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咲く桜 残る桜も散る桜

下の、最後の引用は「東海アマツィッター」に出ていたもの。
一部業界では大きな人手不足が起きており、それに伴う賃金上昇もあるだろうが、自分で働く能力の無い老人・病人というのもこの社会にはたくさんいる。そういう人々に対する福祉予算はどんどん切り詰められ、社会から排除されている現実を前に「給料の上がりし春は 八重桜」などと浮かれている有様は、「消費税が5%から8%に上がりました。つまり、100円の商品は105円から105.8円になったってこと。ごめんね。(笑)」という感覚そのままだ。要するに、小学3年生である。俳句どころか百分率も小数の意味も分からない人間が総理をしているのがこの国だ。
いや、俳句が下手なのは大いに結構。下手なりに俳句を自ら詠む、その意気や壮なり、である。しかし、この句を総理大臣が詠み、それを公開するのは困る。今頃、公開したことを後悔しているならいいが、前の「105.8円」から何も学んでいないではないか。一国の総理ともあろうものが自己認識ができていない、というのは困るのである。
まあ、総理の俳句は俳句というよりは狂句である。季重なりは、小学校の授業なら叱られるが、別に憲法違反にはならない。だが、「一事が万事」という言葉もある。社会のトップに立つ人々の自己認識の欠如と無知無教養、恥知らずさ、無道徳性が今、日本を過去最低なレベルで品性下劣な国、国民にとっての地獄にしつつあるから問題なのである。

などと偉そうな事を書いたが、今回の記事のタイトル「咲く桜 残る桜も散る桜」は「散る桜 残る桜も散る桜」の誤りかもしれない。論理的にはそちらが正しそうだ。作者は誰か知らない。音調の点で「咲く」と「桜」が重なるのをいいと思うか、うるさいと思うか、意味の点で「散る桜」が二度出るのをいいと思うか、うるさいと思うか、で判断は分かれるだろう。こういうのはべつに季重なりという性質のものではない。わざと「桜」の語を重ねているのである。



(以下引用)



小田嶋隆 @tako_ashi 1時間

  1. 税金の 上がりし春は 自棄錯乱

 

    1. こういうことが起こってみると、皇室の人々の教養の確かさにあらためて感じ入る。 ということはもしかして、安倍ちゃんはあえて自分が泥にまみれることで、皇室に光を当てようとした……わけはないよな。
    1. 給料の 上がりし春は 八重桜  散りて残るは ゴミノミクスか
    1. これ、中学1年生でも先生に叱られる作句だぞ。
    1. 桜がいずれ散るものであることを踏まえた皮肉だというのなら、まあ、わからないでもないけど。
    1. 八重桜と 春が 季重なりなのはまあご愛嬌としても、こういう席のいわばハレの句に「給料」の話題を詠み込む感覚はいくらなんでも日本人として恥ずかしいレベルだと思う。
    1. 「桜を見る会」で、ホスト役の安部首相が披露したという俳句→「給料の 上がりし春は 八重桜」 ただただ唖然。 誰もアドバイスする人がいないということなのか 首相「咲き誇る日本に」 桜を見る会で - 47NEWS(よんななニュース)

(引用2)


はなまま @hanamama58 4月11日

「もう3日間何も食べていない」。日本の「餓死」は特殊なことではなくなりつつある。11年の国内の餓死者は栄養失調と食料不足で1746人。およそ5時間に1人が餓死している。 追いつめる政策で…さらに悪化する「アベノミクス餓死」(女性自身)







(追記)ついでに、某サイトから転載。給料の上がりし春ってどこの世界?


ジュゲムジュゲムゴコウノスリキレ

小飼弾のツィッターから転載。
終わりの部分が弱いが、力作なので、マル。「解雇 解雇 解雇」はなかなか見事。パイポパイポのグーリンガイ。



(以下引用)



Dan Kogai         @dankogai


ああ寿限無常<@istch: ブラック企業に就職した寿限無 「激務 激務 心は擦り切れ 退社時過ぎても 感情無く 未来無く 将来無く 食う寝るだけの 住むところ パワハラ上司の 糞上司 解雇 解雇 解雇で少人数 少人数の愚民達 愚民からの暴言有りの暴力での病休からの無職へ」





(あのにます追記)調子をつけて読むならこんな感じか。「少人数の愚民たち」は、加害者より被害者を馬鹿にしていて不適なので、「少人数のフル稼働」でどうか。


激務 激務 心は擦り切れ
退社時過ぎても 感情無ーく 未ー来無ーく 将来無ーく
食う寝るだけの 住むところ
パワハラ上司の 糞上司
解雇 解雇
解雇で少人数 ー
少人数ーのフール稼動ー
愚ー民かーらの暴言有ーりの
暴力でーの   *(暴力有-りの)がいいか。
病休かーらの
無ー職へー







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玄人は信頼できるか? (4月13日追記)

井口博士のブログから転載。
念のために言うが、私はSTAP細胞の件では否定派擁護派どちらの陣営にも与しない。どちらかと言うと小保方さんのような「素人の挑戦」のほうに同情的だが、彼女自身は自分を素人だなどと言われたら怒るだろう。しかし、この案件は「素人対玄人」という観点で見るのが正しいと思う。
彼女の論文でのミスは「不正」として扱うべきではないし、不正ならば、むしろ小保方さんを利用しようとして、それに失敗したらトカゲの尻尾切りで小保方さん一人を犠牲にしようとした理研側の方がよほど悪辣だと思っている。
要するに、「専門家」ギルドが利益集団でしかないことから派生した問題である。つまり、下の井口博士と私は同意見だ、ということだ。井口博士は一応は専門家でありながら、専門家ギルドに対して常々批判的な意見を述べてきた。専門家である以上は、「科学の素人」である小保方さんにも厳しいことを言っているが、素人玄人両側に対して厳しいのだから、それは公正な態度だとも言えるだろう。「フルメタル・ジャケット」で、新兵を鍛える指導教官が、「俺はニガーもユダ公も※人も※人も差別しない。みんな同様に無価値だ」と言うが、その教官みたいなものである。(笑)
それはさておき、「標準科学」で市民権を得ている「ブラックホール」「ダークマター」「ビッグバン」「超ひも理論」etcは仮説でしかないのに、いかにも真理であるかのように扱われ、大きな顔をしているのが私には馬鹿馬鹿しく思われる。その中にiPS細胞やSTAP細胞を入れるかどうかはまだ判定する時期ではないだろうが、いまだ検証されたわけでもない「ダークマター」や「ブラックホール」などは平気で受け入れながら、小保方事件にはあれほど厳しい世間というものも「専門家ギルド」への盲目の信頼で頭を毒されているのではないか。




(以下引用)



さて、そこで本当の問題はなにか?

というと、実は、その科学者の方に問題があるのである。あまりこのことは知らされていない。日本でも世界でもこういう問題をあからさまに批判してきたのが、私を含む若干名程度のものだが、最近では、例のフランスのJPプティ博士もその1人である。

つまり、科学者が増えすぎて、競争が激しくなりすぎて、研究職や大学職を得たかったり、有名になりたかったりするにつれ、一種の「売名行為」や「はでな命名」の言葉や概念を弄するようになったということである。

たとえば、いわゆる表の科学の「標準科学」の分野ではこんな感じ。

宇宙論では、ブラックホール、ダークマター、ビッグバン、。。。。。。
素粒子論では、超ひも理論、万物理論、隠れた次元、10次元、。。。。。
物性では、量子コンピュータ、光コンピュータ、。。。。。
分子生物学では、iPS細胞、STAP細胞、不老不死、。。。。。

などなど、ジャーナリスティックなウリナラファンタジーのような美辞麗句が続くわけである。

かたや、我々かなりアウトサイダーの研究分野ではこんな感じである。

反重力、テスラ波、フリーエネルギー発電機、空飛ぶ円盤、UFO、放射能除去装置、。。。。。。


実は、一見すると、どれもが「夢の様な科学」の雰囲気を持っている。方や、下の方の私が研究中の分野はオカルト的な怪しい空気を醸し出す。

なぜか?

ここが問題なのである。

上の標準理論の世界では、儲かるのは大企業。下の系列では損するのが大企業だからである。だから、わざわざそういうふうに一般人を「洗脳」しているのである。大企業や学会が認めないものは、事実無根のオカルトだよってナ。

ところがどっこい。

実際には、上で上げたものでは、iPS細胞以外はどれひとつ完成していないのである。本当の意味で証明されたものは何もないのである。iPS細胞とて、同様。人に施してみるには問題が山積みなのである。あくまで可能性の世界に過ぎない。

つまり、何をいいたいかというと、「可能性の世界に過ぎない」ものがあたかもすでにそれがそこに本当にあるかのように思っているということなのである。嘘も百回言えば真実になる、というどこかでよく聞く話と同じなのである。

物事は、ある言葉とその定義によって解釈する。だから、さまざまな解釈があり得る。が、その中で自分に都合いい解釈だけを認めて、それを金と権力でゴリ押しする。そういう傾向がひどくなったということなのである。

ブラックホールはあくまでアインシュタイン理論の解にすぎない。これは単なる数学式だから、この元のアインシュタイン方程式が間違っていれば、もちろんブラックホールはもともこもない。アインシュタイン方程式は、特殊相対性理論の延長だから、エーテルが存在しないということが前提になっている。だから、もしこの宇宙にエーテルが希薄であっても存在すれば、それで終わりである。

なぜかこういうことを言わない。

同様に、ひも理論はそのアインシュタイン理論を前提にしている。だから、結論は、以下同文であろう。

逆に、今度は、私が研究しているようなものは、エーテルがあれば、すべて正しくなる。つまり、標準理論とは裏腹の関係にある。いわば、カウンターサイエンスなのである。だから、オカルトではない。双対的なのである。

したがって、可能性の世界で考える限りでは、どちらにも分があるのである。

さて、STAP細胞も同様である。これは、韓国のウリナラファンタジーのようなもの。偽ユダヤのシオニックファンタジーの一種なのである。嘘も百ぺんつけば真実になる。京都に「百万遍」というところがあるが、百万回も嘘をつけば、もう真実のようにマスゴミ世界では振る舞うのである。我々は偽ユダヤ人のついた嘘や共産支那人のついた南京大虐殺捏造や韓国人のついた従軍慰安婦捏造のうそで懲りているはずであろう。

しかしながら、これが科学の世界でも同じだということは、「2つの文化」の平凡人の文化に住む人にはなかなかわからないのである。

ダークマターなんていうものは、STAP細胞と同じで、あったらいいなというような仮説に過ぎない。

だから、それを証明するのである。

元来科学者ほど「保守的人種」はいないもので、実験的に証明されず、理論的論理的にも証明されず、ましてや計算も出来ず、再現もされず、というような言説は一笑に付されてしまうのである。バカにされて終わりである。見向きもされない。

だから、寝食削ってまでして、計算や数学的証明に明け暮れるのである。実験家なら実験的証明に明け暮れるわけですナ。

きっとこの時の努力の様や集中力の様をみれば、人はクリスチャン・ロナウドの高等サッカー技術を見た以上の感銘を受けるに違いない。それほどに集中するのである。

岡潔博士に至っては、3日寝ずで考えたというほどである。こんなことが、ロナウドにできるか?私には出来ない芸当である。

本当に真実を見つけた人なら、あらゆる質問や疑問に対して、簡単明瞭に過不足無く瞬時に答えられるものである。

泣きわめいて感情に訴えたり、怒ったり、そういうことをする必要はないのである。

センセーショナルな美辞麗句は詐欺の十八番、常套手段である。同様に科学においても、あまりにファンタスティックな美辞麗句のついた概念には要注意なのである。それは、標準科学であろうが、オカルトであろうが、カウンター科学であろうが、同じことである。

しかしながら、科学者の科学者たることは

我々は歴史に学ばない

ということなのである。いつの日か空飛ぶ円盤を作ってみましょう、という心意気である。

そのためにこそ、地道に証明や再現実験が必要なのである。そういうことを一つ一つ積み重ねていく以外に道はないのである。

俺はそう思うがナ。まあ、俺にはどうでもいいことだがナ。






(4月13日追記)「五十嵐仁の転成仁語」から転載。大学にいた人間からの指摘であるだけに、他の論者には無い、鋭い視点であると思う。つまり、「小保方事件」は、現在の大学や研究施設が政府に依存した経営をしている限り、繰り返される問題だ、ということだ。

4月12日(土) 小保方さんの問題は大学政策の歪みによって生じたのではないか [教育]

 小保方晴子さんの問題というのは、新型万能細胞「STAP細胞」についての論文をねつ造したのではないかという疑惑を招いている件です。いずれこのような問題が生ずるのではないかという心配は、大学関係者であれば以前からあったのではないでしょうか。
 というのは、大学政策の大きな変化によって任期制や競争の激化、成果や業績による研究費の配分、そのための事務手続きの煩雑さなどの問題が生じ、研究テーマや研究内容、研究者の処遇などが大きな影響を受けてきたからです。

 小保方さんも任期制の職に就いているといいます。この間に研究成果を上げなければ、次の職に就けません。
 このような状況に置かれている研究者は、短期間に論文などを書いて業績を上げなければならず、それを考慮してテーマなどを選択することになります。長期的で基礎的な研究が手薄になり、研究面でも焦りが生ずることは避けられません。
 今回の問題でも、以前書いた論文や写真の使い回し、コピーの貼り付けなどの問題が指摘され、そのような不備があったことは小保方さん自身も認めています。それは故意ではなかったというのが小保方さんの弁明ですが、そのような不備を生じさせた暗黙の圧力はこのような研究環境から生じたように思われます。

 同じようなことは、理化学研究所についても言えます。競争を勝ち抜いて評価されるためには、成果と業績を上げることが要求されるからです。
 多額の研究費の配分を受け有利な研究環境を獲得するためには、世間をあっと言わせるような研究成果を上げなければなりません。小保方さんのSTAP細胞についての研究は注目を集めている再生医療の分野での業績であり、政府が後押ししている成長戦略にも合致し、格好の研究成果だと考えられたことでしょう。
 しかし、これは今回の問題によって裏目に出てしまいました。昨日、下村文科相は閣議のあとの記者会見で、理化学研究所を「特定国立研究開発法人」に指定するのに必要な法案について、不正防止策の内容が不十分な場合は今の国会への提出が見送られる可能性もあるという認識を示したからです。

 今日の大学と研究所、研究者のすべてが、このような厳しい競争にさらされています。それは研究を促進させ、業績と成果を高める目的で導入されたものですが、実際には逆効果を生み出しました。
 科学研究費補助金をどれだけ申請し、どれほど獲得できたかが評価の対象になり、それによってどのような研究が発展し、どれほど成果が上がっているかはさして問題にされなくなったからです。そうなると、短期間に成果が上がり、注目を集めるようなテーマを選択しがちになるも当然でしょう。
 研究内容を評価することは簡単ではなく、論文の数だけで測ることはできません。しかし、だれにでもわかる尺度が必要ですから、そのような形で成果が比較されがちになるのも避けられません。

 このような環境の下では落ち着いた基礎的な研究は軽視されるようになります。アカデミズムの世界で評価対象とされることの少ない社会的な活動は敬遠されがちになるのも当然でしょう。
 論文を書くよりも、研究計画を立てたり科学研究費補助金の申請書を作成したりすることの方に時間と精力を取られるなどという倒錯も生じます。研究者自身がこれらの事務作業に忙殺され、しかも激しい競争にさらされていれば、若手研究者に対する指導がおろそかになります。
 このような問題の積み重ねのなかで、今回のような問題が生じたのではないでしょうか。それは偶然ではなく、以前から問題点が指摘されていた大学政策の歪みが具体的な形をもって発現したということになるでしょう。

 今回の問題については理研と小保方さんの双方の主張が対立しています。それを判断する材料を私は持っていませんが、疑惑を晴らすための最善の道はSTAP細胞を再現することであるように思われます。
 すでに「私自身、STAP細胞の作製に200回以上成功している」というのであれば、あと1回、このような細胞を生み出すことは簡単でしょう。そもそも、STAP細胞の特性とは、これまでのものより作製法が格段に容易であるという点にあったのですから……。






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淘汰される職業、されない職業

「think outside the box」から転載。
英語で書かれた職業のほとんどは私には分からないが、自分で調べれば、若い人には役に立つこともあるだろう。もっとも、アメリカと日本では国情がだいぶ違う。
アメリカで起こったことは10年後に日本でも起こる、と言われた時代もあったが、たとえばセラピストのような職業は日本では成り立たないような気がする。そもそも、ああいう商売がアメリカで成り立っていること自体が私には理解し難いのだ。だいたい、テレビドラマに描かれるセラピストの治療場面を見ても、患者の不平不満や愚痴を聞くだけで金を貰っている商売だ、としか思えない。おそらくアメリカ社会の中ではセラピストにかかること自体がファッションであり、ステータスシンボルの一つとして成り立っているのだろう。もちろん、セラピストにかかるのは高い給与を貰っている連中だけに許された贅沢だ。日本のように、大半が貧乏人という社会ではどうなのだろうか。まあ、戦略次第では可能性があるかもしれないし、世間のほとんどの人間がキチガイという社会(311以降の社会状況を見ていれば、そうとしか言えないだろう。)では潜在的需要自体は大いにあるとは言える。

べつに、下のリストは読まなくても、

機械化や海外移転*1が困難(不可能)な対人サービスは残る

という基準で判断すれば、日本の仕事の中で何が残るかは自分で分かるだろう。
たとえば、自動車自体は海外生産されるが、自動車を操縦する人間は、日本の運転免許を取らねばならないから、まだまだ日本人の需要があるわけだ。それが特殊自動車になればなおさらだ。
これからは、頭脳労働(詐欺師とかね)ではなく、肉体労働の時代ですよ。若者よ、体を鍛えておけ。まあ、「頭を使う人間は人を使い、体を使う人間は人に使われる」というところが難点ではあるのだが、社会の最上層にいないかぎり、人に頭を下げるのは結局はどの仕事でも同じことだ。




(以下引用)



2014-04-08

コンピュータ化時代の職業選択




【ドローン革命と「第四惑星の悪夢」】では、コンピュータが人間の仕事を奪う状況について見ましたが、その関連として、仕事がコンピュータ化される確率を推計した論文を紹介します。
•The Future of Employment: How susceptible are jobs to computerisation? (Oxford Martin School, University of Oxford)

アメリカの雇用の47%に、コンピュータに取って代わられるリスクがあると推計されています。特にリスクが高いのが、運輸・物流、事務・管理の補助業務、生産の分野だということです。下は、椅子取りゲームに勝ち残るアドバイスです。


For workers to win the race, however, they will have to acquire creative and social skills.

機械化や海外移転*1が困難(不可能)な対人サービスは残るので、いわゆる「コミュニケーション力」の重要性がますます高まるということでしょうか。「内向的な男」には辛いことになりそうです。
•非婚化・少子化とローリスク・ローリターン志向
•先進国を立ち枯れさせる「若者が成長できない症候群」
•「無敵の人」が増加する脅威

APPENDIXから、コンピュータ化されにくい低確率グループと、されやすい高確率グループを引用します。これからも長く働かなければならない人の、職業選択の参考になるかもしれません。

低確率12職種:ヘルスケア関連職が目立ちます。
•0.0028 Recreational Therapists
•0.003 First-Line Supervisors of Mechanics, Installers, and Repairers
•0.003 Emergency Management Directors
•0.0031 Mental Health and Substance Abuse Social Workers
•0.0033 Audiologists
•0.0035 Occupational Therapists
•0.0035 Orthotists and Prosthetists
•0.0035 Healthcare Social Workers
•0.0036 Oral and Maxillofacial Surgeons
•0.0036 First-Line Supervisors of Fire Fighting and Prevention Workers
•0.0039 Dietitians and Nutritionists
•0.0039 Lodging Managers

高確率12職種 :数字やデータを扱う仕事が目立ちます。
•0.99 Data Entry Keyers
•0.99 Library Technicians
•0.99 New Accounts Clerks
•0.99 Photographic Process Workers and Processing Machine Operators
•0.99 Tax Preparers
•0.99 Cargo and Freight Agents
•0.99 Watch Repairers
•0.99 Insurance Underwriters
•0.99 Mathematical Technicians
•0.99 Sewers, Hand
•0.99 Title Examiners, Abstractors, and Searchers
•0.99 Telemarketers

ちなみに、economistsは0.43で282位でした。



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死刑なんて生ぬるいんじゃね?

「2ちゃんねる」系のサイトから転載。
死刑制度については、コメント13の意見はなかなか鋭いと思うが、しかし日本という「非法治主義社会」、つまり権力が恣意的に法を運用している社会では、冤罪の可能性があまりに高すぎて、今の状態では死刑存続(肯定)論には賛成しがたい。そして、ビートたけしの意見に近いかもしれないが、死刑が社会的に最適な「極刑」だとも思わない。もちろん、国家経済的に言えば、無期懲役も金の無駄遣いである。
私が提案するのは、入れ墨、手足や耳・鼻の切断などであるが、後者は単に事故で不具になった人間が犯罪者と間違われる恐れがあるから、入れ墨刑と併用するのがいいだろう。ファッションのタトゥーとの区別が難しい? まあ、親から貰った大事な体にタトゥーなど入れるような阿呆どもにかまう必要はない。
終身刑と強制労働との併用も悪くない。ただし、犯罪者に食と住を与えるのは刑罰にならない、という意見もあるだろうから、職にありつけず、食と住を求めて監獄に入りたいために罪を犯す人々は、「自己申告」によって、特に罪を犯さなくても監獄に入れるようにすると良い。これこそ今の日本に最適な「福祉政策」でもある。(笑)なお、昔のイギリスには「破産者監獄」というようなものがあって、破産した人間を家族とともにそこに収容したという。日本でもそういうものが必要だろう。あるいは「救貧院」というものもあったようで、これは「年越し派遣村」の親戚だと言える。 
ところで、日本を半分滅ぼした「原子力村」の東電や官僚たち(ついでに小泉、竹中)はまだ起訴されないのかね? 当然、死刑相当のはずなのだが。殺した人間の数から言えば、一人当たり、10回ずつ死刑になってもいいところだが、人間は一度しか死刑にできない、というのが死刑制度の欠陥だ。



(以下引用)

ビートたけしが死刑制度に異論 「死刑が極刑とは思えない」「被害者遺族が刑執行のボタンを押すのはどうか?」

1:ぱぐたZφ~社会篇◆FdDsU0B5ivx5 2014/04/08(火)22:38:59 ID:???
ビートたけしが死刑制度に異論 「死刑が極刑とは思えない」「被害者遺族が刑執行のボタンを押すのはどうか?」

7日放送の「TVタックル」(テレビ朝日系)で、ビートたけしが犯罪者の更生や死刑について意見を述べた。

同番組は「日本の死刑制度どう考えますか!?」をテーマに議論をする構成で、世界的には死刑制度が廃止に向かう中、日本ではいまだ85.6%が賛成している現状が紹介された。

番組冒頭で、たけしは「死刑というのはダメなんですよ。それは、死刑が極刑とは思えない。そんなんじゃすまない」と、日本の死刑賛成多数の現状に異論を唱えた。

罪を犯した人にはもっと生きてもらい、人間とはなにか?命とはどういうものなのか?を学ぶ意味では、死刑ではなく終身刑のほう適しているのではないかとした。

さらに「中には(自分が)死にたいから、人殺しして殺してくれってやつが出てくるとこれどうなんだっていうことになってね。人権とかそうじゃなくて、もっと更生のさせ方が、もっと罰せられる方法があるんじゃないかと」と話した。

スタジオでは賛成派と反対派に分かれ、議論が展開されたが、実際に拘置所内で刑を待つ死刑囚や、刑が実行される様子など、ショッキングな内容も紹介されていた。

〈以下略〉

ソース
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/8715787/



 

     
3:名無しさん 2014/04/08(火)22:41:18 ID:Hcl8H6RH7
でも終身刑に使うお金とか考えるとコロコロしたほうがいいんじゃないかって思う
4:名無しさん 2014/04/08(火)22:42:28 ID:Mfjzr2K1d
仇討ちの復活だろ。
近代国家において、いかなる仇討ちがありうるかを論じるべき。
5:名無しさん 2014/04/08(火)22:46:31 ID:Rww1L162u
終身刑を与える価値もないやつが居るんだよ
6:名無しさん 2014/04/08(火)22:47:40 ID:ICxpt7iU6
(*´ω`*)間を採って、拷問付き終身刑でお願いします。
7:名無しさん 2014/04/08(火)22:49:29 ID:WwXtKqzS4
>「中には(自分が)死にたいから、人殺しして殺してくれってやつが出てくるとこれどうなんだっていうことになってね。

安楽死合法化しようぜ!
9:名無しさん 2014/04/08(火)22:51:43 ID:pYRRalXjy
死刑絶対反対!
人類にはまだ克服できない病気がたくさんある
人体実験用の「丸太」として人類全体のために利用するべきだ
10:名無しさん 2014/04/08(火)22:53:05 ID:8A9Y2iyYe
執行のボタンはネットに公開。
時間になると押せるようになる。
間違いなくポチる奴殺到。
12:名無しさん 2014/04/08(火)23:08:23 ID:8AIgonNzO
人権剥奪こそ極刑だろ
13:名無しさん 2014/04/08(火)23:08:39 ID:ZYJLObeiR
■冤罪の可能性がある
すべての刑罰に冤罪はあるので死刑に限って反対する理由にならない。
さらに現行犯も死刑にできなくなる矛盾。
■命は取り戻せない
取り戻せないことを論点にするなら時間も取り戻せない。
ならば懲役も反対しなければダブルスタンダートである。
■死刑廃止は世界の潮流である
嘘。死刑廃止は90国、死刑存置は97国。
さらに、潮流とやらで内政を決定しなければならない理由は主権国家である以上まったく無く、
仮にそうならば真っ先にあなたは9条の廃止と軍隊を持つように主張しなければダブルスタンダートである。
■抑止力が無い
嘘。非常に大きな抑止力があると証明されている。(一件執行されるたびに殺人が5件減少する)
■国が殺人を容認するのはおかしい
刑罰は殺人では無い。正当な司法である。ならば懲役は監禁、罰金は恐喝になる。
■犯罪者にも人権がある
自然権以外の人権は国が保障したものであり国の法に反した者の人権を制限することは何も矛盾が無い。
■終身刑でいいだろ
日本の刑務所は"満員"を超えて116%の収容率になっている。場所が足りない。税金も無駄。
さらに、死刑になるような凶悪犯罪に対する罰がその程度では国民が納得しない。
国勢調査で8割の国民が死刑を望んでいると出ている。
■自分がいつか殺人を犯すかもしれないだろ!
犯しません。普通は加害者になることよりも被害者になることを心配します。
■刑務官がかわいそう!
職業選択の自由が日本にはあります。
■野蛮!
日本は世界のどの廃止国よりも犯罪率の低い国です。ちなみに廃止国は現場で射殺しています。
日本では正当防衛で撃っただけで問題になります。
29:名無しさん 2014/04/08(火)23:56:10 ID:sslX7DSn5
>>13
一番最後目から鱗だわ
確かにそうだよな
15:名無しさん 2014/04/08(火)23:09:46 ID:FIaBnNsn8
冤罪がなければ
死刑囚の人権なんて無視して
モルモットが最適なんだけどね
16:名無しさん 2014/04/08(火)23:12:02 ID:GDOTwcBds
人権尊重で死刑反対って意見が嫌なんで、
人権じゃなく死刑より生かしたままで死刑よりももっと苦しめる極刑というならありだな。
18:名無しさん 2014/04/08(火)23:16:51 ID:zjwYmw8Kn
もしも自分の身内に危害が及んだら、喜んで加害者の首に縄掛けて引き摺ってやる。
一瞬じゃ終わらせない、ジワジワとな。
19:名無しさん 2014/04/08(火)23:22:32 ID:2NIcQgsix
うっせーな
奇を衒った解決法なんて要らねーよ
反対派の主張なんて言い掛かりなんだから奴らは納得させなくておk
20:名無しさん 2014/04/08(火)23:23:35 ID:tKRrFZ3uW
人権剥奪して過酷な強制労働をさせるのが一番役に立つ極刑だと思うが
21:名無しさん 2014/04/08(火)23:27:39 ID:YNBUbpyW2
いや、自分の手は汚したくないわ
なんで死刑囚のクズのために嫌な思いしなきゃなんないのさ
23:グナッシー 2014/04/08(火)23:35:43 ID:qxErD3aBV
>>21
おいらが肉親殺された遺族だったら、刀で切り刻んでやりたいがね。 

ボタン押させてくれたら有りがたいよ。
22:名無しさん 2014/04/08(火)23:34:04 ID:708IAc06P
仇討ちっていうのは少しでも相手と戦って止めを刺すから意味があるのであって
袋かぶって椅子に縛られてる奴をスイッチ一つでやっても気は晴れないと思う
24:名無しさん 2014/04/08(火)23:36:27 ID:zPUOPXmvE
東南アジアで地雷10個除去したら死刑から仮釈無しの無期懲役に減刑とかすればいい
25:名無しさん 2014/04/08(火)23:47:41 ID:pnD8Vzu0p
自己の欲や利益の為に他人の生きる権利を奪っておいてのうのうと生き長らえるなんて許せない。
死刑反対の人間て被害者の人権をどう捉えているのか疑問。
これじゃほんとに殺ったもんの勝ちみたい。
26:名無しさん 2014/04/08(火)23:49:12 ID:SOcrCMKSA
反対派の人権派弁護士JJIはいかにもサヨクっぽくて、
鳩山(弟)に向かって「あなたね~」って言ってた。
自分は先生と呼ばれたいが、他人を先生とは呼びたくないんだなと思った。
27:名無しさん 2014/04/08(火)23:52:35 ID:6nQU95b8w
>たけしは「死刑というのはダメなんですよ。それは、死刑が極刑とは思えない。そんなんじゃすまない」

同感。
30:名無しさん 2014/04/08(火)23:56:27 ID:w3eAyg5WH
死刑でいいよ、年間で300万もかかるんだぜ?
一人養うのにさ
40:府肉◆HUNIKUxL/w 2014/04/09(水)00:08:17 ID:PucTEkqGN
>>30
まあそれは大げさに言ってる数字だけどな
実際は100万以下
32:名無しさん 2014/04/08(火)23:58:15 ID:pYRRalXjy
自分の子供を殺されて、反対派から賛成派に豹変した弁護士がいたような
死刑がなかったら光市事件の被害者は犯人を殺すだろうね
33:名無しさん 2014/04/08(火)23:58:30 ID:dRSmZxJPv
目には目を。今は贖罪までリーズナブル過ぎる。
34:名無しさん 2014/04/09(水)00:01:26 ID:exZWGYBzr
死んだ方がマシという辱めを与え続けるってのはどうだ?
38:名無しさん 2014/04/09(水)00:06:55 ID:nbqgpwoUa
>>34
グアンタナモのような収容所を作るか、脳みそ弄って自由意思を無くしたうえで
死ぬまで肉体労働に従事させる動物にするかどっちかだな。

死刑より重い刑が作られなければ死刑はなくならんよ。
35:名無しさん 2014/04/09(水)00:04:50 ID:iV05CGEJB
もし俺が家族を殺され、
犯罪者の死刑ボタン押せるなら、
高橋名人並みに連打するわ。
41:名無しさん 2014/04/09(水)00:10:10 ID:U11FWlZRC
>>35
いやいやw
押すよ?押さないよ?どーしよっかな?
これを繰り返して精神的苦痛を与えつつ殺す
36:名無しさん 2014/04/09(水)00:05:04 ID:S5wKLy7Wb
なんで反日左翼が死刑反対してるんだろう
日本人を大量虐殺する計画でもあるの?
37:名無しさん 2014/04/09(水)00:06:48 ID:iV05CGEJB
>>36
ヒント
犯罪者の大半がテョン
オウムや日本赤軍の残党。
39:名無しさん 2014/04/09(水)00:08:03 ID:S5wKLy7Wb
>>37
あーそういうことかw
42:府肉◆HUNIKUxL/w 2014/04/09(水)00:10:34 ID:PucTEkqGN
犯罪者を出した一族に責任が及べば自浄作用が生まれる気がする

ただ、どうしようもない理不尽に遭遇した時犯罪に手を染めることもあるとは思う
自分勝手な池沼が起こす犯罪とは質が違うものってあると思うわ
そういう人はだいたい自決してしまうことが多い気がするが
45:名無しさん 2014/04/09(水)00:13:41 ID:DA5yQ3BNs
>>42
東野圭吾の『手紙』がそんな内容だったよ
殺人犯した兄のせいで仕事も友達もなくして苦悩する話
48:名無しさん 2014/04/09(水)00:26:35 ID:K8QOqmv3Q
死刑・人体実験刑で生き残ったら終身刑・人権剥奪刑を本人に選択させればいいんじゃないの?

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桜散る中で

「竹熊健太郎ツィッター」から転載。ツィッター特有の不要情報(連絡用の情報)をカットした結果、箇条書きが見づらいのはご容赦願いたい。



日本で生まれ、日本で育ち、日本語以外は満足に会話が出来ず、日本を愛し、日本で生活基盤を築いた人間


であるのはほとんどの人間がそうだろう。いくら「国際化」を叫んでも、ほとんどの人間は日本語で考えるしかなく、日本語しか本当には理解できないのである。そういう人間が外国で暮らす苦労や苦痛は容易に想像できる。
外国に脱出する、という選択ができるのはさまざまな意味で恵まれた人間(恵まれたと言うと語弊があるかもしれないが)だけだろう。もっとも、たとえ放射能に汚染された日本でも、この国の自然や文化は、少なくとも表面的にはまだ維持されるだろうから、残り少ない余生を外国で苦労して生きるよりは「少しずつ転落しながら」この桜の国で生きていく、という選択をするというのも愚かではないと思う。桜の花びらが落ちていく「秒速5センチメートル」くらいの落下速度で、「無為」によって不幸になることを選ぶという選択だ。




(以下引用)




竹熊健太郎《編集家》 @kentaro666 4月5日

  1. 今年に入って様々な局面で風雲が急を告げてますね。私の周囲は、既に3人、国外脱出を決行しました。準備中も掴んだ範囲で2人。とんでもない事態が、深く静かに進行しています。 私は、考え中です。
    1. 日本で生まれ、日本で育ち、日本語以外は満足に会話が出来ず、日本を愛し、日本で生活基盤を築いた人間が、私が知る範囲で、5人もこの国を見離す事を考え初めてます。 大変な事が起き始めていると私は思います。
    1. 私もできることなら脱出したいです。暮らしにくくてストレスたまります。でもな…。この国、そのままにすると世界中に迷惑かけそうで…。
     
    1. . もはや民主的な方法でこの国を良くする事は不可能だと私は思います。武力革命以外の方法を私は思いつきませんが、私は暴力が大嫌いです。
                              
  1.                           
    1. 直感ですが、そもそも日本から脱出した位で何とかなるとも思えないんですが。全世界的な崩壊過程で、早いか遅いかの違いだけでは?
     
    1. まぁ、そういう側面もあるかもしれませんが数年でも他の国に住んでみると日本の、特に東京の異常さを身にしみて感じます。生きにくい社会だなと思います。
                              
    1. はい。しかし日本よりマシな国はまだあるだろうと思いますよ。少なくとも私には、この国は最低最悪です。
                              
  1.                           
  2. だから、良い点だけを利用するっていうのが賢いやり方です。海外にも軸足を置いておくことは必要ですが、あくまで海外に本拠をおくといつ排斥的な運動に巻き込まれないともかぎりません。反日運動と嫌中韓運動はカードの表裏なのです。








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所有権とは何か

「武田邦彦のブログ」から転載。
この世の罪悪はすべて「執着」から起こると私は思っているのだが、執着の最たるものが所有への執着だろう。だが、いったい、「所有」とは何か。「所有権」とは何か。
いったい、私が何かに対して、所有権を主張できるだろうか。すべては私がこの世に生まれる前から存在し、誰かが手を加えて付加価値を付けたものだ。我々が手にするすべてのものは、最初にそれを作った人間が「永遠の著作権や永遠の特許」を所有していれば、誰も手にすることはできないのである。茶碗一つにしても、「土を焼いて土器や陶磁器を作ること、茶碗形の形を作ること」を誰か一人の占有物としていれば、我々の手に入ることは無かったわけである。
発明者や発見者が「所有権」を放棄したからこそ、それは人類全体のものとなり、人類の文化と文明を発展させ、人類を幸福にする役に立ってきたのである。
だが、今の時代は、「所有」や「財産」が一部の人間によって特権的に占有され、その範囲がどんどん拡大されることで、相対的に人類全体の貧困化が進んでいる。著作権など、「新しい所有権」の設定はその一つだ。
我々は、「所有権」というものを自明の前提とせず、根本から考え直す時期に来ているのではないだろうか。それによって、人類全体の精神的・文明的次元上昇が起こるだろう、と私は考えている。


(以下引用)



五条川の桜・・・人間の活動と報酬





 



「20140404527527.mp3」をダウンロード



 


日本中、どこを歩いても見事な桜の時期になりました。多くの日本人が「ああ、日本に生まれてよかった」と思う時期でもあります。


 


そんな中、名古屋の少し北に、大口町、江南市、そして岩倉市を流れる五条川という川があります。そして、「五条川の桜」として知られる桜並木は、桜自身が見事であるとともに、桜が散り始めると川面いっぱいにピンクの葉が散り、それがゆったりと流れる風情は何とも言えず、中部地区で知らない人はいないほどの名所です。


 


Goj05


 


今から約60年ほど前、ある人が当時の村長に就任、次の年から「みんなが一緒に交流できるところがあるとよいのだが」と考え、五条川の堤に桜の苗木を植え始めた。


 


当時はまだ戦後間もないころなので、みんな、桜を楽しむような余裕はない。「日影ができる」とか「土手が弱くなる」などとお役所はなかなか苗木を植えるのを認めない中、嘆願を繰り返し、自費で苗木を買って、植えていった。


 


それが今では全長が実に27キロメートルに及び、3500本の桜が咲き誇る。


 


彼の名前は社本鋭郎。彼は、村が大口町になった時の初代町長だが、就任する時の条件は「無報酬」だった。そして後年、「なぜ、苦労して五条川に桜を植えたのですか?」と聞かれて、「川への恩返しです」と答えている。


 


今では、日本の桜の名所100選に選ばれ、見物人は数知れない。多くの人の心を癒し、桜の下で花見を楽しみ、観光業も潤っている。でも、それは「結果」にしか過ぎない。


 


人間の文化は誰でも生み出すことができ、それは人間共通の財産だ。決して、五条川の土手に社本さんの親族がロープで囲って、入場料を取っているわけではない。あんなに苦労し、自腹を切り、植え続けた桜がこうして多くの人に楽しみと人生を与えたとしても、それは無償なのだ。


 


人間の知が働く学問、心の活動がもたらす文化と芸術、そして鍛錬による素晴らしいスポーツ・・・それらはみな人間共通の財産であり、その作品を作ってくれた人に深い感謝の気持ちを持つ人が多くても、それがなにかの報酬と結びついたものではない。


 


社本さんの名前は五条川の桜とともに永遠に多くの人の心に刻まれ、尊敬される。それで、それだけで人間の活動は良いのだ。


 


振り返ると、私たち科学者は一所懸命、夜の夜中に寒いキャンパスの中で一人、かじかんだ手でグラフにプロットする。そして、仮にその成果が出ても、それは「こんなに楽しい時を与えてくれた自然への恩返し」だから、名誉も地位も何も求めない。


 


それこそが人生である。


 


(平成2644日)


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安藤昌益のこと

年をとって頭がボケてくると、最初に忘れるのが人名だと聞いたことがあるが、この前は、ジブリの映画音楽で有名な久石譲(被災史上ではない)の名前がなかなか出てこず、今朝は、寝床のなかで、江戸時代の日本の共産主義者、あるいはアナーキストともいうべき、ある偉人のことを考えながら、その名前がまるっきり出てこず、とうとう俺もボケてきたか、とがっかりした。幸い、先ほどその名前を思い出したので、忘れないうちにメモとしてこの文章を書いているわけだ。ついでに、ネット上から、その人物、「安藤昌益」について書かれたものを転載しておく。ウィキペディアなどの方が詳しいだろうが、あまり長い紹介文よりも、下のような短い文章の方が読むほうにとっては簡便だろう。
なお、私が安藤昌益の思想の中で一番好きなのは、「聖人ほどの悪党はいない」という思想である。なぜなら、聖人(堯舜など、古代の聖人・聖王や、孔子など)こそが、庶民から収奪して、王侯貴族が遊び暮らす社会システムを作り、それを強化するための思想を作ったからである、というわけだ。





(以下引用)赤字部分は夢人による強調。武士=官僚・支配階級、百姓町人=一般国民と言い換えれば、これは現在でもまったく同じ。







 「今の世の中は間違いだらけだ。少しも働かない武士が、働く百姓や町人から年貢や金をしぼりとって暮らしている。こんな世の中ではなく、みんな働き、みんなが助け合う世の中にしたいものだ。
 江戸の町の中で、こう書き続ける一人の町医者がいました。机のそばには、それまで書いたものがうず高く積み上げられています。
 この町医者こそ、30歳を過ぎた孫左衛門でした。彼は今では、安藤昌益と名乗る学者でした。
 
 --わしが今書いているものを読んだら、将軍や大名どもは、驚いて腰を抜かすだろて。次には、わしの首でも切れとでも言うかな--

 身分が高いもの、低いものなどという考えは間違っている。将軍も、武士も、百姓も、みんな同じ人間ではないか。わしは、人間に上も下もなく、みんなが額に汗して働く新しい世の中をつくりたい」(「おはなし歴史風土記」歴史教育者協議会編より抜粋)

 安藤昌益の研究は、秋田県出身の思想家・狩野亨吉(こうきち)により始められ、主著「自然真営道」の研究が世に出て、江戸中期における特異な思想家として注目された。(右の写真は、安藤昌益の墓。大館市仁井田の温泉寺に建つ)
 狩野亨吉と安藤昌益については、「秋田県散歩」(司馬遼太郎著、朝日新聞社)に詳しく記されている。その一部を抜粋してみる。

 「ともかくも大館の町を歩きつつ思うのは、狩野亨吉のことである。
 彼が、明治30年代、官を辞し、古本の山にうずもれつつ、幾人かの知られざる思想家を発見したことは、明治期の偉業のひとつである。
 そのなかでも、もっとも数奇だったのは、江戸中期の安藤昌益(1703-62)の発見といわねばならない。

 昌益は、在世中も無名の人だった。
 明治32年、狩野亨吉の手もとに筆写本の膨大な著作がやってくるまで、この名を知るものはだれひとりいなかった。
 いまでは、内外に昌益の研究者が多く、それに安藤昌益全集が2種類も出たりしている。また中・高校の教科書にも出ているらしく、日本史上の人物としては知名度が高い。・・・

 昌益はこの大館市でうまれたのである。仁井田という在所に生まれ、晩年、八戸から生家に戻って、病死した。墓は、仁井田の温泉寺にある。・・・

 昌益の著述は、すべて漢文で書かれている。
 それも悪文だった。用語なども典拠を踏まえない自家製のことばが多く、さらには漢文の初歩的な文法まで無視して書くという、いわば言語表現の上での無茶者だった。
 --これは、バカだ。
 と、魚屋(自然真営道の本を持っていた)の息子は思ったにちがいない。また古書籍商の朝倉屋も、この悪文を見て商品価値がないとみたに相違ない。・・・

 安藤昌益は、狩野亨吉ほどの人の眼力をくぐらねば、評価されなかったであろう。すでに評価されてしまった後世で、昌益はえらいというのは、コロンブスの卵と同様、簡単なことだが、はじめてナマの稿本を見、悪文と戦った人は、えらい。悪文の中からその思想を汲み上げ、評価するというのは、容易なことではない。・・・

 昌益の思想ははちきれるほどにふくらんで、噴火をつづけている。それを表現するのに、自分の言語的な陶冶(とうや)を待つなど、こういう天才にとっては無意味で、じれったく、どうでもよかったはずである。地殻を破って爆発しているのに、表層の整理整頓などかまっていられないという気持ちがあったのに相違なく、ここに徹底的な独創者としての爆発的なばかりの粗野さがある。・・・

 亨吉は昌益について
「不文なる昌益」とか「破格的人物」とかいう。さらには、
 安藤昌益は狂人ではなかったか。
 とも設問している。・・・

 昌益は「自然真営道」のなかで
 「百年のちの人に読んでもらう」
 という意味のことを何度も書いている。これも、計算と胆力から出た気配りに相違ない。そうなれば、昌益としてもはや憚るところがない。・・・

 いずれにしても、秋田県で「県北」といわれるやや僻地視されているこの山間の小盆地が安藤昌益と狩野亨吉という二つの大きな精神を生んだということに驚くのである。」




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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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