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偽右翼の「偽尊皇主義」と私の「尊皇主義」

「播州武侯祠遍照院」から転載。
非常に面白い内容で、特に今上天皇の語録をこうして並べると、まさに日本国憲法と天皇は一心同体である、という感がある。その現行憲法を否定することは、今上天皇の人格を否定することではないか? つまり、安倍総理らの「主権回復の日」における「天皇陛下万歳!」は、彼らが目論む憲法改定(けっして「改正」ではない!)とまったく矛盾する、口先だけの言葉でしかない、ということだ。
昭和天皇の戦争への関与の仕方についても、ここに書かれた内容で、その大筋は分かる。非常に貴重な「要約」になっていると思う。
私が常々言っている「日本国憲法に規定された『象徴天皇』こそが日本の伝統的天皇制の本質に近い」という意見は、ここに書かれた両天皇の言葉からしても、正しいと言えるのではないか? そして、そういう意味での天皇という存在は、日本文化の伝統の土台でもあり、貴重な文化遺産、日本の財産だ、というのが私の考えだ。それが私の「尊皇主義」の意味であるというのは、これまで何度も書いてきたことだ。
偽「尊皇主義」の右翼は、実は経済界と米国(ジャパンハンドラーズ)の手足に過ぎないのである。彼らが天皇の意思を尊重しないのも当然だろう。歴史的に遡れば、明治維新以来そうだったとも言える。日本を操作する主体が英国から米国に変わっただけである。


(以下引用)


戦闘教師「ケン」 激闘永田町編  

上記文抜粋
・・・・・・・・・・・・

天皇の言うことを聞かない右翼

古い友人と「日本の右翼ってなんで天皇の言うこと聞かないの?」という話になり、面白かったので少しまとめておこうと思う。
4月28日に開かれた日本政府主催の「主権回復の日」式典で、安倍晋三首相を始めとする政府要人や国会議員らが「天皇陛下万歳」と万歳三唱をした。一応表面上は、日本が連合国支配下から独立したこと(沖縄等を除く)を祝う式典であるはずなのに、「天皇陛下万歳」を叫ぶのは何故だろうか。
推察するに、結局のところ彼ら的に「独立した」のは「国民を主権者とする日本」ではなく、「敗戦によってGHQの隷属下に置かれた天皇」であったが故に、「日本国万歳」ではなく「天皇陛下万歳」になったのだろう。自民党などの議員たちが潜在的に国民主権を否定し、天皇主権へ復帰を憧憬していることが表面化してしまった瞬間だった。同席していた平成帝の戸惑いも同じ理由から説明される。

現行憲法で象徴天皇制が規定されて以降、天皇による政治的発言は少なくとも公式上は極めて少なくなっている。それでも昭和帝は戦後もずっと政治に関心を持ち続け(中曽根の総理就任時も政治動向の内奏を続けるよう求めている)、政府枢要などから内奏を受け、自らの意向を伝えていたことが知られている。中でも米軍の駐留や自衛力の確立、共産主義勢力への対抗などへの関心が強かったとされる。
一方、平成帝は現行憲法に対する思いが強いようで、憲法における天皇の地位を厳密に考え、行動や発言を戒めているように見受けられる。内奏は昭和期よりも減っているようだが、現在もなお政府枢要から内奏を受け、御下問されているという。また数は少ないものの、政治的な発言しており、数が少ないだけに重みを感じさせられる。

「国民と共に日本国憲法を守り、国運の一層の進展と世界平和、人類の福祉の増進を切に希望して止みません」(1989.1.9、即位後の朝見の儀にて)

(国旗、国歌について)「やはり、強制になるということではないことが望ましいですね」(2004.10.28、園遊会にて)

「日本は昭和の初めから昭和20年の終戦までほとんど平和な時がありませんでした。この過去の歴史をその後の時代とともに正しく理解しようと努めることは日本人自身にとって、また日本人が世界の人々と交わっていく上にも極めて大切なことと思います」(2004.12.23、誕生日に際しての文書発表)

「1930年から1936年の6年間に要人に対する襲撃が相次ぎ、総理または総理経験者4人が亡くなり、さらに総理1人がかろうじて襲撃から助かるという、異常な事態が起こりました。そのような状況下では議員や国民が自由に発言することは非常に難しかったと思います。先の大戦に先立ち、このような時代のあったことを多くの日本人が心にとどめ、そのようなことが二度と起こらないよう日本の今後の道を進めていくことを信じています」(2006.6.6、記者会見)

「大日本帝国憲法下の天皇の在り方と日本国憲法下の天皇の在り方を比べれば、日本国憲法下の天皇の在り方の方が天皇の長い歴史で見た場合、伝統的な天皇の在り方に沿うものと思います。」(2008.12.23、誕生日に際しての文書発表)

ここから伺えるのは、平成帝が戦前期や戦中期あるいは日本が起こした戦争を否定的に捉える一方、戦後の歴史と現行憲法を肯定し前向きに受け入れている点だ。
ところが自民党・安倍内閣は改憲を志向し、その草案は天皇を元首とし「天皇を戴く国家」と規定、さらに「君が代」(君主讃歌)を国歌となして国民に尊重義務を課している。また、国民の自由を含む諸権利は「公の秩序に反しない限り」においてのみ保障されるとされるが、「公の秩序」が何を意味するのかは定義しておらず、政府に反対すると人権も認められなくなるという事態が危惧される。こうした改定事項は、どう考えても平成帝の勅旨に沿うものとは思われない。

実のところ日本の右翼が天皇の意に反した行動に出るケースは少なくない。
幕末がその最たる例で、孝明天皇の場合、外国嫌いが強く鎖国が伝統的な国法であると勘違いしていたこともあって、主体的に攘夷を唱え、諸外国との条約締結に勅許を与えなかった。とはいえ、幕権にとって代わり王政を復古させようなどというつもりはさらさらなく、むしろ公武合体によって幕権を強化し、幕府と一体になって攘夷を実行しようとの考えだった。にもかかわらず、尊皇派あるいは勤皇派と呼ばれる「志士」たちは次々と勅旨を偽造し、天皇を倒幕に利用した挙句、孝明帝の死後に幕府が倒壊して維新が成立した途端に攘夷を反故にして、開国してしまった。孝明帝の長州嫌いは今では有名なくらいだ。

次の明治天皇にしても、勅使を派遣して征韓論を戒め、日清あるいは日露開戦にも反対したものの、全て御内意に反する結果となっている。

昭和天皇の時も甚だしい。1928年に張作霖爆殺事件が起き、陸軍の関与について内々に知らされた時には、田中義一首相に責任者の厳罰を命じたものの、軍や閣内の反対で実現せず、うやむやにされている。
1935年に美濃部達吉による天皇機関説が政治問題化し、弾圧された時には、「美濃部説の通りではないか。天皇機関説の何が問題なのか」と侍従武官に話している。
翌36年の226事件では、反乱部隊に同情的な侍従武官や鎮圧に戸惑いを見せる陸軍に激怒し、「朕が股肱の老臣を殺戮す、かのごとき兇暴の将校等の精神において何ら許すべきものありや」と述べて、自ら近衛師団を率いて鎮圧にあたると言いだしたため、ようやく陸軍が重い腰を上げて本格的に鎮圧に乗り出したとされている。
また、1941年の日米開戦に際しても、常に消極的姿勢を示し、日米交渉の継続を希望し続けたが、陸軍の東条首相の就任によって開戦のボタンが押されてしまった(近衛が逃げただけだが)。
さらには、46年11月3日の日本国憲法公布に際して、

「朕は、日本國民の總意に基いて、新日本建設の礎が、定まるに至つたことを、深くよろこび、樞密顧問の諮詢及び帝國憲法第七十三條による帝國議會の議決を經た帝國憲法の改正を裁可し、ここにこれを公布せしめる。」

との上諭を発しているが、自民党議員を中心に「連合国(後の国連)によって押し付けられた憲法」との見解が大勢を占めている。そこには昭和帝の御意思は反映されていない。

こうして概観すると、日本の右翼が本当に「尊王」なのか甚だ怪しいことが分かろう。むしろ彼らは幕末の志士と同様、天皇を利用して自分たちの政治的主張を実現しようとしているようにしか見えない。日本における「尊王」は、「天皇を御輿に担いで好き勝手に利用する政治制度」を指すと言える。それは二次大戦でも福島原発事故でも見られるように、「誰も責任を取らない」社会システムの根幹をなしている。
大日本帝国憲法は、天皇に全能の権限を付与しておきながら、「行使せず」を慣例とし、しかも「神聖にして侵すべからず」であったため、権限を持つものが責任を取らない制度であり、閣僚や官僚が権能を代行するものの、天皇に対して責任を取るだけという仕組みだった。これほど権力を振るうものに都合の良いシステムは無いだろう。
だからこそ自民党や官僚などは「伝統」と称して帝政復古を目指しているのではなかろうか。

平成帝が高齢と病を抱えながら退位をほのめかすことすらしないのは、深刻な未来を予想しているからなのではないかと愚考する次第。



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フリー(無料)エネルギーは最初からある

「zeraniumのブログ」から転載。
実は、ほとんどの人の気づいていないフリーエネルギーがある。
それは、「太陽」そのものである。
太陽は光を与え、熱を与える。
太陽が無ければ、生命は存在しない。
その太陽が隠れる夜は、休息すればいい。昼の間の余熱が、夜の間も生命を守ってくれている。その余熱を保つのが水であり、水はまた生命維持に不可欠だ。空気もそうだ。
つまり、太陽と水と空気、これが生命維持の条件である。
人類を中心に考えるならば、それに植物の存在がある。植物によって生命の循環系が作られる。動物は植物によって生かされている。
石油も原子力も、人類や生命にとって本来は不要な(つまり、必要以上の)熱や光を産み出すだけで、その代償は生命に絶対的に必要な空気と水の汚染である。
下記記事について言うならば、おそらくここで言われるフリーエネルギーとは、「生活に便利な装置」を動かすためのエネルギーが想定されている。だが、そうした「便利さ」の代償が、地球環境の破壊だったという視点も必要だろう。
夜には休めばよい。
雨が降れば休めばよい。
つまり、太陽が休んでいる時には、人類も休めばいい。それで、人類の欲望肥大から来る闘争の大半は不要になる。
人類には、それができるだけの文明の蓄積がもはやあるはずだ。
太陽と、水と空気、それで十分だ。
我々は原発だけではなく、電気やガスに依存し過ぎた生活そのものを見直すべきではないだろうか。
と言いながら、この記事をパソコンで書いている私は有言不実行ではあるのだが、まあ、日が暮れたら寝る、という生活はしている。(笑)そして、パソコンが明日無くなっても、私はべつに気にしない。そうすれば、落ち着いて読書ができるようになるだろう。本が無くなっても気にしない。今は心が騒がしくてまったくやる気のしない楽器を習い、下手な書道をし、余暇を楽しむことができる。まあ、江戸時代の生活に戻るだけのことだ。


(以下引用)


フリーエネルギー装置を手に入れよう
   私たちがこうして息を吸っている空気中には、実は無尽蔵のエネルギーがあります。
   ですから新しいエネルギーとして、空気中から無尽蔵に取り出せるフリーエネルギーと、宇宙エネルギーがあります。私たちのこれまでのエネルギーである電力やガス、石油などがこうしたものにとって替わると、人間の生活スタイルだけでなく、考え方などの心の深い部分においても深層意識までが一変してしまうでしょう。
   フリーエネルギーについては、すでに多くの文献や研究などが発表されており、そうしたホームページなどでも情報発信されています。フリーエネルギーの先駆者とも言える人物に、クロアチア生まれの天才的な物理学者ニコラ・テスラがいます。彼は今から100年以上も前に、そうしたエネルギーを世界中に送れるテクノロジーを開発していました。もし闇の組織によってそうしたテクノロジーが取り込まれ、隠蔽されることがなかったならば、今頃人類の生活はどんなにか変わっていたことでしょう。
   ニコラ・テスラは、宇宙からそうした情報を得たと言われています。
   空気中のフリーエネルギーを取り出すためには、発電所も送電線も不要です。つまりどこでも家庭用の小型の装置があるだけで、地球上のどこででもフリーエネルギーが使用できるのです。最初に小さい小型の箱ほどのフリーエネルギー装置を買い求めるだけでよく、燃料代は一切かかりません。さらにそうしたものを利用して、砂漠を緑化していくことも可能で、都市と都市を結ぶ輸送機関や交通システムも、従来のものから劇的に、革新的に変わっていくことでしょう。
   それぞれの家庭や職場にフリーエネルギー発生装置を置くことで、これまでのようなエネルギー供給のための設備投資や、公共事業は必要ありません。そして当然、危険で問題の多い原子力発電所も不要になります。現在の富む者と貧しい者といった格差を生み出しているのは、一部の人々がそうしたエネルギー利権を握っているからであり、そうした格差をなくするためにはフリーエネルギーのテクノロジーを公開することです。
   しかしそれをすると、人類をエネルギー利権によって支配してきた体制を手放すことになります。だから一握りの権力者にとってそれは阻止しなければならず、そのためにすでにあるフリーエネルギーの発明には特許が与えられなかったばかりか、そうした発明はこれまですべて潰されてきたのです。それをしているのも、ニビルの子孫で秘密結社組織イルミナティです。
   今、世界各地で、個人発明家や企業家などが、どんどんフリーエネルギー装置を作り始めています。アメリカ・ネバダ州ラスベガスの女性議員シェリー・バークリーは、フリーエネルギーに関する特許の機密解除を求めて立ち上がっています。米国だけでも封印されている特許は約3000件に上ると言われています。
   スイスのリンデンはエメンタールチーズで有名な小村で、メテルニータ・コミュニティと呼ばれていますが、ここではすでに早くからフリーエネルギー・モーターを使用しています。米国フロリダ州オーランドにある、ゼネラルモーターズ社の持ち株会社であるGMCホールデイングスが、2004年7月にフリーエネルギー・モーターを開発しています。
   ロシアでは、シベリア地方の緊急災害対策用に、フリーエネルギーマットを開発しており、すでに国民に配布しているという情報もあります。そして実はフリーエネルギーの研究をしている人は、日本にもたくさんおり、特許もすでに百数十件下りていると言います。しかし特許は下りていても、実用化されていないものも多いのです。

   日本ではかつてKモータースがフリーエネルギー装置を作りましたが、そこの社長が忽然と姿を消し、未だに行方不明だと聞いています。Kモータースが発明したのは、空気中からフリーエネルギーを取り出す装置であり、特許庁の人によると、十何年も前に発明されたものだそうです。

   これからいよいよ、フリーエネルギー装置が家庭で使えるほどに、安価な金額で手に入るようになります。こうしたものが実用化されていくことに、世の中全体が従わざるを得なくなっていくでしょう。こうした動きは、もう止められないのです。私たちは、すでに実用化されているフリーエネルギー装置をどんどん使うことで安くし、早く普及させることなのです。

   公共事業をあてにして文句を言うよりも、自分のことは自分で守る、エネルギーも自前でまかなおうとみなが考えるようになれば、フリーエネルギーは急速に普及するはずです。つい最近ですが、1万5000円程度で発電できる装置があるということを聞きました。普通の家庭であればこれで十分だそうです。エネルギー革命は国に対して叫ばなければならない問題ではなくて、自主的に手に入れて使えばいいのです。そういう時代がすでに目の前に来ているのです。


                 『宇宙人の告白』 田村珠芳著 TO文庫

                            抜粋

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癌に至る「病気の7段階」

「大摩邇」から転載。
書かれたことのすべてに納得しているわけではないが、示唆的な内容だと思う。
記事への不満は2点。
1)「毒素」とは何か。その具体的内容が不明であること。
2)体の異常が「腫瘍」や「癌」などハイレベルになった時の対処法が不明であること。
である。
この段階で、まさか菜食主義にすればいい、などとは言わないだろうし、睡眠が大事と言っても、その睡眠は意志ではコントロールできないことが多いのである。
つまり、全体に「何となくもっともらしい」のだが、本格的に病気になった人にとってはあまり役に立たないような気がする。
まあ、病気になる前の段階での「健康を守り、病気を悪化させないための生活術」としてはかなり有効だろう。特に、ちょっとした不調は薬に頼らず、食事を断ち、静養するのがいい、という考えには大賛成である。文中にもあるように、人間以外の動物は、たいていそうしているようだ。つまり、「食事を消化するにも大きなエネルギーが要る」のだろう。断食と静養は、動物の「本能的療法」なのである。そうした自然に逆らう療法が西洋医学の「対症療法」である。
だが、現代生活ではその「静養」や「休養」がなかなかできないことが多い。何しろ、社員に「24時間、365日働け」と言う経営者が処罰もされないどころか、国会議員にまでなる社会である。(笑)



(以下引用)







2013年09月02日22:11

カテゴリ本山よろず屋本舗癌

ガンに至る「病気の7段階レベル」


本山よろずや本舗さんのサイトより
http://homepage2.nifty.com/motoyama/index.htm

<転載開始>

 盆のおり、私は亡くなった母に線香の一本でもあげようと思い、実家であった兄の家を訪ねました。
 そこで気になっていた兄の不整脈の手術について聞いてみました。以前の記事にも書きましたが、私の兄は不整脈の持病があり、それまでは発作を薬で抑えていたのですが、ついに手術に踏み切ることにしたのです。
 その手術は先月(7月)だったとのことで、手術自体は成功したのですが、術後の経過が思わしくないとのことでした。
 薬で不整脈を抑えるというのは、不整脈の信号に心臓に送っていた神経の働きを薬で麻痺させるということです。それを手術するというのは、その神経そのものを手術によって焼き切ってしまおうということです(一度切断された神経は二度と元に戻ることはなく、私はなんとも残酷な処置で、これを治療と呼んでいいのかと思いがあります)。
 術後の経過が思わしくないというのは、手術後にこれまでと違ったタイプの不整脈が起きてきたからです。兄の胸は今手術によって火傷を負った状態ですが、医者は再手術が必要かもしれないと言っているそうです。
 私はこの話を聞いていて、おそらく兄の不整脈が完治することはなく、死ぬまでこの医者と付き合うはめになるだろうなと思いました。
 というのも、この医者は兄の不整脈を本当の意味で治そうとする意志が全くないからです。
 この医者がやろうとしていることは、(不整脈の原因を突き止めてそれを取り除くことではなく)不整脈を伝える神経にのみ焦点をあて、その機能を除去しようとしているに過ぎないからです。
 これを対症療法といいます。
 私は当HPで、現代医療は根本的に間違っていると何度も指摘してきました。
 それは病気になって医者の診察を受けるわけですが、医者は病気の原因となったものには全く関心がなく、熱や痛みや倦怠感などの症状を薬(時として手術)で緩和するだけだからです。病気になったのなら、病気になった原因が必ずあるはずで、それを全く無視するという現代医療の姿勢に、驚きすら覚えます。
 偏差値の高い医学部を卒業し、医師国家試験をパスするほどの優秀な頭脳を持った人間なら、こんな理屈がわからないはずがありません。
 聞くところによると、日本の医学部では、病気の根本原因を追求するというトレーニングを全くしないといいます。医学部の学生は、2万あまりの病名を必死で憶え、そしてその病名に対する対症療法をひたすら学ぶことしかしないそうです。それが事実だとしたら、私には優秀な頭脳と資産の浪費に思えてなりません。

 今回は『50代からの超健康革命』(松田麻美子著、グスコー出版)から、ガンに至る病気の7段階レベルに関する話を紹介したいと思います。
 松田麻美子さんは日本におけるナチュラル・ハイジーンの先駆者です。ハイジーンとは「健康および健康維持のための科学。健康を保ち、病気を予防するための原則の理論」だといいます。ナチュラル・ハイジーンは、19世紀の初め、アメリカの医師たちによって系統づけられた学問で、そのルーツは古代ギリシャのヒポクラテスやピタゴラスの思想によるものだそうです。
 私は『50代からの超健康革命』の「ガンに至る病気の7段階レベル」の部分を読んで大きな示唆を受けました。
 それは病気の根本的な原因が述べられていたからです。
 私が知っていたのは、風邪はウイルスが原因で起こるのではなく、体内に溜まった毒素を排出する行為だということまででした(ウイルスは毒素に侵された体内で繁殖した結果だということです)。その風邪の症状を薬や注射で強引に抑えてしまった場合、毒素の排出に失敗し、段階的に症状が悪化していくという過程が克明に述べられています。
 この「ガンに至る病気の7段階レベル」は、ナチュラル・ハイジーンの医師ジョン・H・ティルデン医学博士がその著書『毒血症が語るもの』で発表したものだそうですが、おそらく西洋医学のみを学んだ日本の医者のほとんどは、その理論を全く知らないと思います。知っていたら、自分達がやっている対症療法が、病気を治すのではなく逆に病気を悪化させていることに気付くはずだからです。知っている医師はあえて、黙っているのだと思います。それが世間に広く知られるようになると、多くの医者は失業せざるをえなくなるからです。
 では、『50代からの超健康革命』から抜粋して紹介します(なお抜粋した文の中で不要な部分は削除してあります)。

 ・・・<『50代からの超健康革命』、p70~p86から抜粋開始>・・・

 ●病気の原因はウイルスではない

 私たちは「風邪を引く」とか「風邪を移される」とか言いますが、実は風邪は外から引っ張り込むものでも、移されるものでもないのです。体が風邪のウイルスを繁殖できるような環境を作ってしまったため、体自らが緊急に浄化のプロセスを始めただけのことなのです。
 すなわち病気の第一の原因は、体内環境の汚染、つまり誤った食習慣やライフスタイルの結果、血液が汚染された状態にあるからなのです。ナチュラル・ハイジーンでは、その状態を「毒血症」と称しています。
 病気の原因は、バクテリアやウイルスではありません。実のところ流行しているのは、風邪やインフルエンザではなく、これらの病気を引き起こす誤った食事やライフスタイルのほうなのです。みんなが同じような誤った食事やライフスタイルをしているために、同じような病気が流行するのです。
 ガンや心臓病同様、風邪やインフルエンザが、生活習慣の誤りから生じることは医学部でも学びません。誤った食習慣とライフスタイルという根本原因を取り除けば、病気を予防できるばかりか、すでになってしまっている病気も治ります。
 しかし、病気の症状を取り除くことだけに専念する現代医学では、熱や咳、痰、下痢などを抑えるために薬を使用します。またガンや心臓病のような慢性の病気の場合には、手術によって組織の変性したところを切除してしまいます。
 医学による治療では、症状は消せますが、根本原因を取り除くことはしないため、完全に健康を取り戻すことはできません。手術を終えて退院すると、その患者さんは医師から「もうもとの生活に戻っても大丈夫」という許可をもらっているため、再び病気を引き起こした要因である従来の食事やライフスタイルへと戻っていくのです。患者さんのなかには再発を予防するため、生涯薬を処方されている人もいます。
 あなたの車のダッシュボード上に、エンジンチェックの赤い表示が点滅しているとき、目障りだからと、その上にテープを貼って隠したり、あるいはボンネットを開けて、その表示が点減しないように配線を切断して車を運転し続けるでしょうか。根本原因を取り除くことをしないこのようなヘルスケアは、こうした運転と同様の非常に愚かで危険な行為なのです。この愚かな行為を続けていくと、病気はやがて急性病から慢性病へと進行していくことになります。

 ●ガンに至る「病気の7段階レベル」

 どんな病気も、長年の間の不注意なライフスタイルの結果として現われてくるもので、突然襲ってくるものではありません。20世紀初めに活躍したナチュラル・ハイジーンの医師ジョン・H・ティルデン医学博士が、病気は第1段階から最後の第7段階(ガン)に至るまで、非常に長い年月をかけて漸進的に進行していくと、その画期的な著書『毒血症が語るもの(Toxemia Explained)』に記しています。
 最終段階に至る前であれば、どの段階でも病気の根本原因(誤った食習慣やライフスタイル)が取り除かれると、痛みや苦痛は止まり、病気の進行を止めることができます。この7つの段階とその警告のサインについて精通すれば、あなたは自分の健康を意のままにコントロールすることができるようになり、肥満や病気に苦しむようなことはありません。
 病気の原因を取り除かず、不快な症状を抑えるために薬が用いられると、たとえ症状が消え病気が治ったように見えても、病気は進行し続け、容赦なく次の段階へと進んでいくことになります。

 ①【細胞の衰弱】

 病気はまず「細胞の衰弱」から始まります。体のエネルギーが低下してしまうと、体はノーマルな作業をすることができなくなります。衰弱の最大の要因は睡眠不足です。睡眠が不足すると、神経エネルギー(体のすべての機能をコントロールしている脳のエネルギー)が十分作られなくなるため、体は食べ物の消化や代謝作用の機能が低下し、食欲不振や疲労を感じるようになります。
 老廃物の排泄、血液循環などが円滑に行なわれなくなるため、有害物質が排泄されるよりも、作られるスピードのほうが速くなってしまいます。これらの老廃物が円滑に捨てられないと、毒素となって体内に堆積し、病気は次の段階へと進展していきます。

 ②【毒血症】

 排泄し切れなかった有害物質(毒素)が、血液やリンパ、そして組織の中で飽和状態になっています。この状態を「毒血症」と呼びます。
 毒血症(または自家中毒)では、腸が便秘のために有害物質で飽和状態になっているばかりか、腺、細胞と細胞の間、血液循環やリンパ組織の中など、全身が毒素の飽和状態になっています。そのためナチュラル・ハイジーンでは、毒血症を「細胞の便秘」とも呼びます。
 私たちの体はおよそ60兆個の細胞からできています。この細胞はそれぞれ生きていて、酸素や栄養を取り入れ、エネルギーを製造したり、いろいろな組織を構成し生命機能を全うしています。.
 この細胞を取り囲んでいる体液が老廃物で飽和状態になってしまうと、細胞は酸素や栄養を取り入れることができなくなるばかりか、細胞の中の老廃物を外へ運び出してもらうこともできなくなります。細胞は老化し、突然変異を起こしたり、正しく働くことができなくなり、やがて死んでいきます。
 このような細胞で構成された組織には異変が生じてきます。超健康をめざすには、私たちは細胞が浸されている体液を絶えず清潔に保っておく必要があるのです。
 アレキシス・カレル博士は鶏の心臓から取り出した細胞を、アルカリ性の溶液に浸して保存し、毎日その液を新しいものに取り替え続けることによって、その溶液を取り替えるのをやめるまでの28年間、心臓の細胞を生き続けさせたという実験を行なっています。
 私たちの体液は弱アルカリ性です。動物性食品や穀物、加工食品などの酸性形成食品が中心の食事では、体液は酸性に傾くばかりか、その有害な代謝副産物が体液を汚染させ、毒血症を引き起こし、細胞を便秘状態にさせてしまうのです。細胞の便秘が続いていると、次の段階に移行します。

 ③【刺激】

 有害な物質(毒素)で細胞が「刺激」を受けていることを、体の入り組んだ神経ネットワークが察知する状況です。
 症状としては、かゆみ、ニキビ、むかつき、頭痛、軽度の湿疹、乾いた咳、口臭・体臭の悪臭、頻尿、便秘や下痢、尿や便の悪臭、体重の増加、顔色の悪さ、目の下のクマ、過敏症(かぶれや花粉症など)、落ち着きのなさ、ヒステリー、不定愁訴、不安、生理痛、PMS(月経前緊張症)などがあるかもしれませんが、この段階では本人は異常だとは全く感じていません。
 実は排泄されない毒素が体を打ちのめしていることを、このような症状で体の持ち主に警告しているのですが、本人はそれに気づかず、「不快な症状」を受け入れて暮らしています。
 かゆみや、湿疹などの肌のトラブルは、40億もある毛穴から毒素が排泄されているため、それが刺激を引き起こしているのです。衰弱、毒血症、刺激による影響がかなり長い間無視されていると、体はますます増え続ける一方の毒素に対応するため、強硬な手段をとることになります。

 ④【炎症】

 体は溜まりすぎた毒素を一掃するために、大掃除を始めます。これは体が恒常性を保つために、自ら行なう「クレンジング(浄化)とヒーリング(治癒)のプロセス」なのです。
 この段階になると、誰もが体にトラブルが発生していることに気づきます。熱や痛み、不快や苦痛の症状が出てくるからです。
 このとき医者に行くと、副鼻腔炎、咽頭炎、中耳炎、扁桃腺炎、大腸炎、皮膚炎などというように、語尾に「炎」のついた病名で診断されます。鼻や喉、耳、扁桃腺、大腸、皮膚が「炎症」を起こしているからです。
 副鼻腔炎や咽頭炎とは、いわゆる「風邪」のことで、鼻や喉を通して、有害物質の排泄を行なっているサインです。扁桃腺炎は扁桃腺(リンパ節の一つ)が、解毒作業を行なっているというサインです。
 これらの部分が炎症を起こしているのは、体が溜め込んでいる毒素を大掛かりに排泄しようとしてそこに集めたため、毒素によって組織が絶えず刺激されているからです。

 <発熱の原理>

 発熱は毒素の排泄を加速させるために体が意図的に起こしているもので、体の体温調節器官によって生命を脅かさないようにコントロールされています。
 熱自体は決して体を傷つけるものではありませんが、このとき薬を与えると、体にとっては異物である薬が引き起こす副作用と、体の中に溜め込まれている毒素との相乗的な作用が、体を傷つける恐れがあります(発熱に関しては、拙著『子供たちは何を食べればいいのか』(小社刊)にくわしく記しています)。
 痛みや苦痛は、体がその持ち主に対して発信する天然の警報装置です。不快を引き起こした原因は何か、痛みや苦痛が生じる前にしていた行ないとの関係を考えさせ、悪い原因を取り除き健康回復にふさわしいことをするように、という体からの警告のサインなのです。
 体が懸命に排泄作業を行なっているとき、ナチュラル・ハイジーンでは、食事をとらず、水だけを飲み、静かに休義するよう教えています。
 病気は体内に排泄されない老廃物が溜め込まれている結果であり、これを改善するべストの方法は、唯一食べ物の摂取をやめることだからです。
 そうすれば、これ以上の老廃物を増やすことはなく、同時に消化に使わなくてもすむエネルギーを、リンパ管や肝臓、細胞と細胞の間などに溜め込まれている老廃物のクレンジングと、傷ついた組織のヒーリングに振り向けてあげることができます。
 自然界の動物たちは、みんなそれを知っていて、病気になると水以外のものは口にせず、静かに体を横たえています。これは先に述べた「生命の法則」の一つなのです。

 <現代医学の致命的欠陥>

 急性の病気の場合、たいてい、2~3日水だけをとるファスティング(断食)をすれば、完全に治ります。
 慢性の病気の改善にも、ファスティングは特に効果的で、ナチュラル・ハイジーンの医師たちが採用しています。この場合は最低1~2週間のファスティングが必要です。
 症状に注目する現代医学のアプローチでは、症状をなくすための処置をします。症状は消えますが、病気の根本原因(誤った食事やライフスタイル)は無視され、それによってもたらされた毒素の排泄に失敗してしまいます。
 風邪を引いたとき、体は咳や鼻水、痰の形で積極的に毒素を排泄させているのですが、薬はそれを止めてしまうのです。毒素は組織の中にしまい込まれ、体は毒に対して次第に耐性をつけていくようになります。
 「生命の法則」を知らない人たちは、「症状が消えた=治った」と解釈します。このとき体は、毒素のほかに、体にとっては完全に異物である「薬」という有毒物質の重荷を背負い込むことになります。
 さらに誤った食事やライフスタイルから、毎日有害な物質が体内に増えていきます。そこで常にべストのコンディションを保とうとする体は、折を見てまた排泄を試みます。
 次に排泄を試みるときには、排泄させなければならない毒素の量が増えているため、現われる症状は前回よりももっと重症で、不快な期間も長くなります。風邪を引くたびに症状を薬で抑えていると、やがて、インフルエンザや気管支炎、肺炎、盲腸炎、腎臓炎、肝炎など重症のものへと発展していきます。薬の副作用による悪循環という、現代西洋医療の最大の欠陥がこれです。

 <体はすべてつながっている>

 盲腸炎は全身が毒素の飽和状態になっていることを意味しています。盲腸は解毒器官の一つなのです。腎臓炎も肝炎も全身が病んでいる証拠です。腎臓や肝臓から毒素の排泄を行なっているのです。
 特に肝臓は、毒や有害な微生物を破壊する偉大な解毒器官です。盲腸や肝臓、腎臓などの器官で毒物代謝が行なわれなくなると、全身に障害が及びます。
 また心臓発作や脳梗塞も、体にふさわしくない食事や喫煙、ストレスなどが原因で引き起こされる血管の炎症が原因であることが、最近の研究から明らかにされています。
 高脂肪、高タンパクの動物性食品や精製された炭水化物のような体にふさわしくない食品の過剰摂取は、その代謝副産物が心臓や脳の血管を傷つけ、炎症を起こしてしまうのです。
 高血圧も血液の流れに乱れを引き起こして血管を傷つけ、炎症を生じさせていきます。体はカルシウムやコレステロールを動員して、傷の修復をしますが、このとき活性酸素が過剰に生じるような食生活をしている人の体内では、コレステロールが酸化されやすく、動脈硬化を引き起こしたり、血液が凝固して血栓(血の塊)を作ってしまうのです。これが心臓発作や脳梗塞を引き起こすことになるのです。
 歯垢に付着するバクテリアも血小板を凝固させ、血栓を形成しますし、ストレスもまた、心臓の規則正しいリズムを乱し、血液がよどみ、血栓をできやすくしてしまいます。
 したがって、私たちは、どんな病気も、問題はその症状の出ている部分だけではないということを知る必要があります。
 体は全身のすべての組織や器官と連動しており、常に統一性を保って機能しているのです。現代医学の力で健康を完全に取り戻せないというのは、この点を見落としているからです。古い解剖学理論に基づいて、病気を症状の出ている部分だけしか見ないように指導するのは、もうやめるべきです。
 今から450年以上も前に、スイスの医師パラケルスス(1493~1541)は、次のように警告しています。
 「人間について知ろうとする医師は、体を(寄せ集められた)部品としてではなく、統一体として見なければならない。もし人間の体の一部が病気になっていることを見つけたら、医師は、単に外側に現われている症状を見るだけではなく、その病気を引き起こした内側の原因を探らなくてはならない」
 症状を薬で抑えてしまい、あいかわらず同じライフスタイルを続けていると、炎症はいっそうひどくなり、次の段階へと進行していきます。

 ⑤【潰瘍】

 長期間の毒素の攻撃によって炎症を起こしていた細胞や組織が「潰瘍」を形成し、膿を持ってただれ、ひどい痛みを伴い、大量の細胞や組織が破壊され、患部に穴があいたりします。
 口囲(こうい)潰瘍、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などがその典型です。体は毒素を取り除くために、排泄口として潰瘍を利用しているのです。この段階になってさえ、食事やライフスタイルが改善されないと、体はあいている傷口をふさぐステージへと進展していきます。

 ⑥【硬化(組織の萎縮・肥大・変性を含む)】

 体は毒が周囲に広がっていかないようにするため、潰瘍ができている組織の周りに硬い壁を作ります(硬化)。これは体の防衛メカニズムなのです。医学では「腫瘍」と診断される段階です。
 組織が傷つき、臓器の退化が進みます。脳腫場、子宮筋腫、卵巣膿腫、乳腺腫、神経腫、ポリープ、壊疽(えそ)、肝硬変、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などはその典型です。
 動脈硬化が心臓の動脈に生じると心臓病を引き起こし、脳の動脈に生じると脳卒中を引き起こすことは知られていますが、目の黄斑の退化、難聴、腰痛(退行性椎間板障害)、間欠性跛行(はこう)、腎臓障害、そしてインポテンツなども、動脈硬化の結果であることはあまり知られていません。
 老化現象として片付けられてしまうこれら中年以降の人々特有の悩みも、もとはといえば、「風邪」と呼ばれる体のクレンジング(毒素の緊急排泄、浄化)の失敗から始まっているのです。
 臓器の機能不全(心不全、腎不全、肺結核など)、内分泌腺の機能不全(ホルモンシステムの崩壊ーー甲状腺異常や脱毛症等)なども「組織の硬化」と考えることができます。
 筋委縮や心臓委縮、目の委縮(視力低下)、白斑(皮膚に傷)、シワなどの組織の委縮は、筋肉の硬化によるものです。また、前立腺肥大、先端巨大症などの組織の肥大(細胞の増殖)も、この段階にあたります。
 この状態が改善されず、毒がさらに増え続けると、組織の変性が生じます。ブライト病や慢性関節リウマチ(皮膚結核)、狼瘡(ろうそう)、肝硬変、白内障などは、その典型です。また、ガンと診断される非常に多くのものも、実はこの段階にあります。
 この段階でも、食事とライフスタイルの転換を徹底的に行なえば、改善していくことは可能ですが、これまでの食事やライフスタイルを続けていると、体は細胞をコントロールすることができない状況へと進展してしまいます。それは病気の最終段階です。

 ⑦【ガン(慢性でもとに戻れない組組の退化)】

 何十年にもわたって展開してきた病気の最終地点が「ガン」です。
 ガンは数年のうちに形成されるようなものではありません。長年にわたって溜め込まれていた毒素のため、細胞の遺伝子コードが変えられてしまい、脳がコントロールできないために、でたらめな増殖を繰り返し、正常細胞としての働きができない発狂した細胞(ガン細胞)が、体の組織を攻撃していくことになるのです。
 この段階に達する前に、体はその持ち主に、何度となく異常を知らせる警告のサインを送っているのです。
 私たちの病気は「風邪」のような単純なものから始まり、さまざまな病気の形態をとりながら、組織を傷つけ、細胞の遺伝子を狂わせてしまうガンへと至るのです。「風邪は万病のもと」という格言は深い意味を持っていたのです。

 ・・・<抜粋終了>・・・


 これを読まれた方々は、文中述べられている「病気を引き起こす誤った食事やライフスタイル」とは何かということに感心を持たれたのではないかと思います。
 これに関しては、またいずれ記事にしたいと思います。


(2013年8月30日)









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シオン長老の議定書(抜粋)

愚民支配の原則と戦略

*以下に書く文章は、「シオン長老の議定書」とか「Yプロトコル」とか言われている文書の抜粋である。これはY民族迫害のために作られた偽書であるという説もあるが、書かれた内容自体は、いわば「悪の政治教科書」とでもいった内容であり、現実に人民を支配するのに有効な事柄ばかりである。いや、現在の世界そのものがこういう思想や戦略で動いているようにしか見えない。ならば、この文章を研究することは、我々が愚民化しないために絶対的に必要なことではないだろうか。ただし、元の文章は小難しい文章なので、読みやすく変えて(ただし、その古風な趣きは残すが)ここに掲載する。元の文章そのままではないのだから、誤解が含まれるのは勿論だ。それを割り引いても、ここに書かれた内容について知るのは、我々被支配者にとって大いに役立つだろう。

*私は、この世界は一部の人間たちによってコントロールされていると思っているが、それは基本的には民族とは無関係だと思っている。確かに他民族を人間扱いする必要はない、という思想を土台にするなら、その政治的行為は強力極まりないものになるのは確かである(植民地時代の西欧の行為がそれだ)が、言うまでもなく、一部の人間の悪事のために、その民族全体が迫害されることはけっしてあってはならないことである。くどく言うが、世界を支配する巨大資産家(経済的モンスター)は、その民族とはまったく無関係の存在なのであり、自分たちの悪事を隠すために民族迫害のタブーを利用しているだけなのである。したがって、以下の文章中での「異民族」云々は「支配される連中」くらいの意味で読むべきである。

以下の文章が、「シオン長老の議定書」あるいは「Yプロトコル」と呼ばれる文書の抜粋である。

○我々の合言葉は「力と偽善」である。政治上の問題で勝ちを制するのは何といっても力であり、国家の事業に携わる人士に必要な力が蔵せられる場合は殊にそうである。奸策と狡猾との「偽善」は我々の目的を達成する唯一の手段である。それ故に我々の計画遂行に役立つ事なら、「暗殺、買収、詐欺、裏切り」等に尻込みしてはならない。政治上の権力を獲得するに必要な場合は、躊躇することなく、他人の財産を奪取する事を心得ていなければならない。

○自然の本性には自由は無く、「理性と性格と才能の不平等」をその法則とする。(注:これは、フランス革命における『自由・平等・博愛』のスローガンを嘲弄したものだろう。他の場所で、「自由と平等が両立するはずはないではないか!」という発言も書かれている。また、フランス革命自体がこの議定書を書いた人々の筋書きによる出来事だったとも書かれている。つまり、『自由・平等・博愛』は、愚民たちを釣るための餌にすぎなかったという趣旨である。)

○(我々は)人間の貪欲を利用して支配する。(注:他の人々を押しのけて自分が上に行きたいという欲望が下層階級の連中を死に物狂いに働かせ、その働きを利用することで上の人間は労せずして利益を得るわけである。井伏鱒二の「さざなみ軍記」に書いてある、貴族の庶民支配の原理が、まったくこれと同様である。)

◎この目的(支配)のために我々は始終、「新聞、雑誌」を利用して、この命令に盲目的に信従するように(人々を)鼓舞する。

○我々の仕組んだ「ダーウィン、マルクス、ニーチェ」の教説に注意なさるがよろしい。(注:この部分の説明は長くなるので、最後に補注として説明する。)

○いわゆる「民権」とはただ概念としてのみ存在しえるもので、けっして実際に実現することはできない。実際、我々の命令にもとづき、我々の密使(為政者)を選任する投票にしても、下層民が憲法政治(立憲政治)から得るものは何もない。(注:これと同趣旨のことをルソーも述べている。「イギリス人は選挙で代議士を選ぶが、庶民が支配者であるのは選挙の間だけで、それが終わるとまた彼らは奴隷に戻るのである」と。ただし、日本における2009年衆議院選の「無血革命」によって、日本の立憲政治は変わる可能性がある。)

◎優越を得るための、極度に緊張した闘争と経済生活に対する衝動とは、絶望的な、しかも悲惨極まる「冷酷な社会」を実現するであろう。否、すでに実現したのである。(注:前出の「我々は人間の欲望を利用して支配する」とほぼ同趣旨。ただし、その行く先にあるのが「冷酷な社会」であることを、我々のどれだけが理解しているか。))

○自由主義の社会では、買収と贈賄の汚職が至る所に侵入し、富は「巧妙なる奸策」と「虚偽の駆け引き」によって得られ、徳義(社会道徳)は、ただ「厳罰と酷法」によって維持される。

◎我々の統治の主要任務は、社会的理性を去勢し、反抗を可能ならしめる彼らの思索を奪い、そして一般の知力を空虚なる雄弁の交戦に堕せしめることである。(注:このために利用されるのが公教育とマスコミであることを、今では多くの人が知っているだろう。)

◎異民族諸国民および各個人たちは、あらゆる時代において、「言葉」を「行為」と思ってきた。彼らは単なる外見に満足して、公的世界において「約束が実行されたかどうか」ということには滅多に気がつかなかった。(注:社会生活を営む上での基本の基本が、「相手の言葉ではなく、行為を見よ」であるが、社会の多くの「善人たち」は言葉を行為と区別していない!)

◎世論を掌中に収めるためには、それ(世論そのもの)をして「了解に苦しましめ」ねばならない。すなわち、各方面から互いに矛盾した種々の意見を言わせ、異民族の人民を迷宮に彷徨せしめ、政治的問題に関しては、何等の意見も持たぬ方がましであると断念せしむるべきである。

◎政権掌握に必要な第二の秘訣は、「風俗、習慣、欲望、社会生活の基準」を繁縟ならしめ、何人もその選択に迷い、互いに理解することができぬような混沌状態に陥らしめるにある。(注:これは情報洪水の現代において、もっとも重要なポイントの一つである。)

◎商工業への投機を奨励せねばならぬ。投機の役割は工業(実業)に対立するにある。投機によって世界の富をことごとく我々の手に収め、以て異民族全部を下層階級に投げ込む事が必要である。(注:金融業という「自分では何一つ生産せず、金で金を生む」職業が世界を支配している点に、世界のあらゆる不幸の根本原因がある。そして、国際金融家は、自分たちに都合がいいように様々な国際機関を利用するのである。ところが、我々は学校で、WTO、GAT、世界銀行などは有益な組織だと偽りの知識を埋め込まれるのだ。)

○我々はあらゆる国家に、(我々以外には)異民族無産大衆と、我々に心服する数人の富豪と、我々を守護する警官と軍隊のみがあるように配慮せねばならない。(注:警察や軍隊の真の仕事は、国民の保護ではなく、支配層の保護だということだ。)

○我々は欧州大陸及び、それを基点とした他の諸大陸に「動揺と紛争および敵対関係」を惹起せしめねばならない。(注:これは、この書が書かれた当時の世界情勢であるが、現代でも「動揺と紛争および敵対関係」は庶民支配の道具に用いられている。一例がアメリカのイラク戦争、アフガニスタン派兵である。戦争や紛争などの大義名分があれば、支配層の望む政策のほとんどは実行できるのである。)

○我々に抵抗を試みようとする国家に対しては、我々はただちにその隣接諸国との戦争を以て、対応し得るように準備しておらねばならぬ。

○あらゆる政治的成功の最大の要訣は、あらゆる企画を厳重に秘するにある。真の政治家の言説はけっして外交官の行動と一致してはならぬ。

○我々は法律用語の最も巧緻な措辞や難解な問題に通暁して、法外に大胆で、かつ不当にも見えかねない決断を下す必要がある場合に、弁解する途をあらかじめ備えなくてはならない。

◎我々の望み通りの結果を得るためには、その過去において後ろ暗い傷を持っている大統領を選挙すべきである。そうすれば彼等は我々の指令の忠実な実行者となる。(注:日本のK元総理についても、殺人・レイプその他の様々な暗い噂がある。)

◎我々は、法律を提案したり変改したりする権利を議院から剥奪して、それを我々の傀儡たる大統領の手に委ねるであろう。(注:日本では、国会は唯一の立法府であると定められているにもかかわらず、成立する法案は内閣提出の法案がほとんどである。議員立法による法案はほんの一部にすぎない。すなわち、国会は内閣に支配されている。宮本政於の「お役所の掟」その他に、官僚支配の実体が書かれている。)

○我々は戒厳令布告の権利を大統領に与える。(注:要するに、いざという時には、大統領(そしてその背後の人間)は法律を無視した行動が可能だということである。)

◎共和国の新憲法を施行すると共に、我々は国家機密の保護という口実を設けて、政府の処置に関して質問する権利を議院から奪取するであろう。

◎大統領は、様々に解釈し得る現行法律を解釈する場合には、我々の意味において解釈するであろう。また彼は、我々が是非そうして貰いたいと指示するならば、現行法を廃棄するであろう。こうして我々は初期に当たって共和国憲法に取り入れざるを得なかったもののすべてを「なし崩し的」に変更させることができる。

◎言論機関におけるいかなる報道も、書籍の内容も、我々の検閲を経ないでは絶対に公表を許さない。このことはある程度までは現在でも実行されてはいるが、その方法として、全世界の各地からのニュースを少数の通信社に集め、そこで手を加えて、それから諸方面へ配布している。 (注:アメリのロイター、日本の共同通信などが想起できる。しかし、インターネットの急速な普及によって、9.11事件などはその最初の段階から米政府やその背後の連中による自作自演であるという見方が広まっていた。実際、あまりにも粗雑なシナリオではあったのだが、表のマスコミはまた見事にそうした見方を無視したのである。これ一つを取っても、マスコミが支配者の道具でしかないことは明白である。)



筆者補注:「ダーウィン、マルクス、ニーチェ」の教説がなぜ陰の支配者(と仮に呼んでおこう)にとって都合がいいのかを説明する。
まず、ダーウィンの進化論は「適者生存」の思想を人々の頭に植え付けた。つまり、生き延びた者は、生き延びるにふさわしい存在であり、滅びた者は滅びるのが当然の「無価値な」存在だったという思想である。これによって、たとえば欧米人種の行ってきた過去の悪行(他人種からの略奪行為や大量虐殺)も正当化される。弱い者、無能な者は滅びても当然であり、弱者への同情はセンチメンタルな感情でしかない、というわけだ。そして、もちろん、資本主義社会における様々な悪行(詐欺行為や非人間的な搾取)も正当化される。なぜなら、強い者が生き残るのは当然であり、資本家が金の無い人間に勝つのも「適者生存」だからである。
次に、マルクスの教説がなぜ陰の支配者にとって都合がいいのかだが、陰の支配者とは要するに、表舞台には出てこない大富豪や大財閥である。彼らは政治そのものを動かす力があるので、税金すら払わず、(いや、アメリカにおいては紙幣を印刷する権利すら持っているのだが)高額納税者(世間の人間は、これを大富豪と錯覚している)として公表されることはないために彼らの存在は世間には知られていない。しかし、誰かが搾取しているからこそ、大多数の人間は貧困から逃れられないのだと人々が思うことは避けられない。そこで、そのスケープゴートとして彼らが用意したのが表に出るレベルの富豪・資本家であり、「資本家対無産階級」という対立図式である。この資本家はあくまで世の法律に従って生産活動をする実業家に過ぎず、暴利をむさぼっているわけではない。しかし、彼らは目の前にいる、目に見える存在である。そこで貧民の憎しみは彼らに向けられ、陰の支配者の望む「混乱と無秩序」が作り出されるのである。その間に、もっと大きな金を動かして、投機市場を操作することによって、あるいは定期的に大恐慌を起こすことで低レベルの資本家の金はみな大富豪の手に入っていくのだが、それは庶民には見えないのである。つまり、マルキシズムの効用とは「分割して統治せよ」のパターンの一つなのである。
最後に、ニーチェの教説の目的だが、それはキリスト教の破壊である。キリスト教は本来、清貧と貧しい者への施しを教えており、資本主義にとっては都合の悪い思想だ。そこでカソリックやプロテスタントの中枢にスパイを潜入させてキリスト教を変質させると同時に、キリスト教の神自体をニーチェによって否定させたのである。ニーチェとはいわば、思想的テロリストである。アメリカ政府の中枢は一見、キリスト教信者が占めているように見えるが、それは、彼らが自分をキリスト教徒だと名乗っているからにすぎない。(多くの俗衆は、言葉を事実と誤認する、という「議定書」の嘲笑を見よ。)彼らの行為を見れば、それがキリスト教的精神からどれほどかけ離れているかがわかるだろう。

*さて、以上をお読みになって、どう感じただろうか。もちろん、私自身、ここに書かれたことのすべてを信じるわけではないが、これが現実政治の教科書として有効なことだけは否定できないだろう。つまり、多くの人が心の隅に止めておくべき文章なのである。






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政府とその下部組織によるネット操作

「wantonのブログ」から転載。
ネタ元の「simatyan2のブログ」も有名ブログのようで、「阿修羅」にもよく転載されているが、私は訪問したことはない。自分で自分を「~ちゃん」という神経が嫌いなのである。だが、書いていることはまともな社会批判記事が多いようだ。(先ほど「LIVE NOTE」を見たら、まったく同じ記事があった。むしろこちらがネタ元か。ネットでの引用はややこしい。)
管理人氏後書きの「私、ネット情報なんて信じませんの、オホホ」という奥様のようなタイプの人間は案外多いのではないか。学校で習った知識と、新聞とテレビさえあれば情報ソースとしては十分という連中であり、世間の人間がこういう騙しやすい人間ばかりなら、政府やその下部組織も大金を使ってネット操作などしなくても済むのだが、しかし、その金も我々国民の税金から出ているわけである。何ともはや、だ。

なお、今日は「新国富論」という、私が昔書いた小論か、同じく昔書いた「ユダヤプロトコル現代語抄訳と解説」のどちらかを掲載する予定だったが、こういう時事的なものは賞味期限が来る前に掲載したほうがいいので、こちらを優先した。


(以下引用)


掲示板データ流出で判明した政府とマスコミの世論操作!
テーマ:ブログ
掲示板データ流出で判明した政府とマスコミの世論操作!




simatyan2のブログさんサイトより

掲示板データ流出で判明した政府とマスコミの世論操作!
http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-11600713097.html

<転載開始>


25日、巨大匿名掲示板「2ちゃんねる」の利用者
4万人分のデータが流出していることが発覚しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130826-00000114-mycomj-sci

そして流出したデータから驚くべきことがわかったのです。

なんと政府関係者と朝日や毎日など大手マスコミが、
個人を装って頻繁に匿名掲示板に書き込みを行って
いたことが判明したのです。

例によって大事件にも関わらずマスコミは報道して
いませんが、それもそのはずで自分達が世論操作を
してました、なんて言えませんからね。

この流出したデータのドメインアドレスをざっと並べるだけで、

◆政府系
外●省 農林●産省 気●庁海洋気象研究所 気●庁 警察 
米国の軍事関係 JAMSTEC 北朝鮮政府高官

◆企業
電通 朝日 毎日 中日 日本テレビ テレビ東京 NHK JAS●AC 
講談社 双葉社 ソニー マイクロソフト Nintendo(出会い系サイト)
小松製作所 サントリー 味の素 avex 角川 DMM アスキー
メディアワークス エンターブレイント 三菱商事 三菱電機 
三菱マテリアル 住友電工 チャンネル桜 KDDI ディズニー 
脱法ハーブ業者  双葉社 小松製作所 味の素 

◆学校
旧帝大(九州大除く) 一橋 東工大 東外大 東京医科歯科大
 東北大 東洋大 信州大 神奈川大 千葉大 群馬大 琉球大
早稲田 上智 法政 関西学院 立命館 北陸先端科学技術大学院 
 韓国慶北大学 コロンビア大学 マサチューセッツ工科大学 
イェール大学 フロリダ大学 シドニー大学 ポートランド州大学 
 カリフォルニア大学 ジョンホプキンス大学

これだけの名前が出てきたのです。

もう数日も経てば、追加の政府筋やマスコミ関係の名前が
もっと出てくるかもしれません。

このブログでも以前から電通やチーム世耕などが、
世論工作のため掲示板などに書き込みをしていることは
書いてきましたが、ここまで政府があからさまに、
しかも直接利用してるとは思いませんでした。

要するに一般の若者になりすまして、

「安倍政権の行動力はすごい!」

「麻生さんカッコイイ!」

「橋下市長やるね!」

「国の財政が悪いんだから増税も仕方ないね」

「マイナンバー法案賛成!」

「憲法改正大賛成!国防は絶対必要!」

「放射能なんて全然大丈夫!」

などの書き込みをして若者達を煽っていたんでしょうね。

自民党絶賛、維新の会絶賛、増税絶賛、原発推進など、
震災以降の不自然とも言えるネット世論、特に若者の
右傾化の原因がここに有ったのです。

ただここで多くの人は疑問に思うかも知れません。

匿名掲示板なのに、
なぜ各省庁や企業名が出てくるのかと・・・。

「2ちゃんねる」は表向き匿名掲示板なので、
流出したところで名前や住所は
わからないはずなんですね。

ではなぜ各省庁や企業名まで流出してしまったのか
というと、それは「2ちゃんねる」には2通りの
利用方法があったからなんですね。

無料の一般書き込み利用と有料の書き込み利用です。

一般書き込みは完全匿名で無料ですが内容によっては
削除されたり利用制限がかかる場合があります。

有料書き込みと言うのは、年間使用料を払って
削除も規制も免れる優先利用の権利のことです。

この有料書き込みを政府やマスコミなどの企業は
利用していたということです。

で、今回流出したのは有料登録者のデータの方なので、
住所氏名は元よりクレジットカード番号、書き込み内容
などまでがバレることになったのです。

一般人はお金を払ってまで書き込みなどしませんから、
いかに政府や企業が世論誘導に力を入れていたかが
窺い知れるというものです。

そのナリフリかまない姿勢が今回データ流出により
裏目に出たわけです。

それにしても政府までが掲示板にせっせと書き込みを
していたとは笑い話にもならない愚行の極みですね。

面白いのは、一般市民なら損害賠償請求でも
出来るんでしょうが、まさか政府や大企業が
損害賠償請求なんて出来ないでしょうね、恥ずかしくて。

これで政府、大手マスコミ、大企業の工作が
明らかになったわけですが、

それでも

「私は政府と新聞やテレビの言うことを信じる」

なんて人います?

<転載終わり>



管理人

さて、今回の件ですが・・・
かなり前より分かっていました。
ただ、その証拠が表に出て来たという意味は大変大きいと思います。
どうせ、「2ちゃんねる」そのものが、CIAによって
創られたものですから。
その運営を子供の頃より、CIA諜報員のブルームによって
育てられた麻生太郎とその親族にまかせていたのは有名な話です。
2ちゃんねるに、熱狂的な麻生信者がいるのも当然な訳で。

国家を支配しようとすれば、情報を支配するのは不可欠。
それを指導し、やらせて来たのは、無論、CIAの連中です。
驚くべき事は、政府にも大手マスコミにも、その傘下の
工作員がゴロゴロいるという事実です。
何も知らないのは、日本国民だけってことでしょう。

ある悲しい話を思い出しました。

仕事の同僚のあるご婦人の方に、ほんの初歩的な真相というか
事実を教えてさしあげたのですが、帰って来た言葉は・・・

「それって、ネットの情報・・・笑。
私、ネットの情報はほとんど信用していないから・・・
新聞やNHKなどのテレビしか信用していないので、
悪いけど・・・」

          ↑
典型的な家畜国民の意識レベルです。
屠殺される運命が待っているだけの牛や子羊の群れの大勢の
中のお一人様ってことになるでしょうか・・・
しかし、責めるのも酷なような気がします。
一番悪いのは、テレビ・新聞などの大手マスコミです。
日本列島は、壮大なる人間家畜牧場と化した観があります。
本当に残念でなりません。


当ブログにもお役所様などからたくさんアクセスがあるようです。
2012年の6月にアクセス解析ツールを導入して、
ほんの数週間だけのものです。
解析ツール「なかのひと」は、何故か、あれから直ぐに
機能不全になってしまいました。

これ ↓
http://ameblo.jp/64152966/entry-11307716636.html


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ゴンドラの唄

ユーチューブを見ていたら、藤圭子の「ゴンドラの唄」があったので、コピーしてみる。
歌の中身と彼女の人生が重なっているようにも思う。まさに「命短し 恋せよ乙女」である。
黒澤明の「生きる」で、志村喬が雪の中のブランコに腰かけてこの歌を口ずさむシーンも忘れ難い。




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今の時点から過去を論評することの意味

だいぶ前に書いたものだが、掲載をためらっていた文章である。私のふだんの持論に一致しない部分のある記事を引用しているからだ。だが、引用記事内容は有益なものだから、死蔵せずに掲載する。

「酔いどれギャラリー」に転載された「長周新聞」記事の一部である。
私が「尊皇主義者」であることは何度も書いているが、昭和天皇には戦争責任があること、そして現在に至る対米従属の責任があることは私も認めている。しかし、では天皇制を廃止すべきか、ということになると、私は反対なのである。このことは何度も書いたから、今さら繰り返さない。
問題は、天皇制などではない。
下記記事にある「日本の支配階級」なのである。官僚、大企業オーナーや役員、大株主、世襲政治家などがそれだ。その手下がマスコミと御用学者であることは言うまでもない。日本という国が、そうした支配階級による「私物国家」(©広瀬隆)であることが、最大の問題であり、それをどうすれば打ち破ることができるかを、我々は考え抜く必要があるのである。仮に、熟慮の結果、天皇制が最大の癌だ、という結論が出たら、私も尊皇主義をやめてもいい。しかし、天皇制など、そうした支配階級の道具の一つでしかないだろう。それは、藤原氏による間接支配の当時からそうだったのである。もっと便利な統治方法があれば、それを採用しただけの話である。そして、まさしく人民には統治が必要だった、ということも認めるしかないはずである。過去の人民は教育も知性も無かったから、上からの統治が必要だった、というようにも言える。もちろん、それは人民の奴隷的従属であった。
では、現在はどうなのか。
はたして、人民は自らの望む政治を得ているか。
民主主義は機能しているか。
そう思う人はほとんどいないだろう。
民主主義は最悪の政治形態だが、他のあらゆる政治形態に比べればマシだ、と言ったのはチャーチルだったか。しかし、今の政治ははたして人民の意思を反映した政治なのだろうか。もし人民の意志を反映しているならば、日本人は全員キチガイである。
であるならば、はたして人民は民主主義によって自律的に自己統治ができるか、ということがこれからの政治学の最大の問題ではないか。それができないからこそ、先の衆院選、参院選のような結果になった、と言えるだろう。もちろん、「不正選挙は無かった」と仮定しての話であるが。
下記記事から話がだいぶ逸れたので、この辺で筆を擱こう。
ただ、一言追記しておく。
下記記事のような過去への批判は有益ではあるが、それよりも、日本の未来像、望ましい国家経営システムを論じる方が大事だろう。もちろん、東電や原子力村などの現在の大罪人・政治的経済的犯罪人をいかにして追い詰めるか、ということが一番大事なことだ。いつまでも「悪い奴ほどよく眠る」だから、日本の政治は変わらないのである。


(以下引用)



第2次世界大戦で、日本人民はかつて経験したことがないほどの深い痛手を受けた。
満州事変(1931年)以後でも、日本人の男子の4分の1、
のべ1000万人が兵隊にとられ、そのうち約200万人が戦死した。
さらに原爆や全国各地の空襲、沖縄戦、また満州などで、
なんの罪もない赤ん坊から年寄りまで約100万人が無惨に殺された。
そして1500万人が家財を焼き出された。
それは、日本人で親戚や友人、知人に戦争犠牲者を持たない者はいない
というほどの深刻な体験だった。

戦後、人人は戦争の荒廃のなかから立ち上がり、二度と戦争を許さない思いを胸に、
平和で豊かな郷土を建設するために不断の努力を続けてきた。

しかし、現在の日本は、アメリカの植民地属国として見るも無惨な姿をさらし、
戦争体験者はかつて「貧乏になって戦争になった」のと同じ実感を全生活から感じている。

そもそも日本の支配階級は第二次大戦でなにをやったか。
明治維新後に成立した日本資本主義は、ブルジョア階級と地主階級に立脚した
絶対主義天皇制のもとで、農民や労働者は二重の搾取に苦しみ、
市場の狭隘(きょうあい)性を特徴として持っていた。
それは国内における強烈な搾取と強権的な抑圧とともに、強い侵略性を特徴としていた。
台湾、朝鮮、満州、そして中国全土、東南アジアと侵略を拡大して、
そこに経済権益を持つ米英仏蘭帝国主義との市場争奪をめぐる帝国主義戦争に突き進み、
そして敗北した。

日本は日米開戦に突入する前に、すでに中国に侵略してうち負かされていた。
中国での日本軍の戦死者は18万5000人を数え、100万の日本軍の主力が
中国人民の抗日戦争によって釘付けにされていた。
しかし中国に負けるのが必至となると、

日本の支配階級は日本で革命が起こるのを死ぬほど恐れた。
そしてソ連との戦争を避け、「南進政策」をとることでアメリカとの対立が激化し、
日米開戦となった。

海軍では最初から「1年しかもたない」といわれていた。
すでに日米開戦の半年後にはミッドウェー海戦で壊滅的打撃を受け、
その後は敗走に次ぐ敗走となった。44年にはサイパンが陥落し、
東条内閣が倒壊したが、それでも戦争をやめなかった。
それからは制海権も制空権も奪われ、東京はじめ全土がB29の空襲を受け、
爆弾の雨を浴び放題。
南の島にとり残された兵隊は散り散りとなり、飢えと病気で死んで
戦争ができる状態ではなかったが、それでも戦争を続行させた。
そして丸腰の兵隊を輸送船に詰めこんで運び、
待ち構えていた米潜水艦に次次に撃沈させるにまかせた。

すでに日本の敗戦は決定的であった。そこで天皇とその側近のなかでは、
天皇の支配的な地位をいかに守るかが最大の関心であった。

敗戦の前年、近衛文麿の天皇への上奏文には
「敗戦は必至。英米の世論は国体の変革までは進み居らず。
もっとも憂うべきは敗戦にともなって起きる共産革命」とあった。

敗戦が濃厚な米英仏蘭との戦争に進み、敗けることがわかった後も戦争を続けたのは、
日本人民による天皇制打倒の革命を抑えつけて、欧米列強に身を寄せることで
みずからの地位を守るためだった。

国民がどれほど殺されようと、
その命と引き換えに自分さえ助かればいいというこの対応が、
320万人という国民の大虐殺となったのである。


☆日本占領意図した米国 長期戦略に立ち

一方アメリカは、すでに日露戦争後には「オレンジプラン」をつくっていた。
それは中国市場を奪うために、日本を戦争でうち負かして占領する長期戦略であった。

幕末にはそれは明治維新革命でうち破られたが、
あくまでその野望を達成しようとするものであった。
アメリカ大陸で先住民のインディアンを皆殺しにして西進し、ハワイを奪い
フィリピンを奪った残酷な政治の継続であった。

アメリカは開戦直後から、ライシャワーらが日本の軍部に戦争責任をかぶせ
「天皇を平和の象徴」とする間接支配のやり方をとる計画を持っていた。
実際に戦時中もその方向で日本の支配層に働きかけを強めていた。

天皇をはじめ日本の支配階級は、原爆や空襲を「天佑」といって歓迎した。
彼らは、アメリカの無差別攻撃に国民がさらされ、アメリカの占領に対しても、
天皇の責任追及についても、立ち上がれないほど疲れ果てさせることで、
アメリカと利害は一致していた。
だからアメリカは日本人民を虫けら扱いして殺し尽くす一方で、
皇居や軍中枢、三菱の工場などは攻撃しなかった。
敗戦が決まると、三菱財閥統帥・岩崎小弥太は「われわれは今後愉快に仕事ができる」
と小躍りして喜んだ。

戦争で散散に殺され、原爆を投げつけられ、日本はアメリカに占領されたが、
そのとき日本の支配階級はアメリカの日本侵略支配の協力者となり、
民族的利益を根こそぎ売り飛ばすことで支配の地位を確保する道を歩んだ。
この行き着く先が、現在の安倍内閣の姿である。

アメリカの指図で地震列島の日本の海岸線に五四基も原発を林立させたうえ、
大事故が起こってもアメリカに代わって海外で原発のセールスをし、
そのために国内で再稼働や新規立地まで狙う。

日本の農漁業を壊滅させ、外資が参入して日本の富をまるごと奪っていく
ことがわかっていて、アメリカにいわれるままにTPP交渉参加を強行する。

原発を再稼働させる一方で、尖閣諸島問題で大騒ぎして「先制攻撃も辞さず」といって、
アメリカの盾となり日本をミサイル攻撃の標的とする道をみずから突き進む。

安倍内閣はこうして超法規の専制政治を進めているが、
そのことは現在の日本の権力機構がだれに握られているかを浮き彫りにしている。
軍隊である自衛隊はアメリカの下請であり、
警察、検察、裁判所、官僚機構もみなそうなっている。
マスメディアも、戦時中は「大本営発表」を支えた『朝日』の緒方竹虎や
『読売』の正力松太郎が、戦後はCIAのエージェントとなって
「ペンタゴン報道」に尽くしており、アメリカに留学して買収された御用学者が
その協力者になっている。これらの売国奴が手伝いを買って出ているから、
アメリカはわずか数万の米軍で日本を植民地のように隷属させているのである。

かつての戦争で日本人を320万人も殺し、国土を焦土と化したアメリカと
日本の売国支配階級の残虐性は、現在の日本人民に対する残虐性につながっている。

8・15は「アメリカに助けられて平和で民主主義になった日」ではなく、
日本がアメリカの隷属の鎖に縛りつけられ、肥え太らされたあげくに奪いつくされ、
はては原水爆戦争の廃虚にされる始まりの日でしかなかった。



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酔生夢人
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考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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