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官僚政治は打破できるが……

「増田俊男の時事直言」から一部転載。
「徽宗皇帝のブログ」で予告した「主権在官」を変える手段がこれである。アメリカで実際にやっているのだから、日本で同じようにできないはずはない。ではそれでアメリカの政治はうまく行っているかと言えば、もちろん違う。なぜなら、資本は「二大政党」の両方に資金提供を行って政治家を支配するからだ。したがって、「官僚政治」を打破してもそれだけでは何の改善にもならない。資本による政治支配を無効にする方策が考えられねばならないのである。それは官僚政治打破と同時に新しい政治システムとして導入されねばならないだろう。


(以下引用)


我々は行動する前に、日本を機能する国家体制に変えなくては総ての努力も試みも効果を発揮することが出来ません。アメリカは永田町(日本の政治)と霞ヶ関(官僚)の関係はホワイトハウス・議会(政治)とExecutive(エクゼクティブ=官僚)の関係と正反対であることを知っています。アメリカでは政治家が国家の実権を握っていて官僚は政治家の使用人でしかないのです。エクゼクティブとは「仕事屋」の意味です。政策はシンクタンク等「頭脳集団」がアドバイスし、決まった政策を官僚に実行させます。官僚は常に監視され問題によっては民間より重い刑事罰が適用されます。大臣は使い勝手のいい官僚が必要ですから大臣が変わると数百人の幹部官僚と役人が代わります。日本には総合的頭脳判断無しに官僚機構が勝手に動くので国益無視、省益優先になってしまいます。
日本の急務は公務員法を改正して刑事罰制度の導入や徹底した官僚統制でしょう。

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