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「1割、6割、3割」構造

太田出版「ケトルニュース」より転載。
「1割、6割、3割」というのはなかなか鋭い捉え方だと思う。
特に、1割がヤンキーで、6割がそのヤンキーに怯えてそれに従う付和雷同層である、というのはまさに日本社会そのものである。

(以下引用)





日本の中高の教室には身分制が存在 「3割は被差別階級」の実態

『フェイクの時代に隠されていること』より イラスト:小田嶋隆
『フェイクの時代に隠されていること』より イラスト:小田嶋隆
Amazonより
『フェイクの時代に隠されていること』 著:斎藤環、福山哲郎

「最大多数の最大幸福」とは、政治(家)が目指す1つの考え方ではあるが、それによって社会の分断が進めば、世の安寧は失われ、幸福の総量はどこかで一気に目減りする。日本では長らく、格差の拡大を助長するような政策が取られ、“平等神話”は完全に過去のものとなったが、このまま格差拡大が進むことを、我々は指をくわえて見ているしかないのだろうか。7月13日に『フェイクの時代に隠されていること』を上梓した立憲民主党幹事長・福山哲郎と精神科医の斎藤環は、同書でこのように語っている。


 * * *
斎藤:私の個人的印象ですが、日本のシステム自体が6、7割の人々にとっての利益や幸福度を最大化する仕組みになっていて。残り3割が非常に苦しい思いをするような構造に、ずっとなっていると思うんですよね。


そう考えた根拠のひとつは、スクールカーストの存在です。中学や高校の教室のなかに身分制があるんです。生徒の上位1割がカーストの頂点で、彼らがクラスを牛耳っている。実はこれが成績上位者とかじゃなくて、いわゆるヤンキー層なんです、今はね。


そして6割がその取り巻きなど、あまり睨まれないで平和に暮らしている層です。残り3割がカースト下位者で、被差別階級なんですよ。オタクとかひきこもりはそこにいるわけです。クラスのいやなこと、掃除当番とか教材の準備とかは全部、この層に押しつけられる。というよりも、恐ろしいのは、彼らが自発的にやるんです、それを。自発的にやらないと睨まれるからという理屈で。


福山:変な意味の忖度をするわけですね。


斎藤:まさに忖度なんですよ。上位層の意向を忖度して、自分たちがいやなことを全部進んで引き受ける。やらないといじめられるという恐怖もありますが、そういうクラス内の「空気」があるんです。思春期以降、ずーっとこういう抑圧が続いていると、社会に出てからもけっこう深刻な影響が残ります。


福山:生活保護の家庭に生まれた子が生活保護になるのと同じような構造ですね。


斎藤:確かに同じようなところがあると思います。7割の利益最大化社会は、社会の平均的な幸福度は上げるかもしれないんですけど、3割の非常に大きな不幸をつくり出してしまうということです。事実、内閣府の調査でも、20代の若者の生活満足度は74%と非常に高い。でも私は、政治家の仕事は、排除された3割の不幸をどうするかということがテーマなんじゃないかと思うんです。


福山:その不幸を幸せに転換するためのサポートが政治の役割です。


斎藤:単純に再分配と言ってしまうのもあれなんですけど、どう3割の不利益を緩和できるかということですね。その3割のなかに、貧困層の他にも精神障害者とかひきこもりとか、そういった人たちの問題が含まれてくる。


福山:そのなかに、これから増えてくる低所得の高齢者とかも入ってきます。


斎藤:入ってくると思います。その層は本当に報われない状態で、放置すればその状態がますます固定化されていく。


福山:ますます社会の分断が激しくなるということですか。


斎藤:実質的には分断統治みたいなものなので、諍いはそのなかで起こるんですよ。


福山:わかります。要は3割のなかで諍いが起こるんですよね。


斎藤:階級闘争が起こらないんですよ。すごく巧妙な、それこそ江戸時代の士農工商みたいなシステムになっている。下の階層を見下し、排除することで成り立っている。「日本人って放っておいてもこういうのをつくっちゃうんだな」と、ついつい感心してしまいますけれどもね。


で、悪いことに、この構造で社会はかなり安定するんですよ。安定性というか、恒常性が高い。とんでもないことはなかなか起こらない。個人の自由や権利よりも、社会の治安や維持可能性を優先するということなら、かなりよくできたシステムでもあるんです。


福山:ですね。


斎藤:6割が支持していますから。その分厚い層を論駁するのはなかなか難しい。これにどう楔を打つか。この空気をどう変えていくかということだと思うんですよね。


福山:今、そこが構造的に崩れ出しているんじゃないかなと思うんです。


今、世帯収入が300万以下の人が34%です。斎藤さんの言われた数とちょうど一緒ですね。これ、1997年からずっと増えてきたんです。つまり中間にあった層からこちらへずぅ~っと落ちてきているわけですね。それでどんどん貯蓄もなくなっているんですよ。この層が増えてきている。斎藤さんが3割と言われた層が、実はもう4割近くにまで増えてきているんです。


斎藤:そうなっていますね、確かに。中間層が剥落しているんですね。


福山・そのなかで、「あいつは自分よりも貧しいんだからオレはこれでいいんだ」と思っている。斎藤さんのさっきの「1割・6割・3割」の話はすごくわかりやすかったんですが、私らが高校無償化をやるときに所得制限を入れなかったのは、その分断を避けたかったからなんです。


たとえば高校無償化をやって、所得制限を入れると、3割の子が無償化対象で、7割の子が無償化対象じゃないとすると、クラスのなかに親の年収とか地位とか、親の状況によって分断の亀裂を入れることになるわけです。なぜならクラスのなかで、「あの子は無償化対象だ」「あの子は授業料払っている子だ」というのが明確に色分けされるわけじゃないですか。そのことを私らは避けたかったんですね。


つまり子どもの可能性は、どんな親に生まれようが変わらないんだと示したかった。また、お金持ちで今は授業料を払っている子どもたちでも、親が突然亡くなったり、失業したり、離婚して片親になったりして、無償の3割の方に移動するようなことは、高校時代にいくらでもあり得るわけじゃないですか。人生ってそういうものじゃないですか。


でも、そのとき、無償の方に移ってきた子は、(2016年に発生した)「やまゆり園事件」の犯人が「措置入院させられた」と感じたのと同じように、傷つくことも含めていろんな葛藤が生じると思うんですよ。


そういう状態を回避するためには、所得制限なしに全員を無償化の対象にして、それぞれに自分の可能性を求められるようにしたいと思っていました。子どもはどんな家庭に生まれようが、チャンスが広がっている。それが当たり前の社会にしたかった。社会として子どもの可能性を等しく応援したいという考え方で、私らは所得制限を入れなかったんです。


だから6対3の分断線を薄く弱くして、社会の皆が普遍的なサービスの供給を受けられたり、教育の機会を提供するというのが、次の時代の社会のあり方じゃないかなと私は思っているんです。日本語では「ユニバーサリズム」のことを「普遍主義」と訳しますが、これがなかなかイメージしにくいんです。


斎藤:まったく同感です。オープン・ダイアローグはフィンランドで発祥したんですけど、フィンランドでは現在、ベーシック・インカムの実験がなされています。ベーシック・インカムの目的は、就労意欲の亢進なんですよね。普通は逆に考えるじゃないですか。定期的に一定額のお金を支給したら、皆働かなくなっちゃうだろうと。でも、そうじゃなくて、貧困という不安に曝されずに就労モチベーションを高める方が有効であるという考え方なんですね。


いつ貧困になっちゃうかわからないと余裕がなくて、非常にストレスフルな仕事を選んでしまってバーン・アウトしたりしやすい。とりあえずすぐには食うに困らないという状況の方が、ゆとりを持って自分にとってベストな選択ができるだろうということでやっているらしいです。


まだ結論は出ていませんけど、今のところいい結果になっていると聞きます。残念ながら日本ではベーシック・インカムは難しいとは思いますが、この社会実験が成功すれば、自助努力ばかりが強調されがちな福祉への見方も多少は変わるかもしれません。


ただ、今おっしゃったようにせめて教育の機会を均等にするとか、生活の最低条件を政府の力で揃えていくということが、非常に重要です。人間にとって一番ベーシックな安心感とか自尊感情とか、安全保障を政府が担保してくれることが重要だと思うんですよ。


苅谷剛彦さんが早くから指摘しているように、教育機会がバラバラだと、そうした格差がたまたま下層にいる子どもたちから自尊心や自発性を奪ってしまって、向上心が持ちにくくなってしまう。進学しようとか就労しようとかね。それで自暴自棄になって非常にキツい仕事についちゃったり、ニートになっちゃったりする。


いかに若い世代の自己肯定感にダメージを与えずに社会参加に導くかということを考えると、教育の問題は本当に重要です。経済的には無償化が究極の答えですよね。


 * * *
こんな時代に、否、こんな時代だからこそ教育が大切だという意見は誰もが納得できるはず。親の経済格差が子どもの教育格差に直結する状況を変えなければ、分断はますます進むばかりだが、果たして“上位層”が状況の変化を望むのかどうか……。


なお同書ではこのほか、忖度がなぜ暴走したのか、真実よりもフェイクが氾濫する理由、最悪の法改正案、高齢化するひきこもりなど、「政治の現場」と「精神科医療の現場」の視点から、この時代の裏で起こっていた事を解説している。


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高血圧の基準の変化でまた患者が大量発生か

「in deep」から記事の一部を転載。海外記事の翻訳である。
私は、高血圧の薬は「のぼせ」が起こった時にだけ飲んでいる。若いころからのぼせ癖があって、かなり悩まされてきたのである。耳が赤くなるのなどもよくある。別に興奮状態でなくても頭がのぼせるというのは、少々不愉快だし、耳が赤くなっているのは何となく恥ずかしい。まあ、血圧のせいかどうかは知らないが、40歳を過ぎたころから降圧剤を飲むようになって、その後はのぼせ癖はほとんど起こらなくなったので、たぶん高血圧が原因だったと思う。
今は降圧剤の服用をやめていて、のぼせ癖や耳が赤くなることもよく起こるのだが、ほとんど引き籠りの生活なのでふだんはまったく差し支えはない。ただ、その状態で買い物などに行くのも嫌なので、降圧剤を臨時に飲むわけだ。

なお、高血圧の人間には鬱病は少ないらしい。それは、たぶんそうだろうな、と思う。血圧と性格というのを調べてみると面白いかもしれない。


(以下引用)



「アメリカの新しい高血圧のガイドラインである 130 / 80 には何の問題もない」



ということを突き止めたことに関しての医学メディアの記事です。




No benefits from new U.S. blood pressure guidelines, according to study
medicalxpress.com 2018/11/27


研究によれば、米国の新しいガイドラインによって勧告されている血圧の早期治療にはいかなるメリットもない


高血圧はどのような時に危険なのだろうか? 医学協会は、これに対して幅広い答えを提供している。 たとえば、アメリカでは、患者たちはドイツにおいてよりも、はるかに早い段階で高血圧とみなされる。



しかし最近の研究により、ドイツ・ミュンヘン工科大学のふたりの教授、カール・ハインツ・ラドヴィグ(Karl-Heinz Ladwig)氏と、ヘルムホルツ・ツェントルム・ミュンヘン(Helmholtz Zentrum München)氏は、患者に早期の高血圧治療を行っても致命的な心臓病のリスクは低減しないと結論づけた。



それどころか、早期の高血圧治療は、患者たちの精神的健康に悪影響を及ぼすことさえあることがわかった。



アメリカ心臓病学会は、2017年に高血圧ガイドラインに新たなカテゴリーを追加した。それは「ステージ 1高血圧症」というものだ。



この新しい基準の下では、医師はこのカテゴリー( 130/80 以上の血圧)の患者には、治療を施すよう勧められている。



しかし、欧州心臓学会では、この130/80 以上の血圧の範囲は「高い正常血圧」と定義されており、具体的な治療は推奨されていない。



ミュンヘン工科大学の心身医学と心理療法の専門家でもあるミュンヘン教授は以下のように説明する。



「米国のガイドラインの背景にある考え方は、可能な限り早く血圧を下げることであり、患者たちに診断を提示することによって、彼らがより健康的なライフスタイルを採用するようにと促す意味はあります」



 



疑わしい動機づけの要因



ラドヴィグ教授と彼のチームは、約 12,000人の患者のデータを用いて、高血圧に関してのドイツの状況を評価した。



この研究の最初の論文著者であるセーリャン・アタソイ(Seryan Atasoy)氏は、「さまざまな高血圧症の人々の間で心血管疾患(CVD)死亡リスクを、心血管疾患に影響を及ぼすリスク要因の中で、私たちは 10年間にわたり調査しました」



アタソイ氏は、ふたりの教授の下で免疫学者として働いている。



調査の結果、アメリカで新たに作成されたカテゴリー「ステージ 1高血圧症」の患者たちはの心血管疾患による死亡リスクは、正常血圧の患者よりも有意に高くはなかったのだ。



ラドヴィグ教授は、「動機づけの効果も疑問に思っています」と述べる。



アメリカとヨーロッパのガイドラインの両方で治療が推奨されている高リスクカテゴリー「ステージ 2高血圧症」の患者は、心臓病で死亡するリスクが非常に高いと同氏は説明している。(※訳者注 / ステージ 2高血圧症の数値は、おそらく 140 / 90 以上だと思われます)



「同時に、喫煙や運動不足などのリスク要因が、そのグループではるかに多く見られているということは、多くの人々が、高血圧という診断にもかかわらず生活習慣を変えていないことを示しています」



 



血圧を下げる薬が危険なうつ病を引き起こす可能性



生命に危険なほどの高血圧の人々は、通常の血圧の人々よりうつ病の発生率は一般に低いが、しかしその中で、うつ病発生率が有意に高いグループが見つかった。



それは、重症の高血圧を治療するために血圧を下げる薬を投薬されている人たちのグループだった。



うつ病あるいは抑うつ状態の人は、高血圧の投薬治療は受けていない人たちのあいだでは、全体の3分の1だったのに対し、投薬を受けていた人たちは、その約半数が、うつ病あるいは抑うつ状態だった。



この理由について、ラドヴィグ教授は以下のように言う。



「これはラベリング効果と見なされるべきだと確信しています。人は、「あなたは病気だ」と公式に分類されると、精神的健康に影響を受けるのです」



 



アメリカの新しいガイドラインはより多くの病人を生むことを意味する



「米国心臓病学会は高血圧と診断された成人の割合が 32%から 46%に増加すると計算している」とラドヴィグ教授は述べている。



ラドヴィグ教授によれば、この新しいガイドラインの血圧のレベルの人たちは、心血管系の潜在的な致命的リスクを引き起こす危険性はさほど高くはなく、診断や治療による改善を期待されるような状態ではない。しかし、このガイドラインは(あなたは病気の状態だと指摘されることで)心理的ストレスに対処しなければならない人が 14%増えることを意味する。



こうした理由から、ラドヴィグ教授は、ヨーロッパにおいて、アメリカのガイドラインを採用することは重大な間違いであると考えている。

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日本は「人種の坩堝」となり、荒廃が進むだろう

「ネットゲリラ」の野次馬氏の言葉だが、これはまだ誰も言っていなかったことではないか。まあ、的を射ているか外れているかはまだ分からないが、面白い視点である。
なお、政府は人手不足を移民推進法(正式名称は知らない。)の理由にしているが、介護業界は超低給与のために人手不足なのであり、就職希望者はたくさんいるらしいし、東京オリンピック後は建設業界が人余りになるようで、つまり労働者不足ということは無いようだ。(大阪万博はそのために誘致したのではないかと思う。つまり、バックで大手建設会社が糸を引いている。)
いずれにしても、移民法によって日本の国体(という言い方は「天皇制君主主義」を意味するのが普通だが、ここでは「国や国民の基本的性格や特徴」としておく。つまり、日本には日本の国体があり、アメリカやフランスやイギリスやロシアや中国にも、それぞれの国体がある。)はまったく違うものになるだろう。TPPによる政府や国民の主権喪失と合わせて、日本という国は完全に消滅した、と言っていい。


(以下引用)


なんで移民を急ぐかと言うと、北朝鮮の改革開放が近いからだろう。北朝鮮は教育レベルも高いし、おかみに逆らわないという従順な性格で、マジメで良く働く。中国、韓国、日本、ロシアで、北朝鮮の出稼ぎ労働者を奪い合う時代が来る。だから、自民党は移民を急いでいる。



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アメリカに残る民主主義精神



ここで言われている大リーグの様子は、さすがに民主主義の本場という感じがする。最近のアメリカは政治的には民主主義が形骸化して資本家の傀儡政権ばかりだが、実生活では民主主義精神というのが残っているのだろう。
簡単に言えば、「上下関係より横の関係(基本的な平等さ)を重視する」ということである。つまり、「役職の権限は尊重するが、それ以外の部分では個人としてはみな平等」というのが民主主義の精神ではないか。だからこそ選挙ではどんな人間でも平等に一票が与えられるのである。その一票を平気で放棄している国民の国が民主主義になるはずがない。

(以下引用)



https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181208-00000133-sph-base
 イベントの途中、和久田氏から発言を求められた岩隈は、日米野球界の考え方の違いを指摘。
「アメリカは選手同士がみんなリスペクトしているから、誰かがエラーをしてもその選手のせいにはしない。監督のコメントでも選手のことを悪く言うことはまずない。日本はすぐに責任問題にしてしまうところがあるなと。
チームが連敗している時にミーティングをするけど、日本では中心選手、リーダー格の選手が話して終わることが多い。アメリカはルーキーだろうが、試合に全然出ていない選手だろうが関係なく、自分が思ったことを発言する。
たぶん日本だったら『何でお前が発言してるの』となる。全員がリスペクトし合っているから、メジャーという舞台は力が発揮しやすい場所なのかもしれない」と発表した。

 ちょうど、日本では部活動において「力の不均衡」などからいじめが起きやすい、という話題を議論していたところだったこともあり、参加者たちからは岩隈に大きな拍手が送られた。

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専門家集団(玄人)の糾弾すべきところと擁護すべきところ

まあ、多くの素人がマスコミや政界や芸能界や学会、すなわち「玄人の世界」の暗部について知るようになったのは大いに結構だと私は思うが、些細な玄人知識をひけらかして、たとえば寿司屋で「お愛想」なんて言い出すと、玄人に陰で笑われて当然だと思う。素人は、素人の分際を心得るべきである。
玄人には醜い部分はたくさんあるが、その世界の一員になるまでの苦労は(二世三世議員以外は)膨大なものだっただろうし、その世界の権威や権力者に従わないと追放されるだろうから、安易に個人批判はできない。
ただし、そういう「世渡りの義理」とは別に、その存在自体が世間一般に大きな害悪を及ぼすのが、たとえば「原子力村」や電通のような存在である。
特に電通はいわば、マスコミの影の支配者であり、日本国民全体を洗脳しているわけで、どれだけ糾弾しても嘲笑してもいいと思う。私がAKBやワンピースが嫌いなのは、その売り方の根底に「電通的なもの」があるからだ。映画界の凋落の根底にも「電通的なもの」がある。つまり、映画の主役にアイドルタレントを強引にキャスティングする手法などだ。要するに、日本の文化全体の堕落と劣化の根底にあるのが「電通的なもの」であり、電通とは資本主義精神の象徴と言っていい。
  1. 小田嶋隆‏ @tako_ashi 12月5日
  1. 30年前は、たとえばドラマのキャスティングについて「この役者はどこどこのプロダクションだから誰々のバーターでハメこまれたんだろう」みたいな話をする人間は、局周辺にタムロしている半可玄人に限られていたのだが、昨今ではそこいらへんの中高生が「バーニングのタブー」を語っていたりする。
  2. 5件の返信 62件のリツイート 120 いいね
  1. この場合の「素人」は、たとえば「内角に食い込むシュートボールを打つ時の左肘のたたみ方を解説する非野球経験者」や「キャラがカブってるとか天丼がどうしたとか芸人のテクニカルタームを使ってお笑いを批評したがる観客」だとかを含めた、専門家目線ないしは玄人ワナビーの一般人を指しています。
    1. ツイッター上には「ネーミングそのものの評価はともかく、悪趣味な煽りで注目を引いたことは成功と見なして良いのではないか」的な見方が溢れている。ネーミングそのものの評価はともかく、この種の代理店っぽい一歩引いた解釈を振り回しにかかる素人が大量発生していることの方に不快感を覚える。
    2. 13件の返信 671件のリツイート 1,392 いいね





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「お洒落」指向だからこそダサい、ということもある

私も最初に連想したのが「中央フリーウェイ」だったwww
荒井由実(松任谷由実)は嫌いではないが、高輪ゲートウェイのネーミングによって荒井由実的な「ダサい都会性」というものの存在が露呈したのではないか。つまり、オシャレさに拘るところがダサいという感じwww
瞥見したところでは、ロンドンやパリの若者はまったくお洒落をしない感じで、日本の都会の若者のように、渋谷や原宿(今はどこが流行りの土地か知らないが)に行くから目いっぱいお洒落な服装をする、という様子は無かったのである。大人も同様であり、普段着がそのまま街着である、ということだ。
もっとも、ジャージーやらパジャマのままで外に出る、というのもまた日本的である。完全に運動着や室内着であるものを着て街中に出るというのは、これもまた「着違い」だろう。 

ちなみに、ダンディの代名詞だったボー・ブランメルは、「目立たないのが最高のお洒落である」とか言っているようだ。この考え方は、日本の伝統にも合っているのではないか。


(以下引用)



  1. 高輪ゲートウェイをトップダウンで決定したお偉いさんは荒井由実ファンな気がする。中央自動車道を中央フリーウェイと呼称するセンス。


  2. さんがリツイート

    「高輪ゲートウェイ」の恐ろしさは、一つは「公募しても結局トップダウンで決めてしまう体質」、一つは「それでも一応『皆の意向はきく』という予防線を張る小賢しさ」、最後に「でも本質的な部分ではアッパラパー」、の三位一体なんだよな。この三位一体が、今この国のあちらこちらにのさばっている。



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ペレスプラードでもラブドールでもない大統領

「ロペスオブラドール」とは覚えにくい名前だが、写真(コピーできず)を見ると、人格の良さそうな顔だ。ただ、現在の「地上の地獄」メキシコに必要なのは人格者ではなく、フィリピンのドゥテルテ大統領のような、犯罪者は皆殺しにする勇気を持った人間だろう。
だが、貧困対策をちゃんとやるという意思を見せているところは、バックにユダ金や米国政府などがいないまともな大統領だと思える。





メキシコ新大統領 発表

メキシコのロペスオブラドール新大統領は就任翌日の2日、東部ベラクルス州で「汚職まみれの政治家が使っていた政府専用機やヘリコプターを全て売却する」と表明した。大統領専用機を含む飛行機60機とヘリコプター70機を売って貧困対策などに回す‼️


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酔生夢人
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男性
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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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