「think outside the box」から転載。
英語で書かれた職業のほとんどは私には分からないが、自分で調べれば、若い人には役に立つこともあるだろう。もっとも、アメリカと日本では国情がだいぶ違う。
アメリカで起こったことは10年後に日本でも起こる、と言われた時代もあったが、たとえばセラピストのような職業は日本では成り立たないような気がする。そもそも、ああいう商売がアメリカで成り立っていること自体が私には理解し難いのだ。だいたい、テレビドラマに描かれるセラピストの治療場面を見ても、患者の不平不満や愚痴を聞くだけで金を貰っている商売だ、としか思えない。おそらくアメリカ社会の中ではセラピストにかかること自体がファッションであり、ステータスシンボルの一つとして成り立っているのだろう。もちろん、セラピストにかかるのは高い給与を貰っている連中だけに許された贅沢だ。日本のように、大半が貧乏人という社会ではどうなのだろうか。まあ、戦略次第では可能性があるかもしれないし、世間のほとんどの人間がキチガイという社会(311以降の社会状況を見ていれば、そうとしか言えないだろう。)では潜在的需要自体は大いにあるとは言える。
べつに、下のリストは読まなくても、
機械化や海外移転*1が困難(不可能)な対人サービスは残る
という基準で判断すれば、日本の仕事の中で何が残るかは自分で分かるだろう。
たとえば、自動車自体は海外生産されるが、自動車を操縦する人間は、日本の運転免許を取らねばならないから、まだまだ日本人の需要があるわけだ。それが特殊自動車になればなおさらだ。
これからは、頭脳労働(詐欺師とかね)ではなく、肉体労働の時代ですよ。若者よ、体を鍛えておけ。まあ、「頭を使う人間は人を使い、体を使う人間は人に使われる」というところが難点ではあるのだが、社会の最上層にいないかぎり、人に頭を下げるのは結局はどの仕事でも同じことだ。
(以下引用)
2014-04-08
コンピュータ化時代の職業選択
【ドローン革命と「第四惑星の悪夢」】では、コンピュータが人間の仕事を奪う状況について見ましたが、その関連として、仕事がコンピュータ化される確率を推計した論文を紹介します。
•The Future of Employment: How susceptible are jobs to computerisation? (Oxford Martin School, University of Oxford)
アメリカの雇用の47%に、コンピュータに取って代わられるリスクがあると推計されています。特にリスクが高いのが、運輸・物流、事務・管理の補助業務、生産の分野だということです。下は、椅子取りゲームに勝ち残るアドバイスです。
For workers to win the race, however, they will have to acquire creative and social skills.
機械化や海外移転*1が困難(不可能)な対人サービスは残るので、いわゆる「コミュニケーション力」の重要性がますます高まるということでしょうか。「内向的な男」には辛いことになりそうです。
•非婚化・少子化とローリスク・ローリターン志向
•先進国を立ち枯れさせる「若者が成長できない症候群」
•「無敵の人」が増加する脅威
APPENDIXから、コンピュータ化されにくい低確率グループと、されやすい高確率グループを引用します。これからも長く働かなければならない人の、職業選択の参考になるかもしれません。
低確率12職種:ヘルスケア関連職が目立ちます。
•0.0028 Recreational Therapists
•0.003 First-Line Supervisors of Mechanics, Installers, and Repairers
•0.003 Emergency Management Directors
•0.0031 Mental Health and Substance Abuse Social Workers
•0.0033 Audiologists
•0.0035 Occupational Therapists
•0.0035 Orthotists and Prosthetists
•0.0035 Healthcare Social Workers
•0.0036 Oral and Maxillofacial Surgeons
•0.0036 First-Line Supervisors of Fire Fighting and Prevention Workers
•0.0039 Dietitians and Nutritionists
•0.0039 Lodging Managers
高確率12職種 :数字やデータを扱う仕事が目立ちます。
•0.99 Data Entry Keyers
•0.99 Library Technicians
•0.99 New Accounts Clerks
•0.99 Photographic Process Workers and Processing Machine Operators
•0.99 Tax Preparers
•0.99 Cargo and Freight Agents
•0.99 Watch Repairers
•0.99 Insurance Underwriters
•0.99 Mathematical Technicians
•0.99 Sewers, Hand
•0.99 Title Examiners, Abstractors, and Searchers
•0.99 Telemarketers
ちなみに、economistsは0.43で282位でした。
英語で書かれた職業のほとんどは私には分からないが、自分で調べれば、若い人には役に立つこともあるだろう。もっとも、アメリカと日本では国情がだいぶ違う。
アメリカで起こったことは10年後に日本でも起こる、と言われた時代もあったが、たとえばセラピストのような職業は日本では成り立たないような気がする。そもそも、ああいう商売がアメリカで成り立っていること自体が私には理解し難いのだ。だいたい、テレビドラマに描かれるセラピストの治療場面を見ても、患者の不平不満や愚痴を聞くだけで金を貰っている商売だ、としか思えない。おそらくアメリカ社会の中ではセラピストにかかること自体がファッションであり、ステータスシンボルの一つとして成り立っているのだろう。もちろん、セラピストにかかるのは高い給与を貰っている連中だけに許された贅沢だ。日本のように、大半が貧乏人という社会ではどうなのだろうか。まあ、戦略次第では可能性があるかもしれないし、世間のほとんどの人間がキチガイという社会(311以降の社会状況を見ていれば、そうとしか言えないだろう。)では潜在的需要自体は大いにあるとは言える。
べつに、下のリストは読まなくても、
機械化や海外移転*1が困難(不可能)な対人サービスは残る
という基準で判断すれば、日本の仕事の中で何が残るかは自分で分かるだろう。
たとえば、自動車自体は海外生産されるが、自動車を操縦する人間は、日本の運転免許を取らねばならないから、まだまだ日本人の需要があるわけだ。それが特殊自動車になればなおさらだ。
これからは、頭脳労働(詐欺師とかね)ではなく、肉体労働の時代ですよ。若者よ、体を鍛えておけ。まあ、「頭を使う人間は人を使い、体を使う人間は人に使われる」というところが難点ではあるのだが、社会の最上層にいないかぎり、人に頭を下げるのは結局はどの仕事でも同じことだ。
(以下引用)
2014-04-08
コンピュータ化時代の職業選択
【ドローン革命と「第四惑星の悪夢」】では、コンピュータが人間の仕事を奪う状況について見ましたが、その関連として、仕事がコンピュータ化される確率を推計した論文を紹介します。
•The Future of Employment: How susceptible are jobs to computerisation? (Oxford Martin School, University of Oxford)
アメリカの雇用の47%に、コンピュータに取って代わられるリスクがあると推計されています。特にリスクが高いのが、運輸・物流、事務・管理の補助業務、生産の分野だということです。下は、椅子取りゲームに勝ち残るアドバイスです。
For workers to win the race, however, they will have to acquire creative and social skills.
機械化や海外移転*1が困難(不可能)な対人サービスは残るので、いわゆる「コミュニケーション力」の重要性がますます高まるということでしょうか。「内向的な男」には辛いことになりそうです。
•非婚化・少子化とローリスク・ローリターン志向
•先進国を立ち枯れさせる「若者が成長できない症候群」
•「無敵の人」が増加する脅威
APPENDIXから、コンピュータ化されにくい低確率グループと、されやすい高確率グループを引用します。これからも長く働かなければならない人の、職業選択の参考になるかもしれません。
低確率12職種:ヘルスケア関連職が目立ちます。
•0.0028 Recreational Therapists
•0.003 First-Line Supervisors of Mechanics, Installers, and Repairers
•0.003 Emergency Management Directors
•0.0031 Mental Health and Substance Abuse Social Workers
•0.0033 Audiologists
•0.0035 Occupational Therapists
•0.0035 Orthotists and Prosthetists
•0.0035 Healthcare Social Workers
•0.0036 Oral and Maxillofacial Surgeons
•0.0036 First-Line Supervisors of Fire Fighting and Prevention Workers
•0.0039 Dietitians and Nutritionists
•0.0039 Lodging Managers
高確率12職種 :数字やデータを扱う仕事が目立ちます。
•0.99 Data Entry Keyers
•0.99 Library Technicians
•0.99 New Accounts Clerks
•0.99 Photographic Process Workers and Processing Machine Operators
•0.99 Tax Preparers
•0.99 Cargo and Freight Agents
•0.99 Watch Repairers
•0.99 Insurance Underwriters
•0.99 Mathematical Technicians
•0.99 Sewers, Hand
•0.99 Title Examiners, Abstractors, and Searchers
•0.99 Telemarketers
ちなみに、economistsは0.43で282位でした。
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