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小説と「読者の視点」

私はドストエフスキーの作品はかなり読んだ部類だと思うが、「二重人格」と「貧しい人々」は読んでいない。前者は途中まで読んで中断していたが、そこまで読むのにかなり難渋していた。後者は、「あまり楽しくない話だろうな」という予想があるからで、私にとって読書とは何よりもまず快楽であり娯楽だからである。「二重人格」を読むのに難渋したのも、それが「楽しくない」からだった。何しろ、主人公が人格低劣な下級官吏で、その心理を精細に描くのだから楽しいはずがない。
しかし、先ほど、寝床の中で同書を数ページ読んで考えたのだが、これは読む側が主人公に感情移入して読んではいけない種類の小説ではないか。つまり、主人公と同じ平面で世界(小説世界)を見るのではなく、主人公も含めて小説世界を「高みから見下ろして眺める」小説ではないか、ということだ。言葉を換えれば、この作品は喜劇、あるいは笑劇であり、読み手が心理的にその作中人物と同じ平面にいては、「笑えない」のである。
だが、読者の多くはふつう、小説の主人公に感情移入するものだ。そこに「二重人格」の読みにくさや不快感の原因があるということだ。感情移入してはいけない主人公に感情的に同化していてはそうなるのが当たり前だろう。

そこで思い出したのが深沢七郎の「絢爛の椅子」である。これは女子高生殺人事件の殺人犯の少年の心理を克明に描き出した小説だが、読者は読んでいる途中から、この少年の精神が、読んでいる自分とは別種の、しかし世間にはごくありふれた種類の精神でもあることに気づくのが大半だと思う。そこで、読者の心理の安全性は保たれるのだが、その一方で、世間にこうした殺人者の精神を持った人間がたくさんおり、自分の間近に無数に蠢いていることに不安感も持つのである。
これは石原慎太郎の初期の作品である「処刑の部屋」(訂正→「完全なる遊戯」)でも同じだ。小説家の中には、この種の「天才的想像力」を持つ人間がおり、つまり殺人者(アモラルな人間、低俗な人間、低知能の人間等等)の心理に「成り切れる」才能の持ち主だ。当然、世間の「普通の人間」は、この種の作品に嫌悪感を持つ。それが健全でもある。だが、文学の可能性は、この種の「冒険性」で切り開かれるものでもあるだろう。

ついでながら、「作中人物=作者」ではないのは当然だし、「主人公=作者のヒーロー」でもない。私はドストエフスキーの「未成年」を読むのに難渋していたが、当たり前の話で、主人公の青年は馬鹿な未成年者であるからだ。つまり、感情移入しにくい人物で、むしろ感情移入するべきではない存在なのである。そこで、主人公(語り手でもある)は馬鹿な未成年者だという視点で高みから見下ろすと、この小説世界がクリアに見えてきて、実に面白い小説になったのだが、これは「読書の難しさ」という一面を示してもいるようだ。そんな面倒くさい作業は嫌だ、という人もいるだろうが、それは「雲丹(蟹でも海老でもいいが)の姿は気持ち悪いから食うのも嫌だ」という、もったいない話である。私自身、こうした読み方が(いつもではないが)できるようになったのはごく最近なのである。

なお、この外に、川端康成の「夏の靴」などを念頭に置いた「小説とポエトリー(詩情)」という思考テーマも考えたが、それはいずれ考えたい。「夏の靴」は、心の部屋の壁に飾っておきたい(特選の)「小さなスケッチ画」である。




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高血圧基準のいい加減さ

「東海アマブログ」記事で、長いが、内容がいいので全文転載する(予定)。

(以下引用)場合により省略。



 mRNAワクチンのことではない。血圧調整薬剤のことだ。
 医療産業が、薬を売りつけるために「異常血圧」のデータを捏造した結果、どれだけの人を無用な死に追いやってきたかを告発する。

 麻生財閥のドワンゴによる「ゆっくりシリーズ」は原発推進だし、アクセス稼ぎで表題を興味本位に捏造していることも多いので最近は見ていなかったのだが、血圧問題について、なかなかピントの合った良いコンテンツを出しているので紹介する。

 これを知らずに病院に行くと100%損します。高血圧の基準が130→160に変更になった本当の理由
https://www.youtube.com/watch?v=9iPCEDOlbFs

 「高血圧」の判定基準が2024年4月ついに改訂! 「副作用もある降圧剤を飲むべきか否か」問題に迫る【大櫛陽一】
 https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/2711380/

今年4月から、特定健診における高血圧での受診勧奨と判定する基準(mmHg)が、現在の「収縮期140/拡張期90」から「収縮期160/拡張期100」へと変更されることになった。
 数字の上では違いが分かりにくいが、「受診勧奨される人が10分の1になる」のです。詳しくは私の著書『長生きしたければ高血圧のウソに気づきなさい【増補新版】』(KKベストセラーズ 2024年)をお読みください。この変更には多くの伏線があります。

 一つ目は国際的な潮流です。少し前には医療の世界で論文や薬の治験の不正が横行し、治療指針(ガイドライン)も製薬企業により歪められていた時期がありました。
 この影響による無駄で危険な医療が問題になりました。2004年に医師と製薬企業の経済的な癒着(利益相反)を解消しようという動きが起こり、コレステロールや血圧の治療ガイドラインが科学的に作られるようになりました。
 2019年の英国政府のガイドライン(NICE)で、高血圧に対する医療介入は収縮期160/拡張期100mmHg以上となったのです。日本は、この世界の潮流から取り残されていました。

 二つ目は日本人を対象とする研究です。同じ2004年に、私たちが総合健診医学会で70万人の健診結果から統計的な方法で「男女別年齢別基準範囲」を作りました。詳しくは上記著書に記載してありますが、加齢に伴って血圧が上昇するのは正常な変化で自立度を高めるなどの効果があるのです。
 55歳以上では男女とも収縮期160/拡張期100mmHgまでは正常なのです。これを裏付けた住民追跡研究の結果を2008年に発表しました。60歳以上の男女とも、死亡率の上昇が見られたのは収縮期160/拡張期100mmHg以上でした。

 三つ目は国民医療費の限界です。厚労省は2008年に医療費削減として特定健診・保健指導(メタボ健診)を開始し、職場健診や人間ドックでも同じ基準を使うように指導してきました。しかし、その後は過剰診断や薬物副作用により医療費の伸びが加速してしまいました。
 特に開業医の所得平均が2160万円と、他の職種での所得が増えない中で目立っています。しかし日本医師会は従業員の賃上げのために診療報酬点数を上げることを求めています。

 このせめぎ合いの中で、2024年6月から再診料を2点(1点10円)、高血圧/高脂血症/糖尿病の生活習慣管理料を40点、それぞれ上げる代わりに、月2回から1回の算定とします。2022年に3回まで繰り返し使えるリフィル処方箋が制度化されており、すでに再診回数が減少しています。

 2024年4月からの特定健診の新しい血圧判定では140/90mmHg以上を受診勧奨判定値として残していますが、括弧付きで(判定値を超えるレベルの場合、再検査や生活習慣改善指導等を含め医療機関での管理が必要な場合がある)としています。
 さらに次のページで「すぐに医療機関の受診」としているのは160/100mmHg以上と明記しました。140~159/90~99mmHgは「生活習慣を改善する努力をした上で、数値が改善しないなら医療機関の受診を」と受診抑制をしています。

 忙しい日本の外来診療で高血圧で受診すると、原因を調べずに「本態性高血圧」として薬が出されるでしょう。薬には効果と副作用がありますが、降圧剤では脳卒中、心筋梗塞、腎疾患など疾病への効果は認められていませんが、副作用として脳梗塞、腎機能低下、肝機能障害などが医薬品添付文書に記載されています。
 薬の効果と副作用のバランスを報告している利益相反のないサイト(theNNT.com)では「既往歴無し、収縮期血圧 140-159mmHg 、拡張期血圧 90-99 mmHg」の人では効果ゼロ、副作用が12人に1人としています。

高血圧と言われた人は、医師に「原因は?」と聞きましょう。毎朝と就寝前に血圧を2回ずつ測りましょう。そして、私の著書を参考にしてください。
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 引用以上

 「アンタは血圧が高い、それは病気だ! だから薬を飲め!」
と医療機関で宣告される基準が、コロコロ変わっていたことをご存じだろうか?

 1987年には、旧厚労省が180/100mmHgを高血圧の基準とした。今年4月に改定された基準 160/100mmHg と比較すると、やや高いが、この当時には、たぶん医療産業も金儲けよりも、学問的真実を大切にしていたのだろう。

 2000年には、日本高血圧学会が140/90mmHgという基準値を示した。
 当時の基準は、年齢ごとに異なっており、70代は150mmHg未満、80代は160mmH未満とされていた。
 年齢ごとに異なる基準には正当性があった。人間は老化現象として血圧が高くなってゆくからだ。

 2004年には、日本高血圧学会は、これまでの診断基準を改正し、65歳以上の高齢者の高血圧の基準も、他の年代と同じように、140/90mmHg以上にした。
 たぶん、このあたりで、製薬業界から高血圧学会に、自分たちに都合良く血圧基準を設定してくれと圧力がかかり、あるいは袖の下が使われたかもしれない。

 以下は、製薬業界に迎合して基準を定めた疑いのある高血圧学会会長
 第27回 2004年10月7~9日松岡博昭(獨協医大・循環器内科)宇都宮
 第26回 2003年10月30~11月1日 江藤胤尚(宮崎医大・第1内科)宮崎

 このとき定められた140/90mmHg以上を高血圧とする基準が、現在の日本の高血圧の基準になっている。それが今月、20年ぶりに改められたわけだ。
 だが変更後も、各地の医療機関で、2004年基準を前提に診療すると宣言している医師が少なくない。

 2024/5/20 / 高血圧基準が2024年4月から変わった? 変わらない当院治療方針の理由
 https://www.tsuchiura-east-clinic.jp/18262.html

 高血圧の基準は、世界の地域により異なるが、以前は、世界で140/90mmHgで共通していた。現在では、世界の各地域で異なるようになった。
 米国では、2017年に、高血圧の基準が、140/90mmHg以上から、130/80mmHg未満に引き下げられた。(米国心臓病学会/協会ガイドラインより)

 アメリカという国は、極めて異常な医療が行われていることで知られている。医療費が超高額であること、それに医療保険会社と製薬企業の力が異常なほど強いことだ。
 また、新型コロナワクチンで明らかになったように、厚労省に相当する米国食品医薬管轄機関は、民衆の健康に寄り添っているのではなく、巨大企業の利権に寄り添った政策を行っていることで有名だ。(例えば食品安全近代化法)
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827700.html

 アメリカで世界の潮流に逆行して、高血圧基準が引き下げられた理由は、引き下げることで「高血圧病人」が幾何級数的に拡大し、医療産業がボロ儲けできるから以外の理由は考えにくい。
 基準を下げれば延命し健康を獲得できる人が増えるからでは決してないのだ。

 ホメオスタシスと血圧
 血圧というのは、人間の「恒常性維持機能」=ホメオスタシスの核心である。
 http://health.ymdat.com/homeostasis.html

 人間の健康は、基本的に体液の循環によって支えられている。人間に発生する、あらゆる病気や怪我を治療できるのも、体液の循環があるからで、医薬品は、それを補助する役割にすぎない。
 したがって、病気治療の大本命、本質は「体液循環」でなければならないのだ。

 私が間質性肺炎になって、呼吸が苦しくなっても医者に行かず、医薬品にも頼らず、自分で毎日7000~10000歩歩くことで自家治療を試み続けているのも、ホメオスタシスと体液循環を信じているからだ。
 ピルフェニドンやニンデダニブ、ステロイドなどの延命に役立つ薬があるが、そんなものより体液循環の方が、数百倍も効果があると確信しているからである。

 発症後10年、私が医療に頼っていたなら、とっくの昔に死んでいたに違いないと思う。医療のやることは、無用無駄な検査による診断確定と投薬手術だけだ。日本では呼吸トレーニングのようなホメオスタシス医療には非常に関心が低いのだ。それは、それによって成功しても医師の名誉や利益に直結しないからだろう。

 血圧がホメオスタシスの核心という理由は、それが体液循環の本質部分だからだ。
 血圧がなければ体液循環はありえない。だが、血圧は年齢や筋肉量などの要素で大きく変化してゆく。一日のなかでも数十程度の変化は珍しくない。

 若いうちは、筋肉量が多いので活発に体液循環が行われるが、年齢を重ねるとサルコペニアという筋肉量減少が起きてくる。
すると筋肉収縮による循環機能が弱り、血圧が上がって、体液を循環させるようになる。これが老人性血圧上昇の理由である。

 私は、60歳を過ぎて自身のサルコペニアを自覚させられた。こうなると動物性蛋白質をたくさん摂取して筋肉増強運動をすればよいのだが、あいにく腎臓が悪化しているので、魚などを食べられない。だから、ふくらはぎの運動に特化することにした。
 体液循環にとって、一番大きな役割を果たしているのが、ふくらはぎの運動である。
 立位動物である人間は、血液など体液が下腿に落ちてゆく。それをふくらはぎの収縮運動で心臓に送り返すことが体液循環に最適なシステムである。

 ふくらはぎの運動とは、すなわち歩くことである。走っても良いが、たぶん、ゆっくり歩いた方が、無用な負荷を作らず効果が大きいと思う。
 ただ、最近では、少し息がはずむくらいが良いという意見もある。私の場合は、標高差100~200mの坂道を上がる運動を大切にしている。

 年を取って血圧が上がるのは、自然の摂理である。これに「高血圧」という「病名」をつけて病気に仕立て上げて、無理矢理、診断し、無理矢理投薬するのは、治療ではなく、患者から金を搾り取りたいという医師と医薬品業界の強欲から来ているものだろう。

 以前にも書いたが、医師は、教科書に書いてある医療プロトコールを実行していれば、医師のつもりになっていられる。
 それは患者の病気を治療したいという目的ではなく、医師としての存在理由を確認したいという目的に他ならない。なかには、患者を「金のなる木」と認識している医師もいるように思える。

 もし、本気で患者のための医療を行いたい良心的な医師がいるとすれば、血圧の高い人に対して、「歩きなさい、ふくらはぎを運動させなさい」ということになるだろう。
 しかし、そんな金にならない治療指導を行う医師などほとんどいない。みんな降圧剤という投薬を行い、自分が医師であることをプロトコールによって確認しながら、看護師の給与を確保するため、何点もらうかという結論に落ち着くのである。それ以上のことを考える医師は、たぶんほとんどいない。

 医師や医薬品企業を「悪の権化」のように書いてはいるが、まあ、人々の病気や怪我治療に寄与している現実は、私も認めている。
 医薬品企業に対しても、私は、そこそこのサプリメントやアロプリノールを常用しているし、最近では、友人からもらったイベルメクチンを使ってみて、「もしかしたら間質性肺炎に効果があるかもしれない」と思い始めている。

 私のもらったイベルメクチンは、通常3mgに対して12mgと濃度が高く、飲むと胃がむかつくので、長いこと使わなかったのだが、寄生虫症の疑いで使ってみたら、なんと、山の中での呼吸が楽になってきたのだ。
 それから現在まで毎日1錠を10回続けたら、確かに夜、呼吸が苦しくなることが消えた。歩くのも楽になった。
 イベルメクチンは、新型コロナ禍の肺炎に効果があるといわれてきたが、間質性肺炎にも効果があるのかもしれない。

 だが、薬価がとても安い薬なので、こんなので新型コロナや間質性肺炎が治ってしまうなら、医師や製薬企業の儲けが薄くなってしまう。だから、医療産業は、全力を挙げて「イベルメクチンは新型コロナには何の効果もみられない」と宣伝している。

 ちょうど、アニサキス症に対する正露丸と似ている。アニサキスの地獄の激痛は、全世界の漁師が頻繁に経験していて、日本ではとりわけ高知の遠洋漁業者が昔から職業病として対策してきた。
 大正時代に正露丸が出てから、全国の漁師は、遠洋航海に出るときは必ず正露丸を大量に携行している。アニサキスの激痛に襲われたなら正露丸を4錠飲めば数時間で痛みが消えて治癒してしまうのだ。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5937440.html

 だが、正露丸の薬価はひどく安いので、医師が処方しても儲けなどほとんどない。ところが内視鏡を使えば5万円は取れる。だから正露丸は効果がないことにしてしまった。
 今、ライブドアとアメブロの自分のブログ検索をしてみたら、なんとアニサキスが検索排除され、見つけられなくなっていた。これも医療・医薬品業界が圧力をかけたのだろう。
 http://hirukawanakayama.seesaa.net/article/493725851.html?1716855762

 すると、たぶん、このブログもすぐに検索できなくなるはずだ。日本は情報公開ランキング70番目という悪質な情報統制国家なのである。

 問題は、医療業界、医薬品業界が、「金にならないことはやらない」と新自由主義の思想に染まっていることだ。医療は新自由主義の実利最優先思想から、もっとも縁遠い人間愛を優先させるものでなければならないが、実際には、金儲けを狙う医薬品業界から、たえず圧力がかかっている。
 イベルメクチンや正露丸のような金にならない薬は使わない。健康に影響のない血圧であっても、無理矢理、高血圧という病名を仕立てて、降圧剤を使わせる。
 このため、降圧剤の副作用による認知症や死者が膨大なものになっている。

認知症症状を悪化させる降圧剤の種類
 https://www.youtube.com/watch?v=_M9E2BvFy1I

 【医師は飲まない高血圧薬】血圧の話~薬編 副作用暴露‼︎ノルバスク、アムロジピン 降圧剤が引き起こす予想外の衝撃的な結果とは? 血圧を下げるツ
  https://www.youtube.com/watch?v=werZPnXP1Zk

 最低血圧130以下で降圧剤を飲んでいた人の死亡率が上がっていた。
 https://medley.life/news/5582638d4502c33301803b6d/

 「140・90」以上が高血圧という「病気」と決めつけられ、降圧剤を処方されてきた、これまでの医療が、いったいどれだけの腎不全死者や認知症患者を出してきたかを考えると、空恐ろしくなるのは私だけではないだろう。
 https://www.healthcare.omron.co.jp/cardiovascular-health/hypertension/column/long-term-use-of-hypertension-medication.html

 体液の循環に必要な血圧を薬で無理矢理下げれば、脳にゆく血流も減り、アミロイドβ、タウ蛋白やレビー小体を洗い流す作用も弱くなるのは当然のことで、降圧剤など常用すれば認知症まっしぐらなのだ。
 
降圧剤は金になる。だから病気でなくとも、高血圧を病気と決めつけて無理矢理薬を使わせれば製薬企業も、医療機関もウハウハなのだ。

 降圧剤市場なおも拡大 18年に1兆円市場に 配合剤登場で競争激化 2010/05/07
  https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=38980

現在は、その数倍、年間数十兆円の儲けを製薬企業にもたらしている打ち出の小槌なのだ。これが、ごくあたりまえの老人性高血圧を病気と決めつけてきた根本理由である。
 私のこのブログは、アニサキス記事と同じように、たちまち検索排除されるにちがいない。

 日本の戦後医療は、実は731部隊をそのまま引き継いできた。残酷な人体実験を中国で繰り返した731部隊は、総司令官の石井四郎も、指令の内藤良一も、誰一人処罰されることなく、日本に帰還し、自由の身となってミドリ十字社などの製薬企業を設立したり、厚生省医官になったりして、戦後医療の基礎を作ってきた。
 そこには、人体実験を繰り返し、人の命に対する尊厳がカケラもない金儲け一辺倒の思想が受け継がれているのだ。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5889038.html

 今回取り上げた血圧基準問題も、実は731部隊の思想が受け継がれていると私は考えている。

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「世界でもっとも幸福な国のひとつ(笑)」での少子化

引用記事は、私の思索のきっかけであるだけなので、後で大幅にカットするかもしれない。
で、私の「哲学的思索(笑)」は、「フリーセックスは少子化を招来する」という、当たり前の話なのだが、これについてまともに発言した人を私は見た記憶がない。
子供を産むというのはふつう、結婚制度が前提であり、女性が最初からひとりで子供を産み育てるという厳しい人生を選択をする例は少なくて当然だろう。
で、結婚制度というのは、古いと言わば言え、守操義務が前提であり、特に子供を産むかどうかというのは、夫にとっては、それが「自分の子供である」というのがふつうは大前提になる。それが、誰の子供か分からないのでは夫としては「お前が勝手に妊娠したのだから、離婚してひとりで勝手に産んで勝手に育てろ」と思うのが当たり前なのではないか。まあ、他人の子供というだけなら可愛いが、それが「自分の女房を寝取った相手の子供」だとなると、可愛いどころか殺したくなるのが「普通の気持ち」なのではないか。
というわけで、結婚制度とフリーセックスは相反する存在だ、という理屈で、フリーセックスが広まった社会は当然少子化になるわけである。
この問題の解決策も腹案があるが、それは書かない。たぶん、キチガイ思想だと言われるだろうから。いや、書こう。それは「国立孤児院」の普及である。貧困女性や貧困家庭の赤ん坊を国が引き取って成人まで育て上げ、奴隷労働者か兵士にするという案だwww まあ、スイフトの「アイルランドの貧困家庭の乳児を有益ならしめる案」に比べると少しは人道的なのではないか。

(以下引用)

スウェーデンの出生率が「過去300年で最低」に

地球の記録 - アース・カタストロフ・レビューさんのサイトより
https://earthreview.net/swedens-birth-rate-is-the-lowest-in-300-years/
<転載開始>

population-europe.eu

2024年も出生率低下は継続中

最近はどうもスウェーデン関係の報道に目が行くのですが、少し前には、「スウェーデンの女子高生の 4分の 1が体調不良」という報道から考えるいろいろなことについて書きました。


(記事)「スウェーデンの女子高生の4人に1人が体調不良」という報道から見える世界的な「若年層の機能不全化」の進行と「弱い個体の死」
 In Deep 2024年5月24日


この報道のあった翌日には、「スウェーデンで、注意欠陥・多動症(ADHD)の子どもの数が爆発的に増加している」ことが報じられていました(翻訳記事)。


何が起きているのかなとは思いますが、スウェーデンだけではないですけれど、何となく世界全体が妙な感じです。


最近、スウェーデンの出生率が「過去 300年で最低に達した」ことを報じている記事を見ました。


この「 300年で」というのは、300年前の 1749年にスウェーデンで出生率の記録が開始されたということで、「統計開始以来の最低」ということを意味します。


以下のような記事でした。


スウェーデンの出生率が過去300年で最低に

Sweden reports lowest birthrate in nearly 300 years
aa.com.tr 2025/03/24


世界で最も幸福な国の一つであるスウェーデンの新生児数が、出生率の記録を開始した1749年以来最低となった。



スウェーデンは今週初めに発表された世界幸福度報告書で第 4位となったにもかかわらず、2010年以降、自国のスウェーデン女性と外国生まれのスウェーデン女性の双方で幸福度が下降傾向にある。


スウェーデンの女性は現在、平均 1.45人の子供を出産しており、これは 1749年に調査が始まって以来、最低の数字だ。


「 2024年に入っても、曲線は引き続き下降傾向にあります」とスウェーデン政府統計局の人口統計学者グアダルーペ・アンダーソン氏は声明で述べた。


アンダーソン氏は、昨年の新生児数は 2003年以来最低となり、女性 1人当たりの出生児数もスウェーデンで過去最低を記録したと述べた。


そしてスウェーデンの人口数そのものが新たな最低水準に向かっているようだ。1月には、出生数が最も少なかった 2023年の初めよりも出生数が少なかった。


出生児数で見ると、最も出産が減少したのはスウェーデン南部のマルメだった。


スウェーデンの女性たちの中には、親になることをためらっている人々が多いようだ。そのほとんどは、世界の情勢や不安定さを理由に挙げている。


「子どもたちは、これからどのように暮らすのでしょうか?社会はどうなるのでしょうか?」とスウェーデン人のサンナ・タヤリさんは SVT 放送に語った。


2023年には、出生児数が 40人未満だったスウェーデンの自治体は 26あった。最も少なかったのは北部のドロテア自治体で、出生児数はわずか 8人だった。


このため、スウェーデンでは幼稚園が閉鎖を余儀なくされていることはすでに明らかとなっている。長期的には、より少ない若者たちが、より多くの高齢者人口を支えることにならざるを得ないだろう。




 


ここまでです。


幼稚園の閉鎖について書かれていますが、これは少子化の進む国ではどこも同じ傾向のようです。


韓国では、2023年までの 5年間で 10,000カ所近くの保育園が廃業したと報じられています。


中国でも、急激な幼児数の減少により(一人っ子政策をしていた頃より深刻な減少)幼稚園児が急激に減少していることが報じられています。


なお、スウェーデンの出生数の減少傾向は過去 150年くらい続いていたことがデータでわかります。以下は 2020年までのものです。



statista.com


20世紀の後半くらいまでに、最高のときより 3分の1ほどまで落ち込んだ出生数が、その後 2023年などになり、「さらに加速して出生数が落ちた」ようです。


今後の出生率に関しても、たとえば先ほどの「女子高生の 4人に 1人が体調不良」というような若い女性たちのメンタルの状況では、なかなか出生数が上昇していくという感じは見られません。


結果として、福祉国家としての「福祉」に問題が生じる可能性もあり、そして、若者たちは現在よりさらに福祉のための重い負担を担うことになりかねないのかもしれません。


以前、「福祉国家スウェーデンの福祉が崩壊するとき」という記事を書いたことがありますが、出生率の問題からも、今後 10年内くらいには複雑な問題が表面化しそうです。


もちろん、出生に関しては日本のほうがさらに状況が悪いわけですけれど…。



<転載終了> 

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鳥尾子爵論文という、驚異的慧眼の文章

目覚めの床で、寝床の傍らの本棚からたまたま手に取った「小泉八雲集」を読んでいると、その中に素晴らしい一節を見つけたので、その一節の(全体の転記が面倒なので)さらに一部を転記することにする。全日本人に読んでほしい文章だ。その文章は、八雲が「日本人の微笑」という小論の中に引用している鳥尾子爵(鳥尾小弥太)の論文の一節である。(この「日本人の微笑」そのものが素晴らしく面白いものなので、一読をお勧めする。私の持っているものは上田和夫訳の新潮文庫のものである。この中にはほかにも魅力的な作品がたくさんある。)鳥尾子爵のこの小論が書かれたのは1890年らしい。実に、その慧眼に驚く。その後の西洋や日本の闘争主義や資本主義的堕落を完全に予測している。

(以下引用)論理が引用(文章抜粋)のため不明確になった部分だけ私が少し変えた。引用冒頭の一文の最初にあった「皮相な見地からすると」を、それが意味上修飾する言葉の前に持ってきた。また、適宜段落分けをした。


西洋流の社会形態は、古くより人間の欲望を自由に発達させた結果、華美と浪費をきわめ、皮相な見地からするとはなはだ魅力的である。要するに、西洋で一般に行われている物事の状態は、人間の利己心の自由な活動にもとづいているから、そうした特質をじゅうぶんに発揮することによって、はじめて到達されるのである。社会的混乱など、西洋ではほとんど注意も引かない。が、そうした混乱こそ、そのまま現在の悪しき社会状態の証明であり、またその要因でもあろう。……西洋かぶれの日本人は母国の歴史を、西洋流に書くつもりでいるのか。彼らは、本気で自分の国を、西洋文明の新しい実験の場にしたいと考えているのであろうか。……
 東洋では、古来、一国の政治は慈悲心にもとづき、国民の権利と幸福の確保に向けられていた。どのような政治的信条も、弱者や無知な人間を搾取するために知力を磨くべきであると考えたものはかつてなかった。……(中略)
 人間社会にあって、その存在を労働に負うていないものはありえない。ところが、一人の贅沢な人間の欲望を満足させるためには、千人の労苦を必要としているのである。労働によって、彼らの文明から快楽を提供されている連中が、労働者のおかげであることを忘れて、あたかも彼らを、同じ人間でないかのように扱っているのは、まことに奇怪といわねばならない。しかし、西洋流の解釈にしたがえば、文明は、大きな欲望をもつ人たちを満足させるためのものにすぎない。大衆にとってなんの利益もなく、ただ野心家たちが、その目的を果たすために競う制度にすぎない。……
 西洋流の制度が、一国の秩序や平和を途方もなく乱しつつあることは、目のある人には見え、耳のある人はこれを聞いている。そうした制度の下における日本の将来は、まことに憂慮すべきものがある。
 倫理も宗教も人間の野望に奉仕するように作られた原理に立脚した制度は、当然、利己的な個人の欲求と一致する。自由や平等という近代的な公式に具現された理論は、すでに確立している社会的諸関係を壊滅させ、礼儀作法を無視する。……絶対の平等、絶対の自由など得られるはずもないから、権利・義務によって規定された制限がいろいろ置かれることになっている。しかし、だれもが、多くの権利をもとめて、義務はできるだけ少なく負おうとするから、結果は、果てしない論争と法的な争いに終始する。自由と平等の原理は、国家の組織を変え、社会階層の正当な区分をくつがえし、あらゆる人びとを一つの名目だけの水準に引き下げることに成功するかもしれない。しかし、冨と資産の平等な分配は決して達成できない。アメリカを見よ。……もしも、相互の人権や身分が、財産の程度に応じてあたえられるなら、国民の大多数は、財産などあるはずもないから、権利を確立することができない。これに対し、資力のある少数者は、みずからの権利を主張し、社会の承認のもとに、人間愛と慈悲の命ずるところを無視して、貧者に圧倒的な義務を強要するであろう。こうした自由と平等の原理を日本で採用するならば、わが国の良風美俗はたちどころに損なわれ、国民の気風を冷酷無情なものとし、ついには一般庶民に災厄をもたらす要因となるだろう。(夢人注:青字は夢人による強調。これが当時もそうだったが現在はそれ以上に激烈になったアメリカ資本主義、あるいは新自由主義の姿であり、そして日本で現在進行中の状況であることは言うまでもないだろう。)
 一見したところ、西洋文明は、利己的な欲望を満足させるのに適しているから、いかにも魅力的に見えるが、しかし、人間の欲望が自然の法則をつくるという仮説を基にしている以上、究極するところそれは、失望と堕落に終るにちがいない。……西洋諸国は、最も深刻な闘争と幾多の消長をへて、今日の有様となった。だから、闘争を続けるのが彼らの運命なのである。今のところ、動機となる要素はいくらか平衡を保ち、社会状態もだいたい安定している。しかし、こうしたわずかの平衡も、かりに乱されることがあれば、新たな闘争と苦難の一時期をへてふたたびつかの間の安定が得られるまで、またもや混乱と変化の淵に投げ込まれるであろう。今日の貧しい無力な人びとは、将来の富裕な強者になるかもしれず、その逆もまた同様である。永遠につづく混乱こそが、彼らの宿命なのである。平和な平等は、滅亡した西洋諸国の廃墟と、絶滅した西洋人の死灰のなかに打ち立てられるまでは、決して達成されまい。(夢人注:赤字は夢人による強調)
 

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愚かさの自業自得 

「大摩邇」から転載。
絵に描いたような自業自得ではあるが、「悪意の自業自得」ではなく、愚かさの自業自得である。おそらく、為政者や官僚の多くは、新コロワクチンの危険性を最初から知っていて、自分やその家族には接種していないしさせていないと思う。この記事の末尾の「議会でのスタンディングオベーション」の空々しさ、偽善!

(以下引用)

Covidワクチンを国民に押し付けた英国議員、手足が黒くなり四肢切断手術を受ける Baxter Dmitry

さてはてメモ帳さんのサイトより
http://glassbead.blog.shinobi.jp/medical%20tyranny/british%20mp
<転載開始>

みなさん、こんなモロンに毒「ワクチン」を強制されたそうです


自分も打っただけ、日本の悪魔よりはましか?


British MP Who Pushed Covid Vaccines on Public Undergoes Quadruple Amputation After Hands and Feet Turn Black May 25, 2024 Baxter Dmitry NewsWorld 3 Comments


https://thepeoplesvoice.tv/british-mp-who-pushed-covid-vaccine-on-public-undergoes-quadruple-amputation-after-hands-and-feet-turn-black/



ワクチンを完全接種した英国のクレイグ・マッキンレー[Craig Mackinlay]議員は、免疫システムが感染症に対処できず、手足が黒く、体が「非常に奇妙な青色」になる「極めてまれな」反応を引き起こしたため、四肢切断手術を受けた。


パンデミックの間、有権者にCovid-19 mRNAワクチンを宣伝していたマッキンレーは、感染症があっという間に生命を脅かすようになったことに唖然としたと語った。医師によれば、議員は敗血症を患っており、生存の可能性は5パーセントしかなかったという。


BBCのインタビューでマッキンレーは、体調が悪くなり始め、30分もしないうちに全身が「とても奇妙な青色」に変わったと語った。「私の全身が、上から下まで、耳も、何もかもが青くなった」と、彼は敗血症性ショックの症状について水曜日に発表されたインタビューで語った。


パンデミックの間、マッキンレーは実験的なCovid-19ワクチンの接種を受けるよう有権者に呼びかけ、「騎兵隊が丘を越えてやってきた」といった英雄的な言葉でその展開を表現した


https://rumble.com/embed/v4uipi9/?rel=0&autoplay=0 



マッキンレーはまた、202111月にタネット・ワクチンセンターのボランティアに証明書を贈呈し、パンデミック時に可能な限り多くの人々にワクチンを接種した医療従事者の役割を称えた。 (蛇足:結局、たいていモロンらしい)



それから早3年、Covid-19ワクチンの壊滅的な展開の後、その国会議員は世界中の多くの人々が共有しているような深刻な健康被害に苦しんでいる。


敗血症は、免疫系が効果的に対処できない感染症に対する身体の極端な反応である。たとえ軽いものであっても、あらゆる種類の感染症によって引き起こされる可能性があり、病原体(細菌)が体内に侵入して増殖し、病気や臓器・組織の損傷を引き起こすことで発症する。


身体は基本的に機能停止に陥り、生命を脅かす状態になるため、臓器障害や苦痛を伴う死を防ぐために緊急の医療処置が必要となる。


米国疾病管理予防センターによると、敗血症は、錯乱や見当識障害、息切れ、高心拍数、発熱、震えや非常に寒く感じる、激しい痛みや不快感、皮膚のしっとり感や汗ばみなど、さまざまな症状を伴うため、適切に特定できないケースもあるという。


マッキンレーは多臓器不全で昏睡状態に陥り、GBニュースによると、記憶が完全に消された期間が3週間あるという。


目を覚ますと、手足が黒くなっていた。


これらはおそらく失われたものだとわかりました」と、彼は言った。


1130日、マッキンレーは病院のベッドからビデオを撮影し、手足の損傷を見せた。


私の手と足は完全に死んでしまった」と彼は言い、「節くれ立ち、乾燥し、朽ち果てた」と表現し、翌日には四肢切断手術を受ける予定であることを明かした。


現実問題として、私はここまで生き延びるべきじゃなかったかもしれない」と、マッキンリーは述べた。


死神は私を生き残らせたが、私の手足の4本に代償を与えた」と彼は付け加えた。


マッキンレーの妻、ケイティ・マッキンレーは、医師から生存の可能性は5%しかないと告げられたが、希望を持ち続けたとGBニュースに語った。


私は別れを告げたことは一度もないし、クレイグがこれで終わりだと思ったこともありません。


クレイグならやり遂げるだろうとずっと思っていたし、実際そうなりました。


両腕は肘から、両足は膝から切断され、手術には45時間かかったとマッキンレーはGBニュースに語った。


マッキンレーは水曜、感染症にかかり四肢切断を受けた後、下院に戻り、国会でスタンディングオベーションを受けた。


 


https://rumble.com/embed/v4t1p8z/?rel=0&autoplay=0 


 


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Baxter Dmitry is a writer at The People's Voice. He covers politics, business and entertainment. Speaking truth to power since he learned to talk, Baxter has travelled in over 80 countries and won arguments in every single one. Live without fear.



<転載終了> 

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「日本の少子化問題」はこれで解決www

井口博士のブログは、完全な与太話が時々混ざるというか、現在は8割くらいは与太話だと私は思っているが、昔は非常に興味深い話、貴重な話もよく書いていたものである。
久しぶりに訪問して目にしたこの記事も与太話ではあるだろうが、(何しろ、問題の人物が「煎茶道黄檗売茶流先代家元」であるwww 何だ、この肩書は。20年以上も前の流行語で言えば、まったくワケワカメである。)ここに書かれた「ベーシックインカム」の特別な形態は、実行可能なら、まさに少子化問題の必殺の解決手段だろう。いや「殺しては」こまるがwww
つまり、世帯ごとの支給ではなく、頭数ごとの支給だとすると、家庭を持ち、子供が増えるごとに生活がどんどん楽になるので、確実に少子化問題は解決するわけだ。まあ、問題は、どこにその財源を求めるかである。
それに、日本人という民族の低知能化や下品化(さらに言えば日本人としての本質である「日本の文化的道徳的伝統」との断絶)がここまで来ているなら、無理に日本人を増やす必要もなく、放置するのも「あり」だろう。つまり、「日本沈没」で、国家ご意見番の「ご老人」が日本沈没の解決策のひとつとして出した答えである。
まあ、もうひとつの解決策として「一夫一婦制の廃棄」というのもあり、また強姦無罪化や堕胎厳罰化という、トランプが喜びそうな案もある。もちろん、LGBTは犯罪と認定するww
とりあえず、子供を産んだら育児資金として毎月10万円支給するのが無難で、多くの貧困者を救うのではないか。まあ、その10万円が父親の酒代や母親のファッション費用になるかどうかは分からないが。
後は、孤児院の充実か。毒親の下よりも孤児院で育つのが子供の幸福だろう。独身貧困女性はそこで子供の世話をすればいい。生きたミルク飲み人形の世話で、母親気分は味わえるだろう。出世コースはそこには無いだろうが、上役に怒られることもないだろうから、他の仕事よりよほど楽しいかもしれない。ちなみに、漫画の世界では、未来社会ではこうした「孤児院」的施設が存在する話がけっこうある。


(以下引用)
さて、久しぶりに先代家元の話をメモしておこう。
特に2022年9月のものである。
中澤弘幸 先代御家元 【 勉強会 2022年9月 】<#1> 〜1人の人と出会う確率〜
これから#17までどんどん見ることができる。
この講演の大事な点は、この本の話の内容が、その後10月に出版予定の中澤弘幸さんの本

【先代御家元】中澤弘幸さんの「我恩」:ベーシックインカム=10万円/月をすれば少子化対策になるだろう!_d0407307_15295043.jpg
の紹介が入っていることである。
非常に興味深い本だからぜひ読んでみてもらいたい。
この中澤さんは、アイデアマンである。
講演でもそうだが、ところどころに家元独特のひらめき、アイデアが含まれている。
この本の最後に非常に興味深いそうしたアイデアが出ている。
べーシックインカム
という最後のセクションには、次のようなアイデアがある。
ところで、
 
べーシンクインカムとは、最低限の所得補償の一種で、政府が国民全員に一定の現金を定期的に支給する
というものである。
そこで、この額として国民1人につき、
10万円
のベーシックインカムを支給すべきだというのが、この中澤さんのアイデアである。
問題はこの額が、多すぎても少なすぎてもいけない。
そこで10万円が良いと考えたわけだ。
なぜなら、例えばベーシックインカムが1人30万円もあったとすれば、1人1人が独立して生活するに十分になる。
そうなると、家族を形成する必要がない。
10万円なら、今度は男女がペアになり家庭を作れば、計20万円になり、ある程度の生活ができる。
その間、仕事をする必要がない。
つまり、この場合なら、若い夫婦の場合なら、子作りに集中できるだろう。
そしてもし子ができれば、その子供にも1人10万円もらえることになる。
したがって、3人、4人と子供を作れば、月30万円、月40万円と所得が増えることになる。
これは若者には非常に良い経済補償になるに違いない。
健康保険やコロナ対策に100兆円を費やした事情からすれば、我が国の経済状況からこのベーシックインカムを実現する余裕は十分にある。
なぜなら一般会計100兆円、副別会計200兆円以上の余裕があるからだ。
一人10万円のべーシックインカムは別に所得で制限なんていうまどろっこしいことは考えない。
とにかく一律全員に毎月10万円を給付するのである。
とまあ、こんなアイデアはこの面白い本には満載されているのである。
弥栄!
 

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「宗教家」と「宗教者」

「大摩邇」所載の「in deep」記事(だったと思う。まあ、岡氏の記事だ。)の末尾の引用文で、私は宗教家というのが嫌いなのだが、下に引用するこの言葉は(現代では常識だが、それが本当には常識として機能していない。つまり、単なる頭の片隅の知識でしかない。)今の世界の最深奥の問題を明示していると思う。まあ、タラビッチという人物は「宗教家」ではなく「予言者」らしいが。
ついでに、なぜ「宗教家」が嫌いなのかを言えば、ある宗教に属するだけで、それはすでに「党派」の一部になるからである。「党派」とは「党派の利益」が最優先され、つまり自分の良心や理性に背く行為も行うようになることを意味するのである。(混沌堂主人の非論理性、愚論や同じ党派の人物への盲信や執着という根本的欠点もそこにあるだろう。)つまり、デカルト的な「人間としての根本的理性」から外れるからである。
ただし、個人的に心の中である宗教を信じるだけならば、その害悪性は低い、あるいはほとんど無くなり、むしろその「善行」が周囲に利益になるだろう。言い方を換えれば、私は「宗教家」は嫌いだが「宗教者」は好きだ、とも言える。

(以下引用)


19世紀のセルビアの予言者であるミタール・タラビッチ(1829 - 1899年)という人のクレナムの予言というものをよく思い出します。


そこから一部抜粋して締めさせていただきます。全文は、こちらの記事にあります。



ミタール・タラビッチ「クレナムの予言」から抜粋

人間の魂は悪魔にのっとられるのではない。もっと悪いものにのっとられるのだ。


その頃の人間の信じているものには真実などいっさいないのに、自分たちの信じる幻想こそが真実だと思い込むのである。


人々はきれいな空気を嫌い、神々しいさわやかさと美しさは、人間が作った上下関係の階層関係の中で見えなくなってしまう。


しかも、これは誰かから強制されてこのようになるわけではない。人間は自分の自由意思からこうしたことを行うのだ。


知識が増大するにつれて、この世の人間たちは互いを愛したり心配したりすることはなくなる。


彼ら相互の憎しみはあまりに大きく、彼らは自分の親戚のことよりも、自分たちのもっている所有物や小物のことを気にかける。


人々は、自分の隣人の人間よりも、自分がもっているいろいろな機械や装置のほうを信頼する。


その時代には、多くの数字が書かれた本を読んだり、あるいは書いたりする者たちが、もっともよく物事を知っていると考えられる。


これらの教育のある者たちは、自分の人生を計算に基づいて送ろうとし、数値の命ずるままに行動する。


こうした人々の中にも悪人と善人が存在する。悪人は悪行を平気で行う。たとえば、空気や水、そして河川や土地を汚染し、このため人々はさまざまな病気で死ぬようになる。


善人で賢いものたちは、数字から導かれた努力にはなんの価値もなく、それはただ世界を破壊するだけであることを悟るようになり、数字に答えを見いだすのではなく、瞑想を通して真実を発見しようとする。


しかし、時はすでに遅い。悪意をもつものたちが全世界を荒らし回っており、膨大な数の人々が死に始めるからである。

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HN:
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男性
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仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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