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WEFの計画は阻止されるだろうか

「大摩邇」所載の「in deep」記事の末尾だけ転載する。
これ(2020年度段階で既にグレートリセット計画は知られていたから、このレポート自体は特に優秀というわけでもないが)を箇条書き形式で見ると、「グレートリセット」計画は着々と進行していたのだなあ、と分かる。
西側世界各国首脳の失脚が続くなど、この悪辣な計画が頓挫しそうないい兆候もある(安倍射殺もそのひとつか。)が、問題は、政治がまともになり、経済が回復する前に多くの被害者が出そうなことだ。要するに、農業で言えば、最低でも半年前からの準備が収穫のためには必要だが、「物を生産するのではなく、ただ奪う」「カネでカネを産めばいい」というDS的思考が世界の指導層の精神を汚染していないか、ということだ。まあ、日本を含む西側諸国は、苦難はまだまだこれからだと覚悟しておいたほうがいい。(ただ、安倍の死で、政治的には浄化が少しずつ進む可能性はあると思う。)
しかし、WEFのような人類の人口削減、つまりジェノサイドを企む「犯罪集団」が堂々と世界にコメントを出して逮捕もされないのは凄いことである。

(以下引用)

なお、世界経済フォーラムの「グレートリセット」では、2030年までに、世界を以下のような状態にすることを目標としているとされています。オーストリアの政治経済分析組織「ミーゼス研究所」が2020年12月に報告していました。


 


世界経済フォーラムが2030年までに達成しようと声明している社会


1. 人々は何も所有しない。物品は無料であるか、あるいは国から貸与されなければならない。


2. アメリカはもはや主要な超大国ではなく、少数の国が支配するだろう。


3. 臓器は移植されずに(3Dプリンター等で)印刷される。


4. 肉の消費は最小限にまで抑制される。


5. 人々の大規模な移動により、数十億人の難民が発生する。


6. 二酸化炭素排出を制限するために、エネルギー価格は世界的に法外なレベルに設定される。


7. 人類は火星に行き、エイリアンの生命を見つけるための旅を始める準備をすることができる。


8. 西側世界の価値は限界点までテストされるだろう。


Predictions For The Future


 


これは、2020年12月のこちらの記事で少しふれています。


それにしても、ずいぶん前の記事ですので、忘れていましたけれど、世界経済フォーラムは、


> 数十億人の難民が発生する。


ということを予測…というか、目標としているのですね。


先日のメルマガで、アフリカなどで深刻な食糧危機が起きた場合、「 2000万人以上の難民がヨーロッパに押し寄せる」ことを、EU の代表、そして、イタリア元副首相である政党党首が述べたことについて書かせていただきました。


これは、ほぼ確実に起きることとして述べていましたが、世界経済フォーラムは、2030年までに、難民の数をさらに「数十億人」と設定しているようです。


ヨーロッパ自体にエネルギーも食糧もないような状態になっているところに、何千万人もの食糧難民が押し寄せた場合、結局、「共に崩壊するしかない」ということでしょうか。


どうなっちゃうのかなあとは思いますが、そのうち、日本もヨーロッパの心配などしている暇もなくなる事態に陥るのかもしれません。

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安部国葬より山上顕彰碑を建設すべき

義士か烈士かという問題でうるさいことを言う人もいて、「烈士」は韓国では死んだ人についてだけ使うというマニアックな言論もあるが、日本ならどちらでもいい。ただ、山上氏が自供しているように「私怨」でやったなら「義士」つまり、正義の念からの行動とは言えなくなる。「義挙」に私怨は含まれても、基本的には公憤、つまり常識的な正義の観念からの怒りの行動が義挙なのである。山上氏が安倍を殺したのは、「主目標」である韓鶴子が現場に来ないことが分かったので、その「代わり」として安倍を殺したわけで、まあ、安部への義憤もあっただろうが、主目標が韓鶴子であったのは事実だろう。つまり、安倍殺害で日本の悪の根源が衆目に明白になるという「義挙」になったのは偶然だったとも言えるが、山上の行動の「壮烈さ」は誰もが認めるだろうから、私としては「烈士」の呼称を好む。
山上顕彰碑の場所だが、「山上」という名前と、「日本を浄化した」ということで、日本を象徴する山(霊峰)である富士山の山頂に建てたらどうか。ただし、山上氏の死後でいい。あまり山上氏を持ち上げると逆の政治利用の可能性が出て来るからである。
ちなみに、統一教会の日本人への悪意の凄さは、いろいろな情報がネットに溢れている。いわば「日本人撲滅組織」である。私は韓国人蔑視や差別にまったく与する者ではないが、統一教会だけは絶対に認めてはダメだろう。

(以下引用)

「山上義士を顕彰しよう!」立命館大に「テロ礼賛ビラ」 大学側「公序良俗に反する」と撤去


配信

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J-CASTニュース

安倍元首相が銃撃受け死亡 現場に多くの献花(ZUMA Press/アフロ)



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宗教と国家経営

前に、たぶんこのブログで「淫詞邪教」と書いて、「淫詞」は卑猥な表現のことだと頭から思い込んでいたのだが、「ネットゲリラ」の積雲氏のコメントの中に「詞」ではなく「祠」である「淫祠邪教」という成句が書かれていて、あっ、どじった、と分かった。しかし「淫祠」とは何か、この言葉を知った頃には何のイメージもなかったので頭の中で「淫詞邪教」と変換していたのだろう。
何かをきちんと覚えるのは難しいものだ。ちなみに「祠」は「ほこら」で神をまつった場所。
今考えれば、インド系宗教の中には性的要素の強い表現を好む一派があり、男女交合図などが寺院に堂々と飾られていたりするらしい。日本の祭りでも男根をでかい張り子にして担ぎまわるものもあり、世界の神話にもエロ話は多い。まあ、生殖と性交は庶民の生活の根幹でもあるから、それが宗教や土着信仰の一部であっても不思議ではないが、儒教はそれを嫌ったから「淫祠邪教」という言葉も生まれたのだろう。つまり、エロは隠れてやれ、それが文明であり「礼」である、ということだろう。もちろん「淫」の字の意味を広く取って、エロ以外のものも含むのかもしれない。負け惜しみだが「教」に対比されるのは言葉である「詞」のほうが建物である「祠」よりはふさわしい気もする。
下の積雲氏のコメントは、内容自体もなかなかいい。国家はどこまで宗教を許容できるか、その宗教がどこからカルトと判定されるか、というのは大きな問題である。下手をしたら、宗教は法律の上位にある、とされて近代社会の根幹である「法治主義」の否定になるからだ。ユダヤ教もイスラム教も本来は「政治より上位」とされていたはずである。つまり、近代化とは宗教支配の終わりでもあったわけだ。(言うまでもないが、私は宗教というか、「宗教の精神」を愛している。キリストもブッダも大好きである。しかし、キリスト「教」や仏「教」は教祖の精神を正しく伝えているかどうかは心の底から疑っている。ちなみに儒教は宗教ではない。経国の哲学だ。孔子自身が「怪力乱神を語らず」と言っている。その「徳治主義」が有効だとはあまり思わないが、理想としては素晴らしいと思っている。現実には「法治主義」しか社会秩序を確立する手段は無いだろう。しかし、為政者が「徳」のある人間でないと、社会全体が腐敗するのである。安倍時代の日本がまさにそれだった。或る国際会議で、広島への原爆投下の動画を見て原爆投下国米国のオバマを含む西側諸国の首脳たちが大笑いして拍手していた時に、プーチンひとりが顔をうつむけて、そっと十字を切った、あれが為政者の「徳」の有無を示すものだ。)

(以下引用)

積雲 | 2022年7月14日 21:44 | 返信
Sujātā といふ娘がゐたのである。釋迦に乳粥を與へ命を救つたといふアレだ。乞食坊主の集團は自前で生産手段を保有することもなければ生産勞働に從事することもない。喜捨と呼ぶなり托鉢と呼ぶなり地域や信者の寄付行爲に頼らねば餓死して仕舞ふのである。僧侶 = 出家者の命も、僧侶の集團である教團の存續もまゝならないのである。教團 = 教會自體が社會的な再分配の機能なり目的なり有してゐる場合もある。出家者の爲、教團の爲、貧民の爲に教會が寄附を募ることはあつたゞらう。食料の現物であるのか、財貨であるのか、また財貨であるにしても財産の一部であるのか全てであるのか。身もこゝろも全て教團にさゝぐといふならば、財産全ても、と飛躍するのは容易なことではある。

生産に從事しない宗教者の存在は文明社會の證しであり、存在數の人口比はあるいは文明化の尺度であるのかも知れないが、社會に寄生して生きる以上、寄生蟲であることに變はりはなく、數が増えすぎ、また搾取が過ぎれば社會が疲弊して仕舞ふ。さうした意味では社會と僧侶・教團の關係性は役人・國家の夫れと相似である。後宮の存在は兎も角も、去勢して宦官にするのはある意味合理的だつたのである。増殖を抑へる效果がある譯だ。志願者に對するハードルであり、生殖による數の増加を抑制する效果があるのである。

死者を弔ふ行爲こそ、人類と畜生とを分かつものと考へれば葬儀も葬儀の爲の宗教も、其の爲の教團も必要かも知れないが、弔ひには花を手向けるダケで十分との考へもある。僧侶や教團の爲に財産の多くを喜捨すべし、といふのは矢張り淫祠邪教の類ひである。五公五民を超える税を平氣で徴收する國家同樣に廢絶すべしと思ふのである。まあ趣旨は出家者の今日の命を繋ぐ食料と財貨とは違ふのであり、財貨も一部と全ては違ふのであり、社會に寄生し財貨を奪ふ點で宗教も國家も變はらないのであり、五公五民を超える搾取は社會の惡と看做して殲滅の對象に統べし、といふあたりである。宗教ならば五割ではなく一割だらう。ユダヤあたりもさうだつたらうと。

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「国土防衛隊」とは何か

別ブログからの自己引用で、スレ主以外のコメントはカットした。

非常にリアルで、これは本物の自衛官の証言だろう。
これを載せるのは、自衛隊を誹謗する意図はまったく無い。この「現実」をいかに活かすか、という議論のためである。
つまり、他の仕事は務まらないが、身体は健康という「ぎり健(ぎりぎり健常者)」層はかなりいるはずで、暴力団などに入るよりは自衛隊のほうがマシであるのは言うまでもない。しかし、軍隊というのは平時には「無駄飯食い」であるわけで、だから私は自衛隊を「国土防衛隊」にして、土木工事補助や農作業補助、あるいは献血要員(その他、冬期の雪国の雪かき要員など、必要な仕事は無数にある。)などに活用すべきだという意見なのである。そういうシステムなら、身体は健康だが無職という人間は「強制徴兵」してもいい。www それで車や船の運転、整備などを習えば、当人も、大学などで役にも立たない知識を学ぶより有益だろう。もちろん、銃が撃てるという特典もあるww


(以下引用)








コメント
1: 風吹けば名無し 2021/11/02(火) 19:46:06.56 ID:Qanq6sX50
第3位
・年下の先輩
20歳で入った時点で覚悟はしてたけど一個下からの「お前」は相当堪えたで

6: 風吹けば名無し 2021/11/02(火) 19:47:59.77 ID:Qanq6sX50
第2位
・クソみたいな仕事
アラフィフのジジイになっても真夏に草刈りは当たり前
職種は希望通りにいくわけじゃないから全く興味ないことを定年までやる羽目になる可能性の方が高い

15: 風吹けば名無し 2021/11/02(火) 19:51:34.73 ID:Qanq6sX50
第1位
・クソ野郎の軍勢
学校一のギリ健を全国から集めたような組織が自衛隊や
運動しかしてこなかったアホとチー牛、元ニートorフリーターが9割を占めている
そのクソ野郎どもと24時間同じ屋根の下で暮らさなアカン地獄は筆舌に尽くしがたい

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「国民を守る」立場の人間は安倍の死の意味をよく考えよ

久しぶりの「反戦な家づくり」記事である。
この意見にまったく同意する。安倍政治によって貧困化を余儀なくされ、自殺した人間や絶望から犯罪を行って人生を破滅させた人間がどれだけいることか。握り飯一個を盗んで逮捕された人もいる。生活保護を受けられず、餓死した人もいる。貧困から家庭が崩壊し、子供が非行に走った家も無数にあるだろう。それだけの人間の死と絶望が、安倍という愚劣で悪辣な人間ひとりの死と引き換えにできるはずがない。
と同時に、一般人にはまったく解決不可能な、この巨大な政治力と対抗できるのは、「たったひとりのテロリスト」だけである、という事実は重い。
あらゆる政治家は、安倍の運命こそ未来の自分を待ち受けている運命である可能性に思いを致すべきだろう。それは与党の共犯者である「無能な野党政治家」も同じなのである。

(以下引用)
2022-07-09(Sat)

お悔やみ申し上げま せん

日本で他殺で死ぬ人は、年間300人近くいる。
どんな人でも、理不尽に殺されたのだから、哀悼の意を表すべきだという人は、毎日毎日殺された人のために、哀悼の誠を捧げ続けていただきたい。
私はそんな考えでは無いので、縁もゆかりも無い人が殺されたからと言って、お悔やみなど申し上げる気はさらさら無い。
まして、私の中では悪い政治家No.1の人物であればなおさらだ。(橋下徹氏と同率1位)

だからと言って、安倍晋三暗殺を、私が喜んでいるかというとそんなことはない。
瞬間的に想起したのは、2.26事件だ。
血盟団テロから2.26クーデターへの道は、民主主義という妥協の知恵を一瞬で破壊し、排外と強権と戦争への道へ日本を突き落とした。
安部銃撃の報を聞いた瞬間、いよいよその行程に入ってしまったのか、と戦慄した。


あらゆる暴力は許せない、とも言わない。
この世には、どうしようもない暴力にさらされて、生きるためにやむにやまれぬ暴力もある。
大きな暴力は見えにくく、小さい暴力は見えやすい故に、軽薄な「暴力反対」は、大きな暴力だけをはびこらせることになる。


それでもなお、テロで生きやすい世の中は作れない。間違いなく。
テロによる政治は、皮肉なことに、安倍晋三がやろうとしていた強権と恫喝の政治と同じだ。
理想を強制する政治は、その理想が間違っていようが正しかろうが、絶対に生きやすさは生み出さない。


もう一点、安倍暗殺を喜ぶわけにいかない理由。
安倍晋三には、生きて地獄を味わってもらいたかった。
名誉も生きる意味も失って、天命を全うするまで、苦役を担ってもらいたかった。


もともとロクでも無い日本の政治を、ほんとにどうしようも無いことにしてしまったのは、小泉純一郎(私的悪政治家No.2)と、安倍晋三だ。
安倍晋三の大きな暴力で、どれだけの人が殺されたか。
こんなにあっさりと死んでいい人だとは、思えない。


これから、安倍晋三を英雄化する動きが、マスコミを総動員して始まるだろう。
絶対に屈しない。
絶対に哀悼の意など表しない。
断固として、お悔やみなど申しあげ ない!


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日本人は「物づくり」が合っている

べつにスズキからカネを貰って提灯持ちするわけではない。(今使っているのは、軍需産業でもある大嫌いなメーカーの車であり、中古で安く買っただけだ。スズキとは縁が無い。)
この記事の中に、「物作り」における日本人の真面目さ、誠実さが良く表れており、そういう「真面目な物作りへの回帰」が、日本という滅亡しかかっている国の再生への道ではないかと思うから転載するのである。下の記事におけるスズキという会社の努力の誠実さは、頭が下がる。
ただし、10代目キャリーは製造を中止するのではなく、アメリカなどへの販売・売り込みをするべきだろう。性能と運転の快適さは、記事を読めば歴然としている。
日本の軽自動車と軽トラックの性能の良さは、世界的にもっと評価されていい。(法的に軽自動車を受け入れない国もあるが、そこを何とかするのが政治家の仕事だろう。)

(以下引用)


       
       

10コメント


1: 2022/07/07(木) 07:44:31.43 ID:CAP_USER
日本中、どこに行っても見かける軽トラのひとつ、スズキ「キャリイ」。国内累計販売台数は、2021年末時点で467万台。個人商店や町工場、農家などで、人や荷物を運ぶ「仕事に役立つ車」として、日本中で大活躍しています。

そんなキャリイですが、実は先代にあたる10代目がデビューした直後、ユーザーから苦情が相次いで寄せられる事態となってしまいました。10代目キャリイの失態とは?? そしてその危機をスズキはどうやって乗り越えたのでしょうか。

■「いいことずくめ」のはずだったが…
1999年1月に登場した10代目キャリイは、当時の軽自動車の、新たな衝突安全基準をクリアするため、車両前方にボンネットを追加し、先代に対してボディサイズを全長100mm、全幅80mmも拡大しました。併せて、従来の運転席真下に前輪がある「キャブオーバータイプ」から、前輪の位置を前方に置いた「セミキャブタイプ」のレイアウトと変更。それによってホイールベースは1855mmから2350mmへ、なんと495mmも延長しました。

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こちらは1991年に登場した、9代目キャリイ(DC51)

その結果、安全性は改善し、荷室幅も拡大、足元空間も広くなり、フロア高も下がったことで、使い勝手は一段と良くなりました。また、ホイールベースが延長されたことで走行安定性が増し、乗り心地も向上していました。当時は、誰もが「大ヒット間違いなし」と太鼓判を押したことでしょう。しかし、そうはいきませんでした。

■大ヒットのはずがユーザーから苦情が相次ぐ
冒頭でふれたように、10代目キャリイは、軽トラックのメインユーザーである農家の方々から嫌われてしまいます。その理由は、小回り性能の低下。先代は3.6mだった最小回転半径が、ホイールベースを延長した10代目は4.1mにまで悪化していたのです。

no title

1999年に登場した、10代目キャリイ。ホイールベースが長くなっているのがよくわかる

畑や田んぼの間の農道は、昔は手押し車で移動していたほど道幅が狭く、また石や穴が所々にあり、さらには直角に近い曲がり角が多くあります。こうした道で使われることの多い軽トラにとって、小回り性能は最重要性能。購入したユーザーからは「小回りが利かなくなった」という苦情がスズキへ相次ぎ報告されました。

これを受けて、スズキは急遽、小回り性能の向上に取り組み、2001年9月、ホイールサイズを変更したモデルを登場させました。リム幅を狭める小さな改良でしたが、最小回転半径を4.1mから3.8mへと小さくすることに成功します。しかし、ユーザーの要求レベルには届かず、抜本的な対策にはなりませんでした。
2: 2022/07/07(木) 07:44:38.85 ID:CAP_USER
no title

2005年に登場した、キャリイのショートホイールベースモデル。ホイールベースの変更は、車体を設計し直すほどの大変更だが、スズキとしてはメーカーのプライドをかけて取り組む必要があったのだろう

それから4年後の2005年11月、ついに答えが見つかります。ホイールベースを1905mmへと 445mmも短縮した、フルキャブタイプのモデルを追加したのです。そして最小回転半径は9代目と同じ3.6mとなったのです。ホイールベースの変更は、車体を設計し直すほどの大変更。クルマの重心が変わるため、足回りから、ステアリング機構、エンジン位置、ブレーキなど、あらゆる部品を見直して、フルモデルチェンジに近い大改修となりました。さらには、「農繁仕様車」には、ぬかるみからの脱出に威力を発揮するデフロック機構も標準装備。もちろん、結果は受け入れられ、販売も復調。

■ユーザーの期待を裏切らないモノづくりを、とことんやりぬく
このような大改修は、薄利多売をしている軽トラックでは、通常考えられないこと。スズキはどの自動車メーカーよりもコスト意識が高いことで知られています。が、この10代目キャリイの大改修は、ユーザーの期待を裏切らないモノづくりを、とことんやりぬく企業風土も同時に持ち合わせている、ということを裏付けているといえます。ユーザーの声を真摯に受け入れ対応する、スズキのクルマづくりには今後も期待できますね。

https://forza.ismcdn.jp/mwimgs/2/f/640m/img_2f070535dff8bb16e3b0506eddbc17a41575603.jpg
現行キャリイ。2021年には、キャリイ60周年記念モデルも登場している
Text:Tachibana Kazunori,MMM-Production
Photo:SUZUKI
Edit:Ogiyama Takashi

https://forzastyle.com/articles/-/64833

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資本主義70年周期(リセット)説

「阿修羅」所載の、おそらく佐々木敏という作家の文章の一部だが、この「資本主義70年周期(リセット)説」は阿修羅読者の間ではたいてい既知の説だと思うので、べつに佐々木氏の了解なしで転載してもいいかと思う。確認していないが、「金持ちは国家を相手に金を貸す」や「旧ユダヤの館」などにも書かれていたような気がする。
ついでに言うと、「70年周期」というのは、前の大戦の記憶を持つ者がほとんど死去して、戦争を知らない世代が社会の中心になっているからである。


(以下引用)


●ネズミ講の宿命●
近代以前の貧しい社会に資本主義システムが導入されると、まず少数の者が豊かになり、豊かな食生活や高価な医薬品、医療サービスの恩恵を受けて寿命を延ばす。
この結果、年齢別人口構成を示すグラフはピラミッド型……ではなくて、逆T字型になる。所得別人口構成のグラフも同様である。
この場合、少数の金持ちは、高度な教育を受け、情報を集め、国家や企業の運営方針について、排他的独占的に影響力を行使する。
政治は少数の豊かな特権階級に基づく非民主的独裁政治か、または(1918年以前の英国や1925年以前の日本がそうであったように)所得(直接税の納税額)によって選挙権を制限する「制限選挙」に基づく議会制民主主義政治となる。


逆T字型の「上」(頂点)に立つ年長者、政治家、官僚、経営者、管理職、商品開発者、研究者、著者、芸術家から「下」にいる若者、貧乏人、労働者、消費者、読者、観客に向かって、政策、法律、教育、広告宣伝、流行情報、文化、命令、需要が発せられるので、「下」はひたすら「上」に従えばよい。
たとえ「下」にいる者でも、このシステムに(早く)参加した者は豊かになれる。貧しい家に生まれても、「上」の望むような教育を受けて、読み書きや「毎朝起きて定時に同じところへ通う生活習慣」を身に付け、就職後はよく働き、よく稼ぎ、貯めたカネは、「上」の連中が開発した商品やサービスを購入するのに使う。そうこうするうちに「下」の連中もある程度寿命が伸び、生活水準が向上するので、逆T字型は中盤が少し幅広になって、三角形型、すなわち典型的なピラミッド型になる。


この傾向が続いて、「下」の者が全員中年や中産(中流)階級、すなわち「中」になってしまうと、「下」がいなくなって困る。そこで、政府は女性には大勢の子供を産んでほしい。
が、生活が豊かになり、セックス以外に「やること」の増えた中産階級の夫婦はそうそう大勢の子供はつくらない。医療のお陰で乳児死亡率も下がったことだし、「少なく産んでだいじに育てよう」と考える。このため、年齢別人口構成も所得別人口構成もやがて、ピラミッド型から逆U字型(釣鐘型)になり、最終的には逆ピラミッド型になる。


この「最終段階」になると、ネズミ講は破綻する。
そもそも「下」の連中は、「努力して勉強や仕事や貯蓄をすれば『上』に上がって、命令を出したり流行や文化を作り出したりする側にまわり、最先端の医療や教育を受けられ、老齢年金も十分に得られる」と思って頑張って来たのに、いざ自分たちが中年や中産階級になってみると、「『上』はもう定員オーバーで、新規募集は行っておりません」と言われたことになるからだ。
国民の大半が豊かになって「総中流」になった国があるとすれば、それは成功であると同時に失敗なのだ。


国民の多くが「努力して『中』(真ん中)に上がったと思ったら、依然として『下』だった」というのは、民主主義国家としては、いかにもまずい。大勢の国民がそういう現状に不満を抱くと国家体制が崩壊しかねない。そこで、国家がこのシステムを破綻させないためには、抜本的な対策が必要になる。


歴史的に見て、方法は2つ。
1つは、豊かになった国民を相対的に「中」に押し上げるために、貧しい外国を自国の経済圏に組み込み、外国の貧乏人と若者を自国経済圏のピラミッド構造のいちばん「下」に敷くこと。もう1つは、革命か戦争で自国を含む各国の国家体制を破壊して、すべてを「ご破算」にすることだ。

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酔生夢人
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男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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