政府は、シリアでの病院爆撃を非難するが、現時点で誰の仕業か正確に言う用意が無い」と発言した。


またロシア国防省は、シリアの病院を攻撃したとのトルコの非難を斥けた。ペスコフ大統領報道官は「ロシア政府は、そうした声明を受入れられない。ましてそうしたものは皆、確認も取れていなければ、証拠もない」と指摘している。




続きを読む http://jp.sputniknews.com/middle_east/20160217/1625684.html#ixzz40SoxwJWL



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