酔生夢人のブログ

まあ、私の独断的意見だが、リスニングは基本的に才能、つまり生まれついての肉体的条件による。生まれつき聴覚（聴力）の弱い人は、リスニングはあきらめるしかない。私みたいに、日本語の会話ですら、他人が喋っていることの半分も聞き取れない人間が英語のリスニングをやる、というのは無駄な努力だろう。
その上で（つまり、自分自身では実証できていないくせに）、私が考えている「多少は有効な気がする英語リスニング上達法」は下の２点。

１）リスニングの際の音量を上げる。小さな音では分析できない不明瞭な音も、大きい音では分析できることが多い。通常の会話の音量ではなく、「うるさい」くらいの大きさにする。
２）あまり発音にこだわらず、英文を速いスピードで音読する訓練をする。下のリプライの中にもあるが、発音できる音はリスニングもできることが多いと思う。その逆（対偶命題）も真。あまり発音にこだわらず、と言うのは、学習する英文の中の語句が全部分かっているような学生などほとんどいないからだ。まして、発音まで全部理解している人は稀だろう。そういうのをいちいち調べるだけでも大変な労力と時間がかかる。多少はインチキ発音でも、「猛スピード音読」をやることで、ネイティブスピードへの対応力は増すと思う。この練習に使う英文は新聞記事や雑誌記事がいいのではないか。それが現代生活に必要な語彙を含んでいると思う。

以上の２点でリスニング能力がアップする人も少しはいるだろう。リスニングの際の音量のことは、あまり誰も言っていないことである。ただし、テストの際には「音が大きすぎる」「実際の会話はそんな大きな音量じゃない」と文句を言う奴が出て来るだろうが、「俺には（私には）聞こえない」と言い張ればいい。試験官が、あなたが聞こえないと言うのを無視して小さい音でテストを強行したら、白紙答案を出せばいい。ついでに、教育委員会に訴えればいい。まあ、最近はイヤホーン付きの個別対応機器でリスニングをさせることが多いから、そんな事態になることもないだろう。
下のリプライで提案されていることは、「学習に要する時間」が膨大すぎ、時間と労力を含めたコストパフォーマンスが悪すぎるのがほとんどだと思う。洋画を英語字幕で見る、というのは一見楽しそうだが、映画の内容がほとんど理解できないわけだから、映画を見る楽しさはゼロである。つまり、娯楽としては、要した時間そのものが無駄。勉強としてはコスパが悪すぎる、となる。それに、映画の中の語彙など、特殊なものが多いだろう。最近の米国アクション映画など一言いう合間合間に「Fucking」を挟むから、映画全部を見ても「Fuck」しか覚えないwww
まあ、あらかじめ英語語彙を増やす、というのは大事ではあるが、これも砂を噛むような努力である。やればリスニングにも効果はあるだろう。ただ、そこまでして英語力を身に付ける必要性は、一般の日本人にはほとんど無いはずである。
海外旅行をするなら、英語のできる女房（旦那）とあらかじめ結婚しておくべしwww　ただし、海外で喧嘩をしたら、異国に放り捨てられる可能性もある。


（以下引用）

英語のリスニングが苦手過ぎる