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橋下の弁舌はA級、頭はC級

雁屋哲のブログから転載。雁屋氏は前にもネット右翼の総攻撃を受けて、一時ブログを中断していたが、下記記事もまたネット右翼のアイドル橋下徹批判の文章であるから、同じようなことが起きないか心配である。
だが、ここに書かれたことはすべて、まったくその通りである。そう思えない人間は頭がおかしいとしか考えられない。まあ、ネット右翼にまともな頭の人間などいないだろうが、普通の人間でも橋下支持者は多いようなので、困るのである。
公務員の恵まれた待遇への不平不満は私にもあるし、それ以前に、公務員というのは、あれはコネのある人間しかなれないのではないかと疑ってもいるのだが、しかし、公務員の待遇を悪くし、公務員いじめをすることがいい結果を生むとは思えない。何しろ、公務員というのは、この社会の中で結構な割合を占めているのである。公務員全体の所得減少は、不況を悪化させることにしかならないだろう。
バス運転手の年俸が700万円? 結構である。それだけの技術と職務遂行実績があるからだろう。給食のおばちゃんの退職金が1000万円? 結構である。できれば民間の企業もそうあってほしいものだ。我々はバス運転手や給食のおばちゃんを蔑視できるほど立派で有益な仕事をやっているとでも言うのだろうか? それよりは、東電社長の退職金でも問題にしたらどうか。
我々は容易に扇動に乗せられてしまうものだ。マスコミが右と言えば、左を選ぶのが、ほとんどの場合、正解なのである。
橋下の弁舌能力はただのディベート能力であり、物事の根本を考える能力は欠如しており、頭は相当に悪いようである。ところが世間の人間は、「論争に勝った=正しい意見だ=賢い人間だ」と錯覚してしまうのが普通のようだ。


(以下引用)

2012-03-09
橋下氏のこと

最近、大阪市長の橋下氏が、本領を発揮してきた。
NHKのテレビニュースで以下の場面を見た。
1)大阪市役所の職員が勤務時間に政治活動をしていないかどうか、掴むために職員のメールを本人に予告、前もっての知らせなしに、点検するとした。
テレビの画面に本人が出て来て言った。
「前もって知らせたら、メールなんか消してしまうでしょう。それでは意味がない。」だから予告なしに、メールを点検する」とと言った。
2)卒業式の式典で君が代斉唱の時に起立しなかった教員が市内で8人いた。
その8人は処分するという。
橋下氏本人が出て来て言った。
「そんな人は辞めたらいいんですよ。政治の自由とか、思想の自由などと言いたかったら公務員を辞めてからにすればいい」
(テレビを見ただけだから、言葉使いは正確ではありません。しかし、意味の取り違え、全体としての表現の仕方に間違いはないはずだ)
3)橋下氏は「大阪維新の会代表」として、次の選挙で維新の会の公約として憲法改正手続きを盛り込むと明らかにした。
毎日新聞電子版によると、
橋下市長は記者団に9条は「他人を助ける際に嫌なこと、危険なことはやらないという価値観。国民が(今の)9条を選ぶなら僕は別のところに住もうと思う」と述べた、そうだ。
じつに奇々怪々な言葉で、私は頭がぐらぐらした。
この人は何を言っているのだろうか。
この人の言葉がまともな物であるなら、私の記憶がでたらめか、私の憲法の理解の仕方が間違っているのに違いない、と不安になって思わず憲法を読み返してしまった。
面倒くさいが、話を正確にするために、憲法を書き写す。
憲法にはこう書いてある。
第2章 戦争の放棄
第9条(戦争放棄、戦力および交戦権の否認)
①日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
②前項の目的を達するため、陸海空軍とその他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
みんなしっかり確認してくれ。
これが、憲法第9条なんだ。
ここに書いてある物はそれだけ。それ以外には何も無い。
これを、他の形に解釈するのは無理だ。
一体これが、どうして「他人を助ける際に嫌なこと、危険なことはやらないという価値観。」になるのか。
これを裏返せば、橋下氏が求めるのは「他人を助ける際に嫌なことをする。危険なことをする価値観」となるだろう。
何が何だか訳の分からない文言だ。
それというのも、もともと橋下氏が「日本を再び戦争の出来る国にしたい」という本意をあからさまにしないために、曖昧でいくらでもごまかしのきく言葉使いをするから、何が何だか意味が分からなくなるのだ。
「他人を助ける際に嫌なこと、危険なことはやらないという価値観。」と第9条がどのように結びつくのか、橋下氏は真意を誤魔化さずきちんと話すべきだ。
「他人を助ける際に」と言う言葉は、妙に情緒的だが、数秒考えてみると空虚で無内容な物であることが分かる。
極めて重大な内容な話をこのようないい加減な言葉で意味をどんどん自分が扱いやすい方向ににずらしていくのは、腹に何か企みのある人間のすることである。
そもそも、橋下氏のこのような言動は、自分が禁じた公務員の政治活動に他ならないのではないか。
国会議員が、国会内で憲法改正議案を論じるのならまだしも、地方行政が任務の市長が、どうして国政の根幹に関わるような政治活動をするのか。地方行政に携わる者は憲法遵守が鉄則でしょう。憲法改正の活動をするのは市長の分限を超えている。
地方行政と、国政とは役割が違う。
地方行政はその地方の住民の福利厚生のために働くのが根本だ。
政治の自由とか、思想の自由とか言いたいのなら、市長を辞めてからすればいいんですよ。
一つの国が衰退し、経済が疲弊し、国民はその日の生活に追われ、明日への展望も希望も抱けず、閉塞感に落ち込み、自信を失い、不安と焦燥に駆られると、ちょっとした扇動に乗りやすくなる。
その扇動は、「この連中は不当な利益を受けている」、とか、「この連中は決まりを守らない」、などある人達を攻撃の対象に選ぶのが一番効果がある。
橋下氏は大阪市の職員は給料が高すぎるから削減するという。
市バスの運転手も平均760万円取っているので、それ38パーセント削るという。
給料の額についての議論は別として、不況にあえぐ人達の一部は喝采するだろう。
自分が辛いときには、他人も苦しいことを望む人間の心理は浅ましいが、浅ましいところに働きかけるので、そのような扇動は良く効くのである。
極めつけは、ナショナリズムを煽ることである。
思い出して欲しい。
第一次大戦後、ドイツは、第一大戦敗戦の賠償金を取られて、経済的に苦しかった。
国民は、戦争に負けたことで自尊心を傷つけられていた。
今の日本人と同じくらい、逼塞感に落ち込んでいた。
そこに出て来たのが、ヒットラーだ。
ヒットラーは、ユダヤ人をドイツ国民の敵としての標的に掲げ、ついでゲルマン民族の優秀性を説いて、ナショナリズムを掻き立てた。
ヒットラーは無力の小グループであるユダヤ人を標的に選んだ。
橋下氏が攻撃の標的に選んだ公務員・大阪市の職員も、今の状態では無力である。(橋下氏に首根っこを押さえられているから反抗できない)
橋下氏の、国家斉唱時の起立要請は、ナショナリズムを掻き立てる、というよりナショナリズムを押しつける手段である。
ヒットラーは売れない画家で、軍隊では伍長止まりだった。
そのヒットラーが総統にまでなったのは、人々を扇動する能力に長けていたからだ。
橋下氏の経歴について私は良く知らない。
知っているのは、島田紳助氏のテレビ番組で人気者になったと言うことである。
橋下氏の口舌の技はなかなかの物で、攻撃しても一般市民は絶対安全という標的を探し出し、一般市民に、その標的に対する攻撃の仕方を教える扇動の技術はなかなかの物である。
最近も、市の児童福祉施設の男性職員が子どもたちに入れ墨を見せ、2か月の停職処分を受けたが、市側の指導で長袖シャツで隠したまま職務を続けていることを問題視し
「入れ墨だけでクビにできないのなら、消させるルールを」と言った。
私も入れ墨は好きではない、と言うより大嫌いだが、その人が好きでしていることなら、口を挟むことではないと考えている。
しかも、その職員は職場で長袖のシャツを着て普段は入れ墨を隠しているのなら問題ないではないか。
隠していてもいけないと言うのなら、大阪市の職員は全員、全身くまなく入れ墨があるかどうか調べられることになる。
そして、あったら首になるか、その入れ墨を消さなければならない。
入れ墨を消すのは大変なことだ、焼き切らなければならないので、消したあとがケロイド状の傷跡になる。
私は何度か入れ墨を焼き切った後の人の肌を見たことがあるが、これはむごい物である。
そのようなむごいことを、平然と要求する人間が自分たちの市長であることを、大阪市民はどう思っているのだろうか。
市の職員倫理規則に入れ墨の規定はないが、橋下市長は関係部局への指示の中
で、「入れ墨をしたまま正規職員にとどまれる業界って、公務員以外にあるのか」
としているそうである。(この入れ墨関係の事実は、読売新聞電子版による)
これでは、入れ墨をした人間はまともな職に就いてはいけない、人間失格者みたいではないか。
うっかりすると、橋下氏に乗せられて「入れ墨をするなんてけしからん奴は、公務員にしておけん」と市民が入れ墨をしている公務員に対して攻撃的になる恐れがある。
絶対に反撃できない弱い立場の人間を敵として規定して、攻撃することを一般市民に煽り立てる政治的手法が恐ろしいのは、一般市民の中に「自分たちにとって目障りで、自分たちが攻撃しても反撃する能力のない弱い立場の人間を探し出して来て敵として規定し、自分たちの鬱憤晴らしのために、憎悪と敵意をぶつけて攻撃する」という精神構造を醸成するからである。
敵意と憎悪がはびこっている社会はこれは地獄だ。
橋下氏は一貫して敵を作って攻撃する政治手法をとっている。
それも自分より弱い人間ばかりを敵にする。
日本が橋下氏の目論むような方向に進むと、日本の社会は昆虫の社会になってしまう。
ほ乳類の社会では、例えば雌犬が迷子の子猫におっぱいを飲ませてやる、などと言う情が存在するが、昆虫の世界では、相手を攻撃するか、逃げるか、しかない。
反射神経の世界である。
大阪市の職員は、スズメバチに狙われたミツバチみたいな気持ちでいるのではないか。
さらに、今の日本の社会で本当に権力を握っているのはどう言う人間達か橋下氏は良く知っている。
橋下氏はそう言う人達を決して敵に選ばない。
と言うより、そのような人達に好まれることを選んでする。
日本の社会で本当に権力を握っている人達とは、「日の丸・君が代」を守り本尊とする人達である。
安倍晋三氏が、橋下氏に接近してきたところを見ると、橋下氏の意図するところがよく分かるような気がする。
−100度の寒気に日本が包まれたように感じる。
橋下氏は「国民が(今の)9条を選ぶなら僕は別のところに住もうと思う」と言っている。
それは大変良いことだ。
外国から日本を見る、日本の本当の姿が良く分かる。
シドニーは如何ですか。
シドニーのアオリイカは旨い。
ご連絡頂ければ、アオリイカ釣りの良い漁場にご案内します。
ぼんやりと、頭を空にしてアオリイカ釣りなどするのは良いものですよ。
少なくとも、大阪市の職員を攻撃して回るより心が豊かになる。
おっと、扇動家だからアオリイカなどとからかっている訳ではありません。
雁屋 哲

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公務員叩きで庶民生活は向上するか?

「阿修羅」より転載。
例によって愚劣なコメントが即座に返ってきているようだ。こうした「公務員擁護」的記事や「社会主義的発想」の記事には付き物の現象だ。いわゆるネット工作員の仕事だろう。一日中ネットに張り付いて監視しているわけだ。ご苦労なことである。
橋下の「公務員叩き」は、しかし一般国民にも同調者が多いようなので、この国の行く末が危ぶまれる。ヒトラーや小泉同様の「劇場型政治」にまだ騙されているB層があまりに多すぎる。
「敵を作って、それを叩くことで自らの権力を大きくする」
これが劇場型政治のパターンだ。橋下の場合は、その「敵」が公務員であり、公務員の「恵まれた人生」への一般国民の嫉妬と羨望が公務員憎悪にどんどん高められていく。そうした幻想的憎悪に基づく政治行動がどんな惨禍を引き起こすのか、歴史を少しでも齧った人間なら分かるだろうに。
橋下の政策の愚劣さは「みんなの党」並みであるのに、その政策の是非についての議論はせず、ただ彼が「公務員と戦っている」というだけで彼を支持する人間の多いこと!
彼がTPP推進論者であるだけで彼の正体は暴露されているではないか。彼の背後には実は官僚そのものがいることも明らかではないか。つまり、「公務員叩き」は高級官僚には何も害は与えないのである。高級官僚と一般公務員を区別しないからこういう愚劣な潮流になるのである。


(以下引用)


先日、国は憲法に抵触する恐れのある人事院勧告無視の7.8%給与カットを決定したことをこちらで触れましたが、政府は、一定年齢以上の国家公務員を対象に、退職金を上積みして退職者を募る「希望退職制度」の検討を本格化させる方針です。goo.gl/h7VOY
さらに新規の国歌公務員採用も4割減らすんだそうです。http://goo.gl/kxN4F(また若者の就職難に拍車が・・・)

タダでさえ人手不足で、大震災の時は義援金を被災地に素早く届けられなかったというのに、これ以上人員削減したら何かあったときどうするつもりなのでしょう?
給料カットの上に一層激務化。厚労省でも過労死、過労自死が増えそうな予感です。

この国は公務員をなくして全部民間に委託するか安い非正規労働者に置き換えるつもりでしょうか?
官製ワーキングプア問題が問われて久しいですが、これではますます拍車がかかるでしょう、国民のために十分なサービス提供ができなくなります。
そして公務員のワーキングプア問題の深刻化は、そのまま民間のワーキングプアの深刻化に跳ね返ってきます。

この問題の解消は実に簡単。
山下 満昭 ‏ @jcpnagasaki
EUの残業を含めた週平均労働時間の上限は48時間だそうです。日本で49時間以上働いている人は1470万人。しかも、週60時間以上働いている収入は、300万円台と400万円台に集中しているとか。みんなが48時間以下労働になれば305万人の雇用が必要で、失業問題は解決します。
ですよね~単純な仕組みです。でも決してやらない。強欲お財界様が許さないからです。

先日こちらでこの国の本質は戦前と断絶することなく連綿と生きながらえていることを書きました。
それについて某所で頂いたコメントを転載します。
軍隊精神もそのまま残ってしまいました。それが新自由主義と結びつき悲惨な労働現場に。非人間的な軍隊生活に耐えきれず自殺したかっての兵士に苛酷な労働で自殺に追い込まれる現在の労働者が重なります。ワタミの会長みたいなのが成功者としてもてはやされ、あげくに大阪市の教育アドバイザーになるという異常な国

思考停止になってお上に逆らわないメンタリティは、労働においてはこういう形で自分たちのクビを絞めるのです。

jeanvaljeanさんから以前頂いたコメントに共感しましたので、皆さんにも読んでいただきたいと思います。
この蟻地獄のようなスパイラルから脱出するために一番の方法だと思いますので。
民主主義は、国民がどのような権利を有しているか、これを共有することによって、はじめて成り立つと思います。お互いが他人の権利を認めるということです。その権利が、国民の一部において侵されたとき、国民は権利の復権を求めなければならないのです。なぜなら、いつ自分もその権利を侵されるかわからないからです。それが連帯の精神なのです。

 日本では今、一人ひとりの労働者が分断されています。それは、自分たちの権利を共有しているという認識がないためです。それは、憲法で認められた労働者の権利を教えないという、歴代政府の教育政策があったからで
す。秋原さんがおっしゃるように「分断して統治せよ」です。

 今、憲法や労働基本法で定められた条項に、労働者が団結すべきです。自分たちの労働条件が何によって守られているかの認識を広める行動が求められています。それを実践している運動も知っています。もっと大きくなればいいなと思っています。

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虎よ、虎よ!

olive newsから転載。
ニュースと言うよりはただの願望表明だが、現在の日本国民の願望を明確に表現しているかと思うので、転載することにした。
「虎って誰?」
もちろん、検察と裁判所、その他全官僚がグルになって総攻撃しているあの人でしょう。「政治資金規正法」違反と言われて1年以上も攻撃を受けているあの人ですよ。
まあ、彼が鎖を食いちぎって出て来られるかどうか、こころもとない気もするが。


(以下引用)


政界の虎が虎穴から虎視眈々と鋭い眼光を光らせ始めた。
民主党現執行部からは、恐怖に駆られ、野田首相に対話を模索する声も上がり始めた。
彼らは、虎は虎穴に鎖に繋いであるので、出てこれないはずだと内心に言い聞かせているが、鎖を食いちぎって出てくることもある。
野田首相は、消費税増税に向けて、野党である自民党に秋波を送っているが、今年も特例公債法案を分離先送りせざるを得ない状況に置かれている。
消費税増税法案の閣議決定は、来週になる模様である。

だが民主党政権下での施政は、最早、国家の体をなしていない。
検察は虚偽の捜査報告書を作成し、司法は法と証拠に依らず推認で判決を出す。
政府は、原子炉基本法、電離放射線障害防止規則、労働基準法等の放射線に関する法律を無法状態に置き、全く法的根拠がないICRPを読誦する。
原発損害賠償は、なぜか加害者である東京電力が査定している。
当初、世界中からあがった支援の声は、このところおかしな人権の国との評判が国際社会に広がっている。

世界の主要国を含む60ヶ国以上が食品の禁輸や放射能証明書を要求している。
日本への訪日外客数は昨年200万人も減少した。
食品ばかりではなく、工業製品にも放射能検査が拡大している。
先月は、遂に戦後最大の貿易赤字に転落。
除染は、モデル事業をしてみたが、飯舘や広野の帰還は全く困難な放射線量に止まる。

我慢強い福島県民も、ここにきて苛立ちを高めている。
最早、何が起きてもおかしくない状況である。
事故後に現地に入った長崎大学の山下・高村教授らが過去に述べたチェルノブイリの知見と全く異なる安全を喧伝したことも知られ始めた。
福島県知事も責任は免れないだろう。
また事故当時官邸で意思決定をしていた数名の名前も明るみに出始めた。

しかし最大の問題は、政府が法律を守っていない、政治家が公約を守っていないことである。
現在の我が国は、いわゆる無法状態である。
虎は、鎖を食いちぎって動き出さねばならない。
国家国民のために。
国民は必ずや呼応するだろう。

以上

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東日本の復興はホッタラカシでインフルエンザ対策?

「つむじ風」ブログから転載。
日本政府はインフルエンザワクチンの強制接種を2013年から行うようだ。高齢者や乳幼児を中心に虚弱者を殺し、女性たちを不妊にさせ、人口削減をしようということだろう。もちろん、それ以前に、税金を製薬会社に注ぎ込んで、そこから大金を自分たちの懐に入れるというのが大目的だ。
東日本や福島の復興にほとんど金を使ってもいないのに、このような馬鹿げた計画に大金が投入されることが先に決定されることからも、今の日本政府と官僚上層部の悪魔ぶりは分かる。
この計画については南堂氏の「泉の波立ち」でも適切な批判がなされているが、ここでは「つむじ風」ブログを優先して引用する。インフルエンザはケムトレイルと連動して効果を発揮するもののようだからである。もちろん、インフルエンザそのものも政府が米軍(米政府)との協力を得て拡散させる予定なのである。


(以下引用)


久々にケムトレイルに関する情報!!
ケムトレイルは大分その存在が知られるようになった・・・。
だが、目的は確としては知られていない!!
人口削減がその最終目的だ!!


 人口削減と言っても、いきなり軍隊がやってきて殺戮する訳にはいかない。強制収容所でもたかが知れている。


 軍隊と強制収用は、威圧と封殺にある。


 人口削減の主たる方法論は、疫病とその対策に伴う種絶だ。ワクチンがその役割を持っている。そして、その過渡的処置として、洗脳がある。


 その何れにもケムトレイルは重要な役割を果たしている。


 簡単に解説すると、そういうことになる。


 ケムトレイルの洗脳メソッドとしては、電磁波だ。それを詳しく言うと物議が多く出ると想うから、今回はやめにするが、アルミニウムその他はそういう役割があるのだろう。




 勿論、生物物性散布は、直接的に感染源の散布だろう。ケムトレイル無くして、人口削減は出来ないと考えているフシがある。



 下記コメントは、それに関する実に赤裸々な体験談と見ている。多謝!!





【コメント転載】はじめまして。いつも拝見させていただいております。

話の流れから、かなり離れてしまいますが、5年くらい前に私が広島県のスキー場で体験(?)した話をこの記事から思い出しましたので、ちょっとコメントさせていただきます。

広島県北西部の中国山地の某スキー場でのこと。
その日は、当時勤めていた会社の創立記念日ということで平日が休み。当然空いているだろうと、ここへ行きました。
 天気もよく、視界もかなり良くて絶好の日和。汗だくになりながら滑りまくっていました。
で、その日の昼頃(だったと思う)から、頭上でジェット戦闘機が訓練飛行をはじめ、静かだった中国山地に轟音が響き渡りました。
で、暫らくしてどうも滑りが悪くなってしまい、度々エッジを引っ掛けるようになり、雪質が悪くなったのか、ワックスが落ちてしまったのだろうと思い、引き上げようとした時のこと。
地元のスキーヤーのおじさんが、
「滑り、悪くなってない?」
と訊いてきたのです。
「は、はい。雪が解けてきたのと、ワックスが落ちたのでしょうかねぇ?」
と、私。
「ちょっと、コレ見て。」
おじさんは抱えていたスキー板のソールをみせてくれました。そこには、夥しい量のアルミニウムの粉末らしいものが付いていました。
「戦闘機が飛んでくると、いっつもこうなんじゃ…」
そのときは、多分レーダー波の散乱のために撒かれたのかと思ったのですが、今になって、何だか得体が知れなくなり、空恐ろしくなってきました。

私が住んでいる山口県某市(西部)でも、上空を戦闘機が通過したり、時々旋回したりしてます。
あのときのことを思い出すと、戦々恐々としてしまいます。

話の腰を折ってしまい申し訳ありません。

投稿 梅っQ | 2012-02-29 16:45



 真偽の確認は出来ないが、内容についてはよく理解出来るし、斯くも具体的な体験は貴重だ。




【転載開始】ケムトレイルと人口削減-インサイダーが語る

(元サイト:読者の71パーセントがこの話は事実だとしている)

論者は健康関係の仕事の一つを行っていた引退した政府の上級科学者である。
論者は報復を恐れて、図書館などの公共施設のインターネットでこの話を投稿している。

自 分の友人には、軍や政府の組織のキーポジションにいる、もしくは過去にそうであったものがある。彼らは、最上級ではないが、中の上のレベルの、科学者やア ナリストで、毎日行われている活動を見ることのできる立場で、詳細を任されているが、自分たちの仕事が全体的には何かを見ることはできない。
それらの人たちの情報をパズルのように組み立てると、恐ろしい絵が描ける。

ケムトレイル問題の全体は4億5千万人から5億人に世界の人口を減らそうという計画に関係している。
そして、アメリカがその最初の犠牲者である。
何故か?
アメリカ国民はどんなに少なくてもこれを止めるチャンスのある唯一の者たちだからだ。だからアメリカが最初でなければならない。
読者は世界のエリートは地政学的な多様性からアメリカを欲しがっていると知らなければならない。そして、彼らはコロンブスが足を踏み入れる前の状態、しかしもちろん今回はネイティブ・アメリカン抜きの状態に戻したいのだ。
そのような野生のアメリカをメンテするには15~20万人の人が必要だろうが、それは、アメリカ人ではないだろう。ヨーロッパやアジアから連れられてきた労働者になるだろう。アメリカ人には反乱を起こす心配があるが、彼らにはないだろうから。

人口を減らすにはH1N1型のインフルエンザが使われるだろう。米軍の研究者はH1N1スペンカゼのウイルスを再構成し改造したものを作った。
これがインフルエンザのワクチンと連携して、人々を殺すことになる。

ワクチン計画の進展と、空中散布は人々を条件付けることになる。
ケムトレイルの中の化学物質の目的は、ウイルスの外殻を肺の細胞と融合させ、ウイルスがより楽に侵入し、感染するようにさせることである。

H1N1に耐性のある少数の人が生き残ったとしても、タンソ菌を撒かれ、最後には殺される。

アメリカでは、Fish and Wildlifeなどの組織が、狼を自然に戻そうとしているが、彼らが残った死体を始末してくれるだろう。

元記事【転載終了】

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義務教育改革への一私案

和田秀樹ブログから一部転載。
現在の義務教育制度では、留年や落第は無いし、不登校の生徒でも卒業はさせる。つまり、まったく義務教育を受けていなくても受けたことにされるのである。実に無責任な話であり、私が常々、日本人の大人で義務教育レベルの知識が身についている人間はほとんどいない、というのはそこである。もちろん、不登校児と大学まで進学したような人間の知識は同レベルではないが、大学進学者でもその知識には膨大な抜けおちがあるものだ。
いい例がこの私で、私は中学レベルの理科の知識がほとんど無い。まったく興味もなかったから覚えることも不可能で、覚えたとしてもテストが終わると同時に忘れてきたのである。それでまがりなりにも大学の歯学部に受かったのだから、義務教育のいい加減さが分かろうというものだ。まあ、歯学部には入ったが、大学を中退したため、歯医者にはならなかった。その代わり人生の敗者になった、というのは冗談。おそらく、私は歯医者にはならなくて正解だったと思う。今の時代、歯医者の収入の低さはひどいもののようだし、仕事としてもたいして面白そうでもない。だが、これはまあ、歯医者になれなかった者の僻みと思ってくれてもいい。
下記記事にある、義務教育での留年というのは、しかし危険性が高い。
というのは、多くの公立中学校では、義務教育の学習内容が理解できない子供で溢れているからである。そういう生徒を留年させると、何年経っても卒業できず、中学中退ということになる。そういう人間が世間に溢れることになる。
それは、「義務教育を全うする能力」が当人に無いのだから仕方がない、と見るべきだろうか。こういう屈辱を味わわせて世間に放り出すことが、教育の役割だろうか。
もちろん、それはまずい。(本当にまずいのは中学校中退が恥であるような社会風潮なのであるが、その話は別の機会にしよう。)
世の中の人間の多くは勉強には向いていない。だが、その中には職人や農民としてなら立派な仕事ができる者がたくさんいる。現代社会の困ったところは、昔なら職人や農民になったはずの人間が、高校や大学まで進むのが当たり前みたいになっていることである。もちろん、その大半は「勉強」に向いていないのである。だから勉強で苦しむことになるし、大学生になれても大学生としての資質はゼロだ。大学にとっても当人にとっても不幸な話である。
まあ、昔のように、学者向きの人間が農民になるように宿命づけられた社会も困るのだが。

いったい、「義務教育」というのはどうあるべきなのか。
そもそも、「義務」というからおかしくなるので、昔は親が子供を学校に行かさずに家の仕事に使うことがよくあったから「義務教育」と言っているのである。つまり親にとっての義務だ。子供から見れば「教育を受ける権利」である。教育する立場からすれば、義務でも権利でもない。ただある程度のサービスを提供すれば、それでいいだけだ。それを「子供を卒業させるのは教育者の義務だ」と思いこむから無駄な苦労をすることになる。
私の考えでは、この問題の解決策は、義務教育に「単位制度」を導入することにある。一つの科目が履修できないからといって留年させるのではなく、進級した上で、その科目を自学自習して再履修すればいいだけだ。三年次なら、「仮卒業」させて、何回か再テストの機会を与えればいい。
で、「履修科目」も柔軟にする。数学や英語が必須科目である必要はない。総計で何単位か取ればそれで卒業資格は満たしたとすればいい。その科目の中には「自動車運転」や「ワープロ技能」や「パソコン技能」など、現代社会で重要性の高い実用技能科目を入れれば、生徒は楽しく真剣に学ぶだろう。いや、たとえば「社交ダンス」や「茶道」や「料理」や「家電修理」などを履修科目に入れてもいい。一生使うことのない英語や数学を学ぶより、人生でははるかに役に立つと断言できる。
たとえば自動車運転教習などをいつまでも運転教習所の独占にさせているのがおかしいのであり、これは警察利権でしかない。まあ、それがいいというのなら、指導教官に警察OBを使って教えさせてもいいわけだ。自動車運転など、中学生でも覚えることはできる単純な技能だ。そして必要性は高い。それこそ「義務教育」の履修内容とする資格がある。
というわけで、私は「単位制義務教育システム」を提案する。
で、中学は3カ年では少ないから5年か6年に延長するのがいい。授業は午前だけで、午後は部活か自由研究にすれば、まさしく子供にとっては天国のような中学時代になるだろう。まあ、同じ顔ぶれと5年も6年も鼻を突き合わすのがいやなら、簡単に転校できるようにすればいい。その際にもこの単位制度が役に立つわけだ。


(以下引用)

同じ大阪で、義務教育の留年制度が検討されているそうだ

私はこれには、反対ではない

できないところを残したまま、学年が上がっていくから、雪だるま式にできなくなる

ただ、小学生で留年というのでは、さすがに精神的にもたなかったりみじめになったりする子も出るだろう

昔の赤点や落第の発想では1科目できない科目があれば、1学年上がれないということだったが、科目単位で留年というのなら、まだみじめさも少しはカバーされるかもしれない

そして、最終学年で、フィンランドのように出遅れ科目を精算するために1年学校に残ってもらう

基礎学力がないまま、社会に出る人や高校に行く人が減れば、たぶん生産性は上がる

大阪の労働力の質がいいという話になれば、また大阪の賃金水準も上がるかもしれない

あるいは、もう少し、その子の自己愛を満たすチャンスを与えてやるとすれば、科目単位で飛び級というのも導入すればいいかもしれない

国語は1学年下の代わりに、算数は1学年上とかいうのなら、かなりメンツが保たれるし、自分の得意科目の自覚もできる

ただ、ちょっと心配なのは格差問題だ

おそらく、この制度が導入されればちょっと金のある家は、塾や家庭教師で留年を避ける

あるいは、留年を嫌がって私立の学校に逃がすかもしれない

そうなると公立は貧乏人の行くところというアメリカや東京の一部の区のようになってしまう

大阪の場合、もともと低学力と失業や貧困の問題がリンクしていた

そこのフォローの体制を考えないと、思ったような結果が出ないのではないかと勝手に考えてしまう

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瓦礫処理ビジネスの高額化

東日本大震災の事後処理がビジネス化していること自体はまあ許容できる。むしろビジネス化しないと事後処理は進まないだろう。しかし、そのために税金が使われる以上、その「ビジネス内容」は国民の前に明瞭に示さねばならないはずである。
そこで、震災瓦礫処理が現在どうなっているかを武田邦彦のブログから転載する。直接のネタ元は「東海アマ」からである。なお、途中に「仮説焼却施設」とあるが、これはもちろん「仮設」の誤記だろう。ワープロ原稿ではよくある変換ミスだ。


(以下引用)


「瓦礫」のトリック・・・その危険性とトリックを正しく知ろう



震災瓦礫の問題を「日本の大変大きな問題」としてとらえ、これを国民としての誠意をもって整理をしてみます。数字は丸めてありますが、正確ですから、まずは問題の本質を良く理解するところから始めたいと思います。本当は政府や自治体が出すべき数値ですが、なかなか出さないので私の方から説明します。

1. 瓦礫の量は阪神淡路大震災と大きく違うのか?
阪神淡路大震災の時の瓦礫の量は2000万トン、東日本大震災2300万トン(環境相発表)で、わずかに東日本大震災の方が多いが、地域が広いことを考えるとほぼ同じか、むしろ東日本の方が面積あたりにすると少ない。
2. 瓦礫全体の内、どのぐらいを被災地の外で処理するのか?
瓦礫総量の内、わずか20%の約400トンを東京やその他の地域で処理する。80%が現地処理。
3. 瓦礫の処理が遅れている理由は何か?
「瓦礫の処理が5%しか進んでいない。これは瓦礫の引き受けが進んでいないから」と2月21日に発表した。しかし、もともと被災地外で処理するのはたったの20%だから、被災地外の引き受けが順調で、もし半分が引き受けても10%の処理率になるに過ぎない。つまり、環境省はこれまでと同じように瓦礫の処理が遅れている理由を、国民が誤解するように発表し、専門家と言われる人はこの辺の事情を十分に知っているのに言わない。新聞も同じである。
さらにNHKは2月末の放送で「瓦礫を不当投棄するので、瓦礫処理が進まない」という自治体の言い分をそのまま放送した。山のように積んである震災瓦礫の数100分の1しかないのに、それがあたかも瓦礫の処理が遅れている理由にしている。またさらにそれを知っているNHKが自治体の言い分だけを放送するというのだから、国民が税金や受信料を支払っていることを忘れているとしか思えないのは当然だろう。
4. 処理価格のトリック
阪神淡路大震災の時の瓦礫の処理費用は2万2千円(トンあたり)、それに対して岩手の瓦礫の処理費用(税金)は6万3千円、宮城5万円。なぜ、阪神淡路大震災の時と比べて物価はやや安くなっているのに、処理費が3倍近いのかについても説明はなされていない。
自治体は政府の圧力とお金の魅力で汚染を引き受けているのではないか。この処理費用のカラクリを市民に言わずに「被災地を助ける」ということしか言わない。
5. 被災地には本格的な瓦礫処理施設を作らない
ある宮城県の自治体が仮説焼却施設を作ったと報道された。その能力を計算してみると実に小さい(このような細かいことはまた機会があったら書くようにしたいが本筋が大切なのであまり細かい数字は割愛する)。
つまり、確かに「見かけ」は「焼却施設を作った」と言うけれど、名古屋市にいくつかある焼却施設のどれにも該当しないような小さな焼却施設だ。でも素人を騙すことはできる。「被災地にも焼却施設を作っている。武田はウソを言ってる」などと言う人もいるが、私を批判する専門家なら焼却能力のカラクリを判って言っているはずである。
6. 汚染の可能性
放射能の量としては、1キロ8000ベクレルが基準値なので、2300万トンでは拡散量は約200兆ベクレルになり、日本人ひとりあたり150万ベクレルに相当する。これは1キロ40ベクレルというまともな食材汚染の限界から言うと一人あたり37年間、汚染された食事をすることを意味する。
また山形と東京が瓦礫を引き受けているが、かりに山形市が半分を引き受けたら、お金はかなり来るだろうが、その代わり山形市の汚染は1平方メートルあたり24万ベクレルと規制値の6倍、警戒領域の60倍にも達する。
このような計算をすると、「山形だけが瓦礫全体の半分を引き受けるワケではない」などという反論がでるし、それを承知でここで示している。もし、数値を問題にするなら、自治体自体が「何トン受け入れて、それによって放射線量は何倍になるのか?」を言わなければならない。民主主義だから「瓦礫を引き受けたら放射線量が何倍になり、付近の人はどのぐらい被曝するか」という数値を出すのが第一である。
まだ瓦礫処理にはトリックがあるけれど、たった20%しか被災地以外で処理せず、放射性物質は拡散します。でも、誰が考えても不合理なことをしていますし、それに「どのぐらい被曝するか」、「どのぐらいお金が入るか」、「1円当たり何ベクレルか」などすべてを透明にすることが必要です。

都知事の「黙れ!」に賛成する人は民主主義をよしとしていないのですから、お殿様のいる別の世界にお住みになったら良いのではないかと思います。人間は無意味なことはやりませんので、これほど無意味なことが行われるということは「裏がある」ということです。それがハッキリ判るように報道して、多くの人が判断できるようにするのが民主主義と言うものです。
もう一つ、瓦礫の問題で私に対する「人格攻撃」が盛んですが、これは私にとっては一つの「楽しみ」でもあります。つまり、事実を言えば相手が納得するなら、別に人格攻撃は不要です。ところが、「武田は事実を調べずに言う」(そんなことを言わずに、その人は淡々と事実を述べれば良い)、「武田大先生の信者」(そんなことを言うなら、瓦礫の説明をした方が早い)などがあります。
人格攻撃をするのは、事実や論理では勝てない(ウソを言う)からで、最後の手段が人格攻撃です。ですから、私は人格攻撃があると「おっ!相手も追い詰められているな」という証拠になるので、ニヤッとしてしまいます。
「takeda_20120229no.431-(16:07).mp3」をダウンロード
(平成24年2月28日)

武田邦彦

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大学へ行く意味

東大の秋入学についてのスカイヲーカーさんのブログが面白いので紹介する。
世界大学ランキングなどという怪しげなものを大学の人間が信じているとしたら、よほどの馬鹿である。そもそも、大学の比較など、簡単にできるものか。それも、欧米の人間が選ぶランキングなのだから、欧米大学が上位を占めるのは分かり切った話だ。
だが、東大卒の官僚や政治家が日本を滅ぼしかかっているのだから、東大に関するランキングは妥当と言えば妥当かもしれない。(東大を出た人間が馬鹿だと言っているのではない。最初から官僚を目指して東大に入る人間の大半は権力欲の強いエゴイストが大半であるというだけのことだ。民間にいる東大卒の人間はやはり優秀であり、人格も悪くは無い人間が多い。)
昔から東大は「学生一流、教師三流」と言われている大学である。東大卒というステータス欲しさに皆東大を目指すのであり、そこでの授業内容など誰も期待してはいない。つまり、本当ならば東大合格だけで「資格試験」としては十分なのであり、そこで4年も無駄な時間を過ごす必要もないのである。
ユニクロの社長が大学1年生を社員として採用するという案を出しているが、日本の大学の価値などその程度である。まあ、職業に必要な知識や技術を学ぶ理系学科は別であるが、大学の文系学科に行くことに何の意義があるのか、私には分らない。
せいぜい、学生にとっては、4年間の遊び時間が得られるということくらいか。そのためだけならば、大学の学費は高すぎる。同じ年代で高い知的水準の若者が集まってもっと安価で有意義に過ごせる新しいシステムを考えるのがいいのではないだろうか。
高校の意義にしても、そこには同年代で知的水準の近い男女がいて楽しい夢(つまり青春のドラマという夢)が見られるから誰でも高校に行きたがるだけである。現実には、たいていの場合、その夢はただの妄想に終わり、一部の人間にしか楽しいドラマは起こらないのだが。
そもそも、日本人のほとんどは義務教育で学ぶ程度の知識さえ不確かなのであるし、大学卒業者の知的水準の低さ、知的好奇心の無さ、政治意識の欠如、批判精神の無さを見れば、今の教育システムは間違っていると言わざるをえない。

(以下引用)


2012年02月20日16:21
カテゴリ
秋入学 東大だけで勝手にやってりゃいい。

「メリット・デメリット

【○】国際化に対応できる(海外では秋入学が標準)

【○】交換留学が行いやすくなる

【○】留学生の増加が期待できる

【○】海外の大学と研究や教育の協力関係を結びやすくなる

【×】大学設置基準を変更する必要が生じる可能性がある

【○】半年間の「ギャップイヤー」で社会経験が積める

【○】体調の崩しやすい冬受験よりも、よい状態で受験に臨める

【○】受験失敗した場合、浪人期間を半年短縮できる

【×】就職活動に影響する

【×】「ギャップイヤー」を過ごす学生の受け皿が整っていない

【×】卒業から就職まで半年の空白の時間が出来てしまう

【×】学内のイベントが4月入学に合わせて実施されることが多い」


 私は、大学なんて「いつでも入学、いつでも卒業」にすればいいと思うんだけど、何で東大が率先して秋入学を推進するのかというと、やはり「世界ランキング」が気になるんだろう。

1位 ケンブリッジ大学(イギリス)
2位 ハーバード大学(アメリカ)
3位 マサチューセッツ工科大学(MIT)(アメリカ)
4位 イェール大学(アメリカ)
5位 オクスフォード大学(イギリス)
6位 インペリアルカレッジ・ロンドン(イギリス)
7位 ロンドン大学(イギリス)
8位 シカゴ大学(アメリカ)
9位 ペンシルバニア大学(アメリカ)
10位 コロンビア大学(アメリカ)
11位 スタンフォード大学(アメリカ)
12位 カリフォルニア工科大学(アメリカ)
13位 プリンストン大学(アメリカ)
14位 ミシガン大学(アメリカ)
15位 コーネル大学(アメリカ)
16位 ジョンズ・ホプキンズ大学(アメリカ)
17位 マックギル大学(カナダ)
18位 エズ・チューリヒ(スイス工科大学)(スイス)
19位 デューク大学(アメリカ)
20位 エディンバラ大学(イギリス)
21位 カリフォルニア大学バークレー校(UCB)(アメリカ)
22位 香港大学(香港)
23位 トロント大学(カナダ)
24位 ノースウェスタン大学(アメリカ)
25位 東京大学(日本)
26位 オーストラリア国立大学(オーストラリア)
27位 ロンドン大学(ロンドン)
28位 シンガポール大学(NUS)(シンガポール)
29位 マンチェスター大学(イギリス)
30位 ブリストル大学(イギリス)
31位 メルボルン大学(オーストラリア)
32位 京都大学(日本)
33位 フランス高等師範学校(フランス)
34位 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(アメリカ)
35位 スイス連邦工科大学(スイス)
36位 エコールポリテクニーク大学(フランス)
37位 香港中文大学(香港)
38位 シドニー大学(オーストラリア)
39位 ブラウン大学(アメリカ)
40位 香港科技大学(香港)
41位 ウィスコンシン大学マジソン校(アメリカ)
42位 ソウル国立大学(韓国)
43位 カーネギーメロン大学(アメリカ)
44位 ニューヨーク大学(アメリカ)
45位 大阪大学(日本)
46位 北京大学(中国)
47位 清華大学(中国)
48位 クイーンズランド大学(オーストラリア)
49位 ニューサウスウェールズ大学(オーストラリア)
50位 ウォリック大学(イギリス)
51位 ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)
52位 コペンハーゲン大学(デンマーク)
53位 ルプレヒト・カール大学ハイデルベルク(ドイツ)
54位 ミュンヘン工科大学(ドイツ)
55位 ノースカロライナ大学、チャペルヒル(アメリカ)
56位 ワシントン大学(アメリカ)
57位 東京工業大学(日本)
58位 南洋工科大学(シンガポール)
59位 グラスゴー大学(イギリス)
60位 モナッシュ大学(オーストラリア)
61位 イリノイ大学アーバナ・シャンペン校(イギリス)
62位 ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン(ドイツ)
63位 アムステルダム大学(オランダ)
64位 ロンドンスクール オブエコノミクス(イギリス)
65位 トリニティ・カレッジ・ダブリン(アイルランド)
66位 ベルリン自由大学(ドイツ)
67位 バーミンガム大学(イギリス)
68位 ルーヴァン・カトリック大学(ベルギー)
69位 ジュネーブ大学(スイス)
70位 ボストン大学(アメリカ)
70位(同位) 東北大学(日本)
72位 シェフィールド大学(アメリカ)
73位 西オーストラリア大学(オーストラリア)
74位 ノッティンガム大学(イギリス)
75位 サザンプトン大学(イギリス)
76位 テキサス大学オースティン校(イギリス)
77位 カリフォルニア大学サンディエゴ校(アメリカ)
78位 セントルイスのワシントン大学(アメリカ)
79位 オルフス大学(デンマーク)
80位 名古屋大学(日本)
80位(同位) ユトレヒト大学(オランダ)
82位 オークランド大学(ニュージーランド)
83位 ウプサラ大学(スウェーデン)
84位 ジョージア工科大学(アメリカ)
85位 パデュー大学(アメリカ)
86位 ルンド大学(スウェーデン)
87位 国立台湾大学(台湾)
88位 ライデン大学(オランダ)
89位 ヘルシンキ大学(フィンランド)
90位 KAIST - 韓国科学技術研究院(韓国)
91位 復旦大学(中国)
92位 アデレード大学(オーストラリア)
93位 リーズ大学(イギリス)
94位 ペンシルベニア州立大学(アメリカ)
95位 ダーラム大学(イギリス)
96位 ヨーク大学(イギリス)
97位 Stアンドリュース大学(イギリス)
98位 浦項工科大学校(韓国)
99位 ダートマス・カレッジ(アメリカ)
100位 アルバータ大学(カナダ)


日本一の難関だとか勝手に思っていた東大が25位、京大が32位で、上位はほとんどすべて英米の大学だった。東大京大よりもはるかにアタマのいい連中が目白押しのケンブリッジやオックスフォード、ハーバード、シカゴ大学と互角に競争するためには、アホばっかりの日本人だけではダメなんだ。やはり、グローバル時代に対応しないと世界競争に勝てないのではないのか。世界中からアタマのいい連中をかき集めて東大に入学させさえすればケンブリッジやハーバードに互角に戦えるのだと勝手に思い込んだのだろうか。確かに東大の学者といえば、原発事件で露呈したように、大企業などから札びらちらつかされて御用学者になったようなインチキちょうちん持ちばっかりでろくな人材を輩出していないような印象を受けるのも確か。この際、ゴミ排出所と化した東大から秋入学を実施して社会実験したらどうなんだろうか。もちろん、実施するのは東大だけで、他の大学は追随したら絶対損だ。秋入学したら卒業も4年後の秋になって就職が一年ずれてしまうからだ。一年浪人して大学に入ったら就職で2年分遅れてしまう。それだけで 【×】 じゃないのかな。まあ、グローバル企業が4月が新卒の入社日だなんて考えたらおかしな話だ。「いつでも入社OK」が正しいだろう。そして「いつでもクビにされてOK」ってことかな。大学は必要な単位を取得し次第、いつでも卒業OKにすればいいのだ。何年次卒業したとかいうよりも、「いつ学士号を取得したか」を問題にすればよろしい。だから、標準では4年間だが、3年で単位を取れれば、学士号を取得して、サッサと就職したほうがトクだ。それにしても何でもかんでも何で米国追従なんだろうか。世界で最も成功している国は日本なのに。英米に何を学ぶっていうんだろうか。「人殺しの方法」か「詐欺の方法」かな。もしくは「恐喝」や「他国から合理的に富を強奪する方法論」かな。大体だね。大学世界ランキングなんて嘘っぱちに決まってるだろう。毎年、英国高等教育専門誌「Times Higher Education」で発表されているらしんだが、欧米系の格付け会社の発表する格付け基準がデタラメであるのと同様に、英米が発表するランキングなんて詐欺に決まってるよ。英米機関が勝手に都合のいい基準をでっち上げて決めればすべて「ケンブリッジ」や「ハーバード」などの英米系大学がトップに決まる仕組みだ。そんなワケで私は秋入学なんて「アホくさ」ってレベルにしか感じない。優秀な外人に留学してもらいたければ、それ専用のプログラムをつくって対応したらいいだけのことだろう。まあ、せいぜいゴミ排出所の東大限定で実験をやってみてくださいな。

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それだけで人生は生きるに値します。

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