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奴隷としての生き方、奴隷としての精神

「神州の泉」に、いい言葉が引用されていたので、孫引き転載しておく。(脱字と思われる部分を1字補ってある。)
下村治が言うように、日本国民1億2千万人の雇用を確保し、所得水準を上げ、生活の安定を享受できるようにするのが政府のやるべき仕事のはずだ。ところが、今の安倍政権は
「雇用を破壊し」
「所得水準を下げ」
「生活を不安定にさせる」
ことに邁進し、驀進し、暴走しているキチガイ政権である。にもかかわらず、国民はそれを阿呆のようにただボウッと眺めている。
まあ、それも当然であり、国会で自民公明が過半数を占めている以上は、国会決議は自民公明の思いのままだし、国民には、今となっては革命かテロ以外にこの状況を変える方法は無い。それが代議制民主主義の限界である。と言っても、革命やテロでわが身を棄てるのはいいとしても、家族のことを思えばそれもできない、というのがまず普通の人間だろう。私も同じようなもので、ブログでぶつぶつ文句を言うだけで終わり、である。
まあ、奴隷は奴隷であり、奴隷として生かされているだけで満足しなければなるまい。少なくとも、精神の中だけは、奴隷でいなくても済む、というのが最大の幸福というものだ。そして、いざとなれば奴隷でも解放の戦いのために立ち上がることもあるものだ。


「なぜ おぬしは逃げるのだ!? 大人しく奴隷になれば食うには困らぬぞ!」
「うるさい!」
「す 少なくともルシタニアよりは良い暮らしができるであろう……」

(荒川弘×田中芳樹「アルスラーン戦記 1」より)



(以下引用)


本当の意味での国民経済とは何であろうか。それは日本で言うと、この日本列島で生活している1億2千万人が、どうやって食べ、どうやって生きていくかという問題である。この1億2千万人は日本列島で生活するという運命から逃れることはできない。


中には外国に脱出する者があっても、それは例外的である。全員がこの四つの島で生涯をすごす運命にある。


その1億2千万人が、どうやって雇用を確保し、所得水準を上げ、生活の安定を享受するか、これが国民経済である。


 ――下村治「日本は悪くない 悪いのはアメリカだ」(文藝春秋)P95より――



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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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