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いい目覚めだ。さて、自殺しよう。

きのこ組長というか、きのこ姐御のブログで読んだ記事だが、これを読むと、はっきり他殺だと分かる。
というのは、直前まで「いびきをかいて寝ていた」とあるからだ。

それまで寝ていた人間が、起きたとたんに自殺をするわけがあるか。

そもそも、自殺を決意した人間が、自殺の前にいびきをかいて安らかに寝られるはずはない。あれこれ悩み、苦しんだ末に自殺するか、突発的に自殺するか、いずれにしても「起きました。ぐっすり寝たなあ。そうだ、自殺しよう」という人間はいるはずがない。
まあ、同室の二人が、実行犯だろう。江戸時代の牢獄では、牢名主の気に入らない人間は、「就寝中に」殺されることが多かったそうだ。これは松本清張の、題名の記憶は不確かだが、「無宿人人別帳」とか、「無宿人別帳」とかいう時代小説で読んで得た知識だ。
その伝統は今でも警察ややくざの世界に残っていたわけだ。



(以下引用)



 美代子被告は女性専用の3人部屋に留置。女性巡査長が12日午前5時7分から同55分まで4回巡回したが、いびきや寝息を立てて寝ていた。だが、同6時10分頃、寝息が聞こえず身動きしていなかったため、鍵を開けたところ、既に意識がなかった。同室の他の2人は就寝中で異変に気付かなかったという。

 12日午前、県警本部で報道陣の取材に応じた橋本真佐男・県警留置管理課次席は「こちらに落ち度はなかったと思う」と淡々とした様子で繰り返した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121212-OYT1T00739.htm?from=ylist





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私の衆議院選結果予測

「ネットゲリラ」の下にあるコメントの一つを転載。
角田美代子「自殺」事件のことでも書こうかな、と思ったが、まだ衆議院選がある(終わったかと思っていた人もいるかな。「自民が300議席取ったって話を聞いたよ」とかね。)ので、選挙関連の話にする。
例によって中学生レベルの頭で、調べもせずに書いているので、事実誤認がいろいろあるかと思うので、ご注意を。

下記コメントは北海道限定の話だろうが、東北あたりでは案外自民党が躍進しそうな気がする。というのは、東日本大震災への民主党の対応があまりにひどすぎるし、もともとあのあたりは自民党利権のおこぼれにすがって生活してきた人たちが多いからだ。福島原発関連もそうだし、農業利権漁業利権関連の人々もそうだ。そういう人たちは今回はほとんど自民党に入れるのではないか。で、大阪では維新の会がある程度議席を獲(盗)りそうだ。何しろ、大阪人だからね。(笑)東京は、石原に都政を4期も任せる基地外が多いので、何とも言えない。まあ、都知事は猪豚……じゃない、イノセとかいう文士崩れの利権ハイエナが当選だろう。衆議院議員も推して知るべし、だ。まともに選ぶのは北海道と沖縄という二大辺境、および、昔から革新政党の強い京都くらいではないか。
本当なら、ワーキングプアで溢れた現代の最大政党は共産党になりそうなのだが、まだまだ共産党への意味不明の憎悪や嫌悪は根強いから、あとしばらくは共産党の躍進はない、と思うが、まあ、世の中、先がどうなるかは分からない。
下の記事で(貧乏人が投票w)と書いてあるのは、共産党にとってはむしろ喜ぶべきことであり、共産党は貧乏人の味方であるのだから、誇りにしていい。そして、今の日本では貧乏人は本当は最大人口層なのだ。
小泉「改革」(日本破壊)によって、「一億総中流社会」は失われ、「一億総貧乏人社会」へと移行しつつあるわけで、安倍自民党はさらにその総仕上げとして貧乏人は全部、対中国戦争で戦死させ、大掃除をして日本を「美しい国」にしようという話なのである。
まあ、どこかで誰かが書いたシナリオどおりに現実が進行しているというのも癪な話なのだが、これは「マスコミを支配したものが世界を支配する」というユダヤプロトコル通りの話なので、世間がそういう「陰謀論」(正確には「陰謀実在論」)を馬鹿にしてきたツケが回ってきただけである。

以上の文章は共産党を応援しているようにも馬鹿にしているようにも見えるだろうが、両方である。
何度か書いているように、共産党は日本の政党政治の最後の要だと私は考えている。共産党がほぼ全選挙区に候補者を立てることについての「死票製造装置」だという言いがかりも、どんな選択肢の少ない選挙区でも「最後の投票先がある」というメリットに比べれば小さなことだ。
とは言っても、あくまで「最後の投票先」だけどね。
今回の選挙では、そういう「駆け込み寺」としての共産党がどの程度議席数を伸ばすかという点もなかなか面白い観点だ、と私は思っている。
未来の党? あれは初動の戦略ミス(小沢や「生活」諸議員の嘉田への遠慮からの不活発な行動など)、および候補者数不足から、70議席から60議席程度、最悪は40議席ではないかと私は思っている。つまり、自民党が200議席以上取ることはほぼ間違いない、と見ていいだろう。要するに、未来の党が候補者を100人程度しか擁立できなかった時点で、この選挙は終わっていた、と言える。
選挙運動ゼロでもいいから、比例区だけでも有名人を多数擁立すれば良かったのである。声をかければ自費でも候補に立つという学者、知識人、芸能人、引退プロスポーツ選手などはいくらでもいただろう。候補者を400人立てれば、比例・小選挙区合わせて300議席の獲得も不可能ではなかったのではないか。昔の都知事選で、青島幸男が選挙運動ゼロで当選したという事実もある。著名人なら選挙運動など不要なのである。しかも新党にとって、二週間弱の選挙期間では著名人擁立以外の勝利の手段は無いはずだ。
あまり未来の党への不信感を増幅するような発言はしたくないのだが、この「100人そこそこしか擁立できなかった」のは、「わざとそうした」という意図的なものではなかったか、という疑惑が私には実はある。つまり、「本気で勝つ」ことを避けたのではないか、という疑惑だ。だが、そうではない、不可抗力だったのだ、と信じたい。もちろん、未来の党がせめて比較第二党になるならば、まだ最悪の結果ではないし、「勝てる計算でしか候補者擁立はしない」のが選挙のプロたる「剛腕」氏の考えかもしれない。しかし、プロだからこそ見えないものが、外野席の素人には見えるのかもしれないよ。それがこの「擁立者数」の問題だ。

この選挙の最後の焦点は、自民党が単独過半数になってしまうという最悪事態が回避できるか、ということである。





(以下引用)


野次馬さんは男前| 2012年12月14日 03:15 | 返信


北海道は新党大地が躍進するはずですが、大手新聞は自民党が過半数を獲得だろうと書き立ててます。小泉フィーバーの時でさえ民主党が強かった土地なのに、ありえないwww。鳩山さんが民主党を追い出されたので民主党も弱体しました。維新?あんなものに入れるバカはいない。
未来か大地か共産か(貧乏人が投票w)。兼業農家が多い北海道はTPPは絶対に反対なんですよ。





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北朝鮮「ミサイル」、角田の「自殺」、パチンコ刑事

今日は簡単に三点。特に詳しく調べないままで書いている。いつもそうだが。


1 北朝鮮の「ミサイル」発射

・打ち上げは延期されるはずだったのが、強行されたのは、米国からの強い命令があったから、つまり、日本の衆議院選に間に合わせろ、そして日本国民の「国防意識」に火をつけて、安倍極右政権を誕生させろ、というお達しがあったからだろう。でなければ、なぜ投票日4日前という絶妙な日に強行発射したのか、意味不明である。
そして、北朝鮮は「人工衛星」だと公式には言っているのだから、これは本当は騒ぐ意味も無いのである。北朝鮮が嘘付き国家だから、というのは理由にはならない。国際政治ではどの大国も嘘のオンパレード(特に米国はそうだ)であり、その嘘が、国家発表ならば一応は事実として公式には扱われるものだ。なぜ北朝鮮だけが「特別扱い」される理由があるのか。それは北朝鮮が国際政治プロレスのヒール(悪役)である、という(西側の)国際政治上の合意があるからだ。報道も、当然、それに準ずることになる。


2 角田被告の留置所内「自殺」

・角田被告の長期間に亘る悪事が警察から見逃されてきたのは、尼崎警察内部に(それも上層部に)角田被告の関係者がいるからだろう、というのが私の推理だが、彼女が留置所内で「自殺」をしたことで、その推理が正解である、という確率は高まったと私は考えている。あの年で、あの悪党が簡単に自殺などするはずはないだろう。自殺に見せかけた他殺だ、と私は考えている。なにしろ、検死をするのは警察関係者なのだから、警察内部で行われた他殺ならほぼ完全犯罪になる。角田被告がこれから都合の悪い供述を始める、あるいは始めていたことへの口封じ殺人である可能性は非常に高いと私は思っている。


3 大阪府警警察官(刑事か?)が勤務中に毎日パチンコ


たしか橋下市長は大阪府知事になる前に大阪へのカジノ導入を提唱していたはずである。ならば、パチンコ好きのこの警察官は、橋下氏の賛同者であろう。勤務中のパチンコにしても、勤務中にツィッターに没頭し、勤務中に各地に遊説をして大阪市長の仕事などまったくやっていない市長を見習ったもの、と言える。



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俺の屍を越えて行け

「暗黒夜考」ツィッターで知った記事である。

行け~、お爺ちゃん!
戦いの途中で死んだら、その屍は拾うぞ。
で、若者たちよ。あんたたちが徴兵されないように、こんなお爺ちゃんが葬式費用を投げうって戦おうとしているのだよ。そのあんたたちが石原や橋下や安倍に投票するの?

まあ、「天皇を国家元首に」はどうかと思うが、それだけ天皇への敬愛の気持ちが深い、ということで、「尊皇」と「平和主義」は矛盾してはいない、ということである。
尊皇は戦争好きの商売右翼の登録商標であってはならない。

しかし、

「友だちに手伝ってもらおうと思ったけど、もうみんな死んでいなくなってた」

には、笑ってしまった。いや、94歳なら、友達はさすがにみんな死んでいるでしょう。

念のために言うが、私はこの川島氏の行動に、本気で感動し、本気で応援しているのである。ただ、どうしてもユーモアが漂ってしまうところが、またいいではないか。

なお、神風カムイ氏(暗黒夜考管理人)のツィートに元記事のアドレス(?)が書いてあるので、川島氏の写真も見たければ、そちらへどうぞ。(補足として下に追加しておく。)下の記事には「眼光鋭い」などと書いてあるが、温厚そうな、可愛いお爺ちゃんである。




(以下引用)




94歳無所属新人、蓄えた葬式代つぎ込み出馬…埼玉12区

スポーツ報知 12月8日(土)7時5分配信




94歳とは思えないほど元気な川島良吉氏


 埼玉12区に無所属新人で立候補した川島良吉氏は、御年94歳。今選挙の最高齢候補者となるおじいちゃんは「葬式代としてためていた年金を選挙資金に充てた」と覚悟を口にする。一方の最年少候補者は群馬4区の民主・青木和也氏。投票3日前の13日に25歳となる。

 94歳ながら、視力1・2を誇る両目は鋭い眼光を放つ。国の行く末を憂う川島氏は、立候補の理由を明快に語る。「オレの出番だと思ってしまったんですよ」。供託金300万円は葬式代にと、ためていた年金から捻出した。まさに不退転。覚悟の初出馬だ。

 政治家を志したことはなかったが、各党の主張を聞くうちに闘志がたぎった。「右傾化する安倍(晋三・自民党総裁)や石原(慎太郎・日本維新の会代表)から『軍』なんていう言葉が普通に出る。橋下(徹・同党代表代行)もムチャクチャ。無条件降伏したのに。日本はどうなっちゃったんだ、という不安がありました」。耳は少し聞こえにくいが、話し出したら止まらないマシンガントークが武器だ。

 第1次世界大戦が終結した1918年に生を受け、第2次大戦勃発の39年に徴兵。中国での7年間の戦闘では多くの仲間を失った。「オレは戦争で死なず、散々いい思いをした。このままじゃ死んでいった仲間に申し訳ないと」。そんな思いが出馬へと背中を押した。先月30日に自宅に親族を集めて「出馬表明」。最初は反対した親族も熱意に負けた。「友だちに手伝ってもらおうと思ったけど、もうみんな死んでいなくなってた」

 カマド販売業、金融証券業などさまざまな仕事に従事した。今は埼玉県羽生市の自宅で一人暮らし。腰は真っすぐ。足取りは軽快だ。炊事、洗濯、掃除から車の運転まで自分でこなす。総務省選挙部管理課によると、94歳は今選挙の立候補者1504人の最高齢となる。

 埼玉12区は民主・本多氏と自民・野中氏の対決に、自民を離党した元県議・森田氏が加わる激戦の構図だ。「正直勝てるとは思っていない。でも訴えたいんですわ」。公約は憲法9条順守、原発反対、天皇を「象徴」ではなく「元首」とすること。公示直前の出馬決定で活動は出遅れたが、ようやく7日、チラシとポスターの作製に着手した。今後は街頭演説も行う予定だ。「男ってのはね、やるときゃやんないといかんのよ」―。

 ◆埼玉12区(熊谷市、行田市、加須市、羽生市、鴻巣市)立候補者
 野中  厚(36)自民新
 森田 俊和(38)無 新
 大野 辰男(59)共産新
 本多 平直(48)民主前
 永沼 宏之(44)みん新
 川島 良吉(94)無 新

 ◆高齢の政治家 国会議員の最高齢記録は尾崎行雄衆院議員(1858~1954年)の95歳。尾崎議員は当選25回、勤続63年も歴代1位。米議会ではストロム・サーモンド上院議員(1902~2003年)の100歳。前々回(2005年)、前回(09年)衆院選の最高齢候補者は自民・中山太郎元外相(当時81、85歳)だった。

 ◇1918年(大正7年)の出来事 米価格高騰に伴う暴動、いわゆる「米騒動」が、夏ごろに富山県で始まった。国内の政治では、日本初の本格的政党内閣とされる原敬内閣が、発足している。政治家では、田中角栄元首相が同年生まれ(1993年死去)。72年に初めて、大正生まれの首相となった。

 ◆今回最年少は24歳の青木氏 〇…今選挙、最年少候補者となる群馬4区の民主・青木和也氏は24歳。投開票3日前の12月13日に被選挙権を得る25歳になる。前回、同区から出馬し比例復活当選後に民主を離党、今回は未来から千葉4区に立候補した三宅雪子氏(47)の元秘書だ。引退した自民・福田康夫元首相(76)の長男・達夫氏(45)らと争う。




(補足「神風カムイツィッター」より)




神風カムイ(@暗黒夜考)‏@Kamikaze_Kamui

94歳無所属新人、蓄えた葬式代つぎ込み出馬…埼玉12区(スポーツ報知)- http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121207-00000299-sph-soci … 川島氏「右傾化する安倍や石原から『軍』なんていう言葉が普通に出る。橋下徹もムチャクチャ。無条件降伏したのに。日本はどうなっちゃったんだ、という不安があった」








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ソニータイマーの次は「自民タイマー」

福島原発事故を当時の菅総理のせいにする人間が今でもいたりするが、そもそも原発自体が日本という地震国にはあってはならない存在であり、原発政策を推進してきたのは自民政権である。その自民党にまた政権を取らせようという日本国民がもし存在するなら、どこまで馬鹿か、ということだ。
現在の政治の悪弊のほとんどは自民党政権時代にその根を持っている。
笹子トンネル崩落事故はその象徴のようなものだ。
「自民タイマー」はこれからどんどん発動するよ。


(以下「ネットゲリラ」から引用)*34、42のコメントは論旨には不要だが、私には興味深いので残しておいた。



トンネル崩落事故の原因はボルトではなく粗悪コンクリート! 亡くなった教授が時期まで正確に予言

1 サイベリアン(栃木県). 2012/12/10(月) 13:55:34.22 ID:T2hv3gYd0

笹子トンネル崩落の原因は「アンカーボルト」の腐食ではなかった-

「もう記憶に薄いでしょうが、1996年から98年にかけて山陽新幹線の路線各地で高架橋の床板コンクリートが次々にはがれ落ちる事故が起きました。それはコンクリートの品質の悪さが原因で、山陽新幹線の高架橋を造った1965年から75年は高度経済成長時代にあたり、全国的な建築ブームで建築資材が不足していたんです。特に西日本ではコンクリートに混ぜる骨材の小石や砂利が手に入らず、ほとんど塩抜き処理をしていない海砂が大量に使われました。その結果、コンクリート内部の鉄筋がさびて膨らみ、常識外の早さで構造物の損傷が起きたのです」
この時限爆弾のようなトラブルの発生を、実は1980年代から正確に計算予測していた学者がいる。
1999年に『コンクリートが危ない』(岩波新書)を発表した、小林一輔氏(東大名誉教授)だ。
残念ながら小林氏は3年前に亡くなったが、山陽新幹線・高架橋の落下事故当時に、週プレの取材に対して次の衝撃的な予測を述べてくれた。
「1965年から75年頃に生産された欠陥コンクリート製の建造物は、2011年から15年頃に深刻な破損が起き始め、必ず大きな社会問題に発展します。また高度成長期時代のコンクリート建築物の脆弱さは、建材の問題だけではありません。当時の建設現場で横行した水増しコンクリート(シャブコン)など、数々の手抜き工事も危険な時限装置になるでしょう」


34 アジアゴールデンキャット(やわらか銀行) 2012/12/10(月) 14:10:20.72 ID:KYgVcDF90

コンクリートはちゃんとやれば丈夫なもんだって聞いたぞ
ローマ時代のコンクリートは未だに存在している
しかし中世にはその技術は失われていたという

42 ラ・パーマ(庭) 2012/12/10(月)14:15:05.27 ID:wvM0B1Vw0 >>34

それ(古代コンクリート)は化学的に違い、より優れている。
現代のコンクリは雨の酸にやられて100年を待たずに崩壊する。
古代コンクリートは経年変化で硬化して石化する。それゆえ、
ローマ時代の建造物は当初は石造りだと思われていたが、実はコンクリだった。
学者の一部にはピラミッドが古代コンクリートではないかと考えている人がいる。

46 ピューマ(広島県) 2012/12/10(月) 14:15:53.27 ID:UBRbKXHX0

原発に続いてまた自民タイマーが発動したのか

48 バーミーズ(埼玉県). 2012/12/10(月) 14:16:18.21 ID:wCERrppy0

こういうのをマスゴミと自民党が隠蔽し続けたんだろうけどもう限界だね

62 黒(兵庫県) 2012/12/10(月) 14:23:47.57 ID:+iHLAxNn0

これからバタバタくるぞ
未来に丸投げした糞どもの負債が降りかかってくるぞ


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冬の句の傑作二つ

私の好きな冬の俳句を二つ紹介する。一つは松本たかし、もう一つは川端茅舎の句である。松本たかしについての解説、茅舎の句についての説明をネットから拾って載せておくが、前者はサイト名が不明、後者は「八半亭のブログ」というところから取った。「八半亭」は蕪村の号、「夜半亭」のもじりだろう。蕪村は私も大好きである。


松本たかしは能の家に生まれたが、病弱なために家業を継げなかったと何かで読んだ記憶がある。山本健吉の「現代俳句」(名著である)かもしれない。下記記事にもそのことが詳しく書かれている。であるから、この「夢に舞う」能は、もしも自分の体が健康であれば舞えたかもしれない、「見果てぬ夢」の舞であり、その切実なあこがれと悲しみの思いがこの句をこの上なく美しいものにしている。

川端茅舎の句は、解説を読まなくても、作者の命が今にも消えるのではないか、という印象がなぜかする句である。山本健吉の解説が見事である。このようなありふれた言葉の連なりが、読む人になぜこれほど感動を与えるのか。これが芸術の神秘である。たった17字の言葉、しかも平凡な人生のある一瞬のスケッチが、世界の大長編名作小説に拮抗して聳え立つのである。

たかしや茅舎にはほかにも佳句はあるだろうが、私にとってはこの二つの句以外に存在しなくても、いっこうにかまわない。生涯にこれほどの句を一つでも作れば、偉大な俳人だと言える。



(以上、酔生夢人)
以下はすべて引用。





夢に舞ふ能美しや冬籠   (松本たかし)

________________________________________
 代々江戸幕府所属の座付能役者の家の長男として生まれた松本たかしは5歳から修行に専念、8歳で初舞台を踏むのだが、14歳の時肺尖カタルを患い、見舞いにきた父が置いていった「ホトトギス」を手にしたことから俳句に興味を持つようになった。以後は病に身を預けながらの俳諧の道を歩むことになる。その作品の格調は高く「たかし楽土」「芸術上の貴公子」などとよばれる品位ある小世界を具象して伝統俳句の継承者の一人となったが、昭和31年5月11日、2月に脳溢血に倒れた体が悪化、強度の神経衰弱にかかって急逝した。享年50歳。










 約束の寒の土筆を煮てください (川端茅舎)
   


 この掲出の八句の中で、特に、六句目の、「約束の寒の土筆を煮て下さい」は、茅舎の傑作句の一つとして、今に詠み継がれている。この句についての、山本健吉の評(『現代俳句』)は次のとおりである。

この句棒のように一本調子だが、「約束の、寒の土筆を、煮て下さい」と呼吸切(いきぎ)れしながら、微(かす)かな声になって行くようで、読みながら思わず惹き込まれて行くような気持ちになる。いっさいの俳句らしい技巧を捨てて、病者の小さな、だが切ない執念だけが玲瓏と一句に凝ったという感じがする。




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私が「尊皇攘夷」を言う理由

最近は書く内容がすっかり右翼的(笑)になっている私だが、さすがに「尊皇攘夷」はないだろう、と思った人もいるかもしれない。しかし、私は大真面目に言っている。
今の日本は、過去のすぐれた文化や美風が、欧米化によってすっかり消滅した。これは明治の開国以来の流れであり、さらに太平洋戦争の敗戦後に、GHQの方針によって、国民を過去の文化伝統から切り離すことが教育とマスコミを使って意図的に行われたことが決定的要因となった。
小学校から英語を教えられた国民、Jポップに氾濫する英語に慣らされた国民は日本語そのものの中に存在する日本的精神を失っていくのは当然である。近いうちに、センター試験から古文と漢文が無くなっても私は驚かないだろう。今でさえ、古文や漢文など習いたくない、という生徒は無数にいる。そういう生徒が森鴎外や夏目漱石を読むことはありえないだろう。彼らの文章は古典、特に漢文を基本とした古典的教養に基づくものだからだ。
ついでに言っておくが、漢文は日本語の一部、いや、その母胎の一部である。前にも書いたように、「和文」の極致である『源氏物語』でさえ、土台には紫式部が親から学んだ漢文の「漢文的論理形式」があり、『源氏物語』の冒頭部分には白楽天の『長恨歌』の影響が強いことは国文学の常識だ。もちろん、このことと現在の中国との関係は別だろうが、日本と中国の関係を政治の文脈だけで語るのは間違いだと私は思う。それは、天皇という存在を政治の文脈だけで語るのが間違いだという考えと同じである。
私は今の日本は政治的にも経済的にも文化的にも西洋の侵略を受けて破滅しかかっている、と思っている。
その「敵」を明確に示し、戦いの方向を国民に気づかせる手段が、「尊皇攘夷」というスローガンなのである。
つまり、私は「天皇制を支持する社会主義者」である。まるで北一輝みたいだ。(笑)ただし、何度も言うが、私は日本国憲法に明記された「象徴天皇」こそが、実は日本の歴史における天皇本来の在り方だ、という考えなのである。「天皇親政」は常に異常事態であったのだ。そしてそれはほとんど失敗に終わったのである。
言わば、天皇とはある意味では日本という国そのものであり、日本国民統合の象徴なのだから、日本という国やその文化伝統を愛する人間なら、その中心にある天皇という稀有の存在(つまり、日本の歴史とほぼ同じ時間、「万世一系」の天皇家が政治と文化の中心部にあったという奇跡)を尊重するのは当然だ。それが「尊皇」の意味である。



(以下「櫻井ジャーナル」から引用)



現在の日本では、労働者や中小企業、要するに国民の多くを占める庶民が適切な対価を受け取ることができず、教育を受ける権利さえ奪われはじめている。イギリスやアメリカが推進してきた不公正な強者総取りの経済システムによって日本社会が破壊されつつあるということだ。

 強者は庶民に適切な対価を支払わず、自分たちの懐はカネで膨らんでいく。そうした現象は「カネ余り」と呼ばれ、投機市場の肥大化につながった。こうして作られたカネの流れを止めることは至難の業である。

 こうしたカネの流れを作り上げたのは、ロンドンを中心とするオフショア市場のネットワーク。1970年代に築かれ、世界を大きく変化させることになった。大企業、富豪、武装勢力、そして犯罪組織の資金を隠し、課税を回避、裏金をマネー・ロンダリングして表へ出す仕組みを作り上げたのである。昔からヨーロッパにはタックス・ヘイブンと呼ばれる国が存在する。スイス、ルクセンブルグ、オランダなどだが、1970年代にできたネットワークは巧妙で、規模が大きい。この結果、富の偏在が加速度的に進み、世界経済は閉塞状態になった。

 この状態の中、大企業や富豪たちは庶民から富をさらに搾り取ろうとしている。現在は国という仕組みを介して庶民も政策の決定に参加することが可能だが、国から政策を決める権利を奪おうとして成立を目論んでいるのがTPPであり、庶民から効率よく搾り取る仕組みとして日本で導入したのが消費税。核兵器と結びついた原子力発電に加え、このTPPと消費税の問題は日本の将来がかかっている。原発を続け、消費税を存続させ、TPPを導入したなら、多国籍企業という「領主」が支配する封建時代に逆戻りする。

 考えてみれば、近代社会は略奪から始まった。11世紀からヨーロッパは「十字軍」と呼ばれる盗賊団を組織、中東から北アフリカにかけての地域を襲い、財宝や重要な知識を盗んだ。15世紀頃からはラテン・アメリカで略奪を始めている。先住民が持っていた財宝を盗むだけでなく、ポトシ銀山などからもヨーロッパへ金や銀を運んでいる。こうした略奪財宝が近代ヨーロッパ経済の原資になったと推測する人もいる。

 この時代、バスコ・ダ・ガマがインドに到達、アジア侵略が本格化し、19世紀にイギリスは清(中国)にアヘンを売りつけようとする。経済力でイギリスは中国に敗北、それを巻き返すために麻薬に目をつけたのである。そして起こったのがアヘン戦争だ。この戦争で大儲けした会社のひとつがジャーディン・マセソン商会。1859年にトーマス・グラバーなる人物を日本へエージェントとして送り込んでいる。

 グラバーは日本で武器を売るが、そのグラバーの邸宅に坂本龍馬、後藤象二郎、岩崎弥太郎たちが出入りしていたことは有名。また、薩摩藩や長州藩がイギリスへ使節を派遣する手助けもしている。

 1863年には「長州五傑」とも呼ばれる井上聞多(馨)、遠藤謹助、山尾庸三、伊藤俊輔(博文)、野村弥吉(井上勝)がロンドンに渡り、65年には薩摩藩が新納中三、五代友厚、松木弘安(寺島宗則)と15名の留学生をイギリスへ派遣した。

 1866年に薩摩藩と長州藩は坂本龍馬らの仲介で同盟を結んだが、その切っ掛けを作ったのはイギリスのハリー・パークス公使だという。イギリスは日本の体制転覆を計画、反体制派として薩摩藩と長州藩を選んだということだろう。

 長州藩や薩摩藩がイギリスに派遣した人びとをイギリスが「洗脳」した可能性は高く、薩長両藩を中心とする明治政府にイギリスが大きな影響力を持つことになる。明治政府の東アジア政策/侵略はイギリスの意向が反映されていたと考えるべきだろう。

 最近、「維新」とか「開国」という用語が盛んに使われるが、意味深である。









(引用2「長周新聞」より)*直接には「ギャラリー酔いどれ」からの転載。



日本の政治はいかなる政党が政府を握ろうとも、だれが首相になろうとも、
アメリカの意向にそわなければクビになる。
日本社会に民主主義はなく、アメリカに牛耳られた専制政治、独裁国家を変えなければ、
国政は変わらない現実を突きつけている。

そして進行したのは国民生活のさんざんな破壊である。
東北被災地の復興は遅遅として進まない。被災住民を追い出し、生産復興を妨害し、
外来資本が復興事業や新規事業で食いつぶすTPP先取りのモデル地域にする有様となっている。
福島事故後は放射能汚染騒ぎに乗じて外国農水産物輸入を拡大。
国内の農林漁業破壊は深刻度を増している。
農漁業だけでなく製造業も、安い人件費を求めて工場の海外移転や工場閉鎖・大量首切りが進行。
完全失業者は270万人を超過し、職があっても1カ月に数時間だけで生活できない状態や、
タクシーやトラック運転手や営業販売員のように基本給がない状態が蔓延。
このなかで医療や介護、保育などの福祉切り捨てをやり、
民・自・公が手を組んで消費税増税を強行し、殺人政治の様相となっている。

福島原発が収束もしていないのに原発再稼働をごり押しし、
全国に核廃棄物処分場までつくる意図を隠さない。
国民の生命や安全を守る意志などまったくない。
このうえにアメリカの輸入拡大要求を丸呑みするTPP参加をやり、
日本経済を丸ごと差し出し外資の食い物にするものである。
さんざんに経済を疲弊させたあげく、日本全土の米軍基地化を進め、
尖閣問題などを煽って戦争へと突き進ませようとしている。
九州一円の海域で、尖閣諸島を想定した「離島奪還訓練」を繰り返し、
国民の批判世論を無視して垂直離着陸機オスプレイを日本の米軍基地に配備した。
人の住めない無人島のために、国を挙げた戦争に乗り出すことを本気でやろうとしている。
それが次なる政府に対するアメリカの至上命令となっている。

尖閣問題、朝鮮のミサイル騒ぎ、改憲も原発再稼働もTPP参加も消費増税も、
そうした日本全土を対中国戦争の盾にするアメリカの戦略で
日本を廃虚にさせるかどうかひとつながりの問題としてあらわれている。









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HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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