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東北太平洋沿岸の全放棄

「竹熊メモ」から転載。
大前研一は原発推進派だと思うが、津波対策についてのこの意見は大胆な提言であり、正しい考えだと思う。要するに、津波には対策は無いということだ。いつ来るか分からない津波のために低地を永遠に遊休地にしておくことは経済至上主義者には不合理そのものと思われるだろうが、そういう「確率的安全性」のために今回の大惨事は起こったのである。
わずかな家屋や土地所有権も含め、津波の起こった土地の利権を持っている人間には辛いことだが、土地放棄しかあるまい。もちろん土地放棄に際して、ある程度の政府による保証があるべきだが、津波災害を受けた土地は、もともと人間が生活してはいけない場所だったのだ。
リアス海岸的な地形を改良して津波被害を低下させることも考えられるが、焼け石に水的な手段にしかならないだろう。


(以下引用)



このビデオは必見。QT @egawauemon: 大前研一が「津波が襲った地域は復興してはいけない」と言っている。…実は明治29年と昭和8年に大津波を経験した被災地の祖先も、全く同じことを言っていた。「ここより下に家を建てるな」 http://t.co/0Jo3dUe


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