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岸田総理を私がなぜ評価するか

以下は、岸田総理の支持率がどんどん高くなっている、というニュースを見ての感想だ。

私は別に岸田総理のファンでもないし、全面的にその政策を支持する者でもないが、かなり高い評価はしている。それは、岸田が「まともな人間」だと私は判断しているからだ。それは「まともに議論ができる人間だ」ということであり、「判断が比較的まともだ」ということだ。世間の馬鹿「評論家」(素人含む)は、自分は安全な立場からお気楽に「政治」を論評するのが常だが、政治家という仕事は気楽なものではない。プーチンや習近平ですら、DSと戦うことはできないだろう。トランプは、DSの存在をはっきり口に出しただけでも私は高く評価するが、結局「DSとの戦い」はしていない。
で、岸田総理の「功績」は、実は政策ではなく、「まともな議論が可能な政治に戻した」ところにあると私は思っている。小泉以降の自民党政治は、安倍総理から特に顕著だが、「言葉や論理がまったく無視されていた」のである。国会での討論が空無化し、政権幹部が野党の質問にまったくまともに答えない。それがマスコミで批判もされなかったわけだ。これで議会政治が可能だろうか。議会に存在意義があっただろうか。まあ、国民が本当に安倍自民党を支持していたなら、それは国民の自業自得であり、私はほとんど日本という国に絶望していたのである。
だが、岸田総理になって、「日本語が通用する国会」になった。それが岸田の最大の功績である。政策の細部の可否など些事である。それぞれの派閥や集団や個人にそれぞれに異見があるものだ。すべての人に賛成される政策など不可能だろう。つまり「政治は批判されて当たり前」なのであり、「批判しても批判が無効な政治」が最悪なのである。

満場一致とは「大政翼賛会」政治であり、「宗教集会」である。

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