私が主張する「農業工場」もそうだが、こうした第一次産業の革命を政府が後押しすることが日本の復興だけでなく、そうした産業への就労人口の増加は受験戦争や学歴社会の改革にもつながるはずである。つまり、多くの人が幸福になる社会の実現だ。
(以下引用)
サーモンやエビの「陸上養殖」活況 外資から大手電力、ベンチャーまで続々参入
海幸ゆきのやの養殖施設の内部(左):/養殖施設で生育中のバナメイエビ(右、海幸ゆきのや提供):
陸上の水槽で魚介類を育てる「陸上養殖」に異業種や新興企業が続々と参入している。 ◇大消費地そばに“魚工場”建て直送 養殖、と聞いて筆者が思い出すのは、大学時代の研究フィールドだった真珠養殖漁場だ。海に浮かぶ養殖いかだ、照りつける太陽と潮風、周囲を囲むリアス式海岸。これが1次産業の光景か、と思いながら採水したものだった。 陸上養殖は、そうした光景とは全く異なる。建屋の中に水槽やろ過装置など、さまざまな設備が配置され、その間をパイプがつないでいる。あたかも、製造業の工場のようだ。 近年、この分野への参入の動きは一層加速した感がある。たんぱく質需要の世界的な増加が予想される状況だが、天然の魚介類を捕る既存の漁業は、環境変化や乱獲などで生産量が頭打ち。海面養殖は適地が限られる中、陸上養殖には海でなくても土地があれば生産できる点や、生育環境の制御によって安定した生産を行いやすいなどのメリットがあり、可能性のある事業として期待を集めている。 工場のようだ、と書いたが、実際に三重県津市内の工業団地で「工場」建設を計画する外資系企業も。世界各地でアトランティックサーモン養殖を計画するピュアサーモン社(アラブ首長国連邦の首都アブダビ)の日本法人であるソウルオブジャパンだ。 三重を進出先に選んだのは、大市場の東京にトラックで5~6時間、大阪・名古屋に2時間ほどで輸送できるためという。東京・大阪近郊に比べて土地代が安い点も後押しした。1年後の操業開始、2025年末の初出荷を計画。年間の生産量は1万トンを見込む。同社のエロル・エメド社長は「投資額は数百億円になる見通しだが、年1万トンのスケールメリットがあるので、回収に何十年もかかるわけではない。ぜひ私たちの魚に期待してほしい」と自信を示す。 外資系企業としては、他にもノルウェーの陸上養殖事業者であるプロキシマーシーフードが静岡県小山町に養殖場を建設中。同社と独占販売契約を結んだ丸紅の発表によると、魚種はアトランティックサーモン。24年の初出荷を予定し、27年のフル稼働時には年産約5300トンを目指すという。
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