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計画停電の愚

今日は、「株式日記と経済展望」のTORA氏が、「小泉の波立ち」の記事を引用して計画停電を批判している。その批判はもっともな話で、電力使用の42%が製造業、28%が業務用、27%が家庭用、3%がその他である。つまり、製造業がしばらく操業中止をすれば、電力危機は容易に回避されるのである。はっきり言って、製造業の仕事は、生命に直結してはいない。納期に遅れると取引先から文句を言われるから、こういう大災害の時でもあえて操業しているだけだ。それについては政府が納期遅れの損害賠償を免責する時限立法をすれば、操業中止はできるだろう。今は、緊急に必要なところに電力を使用させねばならないのである。もっとも、この計画停電は実は不要で、「だから原子力発電は必要なのだ」と国民に刷り込むための東電の恐喝だという意見もある。


(以下引用)


東京でも、電力量が不足して今日から計画停電が実施されますが、たとえ3時間程度でも停電させることは多くの問題を生ずるだろう。東京電力の発電容量は三千万キロワットだそうですが、それをオーバーしないように調整する必要があります。しかし、家庭用電力は全体の四分の一程度であり後は業務用電力や製造工場が使う電力だ。

にも拘らず、大きな影響が出る家庭用電力や輸送用電力などまで停電させることは非常に大きな弊害が出る。交通が遮断されると都市としての機能が失われて、公共施設に問題が生じてしまう。特に病院などの停電は命にかかわりますが、医師や看護師が通勤できなければ治療も出来なくなる。それよりも特定の製造工場を休止させるべきであり、それだけでも三千万キロワット以下にすることが出来るはずだ。

大型のビルなども非常に多くの電力を消費しますが、冷暖房の空調を止めるだけでも大きな節電になります。しかしコンピューターなどの電気は止めるわけには行かない。通信や電算業務などを止めるわけには行かないからだ。学校なども休校にして春休みを前倒しで実施すべきだろう。後は卒業式がある程度だからだ。不要不急の娯楽施設も休業させてネオンサインなども消させれば生活には影響がない。

今日は朝から電車などが止まってしまって、自家用車で通勤する人が多くなり交通が混乱しています。むしろ電車は全部動かして自動車の通行を規制すべきだろう。日ごろは沢山走っているはずのタクシーが消えてしまったのはなぜなのだろうか? バスも渋滞に巻き込まれてしまうと機能しなくなってしまう。

東北地方では被災を免れても、交通が止まってしまっているから、停電と電話不通とガソリン不足が深刻になっています。被災地では水と食料と足りないものだらけですが、ガソリンを求めて車が渋滞しているために救援用の車も渋滞に巻き込まれている。停電しているからガソリンスタンドも営業が出来ないようだ。とにかく電気がなければ全てが止まってしまう。計画停電はやめて工場の操業を止めさせるべきだろう。

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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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