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福島の状況

「阿修羅」記事のコメント欄から転載。
こうしたコメントから、原発被災地の状況がある程度わかる。それはテレビで伝えられているよりもはるかに危機的なものだ。


(以下引用)



29. 2011年3月15日 23:49:08: UWEyRBz46g

「どこまで逃げれば…」周辺の避難住民、不安と怒り交差

慣れない町の地図を見る、福島第1原発の避難指示区域から移動した人たち=15日午前、郡山市


 かつてない重大な危機を迎えた。福島第1原発2号機で15日、最後のとりでの原子炉格納容器が損傷し、放射性物質が漏れだした。周囲の放射線量数値は一気に上がり、新たに30キロ圏内で屋内退避が指示された。「冷静に行動を」。菅直人首相は呼び掛けるが、東京電力からの情報は乏しい。「怖い」「国は何をしている」。交差する怒りと不安。「逃げるにも車の燃料がない」。住民の一人はあきらめの言葉を口にした。
 原子炉格納容器の中で何が起きているのか。放射性物質が広範囲に漏れたとみられる福島第1原発。「国は何をしているんだ」「どこまで逃げればいいのか…」。新たな屋内退避の指示も出た15日、周辺住民は20キロ圏外の避難先で不安と怒りをあらわにした。

 福島市に近い川俣町。5千人以上が避難してきている。新たな指示を受けて「最悪の状況も考え」(職員)11カ所の避難所に屋内退避を指示した。町対策本部の佐藤光正さんは「さらに遠くに避難させようにも難しい。とにかくガソリンがない。それに全住民にどうやって連絡するのか」と途方に暮れた。

 第1原発から西に30キロ離れた田村市にある常葉体育館。大熊町から避難した男性(51)は「大変なことが起きたとしか言いようがない。古里に戻りたいのはやまやまだが、先が見えない」と声を震わせた。

 常葉体育館には約600人が避難。数十人がテレビにくぎ付けとなった。男性は「1年たとうが、3年たとうが、生まれ育った場所に戻りたいというのはみんな同じ気持ち。その気持ちをなくしてしまったらどうにもならない」と語った。

 別の体育館では「国の対応は後手後手だ。不安を通り越して、あきらめの気持ち」と避難している50代の男性が声を震わせた。

 田村市のさらに西にある磐梯熱海温泉。旅館に避難した男性は家族と親戚の計13人で車4台に分乗して逃げてきたが「ガソリンがなく、身動きが取れない」という。温泉の駐車場では女性が「車でペットと一緒に逃げてきたが、宿泊施設が営業していなかった。冷えるが、今夜は野宿するしかない」と憔悴(しょうすい)した表情。

 約300人が避難する相馬市の避難所「スポーツアリーナそうま」の男性は「逃げる時に乗ってきた車はたくさんあるが、燃料がない。疲れ果てて動けない人もいる」と話した。

 田村市のグループホーム「今泉」では、つけっぱなしのテレビの周りに入所者が集まり、食い入るように見つめた。「大変だ。これからどうなるんだろうか…」。職員は動揺する入所者を落ち着かせながら、施設からの避難を求められた場合の方法を話し合った。

 職員の渡辺紀美代さん(44)は「体が不自由な入所者をどう避難させるか。避難所の環境は大丈夫なのか。入所者の面倒を見ながら、自分も避難しなければならない」と不安そうだった。


2011年03月15日火曜日

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110315t63068.htm



30. 2011年3月15日 23:50:53: UWEyRBz46g
原発周辺 東寄りの風
 気象庁によると、福島県内の地域気象観測システム(アメダス)は東日本大震災で観測不能となった所が多く、福島第1原発近辺の正確なデータは得られていない。南約50キロのいわき市小名浜では15日午前中、3~6メートルの北北東―東北東の風が吹いた。原発周辺では日中、東寄りの風が続く見込みという。

 北約100キロにある仙台のアメダスのデータによると午前11時現在、東南東の風。小名浜から仙台の間に、観測可能なアメダスはない状態。

 原発がある福島県浜通り地方は、気圧の谷の影響で15日夜から16日未明にかけて雨か雪が降る見通し。17日にかけて冬型の気圧配置となるため、原発周辺では西寄りの風が強まるとみられる。


2011年03月15日火曜日


http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110315t63067.htm



31. 2011年3月15日 23:52:32: UWEyRBz46g

冷静な行動を 福島知事訴え
 福島第1原発2号機で放射性物質漏れの危険性が高まった15日、福島県の佐藤雄平知事は住民に冷静な対応を求めるとともに「国を挙げ、事業者は社運をかけて全力で対策を講じていただきたい」と述べた。

 福島市内の災害対策本部で午前10時すぎから開かれた会議。知事は「落ち着いて行動してほしい」と県民に呼び掛けた。

 対策本部では職員らが不安や焦り、怒りを抱えながら奔走。南相馬市出身の30代の男性職員は仕事中に足を止め「私たちのふるさとは、一体どうなっちゃうんでしょう。怒り心頭です。こんなことになるなら(原発を)引き受けなければよかったのに」とこぼした。

 首相が第1原発の半径20キロから30キロ圏内の住民に屋内退避を指示したとするテロップがテレビに流れると、職員らの視線が一斉にくぎ付けに。

 災害対策課の職員は「詳しいことは分からないが、指示に従って早急に対応したい」と話した。住民の避難を担当する班は机の上に地図を広げ、該当範囲を確認。市町村への連絡に追われた。


2011年03月15日火曜日


http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110315t63066.htm


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