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10年後に真相を知ってもなあ

「東海アマ」ツイッター経由で転載。
東電OL殺人事件は、被害者女性が常々売春まがいの行為をしていたとされ、興味本位でマスコミに書きたてられ、被害者遺族に取り返しのつかないダメージを与えた事件だが、実は被害者の父親が東電社員でありながら反原発思想の持ち主で、被害者OLもそうだったらしい。そのことが東電上層部に憎まれて、この事件になったのではないかと推測されている。
まあ、以上はうろ覚えで書いているので、興味を持った人はネットで調べればいい。
可哀そうなのは、このネパール人である。もしこれが冤罪なら、遠い異国で10年以上も冤罪のために刑務所に入れられていたわけである。というのも、この事件の本質が、権力による被害者殺害にあり、「犯人」は誰でもよかったから、警察も裁判所もいい加減に犯人をでっちあげたからだろう。被害者OLを殺し、その名誉に泥を塗り、その家族が二度と社会的発言ができなくなれば、それでよかったのである。その指示をしたのは誰か? それが誰であっても、その名前が表に出ることはないだろう。と言っても、当時の東電上層部の名前を調べれば誰でも分かることだろうが。

以上は、ただの推測であり、三流推理小説かアクション劇画みたいな話だが、案外と現実にそんな話はゴロゴロと転がっていたりするのではないか? 我々の知らないところで起こった、我々とは無関係な人々の身の上だから、我々は気がつかないだけで。
我々はマスコミ報道された部分だけを見て、ただのビッチ(尻軽女)が、火遊びが過ぎて殺されたのね、と思うわけだ。そうして名誉を剝脱されて殺された人間はどれくらいいるだろうか。これはCIAお得意のやりかたで、マスコミもそれに協力するのだが、その日本版だろう。
で、時々、ずいぶん後になってから、あの事件は間違いでした、ということになるのだが、その時には、すでに権力の目的は達成されており、今更被害者側が名誉回復しても意味がない、ということになる。


(以下引用)


東電OL事件、再審の可能性…別人DNA検出




. 東京都渋谷区で1997年に起きた東京電力女性社員殺害事件で、強盗殺人罪により無期懲役が確定したネパール国籍の元飲食店員ゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者(44)が裁判のやり直しを求めた再審請求審で、東京高検が、被害者の体から採取された精液などのDNA鑑定を行った結果、精液は同受刑者以外の男性のもので、そのDNA型が殺害現場に残された体毛と一致したことがわかった。


 「(マイナリ受刑者以外の)第三者が被害者と現場の部屋に入ったとは考えがたい」とした確定判決に誤りがあった可能性を示す新たな事実で、再審開始の公算が出てきた。

 この事件でマイナリ受刑者は捜査段階から一貫して犯行を否認。同受刑者が犯人であることを直接示す証拠はなく、検察側は状況証拠を積み上げて起訴した。

 2000年4月の1審・東京地裁判決は「被害者が第三者と現場にいた可能性も否定できない」として無罪としたが、同年12月の2審・東京高裁判決は逆転有罪とし、最高裁で03年11月に確定した。

 マイナリ受刑者は05年3月、東京高裁に再審を請求した。

 同高裁は今年1月、弁護側からの要請を受け、現場から採取された物証についてDNA鑑定の実施を検討するよう検察側に求めた。これを受け、東京高検が精液などのDNA鑑定を専門家に依頼していた。

(2011年7月21日03時01分 読売新聞)

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