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沖縄の政治と中央の政治

私がしばしば政府批判の記事を書くのは、今の自公維政権が「反国民」政権だからであって、私自身は野党支持者ではない。単に、政府批判の意味で、選挙の時には野党に投票するだけである。
ここでは、中央の政治の話ではなく、沖縄県の政治の話をするが、私は沖縄の「革新政党」というものにうんざりしているが、選挙では票を入れる。
何にうんざりしているかと言うと、彼らの選挙スローガンは「反基地」一点張りだからだ。それは「日本の米国への従属」批判という意味では大事だが、県民にとって本当に大事なのは毎日の生活とその向上の有無なのである。そういう「経済面の政策」がほとんどゼロなのが沖縄の野党なのである。
中央政府に経済的に依存(システムとしてそう作られている)しながら、選挙では反基地(=反政府)のスローガンを叫ぶだけ、というのでは、「自分の生活は捨ててでも、平和主義の理想に殉じる」という高邁な精神の持ち主しか投票しないだろうし、しかもそれが沖縄では過半数を占めるという、ある意味驚異的な状況が続いているのである。だが、野党はその支持者の「無私性」にあぐらをかいていないか。なぜ、沖縄の独自性に根差した魅力的な経済政策を打ち出せないのか。いつまで観光産業依存の経済を続けるのか。観光産業の土台の脆弱性は、新コロでのロックダウン時の悲惨な経済状況でよく分かったはずだ。
しかし、戦争にのめりこむ政府と、今や沖縄を闊歩している自衛隊の姿を見れば、やはり「戦争反対」こそが一番大事だ、と思わざるを得ない。つまり、沖縄県民は「経済か平和か」のジレンマの中に閉じ込められているのである。これは中央の都市住民にはまったく理解できないことだろう。東京でマネーゲームをして優雅な生活をしている連中がテレビや新聞で与党押しの番組や紙面を見て、野党をネットで馬鹿にしているうちに、日本はどんどん戦争へ傾斜していくのである。(まあ、その「野党」もあてにならないのだが、それでも与党に国会で過半数を取らせなければ政治は動くのである。)

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HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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