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スケープゴートを作るな!

またしてもマスコミ・権力お得意のスピンである。この期に及んでも誰かをスケープゴートにして吊るし上げ、そこに話題を集中させて自らの責任をあいまいにしようという腹だ。それと同様なのが、某芸人のブログ発言がきっかけで英国新聞に日本を励ます記事が書かれたとかいうことでその芸人を英雄扱いするスピンである。どちらも下らない話である。医師が高齢者を残して避難しようが、誰に責められる? 最後まで残ってその場で死ねと誰に言える? また、英国新聞に日本激励の記事が出たところで今の日本にとって何の意味がある? マスコミの愚劣さは死んでも治らないようだし、そういうマスコミに騙される日本人が無数にいるという状況もまだまだ続きそうである。

ついでに暴言を吐かせてもらう。寝たきりの病人や認知症の老人は救助作業の最後に置くべきである。老人や病人自身、あるいはその家族もその覚悟を持つべきだ。彼らを救うために前途有為な人間が死んでいくというのは逆立ちしたやり方である。もちろん、幼児や子供は最優先で助けるべきだ。50年60年も生きてきて、このような災害時にまで、まだ生にしがみつくのは見苦しいと思うべきである。まあ、人生観は人それぞれだから、自分の命がすべてに優先するという考えの人間がいてもいいが、あの津波の時に、赤ん坊とその母親の救助を優先させるように申し出て、自らは津波に呑みこまれた人間も何人かいたということをよく考えるがよい。



(以下引用) 




高齢者残し、医師ら避難か=原発圏内の病院-福島(時事通信)
http://www.asyura2.com/09/jisin16/msg/596.html
投稿者 いいげる 日時 2011 年 3 月 17 日 23:50:27: Xn2tbFdBriSHs


高齢者残し、医師ら避難か=原発圏内の病院-福島
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011031700997&j4&rel=my

 事故が相次ぐ福島第1原発(福島県大熊町)の10キロ圏内にあり、避難指示が出た同町の双葉病院で、患者を避難させるため自衛隊が到着した際、病院内は高齢の入院患者128人だけで、医師や病院職員らがいなかったことが17日、分かった。県災害対策本部が明らかにした。
 同病院の患者のうち14人は、避難途中や避難先の県立いわき光洋高校(いわき市)で死亡した。
 対策本部によると、官邸危機管理センターは14日未明、原発の10キロ圏内に取り残された住民について「明け方までに避難させること。避難しない場合は責任を取れない」と県に指示したという。
 県は自衛隊に救助を要請。自衛隊は14~16日にかけ、バス3台を使って双葉病院から128人を搬出した。しかし、隊員が病院に到着した時点では、300人を超える患者のうち、寝たきりの高齢者らだけが取り残され、病院関係者はいなかったという。
 自衛隊は患者の被ばく状況を調査した上で、避難所に移動させた。
 県の担当者は「病院職員がいないことはあり得ない。放棄ととられても仕方がない」と批判。同病院を運営する医療法人「博文会」関係者は取材に対し、「理事長と連絡が取れず、事実関係は分からない」としている。(2011/03/17-20:52)  

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コメント
01. 2011年3月18日 00:05:05: cqRnZH2CUM
予想通り、インフラ崩壊が始まっている
まあ、これだけ政府批判や危険を煽るデマ情報が
溢れていては、責められないな

02. 一隅より 2011年3月18日 01:00:36: PnbUj1IYwR18o : EDdl3oR2Vp
>県の担当者は「病院職員がいないことはあり得ない。放棄ととられても仕方がない」と批判、ということです。
しかし、安全な家にいるだけの自分などには、何もいえない。
役に立つ技術も知識もないのが残念なばかりです。

医療関係者はじめ、自治体、消防、警察、自衛隊、電力会社、運輸の方々などなど、皆さまに感謝します。


ただ、上記の記事のなかで、
>『官邸危機管理センターは・・・「明け方までに避難させること。避難しない場合は責任を取れない」と県に指示した』

と読んで、ほとんど絶望的な気分になりました。

暖かい東京にいて、「・・・させろ。させなければ、自分たちは《責任を取れない》」というのが、人の上に立つ、国のトップにある、「官邸」とは。



03. 2011年3月18日 02:12:35: IEvZBtjwq6
14日、東京の各国大使館に伝えられたこと。
「11日の最初の爆発で、作業員が20名死んでいる。」2011 年 3 月 17 日 http://bit.ly/bl3Pd9

04. 2011年3月18日 02:50:03: OWVxv8NGOE

誤報訂正されました。
福島県の担当者は、産婦人科医が不当逮捕後に無罪になった大野病院事件の仕返しでもしたつもりだったんでしょうかね。双葉病院はその事件の舞台の一つです。


----
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110317/dst11031711330032-n1.htm

避難所で高齢者ら14人が死亡 福島県いわき市
2011.3.17 11:32

福島県立いわき光洋高校(いわき市)の避難所で、病院や介護施設から避難してきた高齢者ら入院患者14人が死亡していたことが17日、分かった。

 亡くなったのは、男性6人、女性8人。全員が要介護者だったという。

 県災害対策本部などによると、福島第1原発の20キロ圏内で避難指示が出たことを受け、14日に双葉病院(大熊町)などから128人の入院患者が、自衛隊のバスでいわき光洋高校に避難。別の病院などに移るために一時的に避難所で待機してたが、16日までに14人が亡くなった。そのうち2人はバスの移動途中で亡くなったという。

 当時、避難所には医師1人、看護師2人など医療スタッフがいたが、医療機器が最低限しかなく、畳の上に毛布を敷き、寝ていたという。ヒーターで暖はとっていた。16日までにほとんどの患者は別の病院などに移ったという。

 同校の校長は取材に対し、「とにかく異常なことが次から次へと起きている。今はまだ混乱しているしか言えない」と話している。


-----
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011031800030

「避難時に院長いた」=福島県が訂正発表

 福島県は17日夜、福島第1原発の事故で避難指示が出た双葉病院(福島県大熊町)で高齢者らが避難する際、医師や病院関係者らがいなかったと同日発表したことについて、自衛隊の救出時には院長がいたと訂正した。
 県によると、同病院は原発から10キロ圏内にあり、自衛隊が14日から15日にかけ3回に分けて高齢者を救出。院長は1回目の救出時に立ち会っていたという。
 院長は県に対し、救援を求めるため病院の外に出たが、原発で事故が相次ぎ、戻るのを断念したと説明。他の病院スタッフも途中からいなくなったという。(2011/03/18-01:18)


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