「混沌堂主人雑記(旧題)」から転載。
自尊心について何か書こうかな、と思っていたところなので、ちょうど良い「参考文献」である。
私が考えていたのは、「闘争⇒虚勢⇒プライド」というメカニズムだったので、話の大筋は異なるが、自尊心の誕生にも幾つかの道筋はあるはずなので、自分の論がいつも「論者、論に溺れる」になりがちなことを思い出させてくれた。
ただし、自尊心はしばしば「自分を高いとして他を卑しむ」行為と結びつきやすいので、完全肯定すべきだとは思わない。まあ、毒にも薬にもなるものだろう。
自分を尊ぶと同時に他を尊ぶのが当然であり、衆目の前で誰かを叱りつけるという行為が忌むべき行為であるのは言うまでもない。それは叱られた当人を傷つけ委縮させると同時に、それを目にした人々を委縮させ従順にさせる効果があるので、日本の教育の世界では日常的に目にする悪習である。まあ、野蛮な行為だ。
ただし、これは「犯罪的行為」やそれに類する悪質な行為(子供のいたずらにもその種のものはある)を衆目の前で叱ることを否定するものではない。日本の学校では子供の「単なる失敗」や「偶然的な過失」「能力の無さから来る不可避的な失敗」まで衆目の前で叱るという野蛮行為が日常的にある、ということである。
(以下引用)
自尊心について何か書こうかな、と思っていたところなので、ちょうど良い「参考文献」である。
私が考えていたのは、「闘争⇒虚勢⇒プライド」というメカニズムだったので、話の大筋は異なるが、自尊心の誕生にも幾つかの道筋はあるはずなので、自分の論がいつも「論者、論に溺れる」になりがちなことを思い出させてくれた。
ただし、自尊心はしばしば「自分を高いとして他を卑しむ」行為と結びつきやすいので、完全肯定すべきだとは思わない。まあ、毒にも薬にもなるものだろう。
自分を尊ぶと同時に他を尊ぶのが当然であり、衆目の前で誰かを叱りつけるという行為が忌むべき行為であるのは言うまでもない。それは叱られた当人を傷つけ委縮させると同時に、それを目にした人々を委縮させ従順にさせる効果があるので、日本の教育の世界では日常的に目にする悪習である。まあ、野蛮な行為だ。
ただし、これは「犯罪的行為」やそれに類する悪質な行為(子供のいたずらにもその種のものはある)を衆目の前で叱ることを否定するものではない。日本の学校では子供の「単なる失敗」や「偶然的な過失」「能力の無さから来る不可避的な失敗」まで衆目の前で叱るという野蛮行為が日常的にある、ということである。
(以下引用)
おなじく より
上記文抜粋
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たまたま、本日見かけたネット記事に下記のようなものがありました。
これも、社会が持つ「教育」機能と言えるでしょう。中国人が一見「自信満々」に見えてしまう理由の一端でもあります。
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抜粋終わり
上記文抜粋
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中国ではありえない!?日本でまだ「当たり前」に行なわれていること
国が違えば文化も異なるのは当たり前のこと。海外では「良し」とされていることのなかには、日本では「やってはいけないこと」であったり、その逆も然り。
それは日本から距離的に近い国であっても、例外ではありません。例えば、中国では人前で「あること」をするのは絶対にダメなのだとか。そこで今回は実際に中国出身の方に話を聞き、日本とは違う中国の当たり前について教えてもらいました。
中国では「人前で叱る」のは絶対にダメ!
学校や会社などで、何か問題のあることをしてしまったり、ミスをしてしまったりしたとしましょう。その際、注意されるときもあるはず。
例えば、学生時代に授業に遅刻してしまったら、先生から遅れたことに対して注意されますよね。ときには叱られることもあるかもしれません。
筆者も小学生のとき、宿題を忘れて担任の先生に怒られたことがありました。クラスメイトの前で叱られたので、少し恥ずかしかったことを覚えています。
しかし中国では、人前で叱ることはやってはいけない行為のひとつとされているのだとか。
「中国では、会社内などで人が見ている場所で叱責することは絶対にやってはいけません。日本と違いメンツを非常に大切にしており、人前で怒ることはそのメンツを潰すことになるためです」(中国出身)
「日本の会社に入った時、上司が人前で部下を叱っているシーンを見てびっくりしました。中国では人前で叱ってはいけないので。人前で叱ることはまずないですね…」(中国出身)
「人前で叱ることはタブーです。もし叱責された場合は抗議しますし、感情的にみんなの前で怒ることはありえない行為のひとつです」(中国出身)
日本でもハラスメントの観点も含めて、相手の自尊心を傷つける恐れがあるため、人前で叱ることはよくないとされています。何か問題等が発生した際は、その場合によって個別の指導を行うなど、適切な方法が求められています。
とはいえ、日本ではまだ改善されているとはいえず、来日した際に飲食店など客前でスタッフを叱る人を目撃してショックを受けた中国出身者も多いようです。
ちなみに中国だけでなく、アジア圏のいくつかの地域でも同じように人前での叱責はやってはいけない行為のひとつ。理由は中国と同じく、その人のメンツを潰してしまう可能性があるため。もちろんハラスメントの観点からもタブーとされていますが、メンツを大事にする国だからこそのNG行為なのかもしれませんね。
このように距離的に近く、同じアジア圏でも「当たり前」は異なります。ほかにも私たち日本人が知らない文化はたくさん隠されているはず。
そして文化を知ることで、理解が深まり、新しい視点も得ることができます。これからも知られざる文化を探していきたいですね。
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抜粋終わり
>会社内などで人が見ている場所で叱責することは絶対にやってはいけません。日本と違いメンツを非常に大切にしており、人前で怒ることはそのメンツを潰すことになるためです
もっと形を変えて言えば、「恥さらしを意図的にさせる。意図的に人を辱める」てことが、禁忌ということ。
これはちょうど「いじめ」でよく行われていること。
なので、禁忌なのはわかる。三国志の猛将の夏侯惇は自分の儒学の師匠を馬鹿にされたので、侮辱した人を殺したぞ。
本に溺れたい より上記文抜粋
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他のMLにて、下記の情報をご教示頂きました。
中華人民共和国憲法第38条
中華人民共和国公民の人格の尊厳は、侵されない。
いかなる方法にせよ、公民を侮辱、誹謗または誣告陥害
することは、これを禁止する。
中国人においては、「面子」は Human Dignity の基本中の基本であり、人倫の原理なのかもしれません。
かつての「文革」での三角帽子を被らせての吊し上げ、はその原則を公然と踏みにじった空前の暴挙だったため、そういったことへの公法的安全装置の意味もあるような気もします。
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抜粋終わり
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