この手の「院内感染」事件(事故と言うべきか)は、ほとんど毎年のように起こるイメージだが、対策がほとんどなされていないのではないか。また、病院側がどのように責任を取ったのかの続報もほとんど聞いたことがない。
状況はよく分からないが、入院患者の一人がインフルエンザを発症したということは、医者か看護婦か面会家族の誰かが外部からインフルエンザウィルスを持ち込んだと推定できるように思う。そして、病院がどのようにそうした場合に備えていたか分からないが、それが無効だったというのがこの事件の示すことだろう。
要するに、
インフルエンザにかかった人間が外出をし、人の多い場所に行くこと、特に病院や養老院など、体の弱っている人間の多い場所に行くのはれっきとした犯罪である、と見做すべきだということである。
ついでに言っておけば、看護師などはおそらく強制的にインフルエンザワクチンを打たされていたと思われるから、この病院の看護師二人が感染したということはインフルエンザ対策にワクチンは無効だ、ということを示しているのではないか。
(以下引用)
インフル院内感染、入院患者の80代女性が死亡 岐阜
岐阜県の土岐市立総合病院(350床)で、入院患者10人と看護師2人がインフルエンザに感染し、このうち80代の女性患者が25日夕に死亡した。病院は院内感染だったとして、27日に発表した。
病院によると、今月15日に入院患者1人がインフルエンザを発症。24日には看護師2人と入院患者4人が発症し、うち感染症で入院した女性1人が25日夕に死亡した。死因は感染症の悪化だった。26日までに計12人が発症し、病院は同日午前に東濃保健所(同県多治見市)に報告。全病棟で家族以外の面会を禁止した。
伊藤昭宏院長は「1人の方がお亡くなりになったことは大変重く受け止めている」とコメントした。
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