忍者ブログ

日本には地下資源や海底資源など無い

たまたまシェールオイルの話はこちらのブログに書いたので、その続きとして関連記事を「阿修羅」から、記事への読者コメントも含めて転載しておく。
正直言って、「日刊ゲンダイ」記事は経済界の提灯持ち、あるいはただの「お祭り」記事だと私は思う。記事の内容についてロクに調べもしないで書いている記者は、案外多いのではないか。
シェールオイルの採掘方法を少し調べただけで、これが経済的にペイする可能性は少ないことは分かるはずだ。つまり、基本的事項さえ自分で調べず、他から与えられた情報を鵜呑みにして書いている、と私は思う。マスコミ記者の大半はそんなものだろう。経済記事には特にその手の人間が多い。
コメント各氏はさすがに賢明であり、マスコミ記者よりよほど知識もある。
まあ、「日刊ゲンダイ」は政治記事などでは時々ビッグヒットを飛ばすから全否定もできないが、クズ記事も多いようだ。
「コメント04」のように、メタンハイドレードについて貴重な情報を与えてくれるコメントもあるから、こういう掲示板ではコメントもなるべく読むべきだろう。ただし、政治問題の場合だと、優れた記事へのコメントの9割は、逆にネット右翼や工作員による読むに堪えない悪口雑言であり、読む価値はまったく無いが。



(以下引用)



国内初 シェールオイル採取 日本が「資源国」になる日 100年分のメタンハイドレートも埋蔵 (日刊ゲンダイ) 
http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/836.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 10 月 07 日 22:22:26: igsppGRN/E9PQ


国内初 シェールオイル採取 日本が「資源国」になる日
http://gendai.net/articles/view/syakai/138984
2012年10月4日 日刊ゲンダイ


 日本が資源国になる日は近いか――。

 3日、石油資源開発(JAPEX)が、岩盤に含まれる「シェールオイル」を採取し注目を集めている。1日に秋田県鮎川油ガス田で試掘作業を開始し、国内初の取り出しに成功したのだ。

 秋田県内には国内の年間石油消費量の約1割に当たる計1億バレルのシェールオイルが埋蔵されているという。

 海外では生産が本格化しているが、日本では技術面や採算性の問題から採掘されていなかった。

「今回の採取が取っ掛かりとなって、日本が資源国に生まれ変わる可能性が出てきました。シェールオイルの採掘は、日本海側に眠るほかの資源の開発の呼び水になります。注目されているのは、ズバリ、メタンハイドレート。深海底などでメタンと水が結晶化した氷状の物質です。日本近海の埋蔵量は、国内消費量の100年分に相当するとみられている。シェールオイルと違って簡単に取れるし、採取コストも安い。これまでは、日本が資源輸入国であることを望んだ米国に遠慮して、存在すらタブー視されてきた。米国は、日本に中東でカネを落とさせることで、域内の安定を図ってきたのです。でも、シェールオイルの発掘で資源の開発がオープンになってきた。これを機に、さらに調査を進めるべきです」(エネルギー業界関係者)

 実際、風向きは変わり始めている。3日、日本海沿岸10府県で構成する「海洋エネルギー資源開発促進日本海連合」の山田啓二会長(京都府知事)と泉田裕彦事務局長(新潟県知事)は、資源エネルギー庁を訪れて、メタンハイドレートの開発を日本海側で加速するように要望したのだ。東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満氏はこう言う。

「日本は、天然ガスや石油などの鉱物資源輸入が全体の3分の1を占めている。それらに支払われている金額は年間23兆円にも上ります。メタンハイドレートの開発が軌道に乗り、エネルギーを自前で賄う国になれば、10兆円単位のコストが浮きます。貿易赤字の解消につながるし、雇用の機会も増える。火力発電の低コスト化が実現するから原発もいらなくなるのです。電気代が安くなれば、工場生産のコストも安くなる。株式市場にとってもプラス。“資源国”というイメージは株価を押し上げる材料になるのです」

 米国の顔色をうかがっている場合ではない。


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る



コメント




03. あんちっく。 2012年10月08日 12:55:12 : hrcFwVFb245Vo : B3AxMfqNjU
>秋田県内には国内の年間石油消費量の約1割に当たる計1億バレルのシェールオイルが埋蔵されているという。

これ埋蔵総量(推定)?

なら、ほとんど(全く?)意味ないじゃん。


04. 2012年10月08日 14:02:07 : cf3FcjnxVo
日刊ゲンダイ技術担当者さん調べたら簡単に理解出来るはずですよ。
シェールオイルに関する模範的な増す塵様の記事
朝日新聞掲載「キーワード」の解説
地下にある「頁岩(けつがん)(シェール)」と呼ばれる泥岩の層に含まれている石油。これまでは採掘するのが難しかったが、強い水圧をかけて岩盤層に亀裂を入れて取り出す方法が開発され、生産しやすくなった。 原油価格の高騰 で採掘コストも見合うようになり、米国やカナダで盛んに生産されるようになっている。岩盤層に含まれる「シェールガス」とともに、採掘可能な量が急増することから「シェールガス革命」と呼ばれる。
( 2012-07-06 朝日新聞 夕刊 1総合 )

既に海外でも話題になっていますが地底深くで安定している地層を強引にいじくるのですから当然問題は発生します。
塩酸まで混入されるような記載もあり群発地震の多発や地下水の汚染など海外NPOさんの記事を検索して下さい。

メタンハイドレートに関しても記事は多数ありますので検索して調べて下さい。
殊に尖閣諸島の問題があり日中資源戦争勃発かで最近急に沢山出てきた情報ですからより慎重に。

例えば「メタンハイドレートは資源ではない」石井吉徳・元国立環境研究所長 様抜粋
http://www.alterna.co.jp/7097
今回の原発事故の後、メタンハイドレートを原子力の代替として注目すべきとの論も出てきた。しかし東京大学名誉教授で元国立環境研究所長の石井吉徳さんは「そもそもメタンハイドレートは使えるような資源ではない」と断言する。その論を寄稿して頂いた。
■資源は質がすべて
3・11の原発事故を契機として、日本独特ともいえる、エネルギーについての、とんでもない誤解が喧伝されている。「日本近海の海底下にはメタンハイドレートが膨大にある」「日本のメタンガス消費量の100年分もある」というものだ。
NHKを含めたメディアでも、派手なキャッチフレーズで登場する。その姿は「溺れる者藁をもつかむ」かのようで、私は機会あるごとに警告してきたが、一向にその勢いは衰えない。、、、、、
■いわゆるメタンハイドレートは、濃集されていない
繰り返すが、資源は質が全て、量ではない。濃集されていないものを集めるにはエネルギーが要る。ところが日本ではその意味が理解されない。
例えば、1996年の時点でわかっているだけでも、メタンハイドレートは天然ガス換算で7.35兆立方メートル、日本で消費される天然ガスの約96年分、以上あるというのである。
これは原始埋蔵量であって、経済的に可採な資源量と違う。大事なのは「エネルギーコスト」だ。良く話題になるマネーコストは殆ど無意味である。
海底面下に薄く分布するメタンハイドレートは固体である。通常のガス田のように掘削しても噴出するわけでない。先ず地層中に安定分布する固体からメタンガスを遊離しなければならない。
だが、当然、ガス化にはエネルギーが要る。EPR(エネルギー収支比)は低い。一言すれば問題にならない。
、、、

シェールオイルは例えば需要と供給の経済原則で競争相手のコストが下がれば一瞬でパーであり、ロシアなどは天然ガスを独自に販売しておられるようですが不安定ではないのでしょうか?
また太陽光、潮力、風力、バイオ発電など環境に優しくても不安定だと思われているようです。
しかし実績もあり昼夜の別なく安定に発電出来てコストも安い地熱発電は全く話題にもならないあるいは話題にもしないで完全スルー。
小規模発電方式で日系企業がアイスランドで大活躍され世界的にも認められているはずだと思いますが。
あわせて温水の利用で新たな産業も発達し環境にもやさしいと思います。
例えば
アイスランドから地熱発電設備5基、22.5万kWを一括受注受注累計15基、56.5万kWに、全世界では100基を超す三菱重工業2008年6月10日 発行 第 4712号
当社は、日本国内はもちろん、海外でもアイスランドのほか、インドネシア、米国、フィリピンなどで地熱発電設備の受注・納入実績があり、その累計出力は270万kWに及ぶ。これらの実績と技術力をテコに、二酸化炭素(CO2)を全く排出しない自然エネルギーである風力・水力・太陽光発電設備などとともに、地熱発電設備の受注活動に注力する。
と書かれていましたが日本ではなぜ原子力オンリーなのか全くよくわかりません。


05. 2012年10月08日 14:49:20 : NzcRtfFIew

この記事のシェールガス楽観論に水をかけるようで恐縮ですが・・・
地震国の日本でシェールガスの採掘をするのは、危険すぎると思います。
以前他の記事にもコメントさせてもらいましたが、部分再掲載します。
現在米国では、"NO FRACKING (フラッキング)!" 運動が盛んです。
シェールガス・オイル採取は、大量のケミカルを使用して地中深くの岩盤に
錐で穴を開けるような具合なのですが、これがとてつもなく危険なのです。
地下水脈の損なわれる危険性が非常に高い。すでに井戸水のかわりにガスが
噴出した事件もあり、また当然のことながら、地震の原因ともなりました。
www.gaslandthemovie.com/whats-fracking/

原発も含めて、こうした環境破壊を伴わなければ得られないエネルギーは、
不幸をもたらすものだという認識が得られてもいい時期だと思います。

在米者




拍手

PR

「源氏物語」の弁証法的構造について

久しぶりに、世相と無関係な風流事について書く。
この前、市民図書館から借りてきた大野晋の『源氏物語』が面白かったので、備忘も兼ねて、一言書いておく。
私は以前、予備校で国語専門の講師などをしていたが、「源氏物語」は未読である。あんな膨大な作品、よほど心の余裕が無ければ読めるものではない。しかし、断片的な原文を通してでも、その素晴らしさは感じられ、隠居でもしたらじっくりと読みたいな、とは思っていた。で、私はもともと大野晋のファンでもあったので、この『源氏物語』を図書館で見つけて借り出したわけである。
これが、なかなかの名著で、私の大好きな「考える楽しさ」を満喫させるものであった。但し、白状するが、その中の語学的考察部分はほとんど飛ばし読みした。そういうものは国語教師時代に飽きるほどお付き合いしている。
で、一言でこの作品のポイントを言えば、「源氏物語は弁証法的作品である」ということになるだろうか。いや、そう気どった言葉を使わなくても、「二項対立的構造を持った作品だ」でもいい。こっちの方が難しいか。
源氏物語には異なる物語系列が入っている、と言うのは、「宇治十帖」とその前の部分(ここでは「本篇」と呼ぼう)との違いを見れば誰でも分かることだが、実は、宇治十帖の前の部分(本篇)自体に全く異なる物語系列があり、それがうまく組み合わされているためにこれまでは、あまりその事が気づかれていなかったと言うのである。学会ではこの説はけっこう前からあり、「紫の上系統」と「玉蔓系統」とか言われていたようだ。(いちいち元の本を参照しないので、誤記していたら御免。)で、大野晋はそれをさらに分けて、「宇治」以前を三つに分け、a系統b系統c系統とし、「宇治」を d系統として4部分の物語系統がある、とした。
ここからが面白いのだが、その4部分が二項対立的なのである。
簡単に私流にアレンジして書くと、まずaは「致富伝説」つまり「成功譚」であり、物語の王道である。光源氏という世に稀なスーパーヒーローがこの世の最高の栄華を得るまでの話だ。もちろん、その間に浮き沈みもあるが、それは成功に至るステップにすぎない。物語の薬味のようなものだ。
b系統は、その反対に「失敗譚」である。a系統では深く追求しなかった「成功の陰に存在する失敗」を物語として追及した、より文学的な話だ。これは作者が藤原道長という権力者の傍でさまざまな実体験を積むことで得た社会的知識や人間性の知識に基づいている。書かれた時期自体が、a 系統とb系統では異なり、それが後から見事に嵌め込まれたのだろう、ということである。もちろん、紫式部の天才があってできた奇蹟的作業である。
このa系統とb系統が弁証法の「正」と「反」の関係であることは誰でも分かる。
ではc系統とは何か。それは「本篇」最後の部分、光源氏の老年を描いた部分である。aもbも、青春期という点では同一だ。それに対立する老年の物語がc系統である。これまた「正」と「反」である。だが、「上昇」に対する「下降」を描いた物語的深化はあるが、真の意味での「合」ではない。いわば、仮の「合」だ。
ただ人間の一生を描くだけなら、いくら長く書いても、誕生から死までを描いても、それは読む人には「面白かった」で終わりだ。物語がただ正と反の連続では止揚は無い。それが通常の「物語」の限界である。だが、作者紫式部はもっと深いものを追究したかった。それは「人生に救いはあるのか」という問題だ。様々な幸福や不幸が積み重なって、死が来たら、それで人生が終わり、ではあまりに虚しい。特に、恵まれない人生を送った人間にとっての救いは何なのか。要するに、ここで作者は物語から文学へ、あるいは文学から哲学へと歩みを進めたのだ。それが、あの暗い「宇治十帖」の存在理由である。
作者は最初から、この「宇治十帖」は暗く、救いのない話だ、と断っているらしい。だが、それは表面上のストーリーであって、この「宇治十帖」において「源氏物語」はただの物語から哲学へと飛翔している。つまり、「合」がここにある。
「本篇」が「光源氏」という「光の世界」であるのに対し、「宇治十帖」は「無明の世界」である。ここに出てくる薫や匂宮は源氏の陰画やカリカチュアであり、本当の主人公は、大君、中の君、浮舟である。つまり、光源氏(男)が次々と手折って捨ててきたり面倒を見たりしてきた女たち、男を主人公とすれば、ただの脇役にすぎなかった女たちにとって生きる意味は何なのか、というのがここでの真の問題なのである。したがって、ここで初めて物語全体に真の結末、つまり弁証法的な「合」が与えられたわけだ。
描かれた人生を結論すれば、それは「無明」つまり「闇の世界」である。しかし、現生を無明と見ることは、それは当時のエートスから言えば仏(信仰)による救いしか解決は無い、という話になる。したがって、仏による救済の「暗示」が、物語全体での「合」ということになるだろうか。
「無明の世界」が人生への結論だ、というのはかなり救いのない思想であり、作者自身が本気でそう思ったかどうかは分からないし、それ以前に、この要約は私がかなり恣意的にまとめたものだから、大野晋の『源氏物語』とは掛け離れた内容になっている。(笑)
だが、「源氏物語」がそういうシンメトリカルな数学的構造を持った作品であることは確かだろう。
紫式部が漢学の深い教養を持っていたことはよく知られている。そして、漢文の特徴は「対句」である。対句は単なる表現法ではなく、物事を対比することで考察を進める思考法でもある。これは中国的弁証法だ。ならば、その思考法に慣れた紫式部の「源氏物語」が弁証法的構造を持っていることに不思議はない。
さらに付け加えれば、この「岩波現代文庫」の『源氏物語』には丸谷才一が解説を付けているが、これが小説の実作者の観点から、(全体的には絶賛しながら)大野晋の思考の欠陥を指摘している、という、本文の「正」に対する「反」の働きをしていて、これをも含めてこの本全体が弁証法的構造になっていて実に面白い。そして、最後の「合」は、もちろん読者の心に生じる思考である。(うまく、オチがついたかな。)


(追記)
大野晋はこの著作の中で「弁証法」という言葉は一度も使っていない。これは私が同作品のヒントで考えた「発展的考察」なので、私の言葉で同作品を読んで、騙された、と言わないように。だからこそ「最後の『合』は読者の心にある」と書いたのである。そんな『合』の無い読書など、つまらないではないか。
ついでに紫式部の「源氏物語」の構造を数式化しておく。a、b、c、dは本文中に書いた物語系列である。

① a:b
② (a+b):c
③ (a+b+c):d

という三つの弁証法的構造が積み重なって、一つの統一的作品を作る、という奇跡的な構成である。言うまでもないが、②は①に対して「合」となり、③は②に対しては「合」となるわけである。さらに、③に対する「合」を読者が考えることになるだろう。


拍手

日中衝突による経済的損失の巨大さ

「さてはてメモ帳」経由で、「櫻井ジャーナル」から転載。
私は、「櫻井ジャーナル」という名前は知っていたが、ずっと右翼ブログだと勘違いしていた。なにしろ、「桜」は右翼の代名詞のようなものだからね。「チャンネル桜」とかいうのもあったが、あれはどうなのか。
まあ、もともとの名前に「桜」がつく人がすべて右翼になるわけはないし、桜の好きな人のすべてが右翼というわけでもないだろう。私だって植物としての桜は嫌いではない。特に、「お花見」は日本の素晴らしい文化的伝統だと思っている。もっとも、お花見で本当に花を眺めている人間などほとんどいないのだが。
さて、誰もが言っていることなのだが、石原慎太郎の暴挙で日本の被った経済的損失は、いったい何百億円に上るだろうか。その損害に対して、なぜ経済界から石原慎太郎を正面から批判する声が出ないのか。あれほど自分たちの利益を擁護することで一致団結している経団連や経済同友会から、石原慎太郎に損害賠償させよ、という声がなぜ出ないのか。(笑)
せめて、魚釣島購入詐欺で巻き上げた募金の14億円とかいう金を、その賠償金の一部として差し出すくらいの誠意は見せないと、石原慎太郎が今度は右翼から指弾されることにはならないか。いや、なってほしい。とまあ、これは単なる私の冷笑的な希望である。
下記記事後半には、日本の企業経営者の愚かさの指摘もある。そういう連中が経団連や経済同友会などの主要メンバーなのである。



(以下引用)



米国支配層は拍手喝采  櫻井ジャーナル

前原と石原親子が火をつけた尖閣諸島の領土問題が原因で日本と中国との関係が極度に悪化、その影響で日本製自動車の販売台数が激減し、米国支配層は拍手喝采  櫻井ジャーナル 2012.10.06
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201210060000/


予想されていたことだが、中国での日本車販売台数が激減している。9月の販売台数を前年同月と比較すると、トヨタは約40%減、マツダと日産は約35%減、三菱自動車や富士重工は60%以上の減少になるようだ。自動車の販売台数は明確な数字で出てくるが、日本経済への影響は販売面だけに留まらない。企業の存続に関わる部分がダメージを受ける可能性がある。

現在、世界の経済はBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)をはじめとする国々を中心に動いている。政治や経済で欧米から自立しようとしていたアフリカではBRICSとの関係を深めてきた。その中心的な存在がリビアだった。

アメリカ、イギリス、フランスといった国々は湾岸産油国と手を組み、リビアのムアンマル・アル・カダフィ体制を武力で倒すことには成功したが、アフガニスタンやイラクではBRICSの影響力が増している。

BRICSの一角、中国が日本との関係を深めることはアメリカの支配層にとって好ましいことではなく、この姿勢はリチャード・ニクソン政権から変化していない。中国と友好関係を築いた田中角栄の失脚を偶然だと考えるのはナイーブすぎる。

現在、中国はアメリカにとっても重要な存在になっている。債券を買ってくれるというだけでなく、中国なしに生産活動は難しくなっているのだ。例えばアメリカのコンピュータ会社アップルは、ハードの生産を台湾/中国の会社に委託している。

そうした体制を採用した最大の理由は技術力の問題。熟練した労働者やエンジニアの存在、生産の柔軟性といった面でアメリカは中国に太刀打ちできないのだという。

日本の大企業も優秀な労働者、技術者、研究者を確保することが難しくなっている。いや、そうした労働者、技術者、研究者を育成、確保してこなかったツケが回ってきたと言うべきだろう。目前のカネ儲けに現を抜かし、日本社会を破壊してきた経営者。今度は自分たちが経営する企業の存続を危うくさせているのである。





現場の声を聞くと、昔から日本の経営者は革新的な技術の開発には消極的で、既存の技術を改良、低価格で売るという方針を崩そうとしていない。2周先を回っているアメリカを追いかけていた1960年代までなら1周先の技術を教えてもらうことができたのだが、技術水準の近づいた今では無理。その結果、日本を追いかけてきた国々の会社と価格競争を強いられ、負けることになる。

しかも、最近では既存の技術を改良する力も衰えてきた。1990年代から日本では優秀な中小企業を潰し、非正規社員を増やしたことで生産現場の技術力がなくなっているのである。そうした状況へ日本を導いた主因は銀行の救済と円高。

拍手

「酒、コーヒー、砂糖」という麻薬

「阿修羅」の「健康」欄から転載。
全体的に面白い内容だが、私が注目したのは

「今まで高いお金を出して健康ドリンクを買って満足していた人には申し訳ないのですが、どこにでもあるアルコール、カフェイン、液糖、この3つこそが元気の源です。
 メカニズムは簡単。まず、アルコールもカフェインも単体ではそれほど効果はありません。しかしアルコールの血管拡張+体温上昇、カフェインの精神賦活作用+心拍数増加、液糖による血糖値の上昇。この3つが同時に起こると、ストレスで疲れが廻っている体は末梢の血流が鈍っているので、アルコールで血の巡りがよくなり、脳の血流もよくなりカフェインの効き目も高まります、さらにペットボトル症候群(急性の糖尿病)でおなじみの液糖は血糖値をグンと上げるので疲れた体には染み渡るような効果があります。」
 

という部分だ。
要するに、急激に体を賦活させたいなら「酒、コーヒー、糖分」が効果的だ、ということである。これは経験的にも実感できることだろう。下記記事では、その三つ、特にアルコールとカフェインを同時に摂取すると効果的だ、とある。そしてこの三つが(長期的には)逆に健康に害を与えることも多い、と世間では言われている。まあ、この三つが生活から手放せない私のような人間は、アル中、肝機能障害、糖尿病予備軍である。
でまあ、適度な運動をすれば余分な糖分はうまく消費されるのだが、私はもともと運動が嫌いである上に、両膝が悪くて歩くのもやや困難だ。毎日酒を飲み、砂糖入りの甘いコーヒーを何杯も飲んでいれば体には悪いだろうな、と思ってはいる。と言って、砂糖抜きのコーヒーなど、ただの煎じ薬である。胃にも悪そうだ。
「酒、コーヒー、糖分」はいわば私の麻薬である。コカインの7%水溶液を注射する代わりに私は砂糖入りのコーヒーを飲み、世の中の「人の目にははっきりと見えない犯罪」についての推理を楽しんでいるわけだ。
酒は晩酌程度で、さすがに昼間からは飲まない。しかし、下記記事を信じるなら、酒とコーヒー(カフェイン)の同時摂取が頭を活性化するようだから、そのうち試してみよう。
なお、糖分こそが頭脳の栄養である、とも言われている。それも経口ではなく、血管へのブドウ糖注射が効果的であるようだ。常習的にやるのは体に悪いだろうが、出来の悪い受験生など、ダメもとのつもりで、試験本番で試してみたらどうか。これは養老何とか言う先生の体験談として書かれていたことだ。
ついでに言えば、「体温を上げることが体の免疫力を向上させる」ということはやはり事実であるようだ。したがって、個人的には、体を冷やさないことが疾病への予防になるし、仮に「地球温暖化」が事実なら、それは人類への恩恵だ、となる。


(以下引用)


カフェインもタウリンも効果なし? ユンケルは飲むだけ無駄!?
http://biz-journal.jp/2012/09/post_683.html
2012.09.13 ビジネスジャーナル

 オイーッス! みっなさーん 生きてますかーっ!? 不景気に負けて血反吐、吐いてませんかーっ?
 と、いうわけで今回は暑い時期に飲んでしまう人も多い、健康ドリンクについてちょいとばかり裏側をお話させていただこうかと。
 あ、念のために言っておくと、健康ドリンク大好きな人、アレが無いと死んでしまうという人は読まない方がいいですよ。知らなければ良かったのに……と苦情を言われても困りますので、あしからず。
●知っているようで知らない健康ドリンクの実態
 そもそも健康ドリンクってなんでしょう? 実は明確な定義はありません。栄養ドリンク、健康ドリンクなどと名前が付いていますが、ほとんどが法的な意味ではただのソフトドリンク(清涼飲料水)、または酒類に該当します。
 ユンケルとかゼナとか薬局の冷蔵コーナーでドヤ顔パッケージで並んでいるものから、レッドブルやオロナミンCのようなほとんどソフトドリンクのようなものまでさまざまです。
 そんな健康ドリンクを選ぶ前に、何が入っていて何が効くのか知っておきましょう。
 健康ドリンクの成分はざっとこんなところです
・タウリンやビタミンなどの健康補助成分
・高い健康ドリンクには様々な生薬の抽出エキス
・アルコール
・液糖(ガムシロップ)
・カフェイン
・添加物(香料、増粘多糖類や色素、安定剤諸々)
・水
 前提として、薬局で販売される一般的な生薬に即効性のあるものはまずありません。また、漢方薬に即効性など期待する方が根本的に間違っています。漢方薬はあくまでゆっくりとした効き目のあるものです。
 中にはある程度の即効性があるものもありますが、それらの生薬はほとんどが医薬品として認定されています。故にソフトドリンクやら酒などの「食品」には入れることができません。(※厳密にいうと漢方には食品に入るものも医薬品であるものも存在します。また最近は、第2類医薬品に該当する健康ドリンクも存在しますが、一部漢方成分に準拠しただけで効果は今ひとつ、となっております)
 ですので、健康ドリンクに含まれる生薬は即効性があるわけがないのです。というか真に疲労回復効果なんてすごい効き目のある生薬があったら各社が競うように使うわけですが……。売りの成分が各社バラバラということはどういうことか……お察しください(笑)。
 では、タウリンなどの栄養素が効くのでしょうか? こちらもありえません。そもそもタウリンで元気になるならスルメでも食べていればいいのです。スルメ食ってるオッサンが健康そのものならそれでいいのですが、残念ながら気のせいレベルです。ビタミン類も相当欠乏症を起こしていなければ即効性はありません。
 そうすると残るはアルコール、カフェイン、液糖……ですが、これらに霊験あらたかな効能があるとも思えない。
 今まで高いお金を出して健康ドリンクを買って満足していた人には申し訳ないのですが、どこにでもあるアルコール、カフェイン、液糖、この3つこそが元気の源です。
 メカニズムは簡単。まず、アルコールもカフェインも単体ではそれほど効果はありません。しかしアルコールの血管拡張+体温上昇、カフェインの精神賦活作用+心拍数増加、液糖による血糖値の上昇。この3つが同時に起こると、ストレスで疲れが廻っている体は末梢の血流が鈍っているので、アルコールで血の巡りがよくなり、脳の血流もよくなりカフェインの効き目も高まります、さらにペットボトル症候群(急性の糖尿病)でおなじみの液糖は血糖値をグンと上げるので疲れた体には染み渡るような効果があります。
 
 ちなみに添加物は増粘多糖類(キサンタンガム、グアーガムやペクチンなど)は品質の安定剤だけではなく、片栗粉よろしく液体にトロみを持たせ、色は生薬の抽出液の薄さがバレてしまうのでカラメル色素や天然色素で見た目をよりクスリっぽくすることでプラセボ効果を高めています。……◯◯のタネあかしをしてしまうと意味ないわけですが。
 これって要するに気の抜けた少量のビールにガムシロップをダバーっと、インスタントコーヒーを大さじ2杯入れたものと健康ドリンクは同じ効果を持ちます。
●ヘルドクターが選ぶ、本当に効く健康ドリンク
 さてと、困りました。栄養ドリンクの正しい選び方を紹介する記事で、全商品が不要という画期的なことになっているのですが、それでも「栄養ドリンク」や「元気を出す」という意味では、いくつか面白い商品が出てきているので紹介しましょう。
●『スパークリング BLACK BLACK』(ロッテ/実売200円程度)
 健康ドリンクの効果がカフェインと糖類であるならば……と開き直った感じのドリンク。発売はお菓子のロッテ。パッケージも眠気対策にドライバーに愛用されるブラックブラックガムそのまま。別にガムを噛んでいればいいだけの話ですが、メントール系の味にガムをそのまま液体にしたような味と香りでいろんな意味で目の覚める飲み物となってます。小さいながらも100ミリグラムのカフェイン(コーヒー1杯程度)を含み、眠気覚ましドリンクはどれもマズいコーヒー味なのでたまにはいいかもしれません。
●『超濃縮Super 野菜1日これ1本』(カゴメ/実売300円程度)
 こちらも製薬会社のものではなく食品会社のものですが、手軽に栄養補給をするという原点回帰の意味では最も栄養密度が高そう……ということで紹介。野菜の濃縮エキスなので栄養素が非常に多く、特にカリウムが際立って多くとれるので、高血圧の人や野菜不足の人には即効性すらありそうです。味も食品メーカーらしくできの悪いトマトジュースといったもので飲みやすく効きそうな味に仕上がっていて良い感じ。
●『ソルマックプラス』(大鵬薬品工業/実売350円程度)
 ようやくドリンク剤っぽいものです(笑)。第2類医薬品でカンゾウエキスを調べた限り一番多く含むドリンクということで紹介。カンゾウ(甘草)は漢方薬では珍しく効果が西洋医学的に分かっているもの。主成分であるグリチルリチン酸は肝機能を高め、アセトアルデヒドなどの有害な代謝物を排出することが分かっています。・・・・・まーかつてはグリチルチリン酸単品の薬も売っていたわけですが、今は薬事法改正で買えなくなったのもあり、これくらいしか無いという悲しい現実が。
●『ルル麻黄湯』(第一三共ヘルスケア/実売3本入り1000円程度)
 第2類医薬品であり、薬局売りの薬の中でも最も強力な賦活作用を持つドリンク剤となります。風邪の弾き始めに飲め……というだけあって強烈な味と臭いが駄目で、まったく飲めない人もいる強烈な薬臭のこのドリンクは、漢方の中でもキツめの麻黄湯の配合となっており、1本でもかなり強力な賦活作用と体温上昇、心拍上昇、を引き起こし免疫力に渇を入れます。ただしくれぐれも連用は禁物で、2~3本消費したら、1~2週間はインターバルを開けないと効果が無くなっていくどころか、臓器に対するダメージや頭痛などの副作用が上回って害となります。眠気覚ましや元気付けの使用は、規格外の使い方となるのでくれぐれもご注意の上で。
(文=へるどくたークラレ)

●へるどくたークラレ
毒、化学兵器や、医療犯罪、ドーピングなどブラッディなジャンルを得意とするサイエンスライター。代表『アリエナイ理科ノ教科書』(三才ブック ス)は、シリーズ累計15万部を超える。講演、イベントなど多方面に活動している。コミック誌『ネムキ』(朝日新聞出版)で「カラスの鳴かぬ日はあれど」 (漫画:夢路キリコ)の原作を担当。そのほか「ラジオライフ」(三才ブックス)などでも連載中。Twitterアカウント/@reraku(https://twitter.com/reraku)

拍手

シェールガスは詐欺のネタにしかならないだろう

「阿修羅」から転載。
我ながら、勘の良さにあきれる。
数日前に、シェールガス(オイル)事業は眉つばだよ、とほとんど直感で書いたのだが、早くもシェールガスによる環境破壊の実態が明らかになりつつあるようだ。
このような事実は何一つ知らなかったのだが、シェールガス(オイル)の掘削方法を少し調べただけで、これは環境汚染につながる、と判断した自分を褒めたい。
まあ、デカルトではないが、「良識」は万人に等しく分け与えられているのであって、公式情報を鵜呑みにせず、自分の頭で合理的に考えれば、誰でも正しい判断はできる、ということである。
ついでにもう一つ予測しておこう。
尖閣諸島の海底にオイルだかメタンハイドレードだかがあるとか何とかいう話も、まず眉つばな話だし、たとえそれがあったところで採掘はほとんど不可能だ、と私は見ている。海底油田の掘削は、メキシコ湾の流出事故を見れば分かるように、困難かつ危険なものである。下手に掘削したら、オイル流出事故を起こすだけである。多少うまくやっても環境汚染は必至だろう。したがって、「東海アマ」さんの熱心に主張する、中国が海底資源を狙っているという話も、日中衝突を煽りたてるだけのネタでしかない。もちろん、ありもしない資源の話に中国も踊らされている、という可能性はあるのだが、そんな雲をつかむような話で戦争を起こすほど、あちらの政治家は馬鹿ではないだろう。


(以下引用)


シェール・ガス④‐米国に見る著しい環境破壊の実体
http://www.asyura2.com/12/kokusai7/msg/105.html
投稿者 MR 日時 2012 年 10 月 06 日 12:42:59: cT5Wxjlo3Xe3.


トップページ > トピックス > 先読みコラム > 第120回

2012 年 10 月 5 日
第120回「シェール・ガス④‐米国に見る著しい環境破壊の実体」

 米国ではシェール・ガス開発のおかげで、ハリブルトン社とかフラックテクサービス社などといった特殊な高度掘削技術をもつベンチャー企業が相次いで、大成長をとげるなど、新たな市場でのベンチャー企業が相次いで設立された。

 これに加え様々な周辺企業での雇用が創出され、また、ガス生産会社に土地を貸す地主は、これまでの単なる牧草地が平均して年2万ドルを生む金の卵と化した。あくせく働く必要がなくとも月数千ドルになる地主も少なくない。ここで注意したいのは米国での土地の法的権利で、米国では地表から地球中心までの立体部分に所有権が及ぶ。したがって自分の土地地下にパイプが通っただけでも貸地権が発生する。

 この土地をガス会社に貸す際の契約書の内容が問題。ガス掘削に関してはいかなることも口外しないという厳しい守秘義務が課せられている。環境破壊問題もこのため外部に語られることはなかったが、ここにきて一部でその凄まじさが露呈され世間の注目を浴びることになった。

 ワイオミング州では、地下水を採る水道水が真っ黒になった。ガス会社は逆浸透膜を用いた濾過浄化装置を設置したが余り役に立たず、住民は他所から水を買っている。

 体調不調者が続出しており、症状は耳鳴り、頭痛、めまい、ぜんそくなどで体中が痛いとか末梢神経の症状が目立つという。水道水からはグリコールやエーテルが検出された。水が溶剤のような匂いがして飲めない所もあり、牧牛への影響も懸念されている。

 同州サブレット郡のジョナ・ガス田では坑井から上がってくる廃水を池に溜め自然蒸発させているが、周辺空気中のオゾンが極めて増大しているのが問題となっている。

 ペンシルベニア州のサスケハンナ河流域では、大規模なシェール・ガス開発が進められているが、開発が進むにつれて一部地域に河の水が赤色に変色した。

 この河は大都市ニューヨークの上水の水源として期待されている水資源であるが、同様な現象で住民が悩まされているコロラド州ガーフィールドでは住民の血液中からベンゼンやトルエンが検出されたといい、問題となっている。ここでは、ここ10年間で5千本以上のシェール・ガス坑井が掘られた。

 川底からガスが噴出してきたデバイド川という小川では、川水を飲んでいた近くに棲む鳥、カエルさらには野ウサギまで死んだという。

 ガス掘削の際に使用される界面活性剤は、ガスと頁岩の泥粒子との分離をよくするために流入流体に0.04%加えられているというが、圧入するハイドローリック流体の量が莫大なだけに界面活性剤の絶対量もバカにならない。掘削時には1坑井当たり8万㎥もの水が使用されるからだ。

 代表的なものとしては、トリクロロベンゼン、トリエチレングリコールが使われているというが、いずれも地下水に混入して上昇、井戸水など飲料水が汚染されると健康上重大な問題を引き起こす。

 米国には、バーネットの他、ハイネスビル、マルセラ、ファベッチビルというビッグ4と呼ばれる大頁岩(シェール)層が存在しており、今後これらの開発で環境破壊問題は一段と深刻化、社会問題化するものと懸念されている。

(多摩大学名誉教授 那野比古)
http://www.vec.or.jp/2012/10/05/column_120/  

拍手

伝説の村に「あの男」が来た!

「NAVERまとめ」とかいうまとめサイトから転載。付録で「2ちゃんねる」コメントも付けてある。
黒澤明の『用心棒』ではないが、他人の喧嘩ほど面白いものはない。まあ、あの映画では村の大掃除のために、対立する二大ヤクザ集団を喧嘩させるのだが、どこからともなくやってきた風来坊が大騒動の台風の目になる、というパターンはその後マカロニウェスタンの定番になった。
上阿仁村で医者いじめなるものが本当にあったのかどうかはよく知らないが、状況的にはブラックコメディになりそうな設定である。今どきの若手作家はこの手の話が上手だから、このネタで書いたらどうか。映画にしたら、面白い「爺さん映画」になるぞ。
ついでながら、今の邦画界では爺さん役者だけはいいのが多いのである。ただし、山崎努はやめた方がいい。彼が出ると「山崎努の映画」にしかならないから。そういう意味では高倉健も使えない。もっと無名の爺さん役者をたくさん使うことだ。まあ、画面を引き締めるためには、菅原文太くらいの格のある役者が一人は欲しいのだが。つまり、「ゴッドファーザー」におけるマーロン・ブランド格ね。遊川和彦もつまらないNHK朝ドラなど放り投げて、このネタに取りかかるのがよいよ。


(以下引用)


こ、この方は…!!医者が居着かない村に来る次の医者がいろいろすごいと話題!

無医村になってしまうのを避けたい村が医師を公募したらすごい人が来たとネットで話題になっていたのでまとめました

更新日: 2012年10月06日RSS

秋田県上小阿仁村は1日、村唯一の医療機関「村立上小阿仁国保診療所」所長の伊尻孝一医師(49)が12日に退職し、同日付で北海道帯広市の西村勇医師(71)が所長に就任すると発表

出典医師居着かぬ村診療所、女性医師「中傷で退職」 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

伊尻医師の前任の女医さんが辞めた時、前村長は…
「(一部村民からの)言われ無き中傷により、心に傷を負わせてしまったことが最大の原因」

出典医師居着かぬ村診療所、女性医師「中傷で退職」 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

噂になっていた『中傷』などのいやがらせ行為があった事を認めた
村では連続して3人が就任から1年ほどで辞意

出典|さきがけonTheWeb

体力などを理由にしているが…
そこへ今回やって来る『西村勇医師』とは?
自ら志願してやってくる西村医師(71)
高齢で激務はキツいのでは、などの意見の中、西村医師の
著書がネット上に投下された…

205:名無しさん@13周年:2012/10/02(火) 17:14:30.87 ID:TnG9u0OS0
おそらくこの先生の本じゃないかと

人間現象の哲学的および実験的研究 著者:西村勇
http://books.google.co.jp/books?id=u5NAfft-HqEC

http://blog-imgs-44.fc2.com/n/e/w/news020/Screenshot_3_20121003001035.jpg
ちらっと読むと、どうやらこの村人そのものが研究対象のようだ、、、
Amazon 人間現象の哲学的および実験的研究
西村医師の著書
経歴→1963年名古屋大学工学部応用化学科卒業。1966年4月通商産業省本省入省。1969年特許庁審査官。2007年臨床医、哲学者
71 2012/10/02(火) 10:50:52.88 ID :QXcWZxcK0
Googleブックスで>>10が数ページプレビューできた
http://books.google.co.jp/books?id=u5NAfft-HqEC&lpg=PA41&ots=YKh5YHxYaR&hl=ja&pg=PA54#v=onepage&q&f=false
なんだこれは

694:名無しさん@13周年:2012/10/02(火) 18:02:56.41 ID:Agj+jcvY0
>>317
閉鎖的なコミュニティの人間の精神の研究か面白そうだ
お気に入り詳細を見る
著書の中でこのような実験も…
『あるときあまりにも協力的な町の医師を怒鳴りつけたらどういう反応が返ってくるかわくわくするほど楽しい気持ちで実験してみた。』
出典人間現象の哲学的および実験的研究
twitterでも話題騒然

taki_mizuhara 水原滝 LK067-498 たき
西村医師最大のハンデはネットでネタバレしてしまった、ってことだな。「過疎村のジジババがネットなんて見てないだろ」
と思うかもしれないけど、mixiにコミュニティあるし、村だと口コミでネット見てない人にも広まる。
な。

rinrincalling ほしかんこ
西村医師といいシェールオイルといい、今秋田が熱いな!

nekowakame カナ子
@DIGIUSAGI 今後も注目ですよね。 しかし今回の場合は、先生が研究対象となる人々のサンプル採取ができたらサクッと辞めてしまうのでは。。という危険性が( ̄▽ ̄;) 。。ところで西村医師の著作物、アマゾン売り切れ。。ネット住民、無駄に行動が早いです。。

2012.10.03 05:00 twitter
村と西村医師の今後に注目したい…


(引用2「2ちゃんねる」より)


342:名無しさん@13周年:2012/10/02(火) 20:34:26.58 ID:3E3kCH7O0
>>325
> 「あるときあまりにも協力的な町の医師を怒鳴りつけたらどういう反応が返ってくるかわくわくするほど楽しい気持ちで実験してみた。

何だこの爺さんww

336:名無しさん@13周年:2012/10/02(火) 20:33:08.94 ID:RL6VWZQ90
>>325
「夏の快適な夜である」wwwww

もう実権(注:「実験」だろう)が楽しくて仕方ないってのが文面からひしひしと伝わってくるよね
数値化するのもキターwって感じ



392:名無しさん@13周年:2012/10/02(火) 20:46:48.13 ID:Q8fpckYd0
>>325
伝説の魔界村にマッドサイエンティストがやってきた
ゲーム化しろよ

897:名無しさん@13周年:2012/10/02(火) 22:51:26.04 ID:FOaT/WlE0
元官僚のマッドサイエンティスト vs ムラ社会の陰湿な住人たち

920:名無しさん@13周年:2012/10/02(火) 22:57:48.85 ID:AeNiUnb+O
>>897
仁義なき戦いのテーマ曲が聞こえてきた

526:名無しさん@13周年:2012/10/02(火) 21:19:05.78 ID:wjt4l+Vi0
>>509
頼もしいセンセーじゃぁ!

574:名無しさん@13周年:2012/10/02(火) 21:34:56.06 ID:/qahEyQu0
>>509
まさしくこれw
リアル奇跡の村の再現だわw

630:名無しさん@13周年:2012/10/02(火) 21:49:58.32 ID:lphm1UPZO
田舎のいじめVSマッドサイエンティスト

13ヶ月後に音を上げるのはどっちだ!?

だれかイギリスのブックメーカーにいいネタあるって教えてやれ

399:名無しさん@13周年:2012/10/02(火) 20:47:46.48 ID:nly7f6DZ0
こりゃスゲーな。
ついにゴジラ対メカゴジラとかキングギドラ相手みたいな決戦が見れるのではないのか
こりゃもう映画化決定!だろ

683:名無しさん@13周年:2012/10/02(火) 22:01:31.78 ID:lphm1UPZO
今まではこの村のニュースにはうんざりだったが
これからは続報が楽しみだw

634:名無しさん@13周年:2012/10/02(火) 21:51:23.74 ID:2pY8UMMf0

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、
  | |  (・)。(・)|  
  | |@_,.--、_,>  
  ヽヽ___ノ  3回チェンジしたらマッドサイエンティストが来たでござる
                                          の巻

842:名無しさん@13周年:2012/10/02(火) 22:37:39.24 ID:ZN90V55F0
1年後
村民「お願いですから辞めて下さい」
西村医師「いや、ぜったい辞めません」

992:名無しさん@13周年:2012/10/02(火) 23:21:47.38 ID:jO93Kjks0
お次は
「僻地における人間現象の哲学的および実験的研究」
ですかね

楽しみです


拍手

日本国憲法改正? 改悪?

毎度毎度「ネットゲリラ」からの借り物で申し訳ないが、今日は「野次馬」氏、つまり「ネットゲリラ」管理人氏の記事部分だけの引用だ。
ベアテ・シロタ・ゴードンという人物のことは初めて聞いたが、その「日本国憲法私案」は興味深い。

現在の日本国憲法がGHQの「押し付け憲法」だから、これを改正しなければならない、という論には私は与しない。そもそも仏教も儒教も漢字も全部外国からの輸入文化だ。その輸入文化を磨きあげて日本に適合させれば、それは日本文化になるのである。
憲法第九条があるおかげで日本は軍備に金をかける必要がなく、あの戦後の奇跡的な高度成長ができたのであり、今のアメリカが青息吐息なのも膨大な軍事費のせいなのである。アメリカが定期的に戦争を必要とするのも軍隊維持のためだ。
まあ、軍隊が無いと外交に不便だということはあるが、日本には水以外には有益な資源など無く、文化と人材だけが財産なのだから、日本を侵略するメリットなど、どこにもない。つまり日本は世界でもまれなほど軍隊不要な国なのである。
毎度言うことだが、戦争は経済のためにやるのであって、愛国心は煽動に利用される言葉である。本当の愛国者なら、日本の若者の血を流すことに賛成するものか。
日本国憲法の改正の話となると、なぜか「憲法第九条」改正(本当は「改悪」だが)の話になる。「諸悪の根源は憲法第九条にある」と言う基地外首長もいる。
しかし、日本国憲法はGHQの中の「理想主義的社会主義者」たちが「理想的憲法」の実験として作ったものなのである。それが現実に機能してきたことが世界史的な奇跡なのであり、その憲法の精神「民主主義」「国民への福祉」が無視され、失われてきたことによって現在の日本の惨状があるのだ。
憲法が時代に合わないということは無い。憲法とは法の根本義を示すものであり、時代で変化する必要はない。現実生活との適合は他の法律の改定で済む話である。憲法が変わるのは「大日本帝国憲法」の場合のように、憲法の土台たる国体そのものが失われた場合だけで良い。


(以下引用)


ところで、アメリカ人として日本国憲法の作成に関わった人物として「ベアテ・シロタ・ゴードン」という女性がいるんだが、この人はユダヤ人だったために子供の頃、ナチスの迫害を避けて日本で暮らした経歴があって、その時にお手伝いさんとして面倒を見ていたのが、沼津の江の浦出身の網元の娘だったそうです。ベアテは15歳まで日本で暮らしたので、日本の事情に詳しかった。日本では女性の地位が低かったのもよく知っていて、ベアテの私案ではフェミニズム的な要素が強い。

•第19条 妊婦と幼児を持つ母親は国から保護される。必要な場合は、既婚未婚を問わず、国から援助を受けられる。非嫡出子は法的に差別を受けず、法的に認められた嫡出子同様に身体的、知的、社会的に成長することにおいて権利を持つ。
•第20条 養子にする場合には、その夫と妻の合意なしで家族にすることはできない。養子になった子どもによって、家族の他の者たちが不利な立場になるような特別扱いをしてはならない。長子の権利は廃止する。
•第21条 すべての子供は、生まれた環境にかかわらず均等にチャンスが与えられる。そのために、無料で万人共通の義務教育を、八年制の公立小学校を通じて与えられる。中級、それ以上の教育は、資格に合格した生徒は無料で受けることができる。学用品は無料である。国は才能ある生徒に対して援助することができる。
•第24条 公立・私立を問わず、児童には、医療・歯科・眼科の治療を無料で受けられる。成長のために休暇と娯楽および適当な運動の機会が与えられる。
•第25条 学齢の児童、並びに子供は、賃金のためにフルタイムの雇用をすることはできない。児童の搾取は、いかなる形であれ、これを禁止する。国際連合ならびに国際労働機関の基準によって、日本は最低賃金を満たさなければならない。
•第26条 すべての日本の成人は、生活のために仕事につく権利がある。その人にあった仕事がなければ、その人の生活に必要な最低の生活保護が与えられる。女性はどのような職業にもつく権利を持つ。その権利には、政治的な地位につくことも含まれる。同じ仕事に対して、男性と同じ賃金を受ける権利がある。

未だに実現されていない物もある、ずいぶんと先進的な案なんだが、26条の「すべての日本の成人は、生活のために仕事につく権利がある。その人にあった仕事がなければ、その人の生活に必要な最低の生活保護が与えられる」なんていうのも、今また、考えるべき問題ですね。ちなみにこの婆さん、日本国憲法の作成に関わったのが22歳と若かったために、今では日本国憲法の関係者で唯一の生き残りです。

拍手

カレンダー

06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

カテゴリー

最新CM

プロフィール

HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

ブログ内検索

アーカイブ

カウンター

アクセス解析