ヒートたけし

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 ビートたけしが24日、テレビ朝日系の「ビートたけしのいかがなもの会~現代の超天才30人!理解を超えたエピソードSP~」(後8時58分)に出演し、故大島渚監督とのマル秘エピソードを明かした。映画「戦場のメリークリスマス」出演時、「映画で食おうと思っていない」と、ある条件を突きつけたという。

 たけしは「戦メリ」撮影時を振り返り、「大島渚って怒鳴り散らすから」と同監督が血気盛んだったことから「もし、怒鳴ったら、大島さん。僕は漫才で食えるんで、別に映画で食おうと思わないんで怒られたら帰ります」と条件を付けたことを明かした。映画は1983年公開。大島監督は50歳を過ぎたころで、たけしは30代なかばだった。

 大島監督は「いや、たけちゃん、いいんだよ出てくれるだけで」と怒らないことを約束した。撮影が始まり、たけしの出番となった。相手の日本人は「俳優座出身のうまい人だった」とたけし。しかし、たけしはすぐにセリフを忘れてしまったという。

 すると大島監督が「カット!」と大声で撮影を中断。たけしの相手役の日本人に、「貴様!」と怒鳴りつけ、「お前がそんなばかだからたけしさんがセリフを忘れるんだ!何をしてるんだ貴様!この野郎!」と、すごんだ。

 たけしは「おれ、もう悪くなっちゃって。相手がかわいそうで必死になって台本を覚えた」と振り返った。